「肉を焼く」は英語で何と言う?調理法別の「焼く」や「焼き加減」の表現を解説!

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更新日:2025年8月14日 英語コラム

「肉を焼く」は英語で何と言う?調理法別の「焼く」や「焼き加減」の表現を解説!

「肉を焼く」を英語でどう表現するのか悩んだことはありませんか?

日本語の場合、オーブンで焼いてもフライパンで焼いても、「肉を焼く」の一言で表現することができます。

しかし、英語は調理方法によって使う英単語が異なるため使い分けが必要です。

そこでこの記事では、「肉を焼く」を英語でどう表現するのかをテーマに、調理法別の英単語の使い分けと肉の焼き加減の英語表現を解説します。

料理に関する話題は日常英会話でたびたび出てきます。

ぜひマスターして英会話に活かしましょう。

「焼く」の英語表現9選

「焼く」を指す英語表現はたくさんあります。

肉を焼く際に使われる英語表現を調理法別に見ていきましょう。

1.cook(火や熱で調理する)

「cook」は「調理する、料理する」の意味で覚えている方も多いでしょう。

しかし、正しいニュアンスは「加熱して調理する」です。

サラダなど加熱しない料理には使えないので注意しましょう。

文脈に応じて「焼く・煮る・炊く・揚げる」などさまざまな加熱調理に対して使えます。

例文:
Could you cook the meat well-done?

(肉はしっかり焼いてもらえますか?)

「cook」は加熱調理に対して広く使える表現ですが、調理方法は限定されていません。

具体的にどんな調理方法で加熱するのかを伝えたい場合は、次から紹介する英語を使いましょう。

2.grill(焼き網で焼く)

「grill」は、焼き網を使って直火で肉や魚などを焼く時に使う単語です。

多くのコンロに付いている魚焼きグリルがイメージしやすいでしょう。

「grill」を名詞として使う場合は「焼き網」のことを指します。

例文:
Please make sure to grill the steak thoroughly to avoid undercooking it.
(生焼けにならないようにしっかりとステーキを焼いてください。)

Grilled meat is a popular dish at this restaurant.
(このレストランの人気料理はグリルしたお肉です。)

3.broil(<アメリカ英語で>オーブンの上火で焼く)

アメリカ英語では、オーブンの上火を使って焼くことを「broil」と言います。

一方、イギリス英語では「broil」ではなく、オーブンの上火で焼くことも「grill」が使われます。

例文:
chose to broil the chicken rather than boil it.
(鶏肉は茹でずにオーブンの上火で焼くことにしました。)

4.roast(オーブンや火を使ってじっくり焼く)

「roast」はオーブンを使ってじっくり焼く調理法のことです。

ローストビーフやローストチキンなど、肉の塊を調理する際に使われます。

例文:
I roasted beef in the oven for Christmas dinner.
(クリスマスディナーのためにオーブンで牛肉をローストしました。)

The roasted lamb the restaurant served was delicious.
(そのレストランで出されたローストラムはおいしかったです。)

5.barbecue(バーベキューにする)

バーベキューは日本でも親しまれている調理方法ですが、日本と本場アメリカのバーベキューは別物と言ってもいいくらいの違いがあります。

日本のバーベキューは、薄く切った肉や野菜を直火で焼きながら食べるのが一般的です。

しかし、アメリカの本格的なバーベキューは、分厚い塊肉を低温で何時間もかけてスモークさせながら調理します。

日本のバーベキューは、英語で表現すると「barbecue」よりも「grill」に近いです。

「grill」と「barbecue」は混同しやすい単語ですが、「grill」が高温かつ短時間で焼くのに対し、「barbecue」は低温かつ長時間で焼くという点に違いがあります。

例文:
Let’s barbecue some meat with pepper and herbs.

(胡椒とハーブを付けた肉をバーベキューで焼きましょう。)

6.sear(表面を焼く)

「sear」は高温で表面を焼く際に使われる単語です。

ローストビーフを作る際、オーブンに入れる前に肉の表面をこんがり焼くことがありますが、その工程が「sear」です。

例文:
You need to sear the meat before putting it into the oven.

(肉をオーブンに入れる前にまず表面を焼く必要があります。)

7.stir-fry(細かい具材を素早く炒める)

日本語で「フライ」というと、多くの方が「揚げ物料理」のことを思い浮かべるのではないでしょうか。

しかし、英語の「fry」は「油を使って加熱料理する」という意味なので、必ずしも「揚げる」を指すわけではありません。

「炒める・焼く」といった調理方法でも使われる表現です。

「stir」を使った代表的な英語表現が「stir-fry」です。

「stir」は「かき混ぜる」という意味で、「stir-fry」は、小さく切った食材を素早くかき混ぜながら炒める時に使われます。

例文:
Can you show me how to stir-fry pork properly?

(豚肉を上手に炒める方法を教えてくれますか?)

8.pan-fry(フライパンで焼く)

「pan-fry」は、少量の油を使ってフライパンで食材を焼く時に使う表現です。

余談ですが「フライパン」は和製英語です。

正しくは「frying pan」や「skillet(アメリカ英語)」と表現するので、あわせて覚えておきましょう。

例文:
Cut the meat into bite-sized pieces and pan-fry until golden brown.
(肉を一口大に切り、きつね色になるまでフライパンで焼きます。)

My mother sometimes pan-fries bacon until it’s crispy.
(母は時々ベーコンをカリカリになるまでフライパンで焼きます。)

9.shallow-fry(揚げ焼きにする)

「shallow-fry」は揚げ焼きにする時に使われる表現です。

「浅い」を指す「shallow」と反対の意味「deep」を使って「deep-fry」とすると、「たっぷりの油で完全に食材を浸して揚げる」という意味の表現になります。

例文:
Shallow-frying chicken is healthier than deep-frying it.
(鶏肉は揚げるよりも揚げ焼きにする方がヘルシーです。)

The chef shallow-fried pork to try out a new recipe.
(シェフは新しいレシピを試すために豚肉を揚げ焼きにしました。)

【注意】bake(ケーキやパンを焼く)

「bake」も「焼く」を指す単語ですが、一般的に肉を焼く際には使いません。

パンやケーキなどの菓子類をオーブンで焼く時に使われる表現です。

例文:
She baked a chocolate cake last Sunday.

(彼女は先週の日曜日にチョコレートケーキを焼きました。)

肉の焼き加減の英語表現

レストランで肉を焼いてもらう際に尋ねられるのが、肉の焼き加減です。

ここからは肉の焼き加減の尋ね方・答え方の英語表現をご紹介します。

肉の焼き加減の尋ね方

レストランの店員が肉の焼き加減を尋ねる際、よく使われる表現が下の例文です。

例文:
How would you like your steak (cooked)?

(ステーキの焼き加減はどうしますか?)

店員が客に対して尋ねる際は、丁寧さが出る「would」が使われることがほとんどです。

家庭でのやりとりなどカジュアルな場面では、「How would you〜?」ではなく「How do you~?」と尋ねられることもあります。

肉の焼き加減の答え方

焼き加減を丁寧に答える場合は、次のような表現が使われます。

例文:
I would like my steak 〇〇.

(ステーキは〇〇でお願いします。)

「like」は、多くの場合「〜が好きである」という意味で使われます。

例えば「肉が好きです」を英語で表すと「I like meat.」で、文法的に説明するとこれは第3文型(SVO)の用法です。

しかし、ステーキの焼き加減を答える時の「like」は違います。

この「like」は第5文型(SVOC)の用法で、「OがCであるのを望む」という意味になります。

第5文型の特徴は「O=C」なので、「ステーキ=〇〇の状態」という関係を作っています。

では、具体的に〇〇に入る焼き加減の英語表現にはどのようなものがあるのか、代表的な焼き加減をご紹介します。

  • rare(レア)
    (中心部が赤く、血が滲み出る程度の状態)
  • medium rare(ミディアムレア)
    (外側は焼けているが中心部はほんのり赤い状態)
  • medium(ミディアム)
    (中心部がピンク色でおおむね火が通っている状態)
  • medium well(ミディアムウェル)
    (中心部のピンク色はわずかでほぼ火が通っている状態)
  • well done(ウェルダン)
    (赤い部分はなくしっかり焼いた状態)

ほかにも焼き加減の表現はありますが、よく使われる上記5つの表現をおさえておきましょう。

まとめ

「肉を焼く」を英語で表現する場合、「焼く」の英語には「grill」「roast」など調理方法によって動詞を使い分ける必要があります。

また、「barbecue」は日本でのイメージとは語感が異なり、「grill」と「broil」はアメリカ英語とイギリス英語で違いがあります。

この記事で解説した表現の違いをおさえて、レストランのメニューや英語のレシピサイトを読む際に役立てましょう。

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