「説明書」は英語で何という?「manual・instructions・guide」の違いと使い分けを解説

「海外製品を買ったら説明書が全部英語だった」
「仕事で英語の手順書を読まなければいけない」
そんな場面で「そもそも説明書って英語で何て言うんだっけ?」と立ち止まったことはありませんか。
実は「説明書」に当たる英語は一つではありません。
「manual」「instructions」「guide」など、状況によって使い分けが必要です。
さらに「取扱説明書」「手順書」「仕様書」も、英語ではそれぞれ別の単語が使われます。
この記事では、英語学習者の方に向けて、
- 「説明書」の基本英語表現とニュアンスの違い
- 取扱説明書・手順書・仕様書の英語と使い分け
- 説明書でよく使われるフレーズ・例文
を順番に解説していきます。
この記事を読めば、「manual・instructions・guide」の違いが理解でき、英語の説明書やマニュアルを読むときに迷いにくくなるでしょう。
「説明書」は英語で何という?「manual・instructions・guide」の違い
「説明書」を英語で表現するとき、よく使われるのは「manual」「instructions」「guide」の3つです。
これらはすべて同じ意味ではなく、それぞれニュアンスや使う場面が異なります。
instructions|手順や指示を表す「説明書」
「instructions」は「説明書」というよりも「やり方を示した指示・手順」という意味で使われます。
例文
Please read the instructions carefully before use.
(使用前に説明書をよくお読みください。)
Follow the instructions on the package.
(パッケージの説明に従ってください。)
組み立て方や操作手順など、「この通りに行ってください」という個別の指示を表すときに使われます。
manual|製品全体を説明する取扱説明書
「manual」は、製品の使い方や設定方法、トラブル対応などをまとめた冊子やPDF形式の「取扱説明書」を指します。
例文
The manual explains how to set up the device.
(マニュアルには機器の設定方法が説明されています。)
I lost the user manual.
(取扱説明書をなくしてしまいました。)
英語で「取扱説明書そのもの」を表したい場合は、「manual」が最も自然な表現です。
guide / guidebook|案内書・手引き
「guide」や「guidebook」は、「わかりやすく案内するための手引き」という意味を持ちます。
必ずしも公式の説明書とは限らず、初心者向けガイドや観光ガイドなどにも使われます。
例文
This guide will help you get started.
(このガイドが導入をサポートします。)
I bought a guidebook before the trip.
(旅行前にガイドブックを買いました。)
「instructions・manual・guide」の違い
「説明書」を表す英語には「manual・instructions・guide」がありますが、それぞれ役割が異なります。
- instructions:個々の手順や指示
- manual:それらをまとめた取扱説明書全体
- guide:補助的な案内や手引き
例えば、家具の組み立て説明書をイメージしてみてください。
「1.ネジを締める」「2.部品を取り付ける」といった一つひとつの作業手順が「instructions」です。
そして、それらの手順をまとめた冊子全体が「manual」に当たります。
また、製品の基本的な使い方や導入方法をわかりやすく案内するものは「guide」と呼ばれます。
| 場面 | 適切な英語 |
| 製品全体の取扱説明書 | manual |
| 個々の手順や指示 | instructions |
| 初心者向けの案内や解説 | guide |
「manual の中に複数の instructions が含まれている」と考えると、それぞれの違いを理解しやすいでしょう。
「explanation」と「instructions」の違いは?
「explanation」は「説明・解説」を意味し、「なぜそうなるのか」「どういう仕組みなのか」を伝えるときに使われます。
一方、「instructions」は「何をするべきか」という具体的な行動の手順や指示を表します。
例えば、
- explanation:機能や仕組みの説明
- instructions:操作手順や作業指示
という違いがあります。
例文
Can you give me an explanation of how this system works?
(このシステムの仕組みを説明してもらえますか?)
Please follow the instructions carefully.
(説明書の手順に従ってください。)
そのため、「説明書」を英語で表現する場合は、通常「explanation」ではなく「manual」や「instructions」が使われます。
取扱説明書・手順書・仕様書の英語と使い分け
「説明書」とひとくちに言っても、ビジネスや製造の現場では「取扱説明書」「手順書」「仕様書」は別物として扱われます。
英語でも対応する単語が異なるため、混同しないようにしましょう。
取扱説明書=instruction manual / user’s manual
製品の使い方を一般ユーザー向けに説明したものです。
「owner’s manual(所有者向け説明書)」という言い方もあります。
例文
The instruction manual is included in the box.
(取扱説明書は箱の中に同梱されています。)
手順書=procedure manual / SOP / work instructions
業務上の「決められた手順」をまとめた文書です。
ビジネスシーンでは「SOP(Standard Operating Procedure)」という略語もよく使われます。
例文
Follow the work instructions step by step.
(手順書の通りに一つずつ作業してください。)
仕様書=specification(spec sheet)
製品の性能・寸法・機能などを数値や技術的な条件でまとめた文書です。
説明書とは異なり、「使い方」ではなく「仕様(スペック)」を伝える文書です。
例文
Check the specification before placing an order.
(発注前に仕様書を確認してください。)
その他の類語表現(手引書・案内書・解説書など)
「説明書」に近い意味で使われる、その他の英語表現も押さえておきましょう。
「handbook」は「情報をまとめた手引書」、「guidelines」は「守るべき指針や推奨事項」を表します。
手引書=handbook
特定の分野やルールについてまとめた「手引書」です。
社員向けの「就業規則ハンドブック」などにもこの単語が使われます。
例文
Please read the employee handbook before your first day of work.
(初出勤前に就業規則ハンドブックをお読みください。)
指針=guidelines
厳密な手順というよりは「方針・推奨されるやり方」を示す場合に使われます。
通常は複数形で使われます。
例文
The company has issued new guidelines for remote work.
(会社はリモートワークに関する新しいガイドラインを発表しました。)
説明書でよく使う英語フレーズ集
実際に説明書の中でよく登場するフレーズを、日本語訳付きでまとめました。
説明書に従って(according to the instructions)
例文
Assemble the parts according to the instructions.
(説明書に従ってパーツを組み立ててください。)
説明書の通りに(as instructed / as directed)
例文
Use the product as instructed.
(説明書の通りに製品をご使用ください。)
説明書が付いてくる/ない(come with / without instructions)
例文
This item comes with an instruction manual.
(この商品には説明書が付いてきます。)
The product came without instructions.
(その製品には説明書がありませんでした。)
説明書を参照する(refer to the manual)
例文
Please refer to the manual for details.
(詳細は説明書をご参照ください。)
英語の説明書でよく使われる命令形表現
英語の説明書では、主語を省略した命令形がよく使われます。
このパターンに慣れておくと、英語の説明書がかなり読みやすくなります。
| 英語表現(命令形) | 意味 |
| Press the button. | ボタンを押してください |
| Do not use near water. | 水のそばで使用しないでください |
| Make sure to turn off the power. | 必ず電源を切ってください |
まとめ|「説明書」は「manual」だけではない。用途によって英語を使い分けよう
「説明書」を英語で表現するときは、すべてを「manual」と訳せばよいわけではありません。
- 製品全体の取扱説明書 → manual
- 個々の手順や指示 → instructions
- 案内や手引き → guide
- 手順書 → procedure manual / SOP
- 仕様書 → specification
このように、文書の目的によって使われる英語は異なります。
英語では、日本語では同じ「説明書」と訳されるものでも、用途によって使い分ける表現が数多くあります。
気になる単語に出会ったら、ぜひ意味だけでなくニュアンスの違いにも注目しながら語彙を増やしましょう。
















