ビジネス英語に強くなる!英語での役職一覧|略語・業界別の違いまで徹底解説

新規登録・無料体験
はこちらから
CLICK
  1. オンライン英会話ならQQ English
  2. 英語ブログ
  3. ビジネス英語に強くなる!英語での役職一覧|略語・業界別の違いまで徹底解説
英語ブログ
検索
更新日:2025年8月14日 英語コラム

ビジネス英語に強くなる!英語での役職一覧|略語・業界別の違いまで徹底解説

「主任」「課長」「部長」などの役職を英語でどう表現すればよいか、迷ったことはありませんか?

ビジネスメールや英文履歴書、外資系企業とのやりとりでは、役職を正確に英語で表現することが求められます。

しかし、「Manager」と「Director」の違いや、「CEO」「COO」などの略語の意味、さらには業界による表現の違いなど、押さえておきたいポイントは意外と多くあります。

本記事では、日本企業における役職の英語訳から略語、業界ごとの使い分けまで、実用的な情報を例文付きでわかりやすく解説します。

海外とのやりとりやキャリアアップを目指す方にとって、必ず役立つ「役職英語ガイド」の決定版です。

会社での役職一覧|社長・部長・課長などの英語表記と略語

日本企業における役職の英語表記と序列

日本企業には独自の役職体系がありますが、英語で表現する際は、国際的に通用するタイトルに置き換えることが一般的です。

とくに外資系企業や英文履歴書、ビジネスメールでは、英語表記と略語を正しく使い分けることが求められます。

以下は、代表的な役職の英語表記と略語をまとめた一覧表です。

略称も一緒に覚えておくと、実務や英文書類作成で役立ちます。

日本語の役職

英語表記

略称

補足

会長

Chairman / Chairperson

男女共用の場合は Chairperson が一般的

社長

President / CEO

CEO

CEO を兼任するケースが多い

副社長

Vice President

VP

部門別に複数の VP が存在することもある

専務

Executive Vice President

EVP

日本特有の役職。英語では EVP が近い

常務

Senior Vice President

SVP

EVP より下、VP より上にあたる

部長

General Manager

GM

複数の課を統括する管理職

課長

Manager

一般的な管理職

係長

Assistant Manager

Manager の補佐的ポジション

主任

Supervisor

チームや現場の監督者

平社員(一般職)

Staff / Employee / Associate

Entry Level や Clerk も文脈によって使用

顧問

Adviser / Consultant

外部専門家や相談役としての立場

監査役

Auditor

財務監査や社内統制を担当

執行役員

Executive Officer

社内での意思決定権を持つが、役員ではないことも

代表取締役

Representative Director

法的責任を負う正式な代表者

例文:
Mr. Suzuki is the Representative Director and CEO of the company.
(鈴木氏はその会社の代表取締役社長です。)

Ms. Tanaka is a Senior Vice President in charge of corporate strategy.
(田中氏は経営戦略を担当する常務です。)

He was recently promoted to General Manager of the Sales Department.
(彼は最近、営業部の部長に昇進しました。)

【用語解説】似ていて混同しやすい役職名の違い

英語での役職名には、似ているようで責任範囲や階層が大きく異なるものがあります。

特に「Manager」「Director」「Executive」は混同されやすい表現ですが、それぞれのポジションには明確な役割と組織内の位置づけがあります。

以下で詳しく見ていきましょう。

Manager:現場を統括する「管理職」

「Manager」は、プロジェクトやチーム、部門などの現場レベルの業務を管理・運営する責任者です。

日本語で言うと「課長」や「係長」に相当することが多く、部下の指導や目標管理、進捗チェックなどが主な業務です。

  • 階層:ミドルマネジメント(中間管理職)
  • 責任範囲:チームや部門の業務管理
  • 使用例:Sales Manager(営業課長)、HR Manager(人事マネージャー)
例文:
The Sales Manager oversees the daily operations of the sales team.

(営業マネージャーは営業チームの日々の業務を監督しています。)

Director:部門全体を統括する「部門長・取締役クラス」

「Director」は部門や部署全体の方針と戦略を決定する責任者を指します。

企業によっては「部長」クラスとして使われることもありますが、多くの場合「取締役」や「本部長」など上級職としての意味合いが強くなります。

  • 階層:シニアマネジメント
  • 責任範囲:部門の戦略立案と組織マネジメント
  • 使用例:Marketing Director(マーケティング部門長)、Director of Finance(財務部門の取締役)
例文:
The Marketing Director is responsible for the overall strategy.

(マーケティングディレクターは全体の戦略を担当しています。)

Executive:社の意思決定を担う「経営幹部」

「Executive」は日本語で「執行役員」「取締役」「社長・副社長」などにあたる場合が多く、経営陣としての判断やリーダーシップが求められるポジションです。

「CEO」 や 「COO」「CFO」 などを含む企業全体の経営方針を決定する最上位の役職者を指します。

  • 階層:トップマネジメント
  • 責任範囲:企業全体の経営と意思決定
  • 使用例:Executive Officer(執行役員)、Chief Executive Officer(最高経営責任者)
例文:
Our company has appointed a new Executive Officer this year.

(当社は今年、新しい執行役員を任命しました。)

海外企業で使われるC-suiteの役職英語一覧|CEO・COO・CFO・CTOとは?

企業の経営幹部を指す英語の役職名には、「C」で始まる略称が多く使われます。

これらは「C-suite(シースイート)」と総称され、企業の中でも特に重要な意思決定を担う最高幹部層です。

「C」は「Chief(最高の)」を意味し、それぞれの役割に応じて「Executive」 「Operating」「Financial」「Technology」などの部門名が続きます。

略称

英語名

日本語訳

主な役割

CEO

Chief Executive Officer

最高経営責任者(社長)

全社戦略・経営判断

COO

Chief Operating Officer

最高執行責任者

実務運営の統括、業務改善

CFO

Chief Financial Officer

最高財務責任者

財務管理・会計・投資戦略

CTO

Chief Technology Officer

最高技術責任者

技術戦略・開発部門の統括

例文:
The CEO announced the new company vision.
(CEOが新しい企業ビジョンを発表しました。)

Our CTO oversees all tech development projects.
(CTOはすべての技術開発プロジェクトを監督しています。)

【業界別】英語での役職名一覧表

業界によって使われる英語の役職名には若干の違いがあります。

以下、代表的な業界ごとの役職名を紹介します。

一般企業(営業・人事・経理など)

日本語

英語表記

営業部長

Sales Director

人事部長

HR Director / Director of HR

経理部長

Finance Director

技術部長

Director of Engineering

例文:
She works as an HR Manager in a global company.
(彼女は外資系企業で人事マネージャーをしています。)

Our Finance Director will join the next meeting.
(次回の会議には財務部長が参加します。)

ホテル・接客業の英語役職名

日本語

英語表記

支配人

General Manager

フロントマネージャー

Front Office Manager

接客係

Guest Service Staff / Attendant

ベルボーイ

Bellhop / Bellperson

例文:
Please ask the Front Office Manager if you have any issues.
(問題があればフロントマネージャーにお尋ねください。)

The bellhop helped me carry my luggage.
(ベルボーイが荷物を運んでくれました。)

船員・工場・技術系の英語役職名

日本語

英語表記

船長

Captain

機関士

Engineer

工場長

Factory Manager

現場監督

Site Supervisor

技術者

Engineer / Technician

例文:
Our Factory Manager ensures safety and productivity.
(工場長は安全と生産性の確保を担当しています。)

The site supervisor checked the progress.
(現場監督が進捗を確認しました。)

まとめ|英語での役職名を正しく理解して、ビジネスに活かそう

日本語の役職名を英語で表すには、単純な直訳ではなく、役職の責任範囲や企業文化に応じた適切な表現が求められます。

とくに、ビジネスメールや英文履歴書、外資系企業とのやりとりでは、略語(CEO・COO・CFOなど)や階層(Manager/Director/Executive)の違いを正しく理解しておくことが大切です。

本記事を参考に、実務で役立つ英語の役職表現をしっかり押さえ、よりスムーズで伝わるコミュニケーションを目指しましょう。

こちらの記事もおすすめ

無料体験にクレジットカードの登録は必要ありません!

日本人のサポート付き無料体験レッスンはこちら