ほとんどの人が言えない?「ご配慮いただきありがとうございます」の正しい英語フレーズをご紹介!

ビジネスシーンで「ご配慮いただきありがとうございます」と感謝を伝える場面は想像以上に多いと思います。
例えばスケジュールを調整してもらったとき、ミーティングを早めに抜けさせてもらったとき、特別な対応をしてもらったときなど。
このようなとき、相手に感謝を示すことはビジネス関係を円滑に保つために欠かせません。
しかし、英語で「ご配慮」をどう表現すればよいのでしょうか?
実は、状況によって使い分けるべき表現がいくつもあるのです!
そこでこの記事では、ビジネス英語で「ご配慮いただきありがとうございます」を意味する英語フレーズを、ネイティブスピーカーの実例とともに詳しく解説します。
「ご配慮」を意味する英語表現とは!?
1. そもそも配慮とはどういう意味なのか
配慮とは、他者の立場や状況を考慮し、その人が不快に感じないように思いやりを持って行動することです。
例えば社員のなかに騒がしい環境が苦手な方がいる場合は、業務スペースを部屋の隅にしたり、飲み会の席を調整したり…といったことが配慮として挙げられます。
やや堅苦しいニュアンスがあるため、ビジネスシーンや学校教育などで用いられる言葉です。
また類似表現に「思いやり」や「考慮」、「気配り」などがあります。
いずれも相手の立場や想いを尊重したうえで、行動に起こすことを指しています。
同様に「気遣い」も「配慮」の言い換え表現として挙げられますが、こちらはカジュアル表現で、個人的な関係や日常生活のなかでよく登場します。
2.配慮を意味する一般的な英単語は「consideration」
「ご配慮」の意味でよく使われる英語は「consideration」 です。
また形容詞は「considerate」で「思いやりのある、気が利く」と訳されます。
例文:
Thank you for your consideration.
(ご配慮いただきありがとうございます。)
I appreciate your kindness and consideration.
(ご親切とご配慮に感謝いたします。)
※ビジネスメールの締めくくりとして非常によく使われます。
3. 状況に応じて英単語を使い分けましょう!
英語では、相手に感謝を述べたいときに、よく「Thank you for your 〜.(〜いただきありがとうございます。) 」を使います。
状況によっては「consideration(配慮)」より適している英単語があるので、以下の英単語も覚えておくと良いでしょう!
thoughtfulness(配慮、思いやり)
実は「thoughtfulness」も「ご配慮」の意味で使うことができます。
「consideration」は相手のことを考慮してより良い方向に導くというニュアンスがあるのに対し、「thoughtfulness」はどちらかと言うと相手のことを思いやる「優しさ」に重きを置いた表現です。
そこまで大きな違いではないので、心に留めておくくらいで十分です。
accommodation(便宜)
便宜とは、相手の都合が良くなるように意図的に行動することです。
「便宜を図る」と言うように、例えば相手のスケジュールにあわせて特別な対応をすることが挙げられます。
また合理的配慮は英語で「reasonable accommodation」と表現することができます。
kindness(思いやり、親切さ)
こちらは「相手の状況を踏まえて行動する配慮」とは異なり、「純粋な優しさや良心からくる行動全般」を指します。
より「善意」が強調される英単語で、カジュアルシーンでよく使用されます。
understanding(理解)
「understanding」は配慮を意味する単語ではありませんが、感謝を述べるときによく使われる単語です。
Thank you for your understanding.
(ご理解いただきありがとうございます。)
は頻出なので、状況に応じて使い分けをしましょう!
|
英語 |
ニュアンス |
使用場面 |
|
consideration |
配慮、熟考 |
ビジネス全般で使われる |
|
thoughtfulness |
思いやり、心遣い |
より個人的で温かい感謝をしたいとき |
|
accommodation |
便宜を図ること |
特別な対応をしてもらったとき |
|
kindness |
思いやり、親切さ |
相手の優しさに感謝をしたいとき |
|
understanding |
理解 |
状況を理解してもらったとき |
「ご配慮いただきありがとうございます」の英語表現【シーン別】
ここからは、ぜひ覚えて欲しい便利フレーズを場面ごとにご紹介します。
1. 色々な配慮をしてもらったとき
いろいろな面で配慮してもらった場合は「all(すべての)」を加えて強調すると良いです。
例文:
Thank you very much for all your consideration.
(色々とご配慮いただき、誠にありがとうございます。)
I truly appreciate all your thoughtfulness.
(色々と思慮深くご配慮いただき、心から感謝いたします。)
I’m grateful for all the consideration you’ve made for me.
(私のために色々とご配慮いただき感謝しています。)
Thank you for your consideration and support.
(ご配慮とご支援をありがとうございます。)
2. スケジュール調整をしてもらったとき
相手がスケジュールを調整してくれた場合は「flexibility(柔軟性)」を使って感謝を示すことができます。
例文:
Thank you for your flexibility in rescheduling the meeting.
(会議の再スケジュールにご柔軟に対応いただきありがとうございます。)
Thank you for adjusting your schedule to attend the unexpected client call.
(急なクライアント電話会議に出席するためにスケジュールを調整していただきありがとうございました。)
3. 特別な対応をしてもらったとき
特別な便宜を図ってもらった場合は「accommodation(便宜)」を使いましょう。
例文:
Thank you for accommodating my request on such short notice.
(急なお願いに対応していただきありがとうございました。)
I am deeply grateful for the accommodation you have provided.
(ご便宜を図っていただき、深く感謝しております。)
4. 理解を示してもらったとき
困難な状況や変更を理解してもらった場合は「understanding(理解)」が効果的です。
例文:
I value your understanding as we adjust our workflow.
(ワークフローの調整にご理解をいただき感謝しております。)
We are making some changes now. Thank you for your patience and understanding during this time.
(現在、いくつかの変更を行っています。この期間中、お待ちいただき、ご理解いただきありがとうございます。)
5. 面接後に感謝のメールを送りたいとき
面接後にお礼のメールを送る際は、「時間を割いてくれたこと」と「候補者として検討してくれること」の両方に感謝しましょう。
Thank you for taking the time to interview me for a managerial position. I appreciate your consideration of my application.
(管理職のポジションの面接にお時間をいただき、ありがとうございました。私の応募をご検討いただき感謝しております。)
6. 相手の検討に対して感謝をしたいとき
例文:
Thank you for reviewing my proposal. I look forward to the possibility of working together.
(提案書をご検討いただきありがとうございます。一緒に働ける可能性を楽しみにしております。)
I appreciate your thoughtful consideration of my business pitch. Your feedback means a lot to me.
(ビジネス提案を慎重にご検討いただき感謝しております。フィードバックは私にとって大変重要です。)
おわりに
英語では「ご配慮いただきありがとうございます」という一言でも、状況に応じてさまざまな表現を使い分けなければなりません。
ビジネス英語では、感謝を適切に表現することが信頼関係の構築につながります。
今回ご紹介した表現を使って、相手の配慮に対する感謝を効果的に伝えましょう!


















