【敬具&締めの言葉】ビジネス英語メールの良し悪しは最後で決まる!?
グローバル化が進み、英語でメールを書く機会が増えてきました。
しかし正式なメールを送るとなると、まだまだ「敬具」や「返信をお待ちしています」などの表現について悩んでしまう方も多いと思います。
日本語では当たり前に使うフレーズですが、英語でどのように書くかは意外と覚えられないですよね!
実は「敬具」や「締めの言葉」は相手との関係性やシチュエーションによって、さまざまな表現を使い分ける必要があります。
特にビジネスにおいては、相手との関係性を維持するために礼儀正しいメールを作成しなければなりません。
そこでこの記事では、英語学習者の皆さまが自信を持ってメールを作成できるよう、「敬具」や「締めの表現」に関する英語表現をご紹介していきます。
基本的な表現から上級者向けのフレーズまで幅広くお伝えするので、英語でメールを書く機会がある方はぜひ最後までお読みください。
「敬具」を意味する基本の英語表現
1.フォーマルな敬具
一般的にメールでは、日本語でいう敬具を使って締めくくります。
ビジネスで使われている代表的な敬具は「Sincerely,」と「Kind regards,」だと言えるでしょう!
上司や同僚だけでなく、クライアントや顧客にも使用することができます。
下記のようにさまざまな敬具がありますが、全て暗記する必要はなく、自分が使いやすいものを覚えておくと便利です。
Regards, |
Best regards, |
Best wishes, |
Warmest regards, |
Warmest regards, |
Warm regards, |
Very truly yours, |
Truly yours, |
Sincerely yours, |
2.カジュアルな敬具
友人や家族など親しい間柄の場合は次のような敬具を使うことができます。
こちらもお好きなフレーズを一つ覚えておくと良いでしょう。
Thanks, |
Take care, |
Thanks a bunch, |
Thanks a lot, |
Many thanks, |
Thank you, |
See you around, |
Hug, |
「締めくくり」に使える英語表現集【シーン別】
ビジネスメールで「敬具」を記すことは大切ですが、その前にきちんと締めくくることも重要です。
メールの内容に合わせて、相手が気持ち良く読み終えるような表現を使いましょう。
そこでシーン別に「締めくくり表現」をまとめました。
それぞれよく使われる基本の形をチェックして、臨機応変に調整してください。
1.相手からの返信を期待しているとき
例文:
I hope to hear from you soon.
(すぐにお便りをいただくことを楽しみにしています。)
I’m looking forward to hearing from you soon.
(近いうちのご連絡を楽しみにしています。)
Your prompt reply would be greatly appreciated.
(早急にご返事いただければ幸いです。)
Please e-mail me again.
(またメールしてください。)
Let’s keep in touch.
(連絡を取り合いましょう。)
Please let me know as soon as possible.
(できるだけ早く知らせてください。)
2.今後も関係を継続したいとき
例文:
We look forward to continuing doing business with you in the future.
(今後ともどうぞよろしくお願いいたします。)
We ask you to continue doing business with us.
(今後ともお取引をよろしくお願いします。)
I hope to see you soon.
(近々お会いできるといいですね。)
3.感謝を伝えたいとき
例文:
Thank you again for your patronage.
(ご愛顧に改めて感謝いたします。)
Thank you very much for your thoughtfulness.
(お心遣い、本当にありがとうございます。)
Thank you in advance.
(前もってお礼申し上げます。)
We appreciate your loyal support.
(変わらぬご支援をありがとうございます。)
Let me thank you again for the wonderful present.
(もう一度、素晴らしいプレゼントのお礼を言わせてください。)
4. カジュアルに締めたいとき(親しい間柄)
例文:
Bye. Bye for now.
(またね。)
Good luck.
(お元気で。幸運を祈ります。)
Take it easy.
(気楽にね。あまり無理しないでね。)
Please take care of yourself.
(お身体を大切に。)
Have a nice day!
(良い1日を!)
5. 近いうちに会える喜びを伝えたいとき
例文:
I’m looking forward to seeing you again in December.
(また12月に会うことを楽しみにしています。)
Come to see us one of these days.
(近いうちに私たちに会いに来てください。)
6. 誰かに「よろしく」と伝えたいとき
例文:
Please give my best regards to your husband.
(ご主人によろしくお伝えください。)
Please say hello to Alex for me.
(アレックスによろしくと言っておいてください。)
7. 無礼に対してお詫びしたいとき
例文:
My deepest apologies.
(深くお詫びします。)
Please forgive me.
(許してください。)
8. 相手にどうしても了承してもらいたいとき
I really hope you will say “Yes.”
(お願いだから「うん」と言ってね。)
9. 近況を教えてもらいたいとき
Please let me know how you are getting along.
(近況をお知らせください。)
10. 近況を教えてもらいたいとき
Please let me know more about your school life.
(学校生活について、もっと教えてくださいね。)
これで安心!メールのテンプレート
ビジネスシーンで使えるメールを一つ作成してみました。
こちらの形式や文言を参考にしてテキストを作ると相手に粗相のないメールを送ることができます。
チェックしてみましょう!
件名:Can you spare some time to meet me? |
Dear Mr. Smith, Hello, Mr. Smith, how are you? There is something I have to tell you, and I’d really appreciate it if you could see me sometime during next week. Would you tell me when it is convenient for you? We look forward to hearing back from you. Sincerely, Toshiki (スミスさん、お元気ですか?少し話したいことがあり、来週のどこかで会っていただければ嬉しいのですが。ご都合の良いときがあれば、お知らせいただけませんでしょうか。ご返信をお待ちしています。敬具 としき) |
おわりに
本記事ではメールの「敬具」と「返信をお待ちしています」をはじめとする締めくくり表現をご紹介しました。
相手との関係性、シチュエーション、緊急度に応じて適切な表現を選ぶことで、より有意義なコミュニケーションが実現できるはずです!
大切なのは、相手への配慮を忘れずに心のこもった表現を心がけること。
そして「完璧」を求めすぎず、まずは積極的に使ってみてください。
あなたの英語コミュニケーションスキルがさらに向上することを期待しています!