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更新日:2025年10月30日 英文法

「方位・方角」の英語をマスター!もう迷わない東西南北の覚え方や一覧をご紹介

方位を英語で表そうとする時、「east」と「west」のどっちが東でどっちが西か迷うことはありませんか?

また、「方位」や「方位磁針」「方向音痴」は英語でどう表現するのか気になる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、方位に関する英語表現をテーマに、次のことを詳しく解説します。

  • 「方位」と「4方位・8方位・16方位」の英語表現
  • 東西南北~16方位の英語一覧
  • 英語の東西南北の覚え方
  • 形容詞「northern…」と「north…」の違い
  • 「north・south」を使ったイディオム・スラング

基本的な東西南北の英語表現から、方位に関するイディオムといった発展的な内容まで、この記事を読んで方位・方角の英語に強くなりましょう。

「方位」を意味する英語表現

結論からお伝えすると、「方位」は英語で「direction」と言います。

似た表現である「方向、方角」の意味も含まれます。

発音はカタカナで表記すると「ディレクション(アメリカ英語)」または「ダイレクション(イギリス英語)」です。

方位・方角の付く表現を挙げると、「方位磁石」の英語はカタカナでの言い方と同じ「compass(コンパス)」です。

「方向音痴」は下記例文のように「a poor sense of direction」を使って表現します。

例文:
She has a poor sense of direction and gets lost easily.

(彼女は方向音痴で、すぐに道に迷ってしまいます。)

「4方位」を意味する英語表現

東西南北という基本の「4方位」は英語で「cardinal directions」または「cardinal points」と言います。

「cardinal(カーディナル)」は聞き慣れない単語かもしれませんが、「基本的な、主要な」という意味の単語です。

例文:
Elementary school students learn the cardinal directions in social studies.

(小学生は社会科の授業で基本方位を学習します。)

「8方位」や「16方位」を意味する英語表現

東西南北は、さらに細かく北東・北西・南東・南西に分けることができます。

この4つの方位「北東・北西・南東・南西」をまとめて、英語では「ordinal directions」または「intercardinal directions」と言います。

「ordinal(オーディナル)」は「順序を示す」という意味で、基本方位の間に位置する順序的な方角というニュアンスで使われています。

一方、「intercardinal directions」は「cardinal」に接頭辞「inter-(…の間)」が付いた語で、同様に4つの中間方位を指します。

さらに細かい北北東・南南西などの中間方位は「secondary intercardinal directions」と言います。

基本の4方位以外の中間方位をまとめて「intermediate direction」と呼ぶこともあります。

「intermediate(インターミディエート)」は「中間の」という意味の英単語です。

方位の英語表記一覧

ここからは、4方位から16方位の英語を一覧形式でご紹介します。

覚えやすいように、一覧は北から時計回りに表記しています。

東西南北(4方位)の英語

方位名

英語表記

省略表記

カタカナ読み

north

N

ノース

east

E

イースト

south

S

サウス

西

west

W

ウエスト

日本語では4方位をひとまとめに「東西南北」と言いますが、英語での言い方は「north, east, south and west」です。

時計回りの順番で表すので、併せて覚えておきましょう。

例文:
The East Exit of Shinjuku Station is over there.
(新宿駅の東口出口はあちらです。)

The north wind is quite strong today. I’d better grab a jacket.
(今日は北風がかなり強いね。ジャケットを持ってきたほうがいいかも。)

北東・南東・南西・北西(8方位)の英語

北東や南東といった中間方位は、英語で表現する際も日本語の語順と同じように表記するだけなので、難しくありません。

基本の4方位を2つ組み合わせて、1語で表現します。

方位名

英語表記

省略表記

北東

northeast

NE

南東

southeast

SE

南西

southwest

SW

北西

northwest

NW

例文:
He lives in the southwest part of the city with his parents.

(彼は両親と一緒に市の南西部に住んでいます。)

北北東・東北東・東南東など(16方位)の英語

南南東や北北西といった中間方位の英語も、日本語と語順は同じです。

ただし、「北・北東」のように8方位を基準に区切るので、最初の方位のあとにハイフンを付けます。

方位名

英語表記

省略表記

北北東

north-northeast

NNE

東北東

east-northeast

ENE

東南東

east-southeast

ESE

南南東

south-southeast

SSE

南南西

south-southwest

SSW

西南西

west-southwest

WSW

西北西

west-northwest

WNW

北北西

north-northwest

NNW

例文:
This year’s lucky direction (Eho) is west-southwest.

(今年の恵方は西南西です。)

英語で「東西南北」の簡単な覚え方

東西南北を指す英語が混乱して分からなくなることは、誰しも経験があるのではないでしょうか。

英語には簡単に覚えるための語呂合わせがあります。

それが

Never Eat Soggy Waffles.
(べとべとのワッフルは食べるな。)

です。

頭文字を追うと「N(北)⇒ E(東)⇒ S(南)⇒ W(西)」で、方位を時計回りで覚えられるようになっています。

さらに、東と西を区別するためのちょっとしたコツもあります。

地図上で北を上とした時、左に位置する「西(West)」と右に位置する「東(East)」の頭文字を繋げて読むと「私たち(WE)」という単語になります。

これらの覚え方を活用すれば、混乱することも少なくなるでしょう。

northern・eastern・ southern・westernとnorth・east・ south・westの違い

「north・east・ south・west」は名詞のイメージがありますが、形容詞として使うこともできます。

さらに、語尾に「-ern」を付けた「northern・eastern・ southern・western」も形容詞として使われる単語です。

両者をどう使い分けたらいいか悩む方に向けて、違いと使い分けをここで確認しておきましょう。

「north・east・ south・west」は地名として定着している特定の場所・方向や政治上の区分がはっきりしている場合に使います。

地図上ではっきり国境が引かれている「North Korea(北朝鮮)」「South Korea(韓国)」がいい例です。

例文:
I’m going to take a trip to the West Coast of the United States this summer.

(今年の夏、アメリカ西海岸へ旅行に行くつもりです。)

「northern・eastern・ southern・western」はより広い地域や区分がはっきりしていない場合に使います。

例えば、「eastern Japan(東日本)」「western Japan(西日本)」や「northern Europe(北ヨーロッパ、北欧)」などが挙げられます。

例文:
Western Japan includes cities like Kyoto, Osaka, and Fukuoka.

(西日本は京都、大阪、福岡などの都市が含まれます。)

方位に関するイディオム・スラング2選

ここからはビジネスや英会話で出てくる方位に関する英語表現を2つ厳選してご紹介します。

1. true north(真北、揺るぎない指針)

「真北」を意味する英語に「true north」があります。

「due(正確に)」を使って「due north」と表現されることもあります。

コンパスの針が常に北を指すことから、比喩的に「揺るぎない指針や信念」という意味を表すこともあり、ビジネスシーンで使われます。

迷った時に進むべき方向をガイドしてくれる役割が「true north」のニュアンスです。

例文:
Our company’s true north is to supply sustainable products.

(当社の揺るぎない指針は、持続可能な製品を提供することである。)

2. go south(悪化する、低下する)

「go south」は「南に行く」という文字どおりの意味の他に、「悪化する」という意味のスラングがあります。

金融・経済から人間関係の悪化まで、様々な場面の日常会話で使われます。

例文:
I was planning to start a business, but the economy went south.

(事業を始める予定だったが、景気が悪化した。)

まとめ

「direction」や「north・east・ south・west」などの基本表現から、「true north」や「go south 」といったビジネスや英会話で使える応用フレーズまで幅広くご紹介しました。

北風・西日本・東口など、方位が含まれる単語は身近に多く含まれているので、覚えておくと非常に便利です。

この記事で紹介した方位に関する実用的な表現や例文を、実際の会話や道案内の場面でぜひ活用してみてください。

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