「実家」って英語で何ていう?直訳が存在しない理由から各表現の自然な使い分けまで徹底解説します!

お盆や年末年始、あるいはゴールデンウィークなどの大型連休が近づくと定番になる会話のネタの一つが「実家に帰るの?」です。
いざこの実家を英語にしようとすると、「Old house?」「Family’s house?」みたいな形で迷ってしまいませんか?
実は、日本語の「実家」というニュアンスの単語にピッタリと当てはまる英単語は存在しません。
そのため、直訳で適当な単語を組み合わせると不自然な響きになることが多く、相手に違和感を与えがちです。
これを解消するためには「物理的な家を指すのか」「故郷・地元」を指すのかを文脈ごとに明確にしながら単語を選択する必要があります。
今回は「実家」について、なぜ英語では直接対応する言葉がないのか、その文化的背景とともに、場面別の使い分けに至るまで徹底解説します。
海外の友人や同僚とやりとりする際使える表現ばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
そもそも、なぜ英語に「実家」という単語がないの?
具体的な英語表現を見ていく前に、なぜ英語には「実家」に対応する単語がないのか、その文化的背景をみていきます。
この違いを理解することが、自然な英語を話すための最大の近道でもあります。
日本の「実家」のコアイメージ
日本では古くから「家」という概念が根付いてます。
「◯◯家の跡取り」など、是非はともかく、日本人ならスッと受け入れられますよね?
結婚して独立して新しい家を構えても、両親の住む家は帰るべき場所としての実家であり続けます。
このように、日本人は「家」「実家」という2つのベースを同時に持つ感覚があります。
英語圏のコアイメージ
対してアメリカやイギリスなどの英語圏は「個人主義」と「自立」が重んじられます。
多くの子供は18歳(大学進学など)を機に親元を離れて自立します。
ひとたび親元を離れて自分の家やアパートを持つと、そこが唯一の「My home」となり、今まで住んでいた家は「両親の家」へと明確に切り替わります。
英語圏では「所有者」を明確に区別する考え方があるため、日本語のようにいろんな意味を内包した「実家」に当たる言葉が存在しないんです。
そのため、文脈ごとに適切な英語を選ぶ事がとても大切になってきます。
では、次からは具体的な表現を見ていきましょう。
物理的な「両親の家」と言いたい時
週末に実家へご飯を食べに行く、荷物を取りに行く、という文脈で、実家を物理的な「両親の家」として話したい時は「my parents’ house」または「my parents’ place」と言います。
my parents’ house
最も標準的かつ間違いのない表現です。「両親の」という所有格になっている事がポイントです。
「parent’s」ではなく、両親2人を指す「parents’」とアポストロフィーが最後にきてますね。
例文
I left my passport at my parents’ house.
(パスポートを実家に忘れてきちゃった。)
My parents’ house is only 30 minutes away from here.
(私の実家はここからたった30分のところにあります。)
my parents’ place
「house」よりも若干カジュアルな言い方で、ネイティブスピーカーたちもよく使います。
「house」は建物が強調される表現ですが、「place」は「両親が住む場所、空間」を指す、少し柔らかめの表現になります。
例文
I’m going to my parents’ place for dinner.
(今日は実家に晩御飯を食べにいきます。)
日本人の「実家に帰る」の真意は?英語で何ていう?
さて、ここからが非常に重要なポイントです。
日本人が「お盆に実家に帰る」「年末は実家で過ごす」という時、単に「両親の家に入る」以上の意味がありますよね。
その言葉の裏には「生まれ育った地元に帰る」「地元の友達に会う」「離れて暮らす家族に会いに行く」など、里帰りそのものというニュアンスが含まれます。
これを単に「I’m going back to my parents’ house」としてしまうと、少し冷たい、事務的な感じを相手は受けるかもしれません。
そこで、これらの場面でより自然に使える表現を3つ紹介します。
my hometown
「両親の家」という特定の建物ではなく、「地元」と広がりを持たせた表現です。
飛行機や新幹線などで遠方に帰省する際にピッタリの表現です。
例文
I’m going back to my hometown for the New Year holidays.
(年末年始は実家(地元)に帰省します。)
visit my family / parents
英語圏の人は「どこに行くか」よりも「誰に会いに行くか」を重視して話すことが多いです。
そのため、「実家に帰る」を直訳するよりも、「誰に会いに行くか」を表現すると、日本語でのニュアンスを捉えた英語にすることができます。
会いにいく相手が地元の友人であれば、適宜「friends」などに置き換えましょう。
例文
I’m going to visit my family this weekend.
(私は週末実家に行く(家族に会いに行く)予定です。)
go back home
「go home」だと、単に「(今住んでるアパートなどの)家に帰る」という意味になってしまいますが、「back」を付けることによって「もともと自分がいた場所に戻る」というニュアンスを出せるため、転じて「実家に帰る」という意味の表現とできる場合があります。
例文
I’m planning to go back home for Christmas.
(クリスマスは実家に帰ろうと計画しています。)
「実家暮らしです」を英語で表現すると?
自己紹介などで「私は実家暮らしです」ということもあるかと思います。
もちろん、「I live in my parents’ home.」でも通じますが、この時「誰と住んでいるか」と表現すると、より自然に相手に伝わります。
実家暮らしの場合、両親と住んでいる場合が多いと思いますので、その場合は「I live with my parents.」となります。
例文
A: Do you live by yourself?
(一人暮らしですか?)
B: No, I live with my parents.
(いえ、実家暮らしです。)
では、もし「一度は独立したけれど、また実家に戻った」という場合はいかがでしょうか。
この場合は「move back in with〜」という便利なフレーズがあります。
例文
I moved back in with my parents to save money.
(お金を節約するため、実家に戻りました。)
まとめ
今回は「実家」をテーマに解説してきました。
ポイントをまとめます。
- 建物としての実家は「my parents’ house / place」
- 帰省先の地元は「my hometown」
- 実家に帰るという時は、誰に会いに行くかを意識して「visit my parents / family」などを使う
- 「実家暮らし」はシンプルに「I live with my parents」
自立心を重んじる英語圏と日本語で表現の違いがあって面白いところですね。
英語圏の人と話す時も、こういった所から話を広げられれば、話も盛り上がるかもしれませんね。
連休後など、チャンスがあれば使ってみてください。
そのためにも、ぜひこれらの表現の練習に取り組んでみてください。
















