英語が口から出てこない原因7選!知っている単語をすぐ話す練習方法

「英単語を勉強しているのに、英会話になると言葉が出てこない」「知っているはずの単語を思い出せない」と悩んでいませんか?
英語が口から出てこない原因は、単語や文法を知らないことだけではありません。
見れば意味が分かる英単語でも、会話中に自分から瞬時に思い出して使えるとは限らないためです。
この記事では、英語を話すと単語が出てこない原因と、知っている英語を必要なときに取り出すための練習方法を紹介します。
英語が口から出てこないのはなぜ?
英語が口から出てこないのは、知識不足だけが原因ではありません。
英会話では、相手の話を聞きながら、
伝えたい内容
↓
考える
必要な英単語
↓
思い出す
英文
↓
組み立てる
発話
↓
実際に口から出す
という複数の処理を短時間で行います。
そのため、単語帳を見れば意味が分かる人でも、会話になると必要な単語を思い出せないことがあります。
「もっと英単語を覚えなければ」と考える前に、すでに知っている英語を自分から取り出す練習ができているか確認しましょう。
「見ればわかる英語」と「自分から出てくる英語」は違う
英単語には、「見たり聞いたりすれば理解できるもの」と「自分から使えるもの」があります。
例えばdeliciousという単語を見て、「おいしい」という意味だと分かったとします。
しかし英会話で、
How was the food?
(料理はどうでしたか?)
と聞かれたとき、deliciousがすぐに出てくるとは限りません。
見たり聞いたりして理解できる語彙は「受容語彙」、自分から話したり書いたりするときに使える語彙は「産出語彙」と呼ばれます。
英会話では、後者を増やすことが重要です。
「意味が分かる=会話で使える」と考えず、覚えた英語を何も見ずに思い出して使う練習を取り入れましょう。
英語を話すと単語・言葉が出てこない原因7選
英語が出てこない原因は人によって異なります。まずは自分がどこで止まっているのか確認してみましょう。
1. 英単語を「見て覚える」だけになっている
単語帳を何度も読んでいると、英単語を見た瞬間に意味が分かるようになります。
しかし、それだけでは「必要な場面で自分から思い出す」練習が不足します。
例えば、
delicious
↓
おいしい
と確認するだけでなく、
おいしかった
↓
deliciousを思い出す
という逆方向の練習も必要です。
単語帳を見る時間だけでなく、何も見ずに思い出す時間を作りましょう。
2. 英単語を日本語訳だけで覚えている
「book=本」「busy=忙しい」のように、英単語と日本語訳だけをセットで覚えていると、実際の会話で使いにくい場合があります。
単語を覚えるときは、どのような場面で使うのかも確認しましょう。
例えばbusyなら、
I’m busy today.
(今日は忙しいです。)
I was busy last week.
(先週は忙しかったです。)
のように、短い英文と一緒に覚えます。
単語を「意味」だけではなく「使い方」までセットで覚えることがポイントです。
3. 英単語を自分の英文で使っていない
例文を読んで理解できても、自分のことを話すときに使えるとは限りません。
新しく覚えた表現は、自分に関係する英文に変えてみましょう。
例えばtravelを覚えたら、
I like traveling.
(旅行が好きです。)
I traveled to Cebu last year.
(去年セブへ旅行しました。)
のように、自分が実際に話しそうな内容で使います。
自分の経験や考えと結びつけることで、会話でも取り出す練習になります。
4. 日本語の文章をそのまま英訳しようとしている
話す前に日本語で長い文章を作ると、それを英訳するために多くの単語や文法が必要になります。
例えば、
「昨日、前から気になっていたレストランに友達と初めて行きました」
という日本語を、そのまま一文の英語にしようとすると難しく感じるかもしれません。
まず、
I went to a restaurant yesterday.
(昨日レストランへ行きました。)
I went there with my friend.
(友達と行きました。)
のように、短く分けて話せば十分です。
最初から日本語と同じ情報量を英語一文で再現しようとしないことが大切です。
5. 完璧な英文を作ってから話そうとしている
「文法を間違えたくない」と考えすぎると、話し始めるまでに時間がかかります。
会話中に、
時制は正しい?
前置詞は?
冠詞は必要?
三単現のsは?
とすべて確認していると、知っている単語まで出てこなくなることがあります。
まずは短い英文を口に出し、必要に応じて情報を追加しましょう。
正確さは大切ですが、「完璧な英文が完成するまで話さない」状態にならないよう注意してください。
6. 会話で英語を思い出す練習が不足している
単語テストでは答えられるのに、会話では出てこない場合があります。
単語テストと実際の英会話では、英語を取り出す状況が異なるためです。
会話では、
What did you do yesterday?
(昨日は何をしましたか?)
のような質問を聞き、その場で必要な単語を思い出さなければなりません。
英単語を覚えたら、質問への回答など実際の会話に近い形でも使ってみましょう。
7. 緊張して頭が真っ白になっている
一人なら英文を作れるのに、人を前にすると言葉が出てこない場合は、緊張が影響している可能性があります。
特に、
- 間違えたら恥ずかしい
- 早く答えなければいけない
- 正しい発音で話さなければいけない
と考えるほど焦りやすくなります。
最初から長く答えようとせず、一文だけ話すことから始めましょう。
短い英文で返答できれば、そのあとに情報を追加できます。
単語をたくさん覚えれば英語は口から出てくる?
英語を話すために語彙力は必要です。
しかし、英単語をたくさん覚えるだけで、すべての単語が会話中にすぐ出てくるようになるわけではありません。
例えば1,000語を知っていても、その1,000語を必要な場面ですぐ使えるとは限りません。
重要なのは、
英単語
↓
意味を知る
思い出す
↓
何も見ずに取り出す
使う
↓
自分の英文で話す
という段階を進むことです。
新しい単語を増やす学習と、すでに知っている単語を使えるようにする学習を組み合わせましょう。
英単語を「使える語彙」に変える5つの方法
1. 英単語を見ずに思い出す
単語帳を読むだけでなく、英語を隠して思い出してみましょう。
例えば「経験」という意味を見てexperienceを答えるなど、自分から英語を取り出します。
すぐ答えられなかった単語は、まだ会話で使いにくい可能性があります。
「覚えたかどうか」を確認するときは、見れば分かるかではなく、何も見ずに思い出せるかも確認しましょう。
2. 覚えた単語で自分の例文を作る
例文は、そのまま暗記するだけでなく自分用に変えます。
例えばexcitedを覚えたら、
I’m excited about my trip.
(旅行を楽しみにしています。)
のように、自分が実際に使いそうな英文を作ります。
自分の仕事、趣味、家族、旅行など、普段の英会話で話しそうなテーマがおすすめです。
3. 質問に答える形で使う
単語を一つ覚えたら、その単語を使える質問を考えてみましょう。
例えばfavoriteなら、
What is your favorite food?
(好きな食べ物は何ですか?)
What is your favorite movie?
(好きな映画は何ですか?)
などです。
質問に答える形にすると、単語を単独で思い出すだけでなく、会話の中で取り出す練習ができます。
4. 同じ単語を違う場面で使う
一つの単語につき、一つの例文だけを覚える必要はありません。
例えばbusyなら、
I’m busy today.
My mother is busy.
The restaurant was busy.
のように、主語や場面を変えて使ってみましょう。
さまざまな文脈で使うことで、特定の例文を丸暗記するだけの状態を避けられます。
5. 実際の英会話で意識的に使う
オンライン英会話などを利用している場合は、レッスン前に「今日はこの3語を使う」と決めてみましょう。
覚えた単語を実際の会話で使う機会を意識的に作れます。
使えなかった単語はレッスン後に確認し、次回もう一度挑戦しましょう。
英語を瞬時に口から出す練習方法7選
知っている英語をすぐ取り出せるようにするには、「思い出すまでの時間」を意識した練習も役立ちます。
1. 日本語を見て短い英語を言う
短い日本語を見て、対応する英語を口に出してみましょう。
例えば、
私はコーヒーが好きです。
↓
I like coffee.
昨日買い物に行きました。
↓
I went shopping yesterday.
のような簡単な内容から始めます。
長文を英訳するのではなく、基本的な単語や英文を素早く取り出すことが目的です。
2. 写真を見て3秒以内に説明する
写真を一枚選び、見えたものをすぐ英語で説明します。
例えば犬の写真なら、
It’s a dog.
The dog is running.
It looks happy.
など、簡単な英文で構いません。
難しい表現を考え込まず、知っている英語を素早く使う練習になります。
3. 英語の質問に一文で答える
質問を用意し、まず一文だけで答えます。
例えば、
What did you eat for breakfast?
(朝食に何を食べましたか?)
と聞かれたら、
I ate toast.
(トーストを食べました。)
とすぐ答えます。
最初から長く話そうとしないことで、必要な英語を取り出すことに集中できます。
4. 一文に情報を一つ追加する
一文を言えたら、もう一つ情報を追加します。
I like coffee.
↓
I drink it every morning.
I went shopping.
↓
I bought a new bag.
のようにします。
「長い英文を一気に作る」のではなく、「短い英文を増やす」と考えると話しやすくなります。
5. 同じ質問にもう一度答える
一度答えた質問に、少し時間を空けてもう一度答えてみましょう。
1回目
↓
単語を探しながら話す
確認
↓
言えなかった部分を調べる
2回目
↓
できるだけ素早く答える
と進めます。
毎回新しい質問に挑戦するより、同じ内容を繰り返す方が「取り出す速度」の変化を確認しやすくなります。
6. 言えなかった単語だけメモする
会話中に出てこなかった単語は、その場ですべて調べなくても構いません。
あとで確認できるようにメモしておきましょう。
例えば「予約する」が出てこなかったら、
予約する
↓
book / make a reservation
のように確認します。
自分が実際に言いたかった英語なので、次の会話でも役立ちやすい表現です。
7. 翌日に同じ単語をもう一度使う
調べた単語は、確認して終わりにしないことが大切です。
翌日にもう一度、自分の英文で使ってみましょう。
例えばbookを確認したなら、
I booked a hotel yesterday.
(昨日ホテルを予約しました。)
I need to book a restaurant.
(レストランを予約する必要があります。)
などと話します。
「調べる→使う→翌日もう一度使う」という流れを作りましょう。
英語が出てこないときに日本語から考えてもいい?
英会話初心者が日本語で考えること自体は問題ありません。
無理に「最初から英語だけで考えなければいけない」と思うと、かえって話せなくなることがあります。
ただし、長い日本語を完成させてから、そのまま英訳しようとするのは避けましょう。
例えば、
「昨日は疲れていたので、仕事が終わったあと寄り道をせずに家へ帰りました」
と考えたら、まず内容を分けます。
I was tired yesterday.
I went home after work.
(昨日は疲れていました。仕事のあと家に帰りました。)
すべてを一文で表現する必要はありません。
伝えたい内容を簡単にして、知っている英語を取り出しましょう。
英語を話すときに文法を考えすぎてしまう場合は?
文法を意識することは大切ですが、会話中にすべて確認すると言葉が出にくくなることがあります。
最初は「主語+動詞」を中心に英文の核を作りましょう。
例えば、
I went.
(行きました。)
↓
I went to Shinjuku.
(新宿へ行きました。)
↓
I went to Shinjuku yesterday.
(昨日新宿へ行きました。)
と情報を追加します。
短い英文なら、単語や文法を取り出す負担を減らせます。
話したあとで間違いを確認し、次回修正する方法でも構いません。
英語が出てこないときに使える「時間を作るフレーズ」
会話中に単語を思い出せないときは、数秒考えるためのフレーズを使えます。
- Let me think.(ちょっと考えさせてください。)
- Well…(ええと……。)
- How can I say this?(何と言えばいいかな。)
- I mean…(つまり……。)
- What I want to say is…(私が言いたいのは……。)
これらのフレーズを使えば、完全な沈黙を避けながら次の英語を考えられます。
すぐ答えなければいけないと焦る人は、あらかじめ2〜3個覚えておくと便利です。
頭が真っ白になったときはどうする?
英会話中に頭が真っ白になったら、長い英文を作ろうとするのをやめましょう。
まず質問に対して、一文だけ答えます。
例えば、
What did you do this weekend?
(週末は何をしましたか?)
なら、
I stayed home.
(家にいました。)
だけでも会話は始められます。
落ち着いたら、
I watched a movie.
It was very interesting.
(映画を見ました。とても面白かったです。)
と追加します。
「最初から完璧に答える」より、「まず一文を出す」と考えることで、発話を始めやすくなります。
英語が口から出てくるまでの3ステップ
知っている英語を会話で使えるようにする流れは、3ステップで考えられます。
STEP1
知る
↓
単語や表現の意味・使い方を理解する
STEP2
思い出す
↓
何も見ずに必要な英語を取り出す
STEP3
使う
↓
自分の英文や実際の会話で使う
単語帳を読んで終わると、STEP1に偏りやすくなります。
「知る→思い出す→使う」までを一つの学習として考えましょう。
英語が口から出てこない人がやってはいけない5つのこと
1. 新しい単語ばかり覚える
新しい語彙を増やすことは大切ですが、すでに知っている単語を使う時間も必要です。
暗記とアウトプットを組み合わせましょう。
2. 単語帳を見て「覚えた」と判断する
英単語を見て意味が分かるだけでなく、何も見ずに自分から思い出せるか確認します。
3. 長い日本語をそのまま英訳する
複雑な日本語を一文の英語にしようとすると、途中で止まりやすくなります。
短い英文へ分けましょう。
4. 完璧な英文ができるまで黙る
まず簡単な一文を話し、そのあと情報を追加します。
間違いは発話後に確認できます。
5. 言えなかった単語をそのままにする
会話で出てこなかった単語は、自分に必要な語彙です。
練習後に確認し、次の会話で使ってみましょう。
英語をすぐ口から出す1週間練習モデル
英語を取り出す練習を習慣化したい人は、1週間単位で取り組んでみましょう。
月曜日
↓
覚えた英単語10語を見ずに思い出す
火曜日
↓
10語を使って自分の例文を作る
水曜日
↓
英語の質問5問に答える
木曜日
↓
写真を見て英語で説明する
金曜日
↓
水曜日と同じ質問にもう一度答える
土曜日
↓
実際の英会話で覚えた単語を3語使う
日曜日
↓
今週出てこなかった単語だけ復習する
新しい単語を増やすだけでなく、一度覚えた英語を繰り返し取り出す時間を作ることがポイントです。
英語が口から出るか確認するチェックリスト
次の項目で、普段の英語学習を確認してみましょう。
- 英単語を見ずに思い出している
- 日本語訳だけで覚えていない
- 自分の例文を作っている
- 覚えた単語を声に出している
- 英語の質問に答える練習をしている
- 短い英文から話している
- 言えなかった単語を記録している
- 同じ単語を別の英文でも使っている
- 実際の英会話で覚えた単語を使っている
当てはまる項目が少ない場合は、新しい英語を覚える学習に偏っている可能性があります。
一度覚えた英語を「思い出す」「使う」時間も増やしてみましょう。
英語が口から出てこない悩みについてよくある質問
英語が口から出てこないのはなぜですか?
単語や文法の知識不足だけでなく、知っている英語を自分から思い出す練習が不足している可能性があります。
何も見ずに単語を思い出したり、自分の英文で使ったりする練習を取り入れましょう。
英単語を知っているのに会話で出てこないのはなぜですか?
英単語を見て意味が分かることと、会話中に自分から思い出せることは異なるためです。
「見て確認する」だけでなく「見ずに取り出す」練習が必要です。
英語を話すと頭が真っ白になるのはなぜですか?
緊張や「正しく話さなければ」という意識が影響している場合があります。
まず一文だけ答え、落ち着いてから情報を追加しましょう。
英語を瞬時に口から出すにはどうすればいいですか?
短い質問へすぐ答える、写真を見て説明する、覚えた単語を見ずに思い出すなどの練習を繰り返しましょう。
最初から難しい英文を素早く話す必要はありません。
英単語をたくさん覚えれば話せるようになりますか?
語彙を増やすことは必要ですが、暗記だけでは会話で使えるとは限りません。
覚えた単語を自分の英文や実際の会話で使う練習も必要です。
英語を話すときは日本語で考えない方がいいですか?
初心者が日本語を使って考えても問題ありません。
ただし、複雑な日本語をそのまま英訳しようとせず、内容を簡単にして短い英語へ変えましょう。
英語を話すときに文法を考えてしまいます。どうすればいいですか?
まず「主語+動詞」で短い英文を作りましょう。
一文を話してから、場所・時間・理由などを追加すると負担を減らせます。
英語を考えずに話せるようになりますか?
よく使う単語や表現は、繰り返し取り出して使うことで以前より素早く出てくるようになる可能性があります。
すべての英語を考えずに話すことを目標にする必要はありません。
英単語をすぐ思い出す練習方法はありますか?
英単語を隠して思い出す、質問へ答える、自分の例文を作る、写真を説明するなどの方法があります。
見るだけの学習ではなく、自分から英語を取り出す練習を増やしましょう。
同じ英単語を何回使えば覚えられますか?
必要な回数には個人差があり、「○回使えば必ず覚えられる」とは言えません。
一度に繰り返すだけでなく、時間を空けながら何度も思い出して使うことが大切です。
英語が出てこないときは黙って考えてもいいですか?
考える時間を取っても問題ありません。
Let me think.などのフレーズを使えば、会話を完全に止めずに考える時間を作れます。
オンライン英会話で言葉が出てこない場合はどうすればいいですか?
レッスン前に「今日使う単語」を3つ程度決めておくとよいでしょう。
レッスン中に出てこなかった表現は終了後に確認し、次回もう一度使います。
英語が口から出るようになるまでどのくらいかかりますか?
現在の英語力、語彙、練習頻度、会話経験などによって異なります。
期間だけを目標にするのではなく、「以前より短い時間で答えられた」「覚えた単語を会話で使えた」といった変化を確認しましょう。
まとめ
英語が口から出てこないときは、「英単語が足りない」と考えて新しい単語ばかり覚える必要はありません。
すでに知っている英語を、自分から取り出せる状態にすることも大切です。
英単語
↓
意味を知る
暗記
↓
見れば分かる
思い出す
↓
何も見ずに取り出す
発話
↓
自分の英文で使う
会話
↓
必要な瞬間に使う
という流れを意識しましょう。
特に「英語を読めば分かるのに話せない」という人は、単語帳を見る時間だけでなく、質問へ答える、自分の例文を作る、言えなかった単語を翌日にもう一度使うなどの練習がおすすめです。
新しい英語を増やすことだけを目標にせず、「すでに知っている英語をどれだけ使えるか」という視点も取り入れてみてください。

















