「手数料」を意味する英語表現!知らないとまずい「charge」と「fee」の違いを解説します!

日常生活の中で「手数料」という言葉を耳にする機会は多いのではないでしょうか。
銀行での振込手数料をはじめ、オンラインショッピングでの決済手数料、レストランでのサービス手数料など、私たちは知らず知らずのうちに様々な「手数料」を支払っています。
しかし、英語で「手数料」を表現しようとすると、「charge」や「fee」など色々な単語が思い浮かび、どの単語を使えばいいのか迷ってしまいませんか?
実は英語では、場面や状況によって「手数料」を表す単語が異なるのです。
そこで本記事では、「手数料」を意味する英語表現を、シーン別に詳しく解説していきます。
基本となる「charge」や「fee」の違いから、銀行やレストラン、オンラインサービスなど実際の場面で使える表現まで、ネイティブスピーカーが実際に使用している例文とともにご紹介!
この記事を読めば、あなたの英語スキルにさらなる磨きがかかることでしょう。
基本的なサービス手数料を表す「charge(チャージ)」
1. 「charge 」の意味とは
日常生活のなかで「手数料」と聞いて、まず頭に思い浮かべるべきは「charge」です!
元々、目には見えないサービスに対して請求される料金を指します。
例えば宿泊料金や、ジムや英会話教室への入会金、とあるサービスを受けるための手数料などなど…。
日常の幅広いシーンで使用され、電気やガスなどの公共料金を指すこともできます。
「お釣り」を意味する「change(チェンジ)」と混同しないようにしましょう!
フレーズ
- shipping charges(送料)
- additional charge(追加手数料)
例文:
How much is the service charge?
(サービス手数料はいくらですか?)
There is no extra charge for cleaning.
(清掃に追加の代金はかかりません。)
2. 「charge a fee」(手数料を請求する)
「charge a fee」は「手数料を請求する」という意味で、ビジネスシーンでよく使われる表現です。
「charge(請求する)」を動詞として使い名詞の「fee(料金)」と組み合わせることで、だれに対しての手数料なのかを具体的に言及することができます。
例文:
We have to charge a fee for such listings.
(そのような掲載には手数料を請求しなければなりません。)
Some banks charge a fee for using their ATMs.
(一部の銀行では、ATMを使用する際に手数料がかかります。)
特定の手数料を指す「fee」
1. 「fee」の基本的な意味と使い方
「fee」も「charge」と同様に「手数料」を意味する英単語です。
ただし、一般的には特定のサービスにかかる「手数料」のことを指すので、個別に覚えておく必要があります。
以下、代表的な手数料をまとめたのでぜひ覚えましょう!
2. money transfer fee(振り込み手数料)
銀行に預けている預金を別の口座や他人に送金するときに発生する手数料のことです。
略して「MFT」と表記されることもあります。
また振り込み手数料は「transfer fee」や「Remittance fee」と表現されることも。
The money transfer fee at this bank is quite high.
(この銀行の振り込み手数料はかなり高いです。)
3. brokerage fee(仲介手数料)
ブローカーと呼ばれる仲介業者が、スムーズな取引やサービスの提供の対価として請求する手数料のことです。
日本ではよく賃貸物件を借りるときに、不動産会社によって請求されます。
The brokerage fee was more reasonable than I expected.
(仲介手数料は想定よりも手頃でした。)
4. administration fee(事務手数料)
新規契約時や、契約更新の手続きにかかる手数料のことです。
例えば賃貸契約やスマートフォンの機種変更時にかかります。「handling fee」と呼ぶことも可能です!
The ticket costs $10, but there’s a $2 administration fee.
(そのチケットは10ドルですが、2ドルの事務手数料がかかります。)
5. settlement fee(決済手数料)
こちらはキャッシュレス決済やクレジットカード決済時に、加盟店が会社に支払う手数料を指します。
This service charged me a settlement fee .
(このサービスは決済手数料を私に請求しました。)
6. registration fee(登録手数料)
イベントやサークルなど、何かに登録するときに発生する手数料のことです。
There will be a separate registration fee.
(こちらは別途、登録料がかかります。)
7. transaction fee(取引手数料)
こちらは投資における、商品や金融の取引にかかる手数料です。
A transaction fee of up to $2 applies.
(最大2ドルの取引手数料が適用されます。)
8. processing fee(処理手数料)
申請や手続きを処理する際に発生する手数料です。
Paying by cheque could result in an extra processing fee.
(小切手で支払うと追加の処理手数料が発生します。)
9.ビジネスシーンで使える「commission」
「charge」や「fee」のほかにも「commission」も手数料を意味する英単語です。
こちらはフォーマルなニュアンスがあるため、契約書や条約などの締結に伴う、正式な場面で使うことをオススメします。
また「work on commission(歩合制で働く)」というように、手数料を受け取る意味合いが強いです。
You can get a 30% commission if you sell this electronic facial machine.
(あなたはこの美顔器を売ると、30%の手数料をもらうことができます。)
手数料がいくらか尋ねる定番表現
手数料がどのくらいかかるか知りたい場面で使える実用的なフレーズをご紹介します。
特に「any fees」は「何らかの手数料」という意味で、手数料がかかるかどうかを尋ねる際によく使用されます。
日常会話からビジネスシーンまで幅広く使えるので、以下の表現をぜひ使ってみてください。
例文:
A: Are there any fees for this service?
(このサービスに手数料はかかりますか?)
B: No, there are no fees.
(いいえ、料金はかかりません。)
Do you charge a fee for international transfers?
(国際送金に手数料はかかりますか?)
What’s the fee for using this ATM?
(このATMを使用する手数料はいくらですか?)
手数料「無料」は「no fee」か「no charge」
手数料がかからない場合の表現方法も覚えておきましょう。
例文:
You don’t charge a fee.
(手数料はかかりません。)
There won’t be any service charge for this transaction.
(この取引には手数料が発生しません。)
There is no handling fee to change a new credit card.
(新しいクレジットカードへの切替は手数料がかかりません。)
おわりに
本記事では「手数料」を意味する英語表現について、基本的な「charge」や「fee」、そして「commission」を使って幅広くご紹介しました。
それぞれ銀行の振込時やオンラインでの決済時など、シーンによって適切な表現を選ぶ必要があります。
最初は複雑に感じるかもしれませんが、それぞれの表現が持つニュアンスを理解し、実際の場面で使っていくことで自然と使い分けができるようになるでしょう。
特に海外旅行に行くと、手数料に関する英語表現が必要になる場面は意外と多いものです。
今回ご紹介した厳選フレーズを実際の場面で積極的に使ってみてください。
英語を使ってコミュニケーションを取ることが楽しくなるでしょう!
















