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更新日:2025年12月19日 英語コラム

TOEFLは1種類じゃない?!TOEFLの種類と概要について解説します!

TOEFLといえば、TOEICよりも難しいタイプのテスト程度の認識しかない方もいるかもしれません。

しかし、TOEFLは種類も複数あり、非常に認知度も有用度も高いテストです。

今後の英語学習のベンチマークにもなりますし、留学の際はTOEFLのテスト結果が要件になることも。

今回は、そんなTOEFLについて解説していきます。

英語学習者みんなに絡む内容とも言えますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

TOEFLとは?

それでは、そもそもTOEFLとは何なのでしょうか?

TOEFLはTest of English as a Foreign Languageの略で、英語を母国語としない人が、大学や大学院で学ぶ力があるかどうかを測る試験です。

アメリカ合衆国のNPO団体である教育試験サービスが開発したテストで、日本ではETS Japanが運営しています。

主に以下の4つの力を測るテストとなります。

  • リスニング
  • リーディング
  • ライティング
  • スピーキング

一般的に良く知られるTOEICはリーディングとリスニングを測るテストであることを考えると、TOEFLの方がカバーすべき範囲は広いと言えます。

また、TOEFLの目的が学びの可否を見ることにあるため、TOEICと比較すると学術用語が多く、その意味でもTOEICよりは難易度の高い試験と言えそうです。

TOEFLはどんな人が受ける?

TOEFLはその性質上、アメリカやカナダの大学への留学や進学を希望する人や、海外の大学院への進学を希望する方が受験します。

それ以外にも、国内の大学のAO入試や推薦のために受験する方もいます。

社会人の方でも、アカデミック方面の英語力を示したい方が受験していくことから、その裾野はとても広いと言えます。

TOEFLの種類は4種類

そんなTOEFLですが、実は4つの種類があり、目的や状況に合わせて受験する事ができます。

TOEFL iBT

受験生の9割近くがこちらを選択する、まさに「TOEFLと言えばこれ」とも言える試験です。

受験の際は1人1台のパソコンが支給され、その上で問題を解いていきます。

2020年4月以降は、オンラインによる自宅での受験もできるようになりました。

会場受験も自宅受験もいずれも公式記録として入試などに活用する事ができます。

実際の試験は以下のような問題構成です。

合計試験時間は計約120分です。

セクション

試験時間

設問数

リーディング

35分

2題 (各10問)

リスニング

36分

講義形式3題 (各6問)

会話形式2題 (各5問)

スピーキング

16分

4題

ライティング

29分

2題

テストは120点満点で、非常にざっくりした指標ですが、概ね以下のような点数が目的に応じて求められます。

用途

必要スコア(TOEFL iBT)

海外大学(学部)

70〜100

海外大学院

90〜105

国内難関大(AO)

80〜100

国際教養系

70〜90

 

TOEFL ITP

こちらは企業や学校向けに開発された団体受験用の試験です。

こちらはリスニング、リーディング、ライティングの3領域の力を測ることに重点が置かれたテストとなります。

そのため、大学への進学のような公式な点数としては使えないことを念頭におく必要があります。

試験時間はTOEFL iBTと同様2時間程度です。

TOEFL Essential

簡易型TOEFL iBTと言ってよい形式のテストです。

価格も半額近い値段で受けられ、試験時間も90分と短いです。

受験は自宅のみが選択でき、TOEFL iBTの100%アカデミックの英語と違い、日常会話50%、アカデミック50%という違いがあります。

入口として適する反面、公式テスト記録としては使えないケースが大半であることを押さえておく必要があります。

TOEFL Primary / Junior

厳密にはTOEFL PrimaryとTOEFL Juniorは別の試験なのですが、目的が近いことからひとまとまりにして紹介します。

TOEFL Primaryは主に小中学生を対象にした初級版、TOEFL Juniorも同じく小中学生を対象にしつつ、中級レベルまでレベルアップした問題を受験できます。

CEFRとも連動しているため、世界の英語を母国語としない子供たちの間でのレベルを比較する事ができるため、特に小中学生の子供の英語力を見るための入口として利用される事が多いです。

TOEFL Juniorは最近では中高生の交換留学の際に使われるケースもあると言われているため、詳細は目的に合わせて調べてみることをお勧めします。

TOEFL対策について

それでは、そんなTOEFLのためのテスト対策はどうすれば良いのでしょうか?

一つずつ見ていきましょう。

単語と基礎英文法の復習

TOEFLでライティングやリーディングを得点するために、ここは避けては通れません。

特にTOEFLはアカデミックな単語やフレーズが特徴的であり、ここをある程度押さえていないと、文章を読むことすら厳しくなってしまいます。

スピーキングも含め全てに関わってくるため、ここはしっかり取り組むようにしましょう。

リスニングとリーディング対策

TOEFLの出題傾向や出題形式を理解するために、一度は公式問題や過去問に触れるようにしましょう。

一度通して模擬試験を受けておき、本番の時に焦らないようにする事が重要です。

スピーキングとライティング対策

スピーキングとライティングは人の採点とAI採点のハイブリッドで行われており、また学びに特化されたテストということもあり、文や会話の論理構成が整っているかどうかが重視されます。

そのため、英作文や英会話をする際にも、以下のような構造でアウトプットができるように意識しましょう。

1.My opinion is that 〜(結論)

2.First, 〜(理由1)

3.For example, 〜(具体例)

4.Second, 〜(理由2)

5.For instance, 〜(具体例)

6.That’s why I believe 〜(まとめ)

細かい滑り出しや途中の理由や具体例は質問や内容によっては変更する必要はありますが、概ねこのような形式を意識することで、TOEFLの採点基準を満たす事ができます。

TOEFL対策にオンライン英会話が優れている理由

TOEFL対策は過去問や日々の学習が大切になります。

日々の学習のためにはオンライン英会話をぜひ取り入れましょう。

TOEFLのスピーキングは回答に2秒程度の沈黙があるだけでも減点の対象になりますので、聞かれたことには瞬発的に答える必要があります。

そのためには普段から隙間時間でレッスンを受講し、可能であれば英語を英語のまま理解することの訓練を重ねておきましょう。

また、ライティングやリーディング対策としても、オンライン英会話を使うのがオススメ。

上でも書いた論理構成ができているか、講師に意識的に見てもらうようにすれば、日々の会話の中でこの順番で話す事、読み書きの際もそれを意識することが定着します。

QQEnglishでは目的別のレッスンが多数取り揃えられているので、ぜひ検討してみてください。

より詳しいTOEFL iBTの勉強法についてはこちらでも書いています。

関連記事:【必見】英語初心者がTOEFL iBTで高得点を取るための勉強法を解説

まとめ

今回はTOEFLの種類と、簡単な試験対策について解説しました。

TOEFLは今後留学やビジネスの場でも広がってくると思いますので、ぜひ取り組んでみてくださいね。

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