知っているようで知らない「but」の正しい使い方と慣用フレーズ!「however」との違いは?

あなたは「but」という英単語を正確に使いこなせていますか?
もしかすると「でも」「しかし」といった意味だけを覚えていませんか?
実は「but」には多様な使い方があり、ネイティブスピーカーは日常会話で正しく使い分けているのです!
中学1年生で習う基本的な単語だからこそ、どうしてもその奥深さを見落としがち。
しかし「but」を使いこなせるかどうかで、あなたの英語の自然さが大きく変わってきます。
特に「however」との使い分けは、カジュアルな会話とフォーマルな場面での印象を左右する重要なポイントです。
そこで本記事では「but」の基本的な意味から意外と知られていない使い方、そして「however」との明確な違いまで、豊富な例文とともに詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたの表現力の幅が広がること間違いありません!
「but」の多様な品詞と基本的な意味
「but」には様々な品詞があり、使い方によって意味が異なります。
等位接続詞(しかし、~だが)
「but」の代表的な品詞は接続詞です。
接続詞とは二つの文または「語と語」「句と句」「節と節」をつなげる語で、多くの場合「but」は接続詞として使われます。
そして以下の例文のように、前文に対して予想外のことを述べる逆接の役割を持っています。
また等位接続詞としては、ほかには「and(~と)」や「or(もしくは~)」が挙げられます。
例文:
I want to go out, but it’s raining.
(外に出たいけど雨が降っています。)
He is rich but stingy.
(彼はお金持ちだけれどケチです。)
I like coffee but not tea.
(私は、コーヒーは好きですが紅茶は好きではありません。)
The book is short but interesting.
(その本は短いですが面白いです。)
He’s young but experienced.
(彼は若いですが経験豊富です。)
前置詞(〜を除いて、~以外)
前置詞としての「but」は、「except(~を除いて)」と同じような働きを持っています。
この場合、「but」の前には「every・all・any・no」などの強い限定語が使われることがほとんどです。
例文:
Everyone graduated from university but Alex.
(アレックスを除いて全員が大学を卒業しました。)
Everyone but me knows the answer.
(私以外のみんなが答えを知っています。)
I have nothing but praise for her work.
(彼女の仕事については賞賛しかありません。)
Nobody but you can do this job.
(あなた以外には誰もこの仕事ができません。)
She eats everything but vegetables.
(彼女は野菜以外のすべてを食べます。)
副詞(ただ~だけ、ほんの~だけ)
実は「but」を副詞として使うこともできます。
「ただ~、ほんの~」と訳すことができ「only(ただ~だけ)」と同じように利用可能です。
例文:
He is but a child.
(彼はほんの子供に過ぎません。)
There is but one chance left.
(ただ一度だけ機会が残っています。)
名詞(意義、条件)
日常生活ではほぼ使われませんが、「but」は名詞としての役割を持っています。
Could you tell me ifs and buts?
(条件と意義を教えていただけますか?)
動詞(〜に意義を申し出る、しかしと言う)
「but」は口語で「しかしと言う」を意味する動詞で使われることもあります。
But me no buts.
(しかししかしと言わないで。)
関係代名詞
否定の意味を含んだ関係代名詞として使われます。
「There is no 名詞 but(~しない名詞はない)」というフレーズは高校英語でも登場するので覚えておくと便利です。
There is no one but knows the truth.
(その真実を知らない人はいません。)
ネイティブがよく使う「but」のイディオム
続いて、ネイティブスピーカーがよく使う定番のフレーズをご紹介します。
1. not A but B(AではなくむしろB)
例文:
She is not shy but quiet.
(彼女は内気なのではなく、物静かなのです。)
He is not a teacher but a student.
(彼は教師ではなく学生です。)
2. cannot but 原形不定詞(~せざるを得ない)
これは少しフォーマルな表現ですが、知っておくと便利です。
例文:
I cannot help but think about you.
(私はあなたのことを考えずにはいられません。)
I cannot but admire his courage.
(彼の勇気には感心せざるを得ません。)
3. but for(〜がなければ)
仮定法と一緒に使われる定番表現です。
例文:
But for your help, I couldn’t have finished my homework.
(あなたの助けがなければ、私は宿題を終わらせることができませんでした。)
But for the rain, we could have gone camping.
(雨がなければ、私たちはキャンプに行けたのに。)
4. the last but one(最後から2番目)
順序を表す表現です。
この「but」は前置詞で直訳すると「最後を除いて最後」という意味になります。
He finished the last but one.
(彼は最後から2番目に終わりました。)
5. anything but 〜(決して〜ではない)
「never(決して〜ない)」と同じように強い否定を表すフレーズです。
例文:
The exam was anything but easy.
(その試験は決して簡単ではありませんでした。)
She is anything but lazy.
(彼女は決して怠け者ではありません。)
6. nothing but 〜(〜だけ、〜に過ぎない)
「nothing but」は「only(ただ〜だけ)」に似た慣用表現です。
例文:
She does nothing but complain.
(彼女は文句を言うだけです。)
It’s nothing but a rumor.
(それは単なる噂に過ぎません。)
7. all but 〜(ほとんど〜、〜も同然)
「all but」は「ほとんど〜だ」という意味で、完全ではないが非常に近い状態を表します。
例文:
The project is all but finished.
(プロジェクトはほぼ完成しています。)
She all but admitted her mistake.
(彼女は自分の間違いをほとんど認めたも同然でした。)
「but」と「however」の違いを徹底解説!
「but」と「however」はどちらも「しかしながら」という意味ですが、使い方が大きく異なります。
「しかし」の意味で使われる「but」は等位接続詞とご紹介しましたが、「however」は接続副詞なので品詞が違います。
具体的には「but」は接続詞なので文章と文章をつなぐことができず、「however」は節と節をつなぐことができません。
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基本的に「but」は文章の途中で使います。 文を区切って使うことはできません。 |
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I wanted to watch YouTube. But my battery was dead. |
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◯ |
I wanted to watch YouTube but my battery was dead. |
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基本的に「however」は文頭に置いて使います。 文章の途中で使うことはできません。 |
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× |
We went out, however, it was raining. |
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◯ |
We went out. However, it was raining. |
※ただし、「but」は話し言葉では文頭に用いられることがあります。
書き言葉では避けるべきなので気をつけましょう。
例文:
I know you’re busy. But can you help me?
(忙しいのは分かってるよ。でも手伝ってくれない?)
But that’s not what I meant!
(でも、それは私が言いたかったことじゃない!)
おわりに
本記事では、誰もが知っている基本単語「but」について、基本的な使い方から意外と知られていない用法、そして「however」との明確な違いまで詳しく解説しました。
この記事で紹介した例文を何度も音読し、実際の会話で使ってみることで、自然と「but」を使いこなせるようになるでしょう!
間違えることを恐れずに、積極的に英語を使ってみてください。















