英語で「別れの言葉」はどう言う?|ビジネス・恋愛・退職などシチュエーション別フレーズ集
引っ越しや転職、卒業、恋人との別れなど、人との「別れ」は誰にとっても避けられない出来事です。
そんな場面で、英語でどんな言葉をかければよいのか、迷ったことはありませんか?
この記事では、ビジネスや恋愛、友人・恩師との別れから日常で使える別れの挨拶まで、シチュエーション別にネイティブが使う自然なフレーズをご紹介します。
この記事を読めば、さまざまな「別れの場面」で、自分の気持ちを英語で自然に伝えられるようになることでしょう。
退職や送別で使える英語での別れの表現
職場での別れの場面では「ありがとう」「頑張ってください」といった気持ちを、丁寧に、そして心を込めて伝えたいものです。
感謝と敬意を伝える表現
職場で支えてくれた人に対して、これまでの協力や努力をねぎらう感謝の言葉は、別れ際に欠かせません。
これらのメッセージは、退職メールや送別スピーチ、上司への挨拶など、さまざまな場面で活用できます。
例文:
It has been a pleasure working with you.
(あなたと働けて光栄でした。)
Thank you again for everything.
(重ねて御礼申し上げます。)
Thank you for your professionalism and teamwork.
(あなたのプロ意識とチームワークに感謝します。)
I’m truly grateful for all your support.
(これまでのご支援に深く感謝しています。)
I’ve learned so much from you.
(あなたから多くを学びました。)
未来への活躍を願う表現
転職や海外赴任など、次のステージに進む相手には、前向きな気持ちを込めた言葉を伝えると励みになります。
例文:
Wishing you all the best in your new role.
(新天地でのご活躍を心よりお祈りいたします。)
Good luck in your future endeavors!
(今後のご健闘をお祈りします!)
Best of luck with your next chapter.
(次のステージでの幸運を祈っています。)
今後の関係をつなぐ表現
信頼関係を築いてきた人には、再会や連絡を楽しみにしている気持ちを伝えることで、良い関係を保ち続けたいという思いが伝わります。
例文:
Please keep in touch.
(今後もご連絡ください。)
I look forward to working with you again.
(またご一緒できることを楽しみにしています。)
惜別の気持ちを表す表現
長く働いた同僚や上司など、特別な思い入れがある人との別れには、心からの「寂しい気持ち」や「思い出」を表現したフレーズが効果的です。
例文:
You’ll be missed around here.
(あなたがいなくなると寂しくなります。)
Our paths may part, but I’ll always value our time together.
(道は分かれても、共に過ごした時間は大切な思い出です。)
恩師に贈る英語での感謝と別れの表現
学校や職場などで出会った「教えてくれた人」には、別れ際にしっかりと感謝の気持ちを伝えたいものです。
感謝と敬意を伝えるフレーズ
丁寧に感謝を伝えたい場面では、教えてくれたことや支えてくれたことへの素直な感謝を伝える表現が心に残ります。
例文:
Thank you for your guidance and support.
(ご指導とご支援をありがとうございました。)
I truly appreciate everything you’ve taught me.
(教えていただいたすべてに感謝しています。)
I owe much of my growth to your guidance.
(成長できたのはあなたのおかげです。)
教えを胸に刻むフレーズ
教わった学びを「ずっと大切にする」という意志を伝える表現です。
卒業生代表の挨拶、長年の関係を振り返る手紙やスピーチなどにおすすめです。
例文:
I’ll never forget your lessons.
(あなたの教えはずっと忘れません。)
I’ll carry your lessons with me always.
(あなたの教えを胸に刻みます。)
活躍や再会への願いを表すフレーズ
今後なかなか会えなくなるときは、これから先の活躍や再会を願う前向きな言葉がふさわしいです。
例文:
I wish you continued success and happiness.
(今後ますますのご活躍とご多幸をお祈りします。)
I hope we’ll meet again someday.
(またいつかお会いできますように。)
友人との別れに使える英語表現
親しい友人との別れは、ユーモアや温かさを込めた表現が合います。
しばらく会えなくなるときにも、関係性を保てるような言い回しを選びましょう。
今後もつながりたい気持ちを伝える表現
転職や留学などで物理的に離れる相手に、別れの後も関係を続けたいときは「連絡してね」といった、温かく前向きなフレーズを使いましょう。
例文:
Let’s keep in touch!
(これからも連絡取り合おうね!)
Hope we can catch up soon!
(また近いうちに会おうね!)
感謝と友情を表す言葉
人生の節目を迎える友人には、感謝の気持ちを伝えることで、関係を締めくくると同時に、温かい記憶として残すことができます。
例文:
Thanks for all the memories.
(たくさんの思い出をありがとう。)
I’m so grateful for our friendship.
(友情に心から感謝しています。)
Thanks for always being there for me.
(いつもそばにいてくれてありがとう。)
深い絆を表すフレーズ
長年の親友や恩人、大切な指導者への手紙やスピーチでは、心に響く一言で、別れのメッセージをより深く印象付けられます。
例文:
You’re more than a friend—you’re family.
(あなたは友達以上に家族みたいな存在です。)
You’ve made such a difference in my life.
(あなたは私の人生に大きな影響を与えてくれました。)
恋人との別れに使える英語表現
恋人やパートナーとの別れは、感情的に複雑なシチュエーションです。
誠実さと感謝の気持ちを伝えることが大切です。
感謝の気持ちを伝える言葉
円満に別れたいときや良い思い出を大切にしたいときには、出会えたことへの感謝を伝えることで、相手との関係を美しく締めくくることができます。
例文:
Thank you for everything.
(すべてに感謝しています。)
I’m glad I met you.
(あなたに出会えてよかったです。)
You taught me how to love.
(あなたは愛を教えてくれました。)
Let’s part with kindness and gratitude.
(感謝と優しさを持って別れましょう。)
思い出と心のつながりを大切にする表現
長く付き合ったパートナーや大きな影響を与えてくれた人との別れには、静かで温かい想いを込めた言葉が心に響きます。
例文:
I’ll always cherish the time we spent together.
(あなたと過ごした日々はいつまでも大切です。)
You’ll always have a place in my heart.
(あなたはずっと私の心の中にいます。)
I’ll never forget what we had.
(私たちの関係を忘れることはありません。)
I’ll treasure our memories.
(思い出をずっと大切にします。)
You’ll always be part of my story.
(あなたはずっと私の物語の一部です。)
別れを選ぶ決意を伝える言葉
気持ちは残っていても「一緒にはいられない」と悟ったとき、相手を責めず、かつ誠実にその決意を伝えることは、お互いのためにも大切です。
例文:
I think it’s time for us to go our separate ways.
(お互い別々の道を歩むときが来たと思います。)
We’re better off apart, but I’ll always wish you well.
(離れたほうがいいけど、幸せを願っています。)
日常会話で使う別れの表現
友だち相手には基本の「Good bye(さようなら)」の他にも、いろいろな表現があります。
カジュアルな挨拶
毎日会う友人にはシチュエーションによっていろいろな表現ができます。
例文:
See you.
(またね。)
Bye for now.
(とりあえずバイバイ。)
Catch you later.
(また後でね。)
相手を気遣う表現
別れ際に相手の体調や状況を気づかう言葉を添えることで、より温かみのあるコミュニケーションが可能になります。
例文:
Take care.
(元気でね。/気をつけて。)
Don’t work too hard!
(無理しないでくださいね!)
丁寧・フォーマルな挨拶
ビジネスの場や、年長者・目上の方との会話では、丁寧で洗練された印象のフレーズが好まれます。
例文:
It was nice seeing you.
(お会いできて光栄でした。)
Have a good one!
(どうぞ良い一日を!)
まとめ|気持ちを込めた「別れの言葉」を英語で自然に伝えよう
別れの場面は誰にとっても感情が揺れる瞬間ですが、だからこそ、相手への感謝や応援、そしてこれからのつながりを大切にしたい気持ちを、言葉にして伝えることが大切です。
本記事でご紹介したように、英語にはビジネス、恋愛、友情など、さまざまなシーンに応じた自然で温かい「別れのフレーズ」が数多く存在します。
状況に合った表現を使いこなせるようになれば、英語でのコミュニケーションにも自信が持てるはずです。
ぜひ、自分の気持ちにぴったりのフレーズを見つけて、あなたらしい「別れの言葉」を届けてください。