語学力だけじゃない！？英語を学習することで得られるものを解説！
皆さんが英語学習に取り組む理由は何でしょうか?
これから取り組みたいけれど、待つ負荷に対して気後れしている方もいるかもしれません。
あるいは、毎日の英語学習に疲れているという方もいらっしゃるかもしれません。
では、英語学習の結果得られるものは語学力だけなのでしょうか。
そんなことはなく、英語を学習することで様々なものが得られます。
今回は、英語学習によって語学力以外にも得られるものを解説していきます。
日々の英語学習に疲れている方にこそ読んで欲しい内容なので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
語学力だけじゃない、英語を学ぶことの意義
まず、皆さんが英語学習に取り組む理由は何でしょうか。
- 仕事で使う？
- 学校でやらされているから？
キッカケは人それぞれとは思いますが、目の前のタスクをこなすような「やらされ」感を抱えたままでは、モチベーションを保つのは難しいのではないでしょうか。
英語を学ぶことは、語学力の向上以外にもこれだけのメリットがあります。
一つずつ見ていきましょう。
世界の情報網へアクセスできる
皆さんはインターネット検索をするとき、日本語で打ち込むことが多いと思いますが、日本語話者は全世界の何割いるでしょうか。
日本は人口自体は1億人を超えていますが、世界の人口は81億人と言われており、日本人はマイナー民族に属します。
また、日本語は西洋の言語体系とも、アジアの言語体系とも違う独自のフォーマットを持つ言語と言われており、外国人が習得するには非常にハードルが高いと言われています。
これらのことから、日本語での情報検索で得られる情報は日本人が書いた、日本の目線からのものが大半を占めます。
英語がわかるようになると、様々な視点からの資料や情報へのアクセスが一気に増すことになります。
英語の情報量は日本語のものと比べて10倍以上と言われており、世界中の方が様々な情報を発信しています。
例えばビジネスシーンにおいて、同僚やライバルの10倍量の情報にアクセスできた方が、はるかに有利ではないでしょうか。
また、プライベートの場面でも、例えば気になるハリウッド映画の情報を検索するとしても、日本語よりも英語の方が、情報の出も早く、翻訳バイアスもかかっていない生の情報に触れられるというメリットを享受できます。
それに、最近流行りのAI検索をする場合も、AIへのプロンプト（命令や質問のこと）は日本語よりも英語で入力した方が、より正確な答えが返ってくると言われています。
AIをいかに使いこなすかがビジネスシーンでも問われている現代において、そのAIの大半が英語環境下で開発されていることを考えても、英語ができた方がより良い結果を得られることは明白ではないでしょうか。
仕事や学びのチャンスが広がる
「世界の情報網へアクセスできる」の項目と一部重複しますが、世の中のビジネスマンは世界規模で見ると、大半は日本語話者ではありません。
英語を使うことができれば、これらの方々と接する機会も増えますし、接した際に得られる情報の質や量も大きく増す事になります。
実際、英語が使えた方が、収入面やキャリア面での選択肢は広がると言われています。
外資系企業への就職や、海外留学を視野に入れている方も、英語能力は必須になると考えて良いでしょう。
世の中のニュースをいち早くキャッチできることも大きなメリットとなります。
論理的思考力が鍛えられる
日本語は語順が「主語→目的語→動詞」となっているため、必然的に結論が最後にくる事になり、他の言語と比べても脇道に思考が逸れやすい言語と言えます。
そのため、日本語で思考を組み立てるためには「結論は何か」を意識する必要があります。
英語の言語構造は「主語→動詞→目的語」となっているため、論理的に筋道を立てて考えないと、文章が作れない事になります。
そのため、英語を学習する事で、語学力の向上と同時に、論理的思考力も鍛えられていく事になります。
世界の論文の大半は英語で書かれていることも、論理的思考が求められる科学の分野と親和性が高いのは無関係ではありません。
コミュニケーション力の向上
単なる言語力以上に、英語はコミュニケーションのための手段です。
また、日本語ネイティブの方々は大半が英語を第二言語として習得する関係上、ボディランゲージや表情からも相手の言いたいことを読み取る事になります。
そのため、必然的に非言語コミュニケーション含めたコミュニケーション能力が大きく向上することが期待できます。
また、海外の方は日本人と比較して回りくどい言い方を嫌うため、より簡潔に相手に伝える努力が必要になります。
この点も、コミュニケーション能力の向上に寄与します。
異文化への理解が深まる
英語を学習することはすなわち、英語を使って海外の方とコミュニケーションを取るための手段を得ることと同じことです。
そのため、語学力をつければそれでおしまいではなく、英語を話すに当たってのニュアンス、空気感、文化への理解はセットで必要になってきます。
例えば、「わからない」ということを相手に伝える場合、古くは「I don`t know」と伝えると教科書で書かれていましたが、通常英語圏の方にとって「I don`t know」は「知らんわ」という投げやりな印象として捉えられてしまうため、「I’m not sure」を使うことが推奨される、という具合です。
直接相手に聞くことで相手の文化を理解することもできるようになりますし、日本の文化の良さを伝えてあげることも可能になるので、相互理解もより深まると言えるでしょう。
記憶力や集中力の増加
語彙、文法、発音の習得で英語をインプットし、アウトプットをすることは脳のワーキングメモリーをフル稼働させるということでもあります。
そのため、記憶力や集中力の向上が期待できると言われています。
モノリンガル（一言語しか話せない状態）の方よりも単純計算で倍のことを考えようとしていることから、想像は容易ではないでしょうか。
語学学習は認知症予防などにも効果があるという研究もあるようです。
自信がつく
自分が学んだ英語を使って海外の方とコミュニケーションを取り、相手に言いたいことが少しでも伝わった経験のある方は、その時に大きな喜びを感じたのではないでしょうか。
自信が学んだ内容が伝わり、喜びを感じるまでの過程は大きな自信につながります。
また、日本人は苦手な方が多いですが、英語を話す際には「自分の意見をいう」ことが重視される傾向にあります。
そのため、必然的に自分の考えを整理して、それを表現する習慣もつく事になります。
まとめ
今回は、語学力以外に、英語を学習する事で得られるものについて解説してきました。
英語を学ぶことは単に話せる言葉が一つ増える以上に、皆さんの視野を広げ、人生を豊かにする手段としても大変有効であると言えます。
ぜひ、取り組んでみることを強くオススメします。
