「県」は英語でどう表現する?|住所・会話・自己紹介で役立つ例文まとめ

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更新日:2025年8月14日 旅行英語

「県」は英語でどう表現する?|住所・会話・自己紹介で役立つ例文まとめ

「〇〇県」を英語でどう表現すればよいか迷ったことはありませんか?

自己紹介で出身地を伝えるときや、海外へ手紙を送る際に英語で住所を書くときなど、意外と悩みやすいポイントです。

この記事では「県」の英語での表現や、「都・道・府・県」の違い、住所の英語表記ルール、そして会話で自然に伝えるためのコツまで、例文を交えてわかりやすくご紹介します。

英語に訳すと伝わりにくい日本独自の行政区画を、正確かつ自然に伝えるためのヒントが詰まっています。

ぜひ参考にしてください。

「県」は英語でどう表現する?|基本と日常会話でのコツ

英語で「県」は何と言う?

日本語の「県」は、英語では一般的に「prefecture(プリフェクチャー)」と訳されます。

この単語は「行政区画」や「地方自治体の単位」といった意味をもち、日本の都道府県を説明するときに使用されます。

  • Chiba Prefecture(千葉県)
  • Fukuoka Prefecture(福岡県)

ネイティブには通じにくいことも?

「Prefecture」は英語として正しい単語ですが、英語圏の一般的な日常会話ではあまり使われません。

たとえばアメリカでは「州(state)」が行政区画の基本単位であり、「県」という概念が存在しないためです。

そのため、

I’m from Saitama Prefecture.
(埼玉県出身です。)

と伝えても、「それはどこ?」と戸惑われることがあります。

このようなときは、以下のように補足を添えると親切です。

例文:
I’m from Saitama Prefecture, near Tokyo.

(東京の近くにある埼玉県出身です。)

これはたとえばアメリカ人が「ニュージャージー出身」と言ったときにも同じようなことが起こり得ます。

例文:
I’m from New Jersey.
(ニュージャージー出身です。)

相手が知らないようなら、次のように情報を加えるとわかりやすくなります。

例文:
I’m from New Jersey, near New York City.

(ニューヨークの近くにあるニュージャージー州出身です。)

このように、日本の県名も「地名+有名な都市名」で補足すると、よりスムーズに伝わります。

日本の「都・道・府・県」は英語でどう表現する?

日本には47の都道府県があり、それぞれの呼び方に違いがありますが、英語では基本的にすべて「prefecture」として表現します。

例文:
Japan has 47 prefectures.
(日本には47の都道府県があります。)

外国の方に説明するときは、以下のような補足を添えると理解されやすくなります。

例文:
Japan is divided into 47 prefectures, which are similar to states or provinces in other countries.

(日本は47の都道府県に分かれており、他国でいう州や省に相当します。)

特殊な表記に注意:東京都・北海道など

東京都や北海道など、一部の地域には、特別な英語表記が存在します。

日本語の区分

英語表記

補足

東京都

Tokyo Metropolis

「都」は特別な行政区画として「Metropolis」を使用。

北海道

Hokkaido

固有名詞としてそのまま使われる。

大阪府・京都府

Osaka / Kyoto Prefecture

「府」も「Prefecture」として扱う

その他の県

○○ Prefecture

例:Nagano Prefecture, Aichi Prefecture

例文:
Tokyo Metropolis has 23 special wards and serves as the capital of Japan.
(東京都には23の特別区があり、日本の首都として機能しています。)

Hokkaido is the northernmost of Japan’s main islands and is known for its beautiful nature.
(北海道は日本の主要な島の中で最北に位置し、美しい自然で知られています。)

Osaka Prefecture is a major economic center in western Japan.
(大阪府は日本西部の主要な経済の中心地です。)

Nagano Prefecture hosted the 1998 Winter Olympics.
(長野県は1998年の冬季オリンピックの開催地でした。)

日常会話では県は言わず、地名だけでもOK

日本語でもカジュアルな会話では「〇〇県」とは言わず、地名だけで伝える方が自然です。

英語も同じように「prefecture」を省略して伝えてもきちんと通じます。

例文:
I’m from Okayama.
(岡山出身です。)

He lives in Fukuoka.
(彼は福岡に住んでいます。)

地名だけでは伝わりにくい場合には補足を加えましょう。

例文:
I’m from Tottori, near Hiroshima.
(広島の近くにある鳥取出身です。)

She’s from Yamagata, in northern Japan.
(日本の北のほうにある山形出身です。)

このように「near 〇〇」「in western Japan」などの表現を加えることで、よりイメージが伝わりやすくなります。

英語で日本の住所を書くときの基本ルール

日本語で住所を書くときは「大きい単位から小さい単位」ですが、英語ではその逆で「小さい単位から大きい単位」で書きます。

日本語と英語の住所表記の違い

英語で住所を書く順序のイメージとしては、以下の流れになります。

番地 → 通り・町 → 区 → 市 → 都道府県 → 郵便番号 → 国

  • 日本語:〒260-0026 千葉県千葉市中央区千葉港1-500
  • 英語 :1-500 Chibaminato, Chuo-ku, Chiba-shi, Chiba 260-0026, Japan

英語の住所では、カンマで区切り、番地などはハイフン(-)を使って表記します。

日本語の区分

英語表記例

備考

-shi(例:Saitama-shi)

フォーマルな文書では「City」を使用。

-ku(例:Minato-ku)

必要に応じて明記。

-ken / Prefecture

なくても大丈夫。

ただ正式文書では「Prefecture」を使うことも。

-machi / -cho

地域によって読み方が異なる場合あり。

 

居住地や出身地を英語で伝えるときの表現

「住んでいる場所」を伝える表現

市と県をあわせて伝えると、丁寧かつ正確です。

例文:
I live in Kanagawa, next to Tokyo.
(神奈川に住んでいます。東京の隣です。)

I live in Chiba City, Chiba Prefecture.
(千葉県千葉市に住んでいます。)

「出身地」を伝えるときの表現

「prefecture」を省いて地名だけでも通じますが、補足するとさらに親切です。

例文:
I’m from Kumamoto.
(熊本出身です。)

I’m from Toyama Prefecture, near the Sea of Japan.
(日本海に面した富山県出身です。)

さらに詳しく伝えたいときには、「originally from」や 「grew up in」を使うと、自然なニュアンスで出身地を伝えられます。

例文:
I’m originally from Yokosuka City in Kanagawa Prefecture.
(神奈川県横須賀市の出身です。)

I grew up in Nagano City, Nagano Prefecture.
(長野県長野市で育ちました。)

まとめ|「県」の英語表現は目的や相手に応じた使い分けがカギ

日本の「県」は英語で「prefecture」と訳すのが基本ですが、日常会話では地名だけ伝える方が自然です。

特に英語圏の人には「prefecture」が馴染みのない言葉のため、「東京の近く」といった補足があると親切です。

また、英語での住所表記では、表記順や単語の使い方が日本語とは異なるため、公的な場面では正しいルールを意識する必要があります。

伝えたい相手や場面に応じて、柔軟に使い分けることが大切です。

今回紹介した表現や例文を参考に、より自然な英語で自信をもってコミュニケーションしてみてください。

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