「adapt」と「adopt」でもう迷わない!1文字の違いで変わる意味と使い分け!

英語で「適応させた」と言いたいときに「adapted」を使うべきか「adopted」にすべきか迷ってしまったことはありませんか?
この2つの単語は似たような綴り、発音なのでなかなか覚えにくいペアとして知られています。
しかも1文字違うだけで「順応させる(adapt)」から「採用する(adopt)」になってしまい、コミュニケーションに齟齬が生じてしまうことも…。
そこでこの記事では「adapt」と「adopt」の違いに焦点を当て、基本的な意味から覚えるコツ、そして実用的なフレーズまで幅広くご紹介します。
読み終えるころには、もう迷うことのない自然な英語力が身についていることでしょう!
「adapt」と「adopt」の基本的な意味について
1. adapt(状況に合わせて変える、適応する)
「adapt」は「適応させる、順応する、改作する」を意味する英単語です。
何かを新しい目的や環境に合うように、形ややり方を修正する場合に使われます。
カタカナ語の「アダプター(Adapter)」を思い浮かべてみてください。
異なる電圧や形を「つなげるために調整するもの」ですよね!それと同じイメージです。
|
・to change sth in order to make it suitable for a new use or situation ・to change your behavior in order to deal more successfully with a new situation ・to change a book or play so that it can be made into a play, film/movie, television program, etc 引用元:オックスフォード大学出版局.「オックスフォード現代英英辞典 第8版」. 旺文社, 2010. |
よく使われるシーン
- 環境への順応:新しい学校に慣れるために適応する
- 計画の変更:状況に合わせて戦略を変える
- 作品の映画化:小説を映画用に作り替える改作する
例文:
It took me a while to adapt to the new environment.
(新しい環境に慣れるのにしばらく時間がかかりました。)
Many plants have adapted to survive in the desert.
(多くの植物は砂漠で生き残るために適応してきました。)
We need to adapt our business strategy to meet changing customer needs.
(変化する顧客ニーズに合わせて、ビジネス戦略を調整する必要があります。)
The movie was adapted from a best-selling novel.
(その映画はベストセラー小説を映画化したものです。)
2. adopt(意見などを採用する、~を養子にする)
「adopt」は「採用する、養子にする」を表す英単語です。
イメージとしては「新しいアイデアや人物を迎え入れる」です。
なかでも数ある選択肢のなかから選ぶニュアンスがあります。
|
・to formally accept a suggestion or policy by voting ・to choose a new name, a country, a custom, etc. and begin to use it as your own ・to take sb else’s child into your family and become its legal parent 引用元:オックスフォード大学出版局.「オックスフォード現代英英辞典 第8版」. 旺文社, 2010. |
よく使われるシーン
- 新しい習慣や方針:新しいルールを採用する
- 価値観の選択:特定の名前や態度をとる
- 家族に迎える:子供やペットを養子・家族として迎え入れる
例文:
The company decided to adopt a new remote work policy.
(会社は新しいリモートワーク方針を採用することに決めました。)
We should adopt a more sustainable lifestyle.
(私たちはより持続可能なライフスタイルを取り入れるべきです。)
Many countries have adopted stricter environmental regulations in recent years.
(近年、多くの国がより厳格な環境規制を採用しています。)
They are planning to adopt a child from another country.
(彼らは海外から子供を養子に迎える計画を立てています。)
もう迷わない!「adapt」と「adopt」の覚え方!
正しく暗記するためには「情報を関連付けて覚える」ことが大切です。
2つの単語はそれぞれ「ad-」という接頭辞が共通しています。
そこで接頭語を外してみると「apt」と「opt」が残ります。これらの違いに目を向けて考えてみましょう!
1. be apt to do(~しがちである)
「apt」は、傾向や修正の意味で使われる英単語です。
そこで「be apt to do(~しがちである)」は言い換えれば「~に適合しようとしている」ということ!
つまり「adapt」に近い意味を持っていることが分かります。
また「adapt」の名詞は「adapter」で、「電圧を適合させるもの」という意味です。
私たちがカタカナで使っている電化製品のアダプターと一緒なので、関連付けて覚えることができるでしょう。
2. option(選択、選択肢)
「opt」は場合によって「選択する」を意味することもあり、名詞は私たちにとってなじみ深い名詞「option(選択肢、選択)」です。
もはやオプションは日本語のように使われており、「adopt」を「選択する→採用する、養子にする」と考えることができます。
このように、意味や綴りがまぎらわしい英単語を覚えるときは、情報を関連付けて暗記してみるのがオススメです!
3. ひと目でわかる比較表
|
adapt (適応する) |
adopt (採用する) |
|
|
イメージ |
状況に合わせて形を変える |
数ある選択肢のなかから選ぶ |
|
活用 |
adapt(現在形) adapted(過去形) adapted(過去分詞) |
adopt(現在形) adopted(過去形) adopted(過去分詞) |
|
覚え方のコツ |
be apt to do(~しがちである) ⇒~する傾向がある ⇒~するように適応する |
option(選択、選択肢) ⇒opt(選択する、選ぶ) ⇒採用する、養子に迎える |
|
セットの語 |
・adapt A to do ~ (~するようAを変える) ・adapt A for ~ (~に合うようにAを変える) |
他動詞:目的語にきやすい名詞 ・policy(政策) ・approach(方法) ・strategy(戦略) ・attitude(態度) ・manner(マナー) |
実践クイズ!あなたのスキルをチェック!
これまでの情報を踏まえて、どちらの英単語が正しいのか選んでみてください!
問題1. The team had to ( adapt / adopt ) their strategy because of the rain.
(雨のせいで、チームは戦略を変更しなければなりませんでした。)
問題2. Our school will ( adapt / adopt ) a new uniform next year.
(私たちの学校は来年、新しい制服を採用します。)
問題3. The movie is ( adapted / adopted ) from his best-selling novel.
(その映画は、彼のベストセラー小説を映画化したものです。)
正解
- adapt(雨に合わせて内容を「変える」から)
- adopt(新しいものを「選んで取り入れる」から)
- adapted(「改変する」という意味で使われています。
映画化や小説化や漫画化など、ある作品を別のメディアに作り変えるときに登場します。
※「movie adaptation of ~(~の映画化)」は定番フレーズ。)
おわりに
「adapt(順応する)」と「adopt(採用する)」の違いを知ることは、英語学習者なら避けては通れない道です!
今回ご紹介した基本的な情報や覚え方のコツをマスターして、正確な英語力を身につけましょう。
あなたが充実した英語ライフを送ることができるよう、陰ながら応援しています。















