営業マンは知らないと損する!?あなたは英語で「営業」と言うことができますか?

英語で「営業職に興味があります」と言いたいとき、あなたならどう言いますか?
もしくは「営業部に配属されました」や「私は営業マンです」といったフレーズを、正しく英語で伝えられるでしょうか?
「営業」という言葉は多様な意味を持っています。
職種としての営業、部署としての営業部、活動としての営業…。
日本語ではいずれも「営業」と言うことができますが、英語ではそれぞれ単語を使い分けなければなりません。
そこで本記事では、「営業」を意味する英単語をご紹介し、それぞれの単語の違いとネイティブが実際に使用している例文をお伝えしていきます!
ビジネスシーンで使えるフレーズを厳選して集めたので、ぜひ一読していただけると幸いです。
経済活動を表す「business」
営業という言葉を聞いて、真っ先に思い浮かべる英単語は「business(ビジネス)」だと思います!
この「business」は資本主義社会における経済活動そのものを表す単語です。
私たちが仕事全般のことをカタカナで「ビジネス」と表記しているように、利益を追求するための経済的な活動を指しています。
そのため「business」は、日本語で職業や商業、事務、仕事などと訳されることがあり、営業という点では「会社全体の営業方針・営業戦略」という意味合いで使われます。
個人的なものではなく、経済活動としての「営業」であることを覚えておきましょう!
よく使われるフレーズ
- business hours(営業時間)
- business day(営業日)
- business development(営業開拓)
- business activities(営業活動)
- B To B【Business to Business】(企業間取引)
- B To C【Business to Customer】(企業と一般消費者の取引)
例文:
She goes to the business office by car.
(彼女は営業所に車で通っています。)
When I arrived at the store, there was an “open for business” sign.
(私がお店に到着したとき、営業中と書かれた看板がありました。)
営業職を表す「sales」
1. 「sale」の意味と例文
「sale」は元々、経済活動におけるモノやサービスの「販売」や「売却」を意味します。
日本語のセールは「商品の通常価格を低くして販売促進をする大売り出し」のことを指しますが、根底にはやはり販売行為というニュアンスが含まれています。
つまり「sale」は「business」よりも狭義な英単語です。
そのため営業の意味で「sale」を使う場合は、自社の商品を売り込んだり自身をアピールしたりする「営業職」を示すことがほとんど。
会社の部署の一つである営業職と言いたいときは「sales」を使いましょう!
よく使われるフレーズ
- sales person(販売員、営業マン)※営業マンではなく、商業施設の売り子を指すことが多いです。
- sales representative【sales rep】(営業担当者)
- sales department.(営業部)
- overseas sales(海外営業)
- door to door sales(訪問販売)
- inside sales(インサイドセールス)
- sales method(販売方法)
- sales manager(営業部長)
- sales performance(営業成績)
例文:
I work in sales.
(私は営業マンです。)
My mother is the head of the sales department.
(私の母は営業部の部長です。)
Our company has a one hundred strong sales force.
(私たちの会社には100人の営業職員がいます。)
A sales manager oversees the sales team, setting goals and developing sales strategies.
(営業マネージャーは目標を設定し、営業戦略を策定しながら営業チームを監督します。)
2. セールは英語でなんと言う?
モノやサービスの価格を下げて購買意欲を促進することを日本語で「セール」と呼びますが、英語圏でもこのようなセールのことを「sale」と呼びます。
海外の商業施設やスーパーに行くと「セール商品」を目にすると思いますので、見かけたらぜひ商品をチェックしてみてください!
お得に購入することができるはずです。
特に、アメリカやイギリスでは以下のようなフレーズが店内や広告に記載されていることが多いです。
チェックしておくと渡航先で役立つでしょう!
よく使われるフレーズ
- GARAGE SALE(アメリカにおける、庭先で不用品を販売するイベント)
- CAR BOOT SALE(イギリスのフリーマーケットの一種)
- JUMBLE SALE(イギリスの、チャリティー寄付のために行われるバザー)
- FLEA MARKET(蚤の市)
- VICTORY SALE(優勝セール)
例文:
The sale starts tomorrow.
(セールは明日始まります。)
Sale price ends today!
(セールは本日までです。)
また最近は、街中でフランス語由来の「marché(マルシェ)」をよく見かけますが、こちらは衣類や道具といった不用品ではなく、野菜や果物など新鮮商品を犯罪するためのイベントです。
運用を表す「operation」
「operation」は元々、「操作・運用」を意味する英単語です。
文脈によっては「営業」を表すことができ、その場合は大規模な動きを伴う営業スタイルを指すことがほとんど。
そのため「business」とほぼ同じ意味で用いられる傾向があります。
しかしながら「操作・運用」の意味が含まれているため、例えば「operating policy」というフレーズは具体的な行動に関する経営方針を指し、反対に「business policy」は会社全体の一般的な経営方針を表します。
また「operation」は「作戦」と訳されることもあり、目標に向けた具体的な行動施策が含まれていることを覚えておきましょう!
よく使われるフレーズ
- hours of operation(営業時間)
- operating profit(営業利益)
- sales operations(営業戦略)
例文:
That company’s operations have been steadily profitable.
(あの会社の営業事業は着実に利益をあげています。)
The company faced a decline in operating income.
(その会社は営業利益の減少に直面しました。)
営業中を表す「open」
少し話題がそれますが、コンビニやレストランが「営業している」ことを言いたいときは「open」を使ってください。
例文:
Are you open now?
(まだ営業していますか?)
We are open for business.
(営業しています。)
「営業」にまつわる英単語集
続いて「営業」を意味する英単語「business」や「sales」、そして「operation」を使うときに、よく一緒に登場する単語や表現をご紹介します。
これらはビジネスシーンでも頻出のフレーズなので、ぜひ覚えてみてください。
|
industry |
産業 |
economy |
経済 |
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enterprise |
企業 |
company |
会社 |
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trade |
貿易 |
import |
輸出 |
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investment |
投資 |
needs |
ニーズ |
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launch an advertising |
広告を打ち出す |
approve a budget |
予算を承認する |
|
close a deal |
取引を成立させる |
negotiate a contract |
契約を交渉する |
|
pitch a proposal |
提案をプレゼンする |
secure funding |
資金を確保する |
おわりに
今回お伝えした「営業」を意味する英単語をまとめました。
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business |
経済活動全般の「営業」 |
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sales |
販売活動を行う「営業行為」「営業職」 |
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operation |
具体的施策に焦点を当てた組織的な「営業」 |
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open |
商業施設やレストランがオープンしていることを表す「営業」 |
日本語の「営業」は様々な意味を含んでいますが、英語では場面に応じて適切な英単語を取捨選択する必要があります。
今回お伝えしたニュアンスの違いを覚えて、ぜひ英会話のなかで実践してみてください。
あなたの英語力が評価され、キャリアアップにつながるはずです!
















