英訳できない方がほとんど!?「よろしくお願いします」を意味する英語表現集!
ビジネスシーンでも日常会話でも頻繁に使う日本語の「よろしくお願いいたします」というフレーズ。
初対面のときだけでなく、良好な関係を継続したいとき、相手に何かを依頼するときなど、様々な場面で登場します。
しかし、いざ英語で表現しようとすると「どう言ったらいいんだろう?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
日本語の「よろしくお願いします」は特有のニュアンスを含んでいるため、なかなか英語には訳しにくいのです。
そこで本記事では、様々な場面における「よろしくお願いします」について、英語ではどのように伝えるべきかをご説明していきます。
シーンに応じて適切な英語表現を使い分けることで、より有意義なコミュニケーションを図ることができるでしょう。
これから英語を学ぼうと考えている方も、英語スキルに磨きをかけたい方も、一読していただけると幸いです。
「よろしくお願いします」の英語表現をシーン別にご紹介
日本語における「よろしくお願いします」は様々な用途で使われています。
それぞれの場面に合った適切なフレーズを覚えて、ぜひ積極的に使ってみてください!
1. 初対面のときの「よろしくお願いします」
Nice to meet you.
(初めまして、どうぞよろしく。)
初めて会った相手に自己紹介をして「どうぞよろしくお願いします」と言いたいときは「Nice to meet you.」が適切です!
相手の目を見ながら握手をして、元気よく言いましょう。
例文:
I’m the person responsible for improving the efficiency of the planet. Nice to meet you.
(私は工場の効率改善の責任者です。よろしくお願いします。)
I’m the new sales rep for your region. Nice to meet you.
(私はあなたの地区の新しい販売員です。よろしくお願いします。)
※ 「rep」は「representative(代表)」の略
My name is Alex. Nice to meet you.
(私の名前はアレックスです。よろしく!)
2.仕事仲間に伝える「これからもよろしくお願いします」
I’m looking forward to working with you.
(あなたと一緒に働けることを楽しみにしています。)
ビジネスシーンでは新入社員や他部署の方と会う機会がたくさんあります。
そのような際、より良い関係性を築けるように「これからもよろしくお願いします」と言いますよね!
特に「I’m looking forward to -ing(〜することを楽しみにしています。)」は様々な「よろしくお願いします」に対応できるので覚えておきましょう!
3. 別れ際の「今後ともよろしくお願いします」
例文:
I’m looking forward to seeing you again.
(またお会いできることを楽しみにしています。)
Let’s keep in touch.
(これからも連絡を取り合いましょう。)
It was nice meeting you.
(あなたにお会いできて良かったです。)
クライアントやお得意先との商談のとき、継続的な関係を構築するために「今後ともよろしくお願いします。」とよく言います。
上記の英語表現をサラッと使うことで、相手に好印象を与えることができ、信頼される人物に近付くことができるでしょう!
4. 提案時の「ご検討をよろしくお願いします」
I look forward to hearing from you.
(お返事いただけることを楽しみにしています。)
相手に提案や依頼を受け入れてもらう際に、前向きな検討を促すフレーズです。
5. メールに添える「よろしくお願い致します」
Thank you in advance.
(前もって感謝を述べさせていただきます。)
メールで何かを依頼するとき、最後に「ご協力のほど、よろしくお願い致します」や「ご査収のほど、よろしくお願いします」と付け加えると思います。
そのような際は、上記のフレーズを添えることで、相手に敬意を払った締めくくりをすることができます。
6.業務依頼をするときの「よろしく」
例文:
Can you help me with this?
(これ手伝ってくれる?)
I’ll leave this to you.
(あとは任せるわ。)
I’m counting on you.
(頼りにしてるよ。)
業務をするなかで、部下に仕事を依頼するケースがあると思います。
その際、日本語では「これをよろしく!」と言いますが、英語では上のような表現を使ってみてください。
しかし、これらは少し投げやりなイメージがあるので、丁寧さを演出したいときは
Would you help me for a second?
(少し手伝っていただけませんか?)
と言うようにしましょう!
7.事情を納得してほしいときの「ご理解のほどよろしくお願いします」
Thank you for your understanding.
(ご理解のほどよろしくお願いします。)
こちらの不手際や会社の方針により、相手の意向に添えない場合があると思います。
そのような際は、まずは丁寧に事情を伝えたうえで最後に「Thank you for your understanding.」と付け加えましょう。
8.プレゼンの初めに行う「本日はよろしくお願いします」
Thank you for coming.
(お越しいただきありがとうございます。)
新商品の発表や社内プレゼンテーションを行うとき、日本語ではよく最初に「よろしくお願いします」と言いますよね!
英語では来てくれた方々に直接的な感謝を伝えると好印象です。
9.初心者ですが「よろしくお願いします」
例文:
I am a beginner. Go easy on me.
(私は素人です。お手柔らかにお願いします。)
I’ll do my best.
(ベストを尽くします。)
自分のことをへりくだって、相手によろしくと伝えたいときは、上のフレーズが効果的です。
10.◯◯さんに「よろしく」と伝えたいとき
例文:
Say hi to for 〇〇 me.
(〇〇さんによろしく!)
Please give my regards to 〇〇.
(〇〇さんによろしくお伝えください。)※フォーマル
◯◯には人名を入れてください。
その場にはいない方に対して気遣っていることを伝える表現です。
何を伝えたいのかを具体的に考えましょう
日本語の「よろしくお願いします」にはたくさんの意味合いが含まれています。
そのため、頭のなかで「よろしく」を英語で言い換えようとしても、実際に英訳することは難しいのです。
だからこそ「具体的なメッセージ(気持ち)」を考えてみてください。
例えば別れ際では「また会いたい」と伝えるべきですし、誰かにお願いしたときは「ありがとう」と感謝を述べるべきです!
そうすると自然と、「よろしくお願いします」に代わるベストな表現を見つけることができるでしょう。
おわりに
本記事では「よろしくお願いします。」に対応する様々な英語フレーズをご紹介しました。
日本語では様々な場面で飛び出す言葉ですが、英語では直訳することが難しいので、ぜひ表現を覚えて使ってみてください!
特に「I’m looking forward to -ing」と「Thank you for〜」は汎用性が高く色々なシーンで使えるので、ぜひ覚えておきましょう。
あなたの英語ライフがより有意義なものになるよう、陰ながら応援しています。