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更新日:2025年12月19日 ビジネス英語

「連絡が遅くなり申し訳ありません」は英語で?ビジネスメールで役立つ謝罪表現!

「連絡が遅くなり申し訳ありません」は、ビジネスメールのやりとりでよく使われる謝罪表現のひとつです。

これを英語で表現する場合、同僚や親しい間柄の相手にはカジュアルな言い回しが自然ですが、目上の人や顧客相手にはフォーマルな表現が求められます。

そこでこの記事では「連絡が遅くなり申し訳ありません」の英語表現をテーマに、フォーマル度別のフレーズ・遅れた理由の述べ方・ビジネスメールの質をワンランク上げる便利な表現をご紹介します。

この記事を読んで、実際のビジネスメールで丁寧にお詫びの気持ちを伝えられるようになりましょう。

【フォーマル】「連絡が遅くなり申し訳ありません」の英語表現3選

まずは、顧客や上司といった丁寧な対応が必要な相手に使える「連絡が遅くなり申し訳ありません」の英語フレーズを見ていきましょう。

1. I am sorry for the late reply.

連絡が遅くなった時に使える定番の英語表現が「I am sorry for the late reply.」です。

この表現にはバリエーションがいくつかあります。

主語については、「I am」が最もフォーマルで、短縮形の「I’m」が標準的な丁寧表現、主語を省略して「Sorry〜」から始めるとカジュアルな表現になります。

また、部署や会社、チームメンバーを代表して謝る場合は「We」を使いましょう。

「sorry for」以下の部分については、「the」の部分は「my」に、「late」は「delayed」に、「reply」は「response」に置き換えが可能です。

「reply」と「response」のニュアンスの違いは、「reply」が単純に「返信・返答」の意味を表すのに対して、「response」は「対応・応答」といったより広義の意味を持ちます。

謝罪の気持ちを強調したい場合は、「really(本当に)」や「very(とても)」「truly(心から)」といった副詞を「sorry」の前に置いて表現しましょう。

例文:
I am very sorry for the delayed response.

(対応が遅くなり大変申し訳ございません。)

口語表現では副詞「so」を使った「so sorry」を聞いたことがあるかもしれません。

しかし、これはカジュアルな響きを持つため、親しい相手とのやりとりに留めておきましょう。

2. I apologize for the late reply.

「sorry」の代わりに「apologize」を使うとフォーマル度がぐっと高くなります。

「sorry」は残念に思う気持ちや後悔といった個人的な感情を表現しているのに対して、「apologize」は良くなかった行為に対して自分の非を認めるニュアンスがあります。

そのため、より丁寧に相手に謝罪したい場合は「apologize」が適切です。

さらに「apologize」と相性の良い「sincerely(心から)」や「deeply(深く)」などの副詞を一緒に使うと、強調することができます。

「sorry」と同様、こちらの表現も「for」以下の英単語を適宜「my」や「delayed」「response」へ置き換えが可能です。

例文:
We sincerely apologize for the delayed reply.

(ご連絡が遅くなりましたこと心よりお詫び申し上げます。)

3. Please accept my apologies for ~.

「apologize」の名詞形「apology」を使った「Please accept my apologies for ~」は、2つ目に紹介した表現よりもさらにフォーマルな表現です。

直訳すると「私の謝罪を受け入れてください」となり、深い謝罪の気持ちを表したい時によく使われます。

この表現のポイントは「apology」を単数形ではなく複数形で使うことです。

特定の謝罪に対して「my apology」と単数形を使うこともありますが、謝罪の気持ちを強調して伝えるために複数形にするのが一般的です。

例文:
Please accept my apologies for the delayed response.

(お返事が遅くなりましたこと何卒ご容赦ください。)

【ビジネスカジュアル】「連絡が遅くなり申し訳ありません」の英語表現2選

ここからは、社内でのコミュニケーションにおいて丁寧でありながら、堅苦しくなり過ぎない柔らかい表現を2つ見ていきましょう。

1. (I’m) sorry (that) it took me so long to answer.

「sorry」の後ろには、「for」などの前置詞のほかにthat節を置くこともできます。

「it took me so long to answer(返事をするのに時間がかかった)」は副詞「so」が付いていることから話し言葉に近い表現です。

そのため同僚とチャットでやりとりする時など、カジュアルなビジネスシーンに適しています。

2. (I’m) sorry for not getting back to you sooner.

「I’m sorry for not getting back to you sooner.」は「早めに折り返しの連絡ができず、すみません」という意味の英語表現です。

「get back to you」は「(あとで)連絡する」という意味で、折り返し連絡する際に非常によく使われるビジネス英語です。

連絡が遅れた理由を英語で伝える

連絡が遅れたことを詫びる際は、どんな理由で遅くなったか理由を添えると相手の理解を得やすくなります。

この時に注意すべきポイントは、簡潔に述べることです。

長々と書いてしまうと言い訳がましい印象を与えてしまい、かえって逆効果になってしまいます。

すぐに本題に入れるような簡潔な英語表現を見ていきましょう。

不在にしていた場合

例文:
I was out of the office.
(不在にしておりました。)

I was on sick leave.
(病気で休んでいました。)

I left the office earlier yesterday.
(昨日は早めに退社しました。)

回答に時間がかかった場合

例文:
I needed some time to review the details.
(詳細を確認する時間が必要でした。)

I wanted to ensure that I had all the necessary information.
(必要な情報をすべて確実に揃えておきたかったのです。)

謝罪する時に使える便利な英語表現2選

ビジネスメールはちょっとした一言を添えるだけで、ずいぶんと印象が変わります。

ここでは無機質な印象になりがちなビジネスメールをあたたかみのある文章に変えるような一言や、スムーズに本題に入るための一言をご紹介します。

1. Thank you for your patience.(お待ちいただきありがとうございます。)

返信が遅れたことを申し訳なく思う自分の気持ちを伝えることは大事ですが、連絡を待ってくれた相手に対して感謝の気持ちを伝えることも大切です。

状況に応じて「Thank you for your patience.」をビジネスメールに添えると、相手を気遣った前向きな印象になるでしょう。

さらにフォーマルな文面にしたい場合は、「appreciate」を使った「I appreciate your patience.」が最適です。

2. Here is〜.(こちらが~です。)

「Here is ~.」は本題に入る前の前置きとして便利なフレーズです。

短縮形「Here’s」にすると、カジュアルで親しみやすい語感になります。

謝罪の気持ちと連絡が遅くなった理由を伝えたら、この表現を使ってすぐに本題に入りましょう。

例文:
Here is the information you requested.
(こちらがご依頼いただいた情報です。)

Here’s an update on this project.
(このプロジェクトの進捗状況は以下のとおりです。)

Here are the revised documents you requested.
(こちらがご依頼の修正資料です。)

シーン別「連絡が遅くなり申し訳ありません」のメール例文

最後に、ここまで解説してきたフレーズを使って、顧客に送る場合のフォーマルなメールと同僚に送る場合のビジネスカジュアルなメールの例文をご紹介します。

【フォーマル】

例文:
I appreciate your patience.
(お待ちいただきありがとうございます。)

Please accept my apologies for the delayed reply.
(お返事が遅れてしまい、深くお詫び申し上げます。)

I wanted to ensure that I had all the necessary information before responding.
(必要な情報を全て確認した上でご連絡させていただきたく存じました。)

Here is the information you requested.
(ご依頼の情報を以下にご案内いたします。)

【ビジネスカジュアル】

例文:
Sorry for not getting back to you sooner.
(返信が遅くなりすみません。)

I was on sick leave yesterday.
(昨日は病気で休んでいました。)

Here’s the revised data you requested.
(ご依頼の修正データです。)

まとめ

「連絡が遅くなり申し訳ありません」の英語表現は、相手との関係性に合わせて使い分けることが大切です。

この記事でご紹介したフレーズを覚えておけば、フォーマルなビジネスメールでも社内でのチャットでも、お詫びの気持ちを丁寧に表現できるようになるでしょう。

連絡が遅くなったことを英語で詫びる際は、ぜひ参考にしてみてください。

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