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更新日:2025年10月30日 英文法

「Sup」ってどういう意味?英語での使われ方を解説します!

英語で「sup」という単語を目にしたことはあるでしょうか?

初めて見たという方も多いのではないかと思いますが、この単語には色々な使われ方があり、覚えておけば会話の幅を広げることにもつながります。

今回は、色々な意味を持つ単語「sup」について解説していきます。

英語での「sup」の意味

まず、この単語はイギリス英語において「食事をする」という意味で使われます。

参考:Cambridge Dictionary

また、Meriam Websterによると、飲食、特に少量を飲んだり食べたりする時に使うという記述があります。

ただ、アメリカ英語、イギリス英語両方において、「sup」は古典英語と解釈されているため、「sup」を食事の意味で会話中使うことはほぼありません。

イギリス英語については、「ちょっと一杯(飲んできます)」という意味で、口語として残っていますが、アメリカ英語では使わない類の表現です。

例文:
She’s gone out for a sup.
(彼女はちょっと一杯飲みに行ったよ。)

They supped together at the inn.
(彼らは宿屋で一緒に夕食をとった。)

Do you fancy a sup of tea?
(ちょっとお茶しません?)

食事関係の「Sup」に近い表現

「Sup」は英語としては少し古い表現という話をしましたが、これらに近い語源で、食事関係の単語がいくつか存在します。

Sip

これは、少量を飲む、という意味の単語で、ルーツは「sup」と同じ、印欧祖語の「seup (すする、吸い込む)」から来ています。

例えば、Sip of water. のような使い方をします。

例文:
Please have a sip of water before you start sensory evaluation.
(官能検査を始める前に、水を一口飲んでください。)

Soup

いわゆる「スープ」のことです。

こちらは「suppa」というフランク語の「パンをスープに浸したもの」から来ており、これのルーツをさらにたどると「seup」にたどり着きます。

Supper

「軽めの夕食」を指す言葉として、今でもよく用いられています。

こちらはわかりやすく、動詞の「sup」から派生して生まれた言葉です。

昔は夕食といえばスープであることが多かったことも、「supper」という単語ができた背景にはあるのではないでしょうか。

例文:
Since I got home late, I will fix myself some supper.
(帰りが遅かったから、夕食は自分で用意するよ。)

Slurp

こちらは、直接的な言葉のルーツは「sup」とは違いますが、ラーメンのようなものをすする音を当て字にして作られた単語と言われています。

例えばアメリカでは、「Slurpy」というフラッペ製品があります。

例文:
Japanese people are familiar with the sound of slurping noodles, but we need to be careful because foreigners may not be.
(日本人にとって麺をすする音は当たり前だけど、外国人にとってはそうではない可能性があるから、気をつけないといけないよ。)

アメリカ英語の挨拶としての「sup」

アメリカ英語では、食事とは別の意味で「sup」をよく聞きます。

特にくだけた挨拶の際、アメリカでは「What’s up」という表現をよく使います。

その「What’s up」の最後の3文字を取った「Sup」が、挨拶の場面で使われるのです。

例文:
A: Sup, dude?
(やあ、元気かい?)

B: Sup!
(元気だよ!)

この表現は非常にくだけた表現のため、ビジネスシーンで使用することはできないと考えておきましょう。

親しい友人間か、同僚であってもより仲良くなったもの同士での使用に限定することが無難です。

何かの略語としての「SUP」

「Sup」を単語としてではなく、「SUP」と大文字で捉えたり、「sup.」と何かの略語とするとどうなるでしょうか。

これは単語としてではなく、団体や用語の頭文字、略称としての意味合いを持ったり、業界用語的な省略形としての意味を持ちます。

以下、見てみましょう。

Stand Up Paddleboarding

これは海や湖で、立って漕ぐタイプのボートに乗って行うマリンスポーツを指します。

アメリカやイギリスのみならず、幅広い人気を得ています。

例文:
We are looking forward to going SUPing in the UK!
(イギリスでSUPを体験するのが楽しみです!)

Software Update Protocol

ソフトウェア更新に関するプロトコルを指す技術用語として、これが使われることがあると言われています。

例文:
Before updating the OS, please review the SUP once more,  just in case.
(OSアップデートをする前に、念のためSUPをもう一度読み返してみてください。)

Start-Up Program

スタートアップ企業の支援の枠組みのことを指す場合はこちらを使います。

「Startup Accelerator」と言い換えられることもあります。

例文:
One of the most famous SUPs is the one run by the Softbank Group (aka Softbank Vision Fund). We expect many AI startups to succeed.
(スタートアップ支援の枠組みで1番有名なのはソフトバンクグループの運営するSoftbank Vision Fundです。たくさんのAIスタートアップが成功するといいですね。)

Supplier

原料や材料のサプライヤーを、この単語の頭文字を取って「SUP」と表現する場合があります。

Single Use Plastic

使い捨てプラスチックのことで、環境問題について論じている文を読んでいると、出てくることがあります。

例文:
I know many SUPs end up in the ocean. This is a shame for humanity.
(たくさんの使い捨てプラスチックが海に捨てられてる。これは人類の恥だよ。)

Suppliment

この場合の「Suppliment」は、健康食品の「Suppliment」ではなく、補足・別冊という意味の学術用語の略として「sup.」としています。

論文や雑誌の巻号として出てくる場合があります。

まとめ

今回は「sup」という単語について、その意味から派生後、単なる単語とは違う使われ方に至るまで解説してきました。

たった3文字の単語ですが、食事から挨拶、業界用語に至るまで、思った以上に拡がりのある使われ方をしていると感じられたのではないでしょうか。

これらの言葉は、覚えるだけでなく、ぜひアウトプットして記憶を定着させてみてくださいね。

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