「注意してください」は英語で何と言う?場面別の使い分けを解説

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更新日:2025年8月14日 英語コラム

「注意してください」は英語で何と言う?場面別の使い分けを解説

「注意書き」「足元にご注意を」「変更となりましたのでご注意ください」

こうした表現を英語でどう言えばよいか迷ったことはありませんか?

英語では 「caution」「warning」「attention」をはじめ、さまざまな単語で「注意」を表しますが、それぞれ使える場面やニュアンスが異なります。

本記事では「注意」の英語表現について、基本の単語から目的別の使い分け、よく使われるフレーズや看板での表示例まで、豊富な例文とともにわかりやすく解説します。

日常会話からビジネスまで、あらゆるシーンで役立つ内容を網羅していますので、自然に伝わる英語表現を身につけたい方は、ぜひ参考にしてください。

基本の「注意」は英語で何と言う?|caution・warning・attentionの違いと使い方

まずは、最もよく使われる「注意」を表す3つの英単語をご紹介します。

それぞれがどんな意味を持ち、どんな場面で使われるのかを例文とあわせて確認していきましょう。

caution|危険を避ける注意喚起に

「caution」は、事故やケガなどを防ぐために使う「注意喚起」の言葉です。

安全面に配慮したい場面で広く使われます。

使われる場面

  • 工事現場や施設の注意標識
  • 濡れた床、取扱説明書など
  • 安全管理に関する案内

例文:
Caution: Construction area.
(注意:工事区域内です。)

Caution: Slippery floor.
(注意:床が滑りやすくなっています。)

Use caution when operating heavy machinery.
(重機を操作する際は注意してください。)

warning|強い危険性への警告に

「warning」は、差し迫った危険や重大なリスクを知らせる「警告」の表現です。

高電圧、薬の副作用、災害情報など、緊急度の高い場面で使われます。

使われる場面

  • 電気設備や有害物質の表示
  • 天気・災害の警報
  • 健康リスク・製品の副作用説明

例文:
Warning: High voltage.
(警告:高電圧)

Tsunami warning has been issued for the coastal areas.
(沿岸地域に津波警報が発令されました。)

Smoking can lead to serious health problems.
(喫煙は深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。)

attention|やさしく呼びかける注目のサイン

「attention」は「こちらに注意を向けてください」とやさしく伝える表現です。

危険というよりも「注目」「案内への集中」を促すニュアンスで使われます。

使われる場面

  • 駅や空港のアナウンス
  • 学校の放送や掲示物
  • プレゼンテーションの冒頭での案内

例文:
Attention all passengers. Flight 215 to Fukuoka is now boarding at Gate 12.
(ご搭乗の皆さまへ。福岡行き215便は現在12番ゲートで搭乗を開始しています。)

Pay attention to the rules during the fire drill.
(避難訓練中は指示に従って行動してください。)

Before we begin, I’d like to draw your attention to today’s agenda.
(始める前に、本日の議題にご注目いただきたいと思います。)

目的別「注意」表現|note・precaution・caveat・adviceの使い分け

「注意」は単なる警告だけでなく、「補足」「予防的注意」「条件付きの説明」など、目的に応じてさまざまな言い回しが存在します。

ここでは、目的別に適した表現を紹介します。

note|メールや書類での軽い注意喚起に

「note」は、商品のラベルや契約書、メール文などで使われる軽い注意喚起です。

「念のため伝えておきますね」という穏やかなニュアンスで、丁寧な印象を与えます。

例文:
Note: This product is non-refundable.
(ご注意:この商品は返金できません。)

Please note that the deadline has been moved to August 15.
(締切が8月15日に変更となりましたのでご注意ください。)

precaution|事前に備えるための予防的注意

「precaution」は、問題が起こる前に備える「予防措置」を意味する表現です。

医療・安全・旅行など、トラブル回避を目的とした文脈で使われます。

例文:
Take necessary precautions during travel.
(旅行中は必要な予防措置をとってください。)

As a precaution, please back up all important files before the update.
(予防措置として、アップデート前にすべての重要ファイルをバックアップしてください。)

caveat|契約やビジネスにおける注意点・条件

「caveat」は、契約書や利用規約などで「ただしこの点にはご注意ください」と注意点を加えるときに使われます。

やや堅めで、ビジネスや法的な文脈によく登場します。

例文:
You can use the service, with one important caveat.
(このサービスは利用できますが、1つ注意点があります。)

The proposal was accepted, but with the caveat that final approval is still required.
(提案は受け入れられましたが、最終的な承認を得る必要がある点には注意が必要です。)

advice|忠告や助言としての思いやりある注意

「advice」は、相手のためを思って提案する「助言」や「忠告」を表す言葉です。

日常会話や専門家からのアドバイスにもよく使われます。

例文:
Let me give you a piece of advice.
(ひとつ助言させてください。)

I followed my doctor’s advice and started exercising regularly.
(医師の助言に従って、定期的に運動を始めました。)

「注意してください」は英語で?|場面別の使い方と例文集

日本語で便利に使える「注意してください」という表現も、英語では状況に応じて表現を使い分けます。

日常会話で使えるフレーズ

Be careful.(気をつけて)

例文:
Be careful on your way home.
(帰り道、気をつけてください。)

Watch out!(危ない!)

例文:
Watch out! A car is coming.
(危ない! 車が来てますよ!)

Look out!(注意して!)

例文:
Look out for falling rocks.
(落石に注意してください。)

丁寧に伝える言い回し

Please be careful.(ご注意ください)

例文:
Please be careful when using this device.
(この装置を使うときはご注意ください。)

Your attention to ~ is appreciated.(〜へのご配慮に感謝いたします。)

例文:
Your attention to these safety instructions is appreciated.
(これらの安全指示へのご配慮に感謝いたします。)

Watch your step.(足元にご注意ください)

例文:
Watch your step when boarding the train.
(電車に乗る際は足元にご注意ください。)

英語の看板・標識で使われる「注意」表現一覧

店舗の張り紙や施設の表示、公共案内などでは、定型的で視認性の高い英語表現がよく使われます。

ここでは「注意」系の表現を意味・用途ごとに分類し、それぞれの自然な英文例と日本語訳を紹介します。

英語表記

日本語訳

解説

英文例

Danger

危険

命に関わるリスクがある重大な注意喚起に使用。

例:高電圧、落下の恐れ、毒性物質など。

Danger: Do not enter. Toxic gas present.
(危険:立ち入り禁止。有毒ガスあり。)

Prohibited / Not allowed

禁止/許可されていません

行為・物品などに対する明確な禁止。

例:喫煙・飲食・立入など。

Smoking is prohibited in this area.
(このエリアでは喫煙は禁止されています。)

Be aware

〜にご注意ください

潜在的なリスクや状況を事前に知らせる、やや丁寧な注意喚起。

例:リスク、条件、環境など。

Be aware of falling rocks.
(落石にご注意ください。)

Use at your own risk

自己責任でご利用ください

利用者の判断に任せるが、問題が起きても責任を負いませんという注意書き。

Swim at your own risk.
(遊泳は自己責任でお願いします。)

 

まとめ|「注意」の英語表現は場面と目的に応じて使い分けよう

英語で「注意」を表す表現は、「caution・warning・attention」のような基本語から、「note・precaution・advice・caveat」などの目的別表現まで多岐にわたります。

また、「Be careful」「Watch your step」のように、日常会話や案内表示でよく使われるフレーズも、それぞれニュアンスや使い方に違いがあります。

さまざまな場面で「伝わる英語」を使いこなせるよう、今回ご紹介した「注意」のフレーズをぜひ活用してみてください。

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