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更新日:2025年12月12日 英文法

「ease」の英語表現をマスター!「at ease・with ease」の違いや使い方も解説

「ease」は日常会話にとどまらず、ビジネス英語や軍隊用語など、幅広い文脈で使われます。

英語学習者にとっては、ぜひ使いこなせるようになっておきたい重要単語のひとつです。

そこでこの記事では、「ease」の基本的な意味をはじめ、「at ease」や「with ease」の使い分けや、「easy」との違いを実用的な例文を挙げながらわかりやすく解説します。

この記事をとおして、幅広い場面で使える「ease」の自然な使い方を身につけましょう。

「ease」の意味・使い方・例文

「ease(イーズ)」には、名詞としての使い方と動詞としての使い方の2つがあります。

どちらの用法も頻繁に使われるので、使い方の違いをしっかりおさえておきましょう。

名詞「ease」の使い方

名詞としての「ease」は「(精神的な)安心、気楽さ、安らぎ」や「(肉体的な)楽さ、容易さ」の意味があります。

例文:
After she won the lottery, she lived a life of ease.
(宝くじに当たった後、彼女は気楽な生活を送りました。)

This app is known for its ease of use and strong security.
(このアプリはその使いやすさと高いセキュリティで知られています。)

動詞「ease」の使い方

動詞としての「ease」には「(心配など)を取り除く、和らげる」や「楽にする、安心させる」などの意味があります。

例文:
This automation tool eased the pressure on our customer service team.
(この自動化ツールによりカスタマーサービスチームへの負担が軽減されました。)

This medicine eased my headache.
(この薬で頭痛が和らぎました。)

前置詞「off」と伴って「ease off」の形で使われることもあります。

「(緊張などが)ゆるむ、和らぐ」や「(雨などが)弱まる」といった意味で、物事が弱まるニュアンスを表します。

例文:
The heavy rain finally eased off around midnight.
(大雨はようやく真夜中ごろに弱まりました。)

The pressure eased off after my presentation was successful.
(プレゼンテーションがうまくいった後、プレッシャーが和らぎました。)

「at ease」の意味・使い方・例文

「at ease」には「気楽に、安心して」の意味があります。

この表現を使いこなすには、「at ease」と相性の良い動詞や形容詞との組み合わせを知ることが重要です。

一緒に使われることの多い単語の組み合わせ(コロケーション)を学ぶことが、自然な英語表現の近道となります。

「at ease」を使った代表的なフレーズを4つご紹介します。

1. feel at ease(安心する、落ち着く)

「at ease」とセットで覚えておきたい表現が、「feel(感じる)」を使った「feel at ease」です。

安心する時、落ち着く時、心が和む時など、ホッとした時に使う便利な表現です

例文:
I felt at ease when I heard classical music playing at the dental clinic.
(歯科医院でクラシック音楽が流れているのを聞いて、私は落ち着きました。)

I always feel at ease when I’m with my mother.
(母といるといつも安心します。)

2. put [set] someone at (one’s) ease(人にくつろいでもらう、安心させる)

自分が安心するのではなく、相手にリラックスしてもらう時に使える表現が、「put」や「set」を使った「put [set] someone at (one’s) ease(人を安心させる)」です。

「put」は「〜を置く」、「set」は「〜を設置する」の意味を最初に思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。

これらの意味で使う場合、どちらの動詞も第3文型(SVO)として機能しています。

英文は基本的に5つの文型に分類されますが、「put」や「set」は文型によって意味が変化する動詞の代表例です。

今回の「put [set] someone at (one’s) ease」は、第3文型ではなく、第5文型(SVOC)の用法です。

「put」や「set」が第5文型として使われた時は「OをCの状態にする」という意味になります。

「someone」がO、前置詞句の「at ease」がCに相当し、「人を安心の状態にする」という直訳から「人を安心させる」という自然な意味に転じます。

言い換え表現としては、使役動詞「make」を使った「make someone feel at ease」もあります。

例文:
Her calm demeanor set the anxious patient at ease.
(彼女の落ち着いた態度が、不安そうな患者を安心させました。)

The staff’s warm smile put the guests at ease.
(スタッフの温かい笑顔がゲストをリラックスさせました。)

She has a natural ability to make people at ease.
(彼女は人を安心させる天性の才能があります。)

3. ill at ease(落ち着かない、居心地が悪い)

「ill at ease」は「落ち着かない」や「不安な」という意味のフレーズです。

「ill」は「病気の、悪い」といった意味で、「at ease」と組み合わさることで、安心していない状態を言い表すことができます。

例文:
The applicant was completely ill at ease during the interview.
(その応募者は面接中、完全に緊張していました。)

I feel ill at ease among strangers.
(知らない人たちの中にいると落ち着きません。)

4. stand at ease(休め※軍隊用語)

軍隊用語で立った状態で休めの姿勢を取ることを、「stand at ease」と言います。

これは上官が出す指示のひとつとして、兵士が「気をつけ(attention)」の姿勢から「休め(at ease)」の姿勢に移る際に使われます。

日常会話で使われることはほとんどありませんが、軍隊に関わる映画・海外ドラマで耳にしたり小説で目にしたりする機会はあるでしょう。

例文:
The colonel ordered, “Stand at ease!” and the soldiers relaxed their posture.
(大佐が「休め!」と命令すると、兵士たちは姿勢を緩めた。)

「with ease」の意味・使い方・例文

「with ease」は「簡単に、やすやすと」という意味のフレーズです。

「at ease」と形は似ていますが、前置詞が異なると意味も変わってくるので注意しましょう。

例文:
He solved the PC problem with ease.
(彼はPCの問題を簡単に解決しました。)

She climbed Mt. Fuji with ease despite her age.
(彼女は高齢にもかかわらず、やすやすと富士山に登りました。)

「easy」の意味・使い方・例文

「ease」と「easy」は綴りが似ていますが、使い方は大きく違います。

「ease」には名詞または動詞の用法があることを解説しましたが、「easy」は形容詞と副詞の用法があります。

形容詞「easy」の使い方

形容詞「easy」には「容易な、簡単な」の意味があります。

よく使われる構文は、「It is easy (for 人) to do ~(〜するのは人にとって簡単だ)」というパターンです。

例文:
It is easy for my mother to make five dishes in an hour.
(母にとって1時間で5品作ることは簡単です。)

This online manual was easy to understand.
(このオンラインマニュアルは分かりやすかった。)

副詞「easy」の使い方

「easy」は基本的に形容詞として使われますが、「容易に、のんき、慎重に」の意味で副詞的に使われることがあります。

「go easy on〜」は「〜に優しくする、手加減する」という意味の慣用句で、日常会話でよく使われます。

例文:
Go easy on my niece. She is just a kid.
(姪っ子には手加減してあげてね。まだ子供なんだから。)

Easy come, easy go.
(簡単に手に入るものは、すぐに失う。)

2つ目の例文は、直訳の「簡単に来るものは、簡単に去る」から転じて、簡単に得やすいものは失いやすいことを表したことわざです。

日本語のことわざで表すと、「悪銭身に付かず」が最も近い表現です。

まとめ

最後にこの記事で解説した重要なポイントを復習して、学習内容を定着させましょう。

  • easeとeasyの違い

⇒ easeは名詞または動詞として使う
⇒ easyは形容詞または副詞として使う

  • at ease(気楽に、安心して)

⇒ feel at ease(安心する)
⇒ put [set] someone at (one’s) ease(人を安心させる)
⇒ ill at ease(落ち着かない)
⇒ stand at ease(休めの号令)

  • with ease(簡単に、やすやすと)

「ease」は、日常会話の定番フレーズやことわざなど、さまざまな場面で使われる汎用性の高い英単語です。

ぜひこの記事で解説した内容を英会話や英作文の中に取り入れてみましょう。

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