英語が苦手でも大丈夫!小学生におすすめのやさしいTED動画

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「英語を楽しく学んでほしいけど、教材選びが難しい…」
そんな悩みをお持ちの保護者様に、注目されているのがTEDの子供向け英語動画です。
TEDと聞くと「大人向けで難しそう」と感じるかもしれませんが、実は小学生でもわかりやすく楽しめる内容がたくさんあるんです。
しかも、動画は短くてシンプル。
英語が苦手な保護者様でも、お子様と一緒に気軽に取り組めます。
本記事では、小学生にぴったりのやさしいTEDの動画をご紹介。
リスニング力や語彙力アップにもつながり、英語がもっと身近になるコンテンツばかりです。
英語の勉強が「見るだけで楽しい時間」に変わるヒント、ぜひチェックしてみてください!
この記事でわかること…
- 小学生でも楽しめる、英語がやさしいTED動画の選び方
- 英語力アップにつながるTED動画の活用法
- おうち英語にTED動画を取り入れるメリット
TEDってどんなもの?子供にも安心して見せられる理由
「英語の勉強になるって聞くけど、TEDってそもそも何?」
「小学生が見ても大丈夫?」
そんな疑問を持つ保護者様も多いかもしれません。
TEDは、世界中の専門家やアイデアを持つ人たちが、わかりやすく・情熱的に語る短いスピーチ動画です。
そして、子供向けに作られた「TED-Ed(テッドエド)」というシリーズもあり、教育的で安心して見せられる内容がそろっています。
次に、保護者様が安心してお子様にTEDを見せられる理由と、活用時のポイントをわかりやすく解説します。
TEDとTED-Edの違いとは?
まず知っておきたいのが、TEDとTED-Edの違いです。
種類 | 特徴 | 子供向けか? |
TED | 各分野の専門家が実体験やアイデアを語る | 難しい内容もあるが、親子で一緒に見られる |
TED-Ed | 教育用にアニメーションで作られた短い授業動画 | 小学生〜中高生向け、視覚的でわかりやすい |
TED-Ed(動画はこちら)
TED(動画はこちら)
TED-Edは小学生にもおすすめで、科学、歴史、ことば、人生の学びなど、学校の授業ではなかなか触れられないテーマがいっぱいです。
かわいいアニメーションやクイズ機能もあり、「英語の動画=難しい」ではなく、「楽しいから見ていたら英語が耳に残ってた!」という体験ができます。
なぜ英語学習にTEDが効果的なのか?
TEDやTED-Edが英語学習に効果的な理由は、大きく3つあります。
1.リアルな英語が聞ける
ネイティブスピーカーの自然な発音・イントネーションをそのまま聞けるので、リスニング力がぐんと伸びます。
2.テーマが面白くて飽きない
「なぜ眠るの?」「なぜ笑うの?」「カエルはどうやって冬を越す?」など、子供の「なぜ?」に答えるワクワクする内容ばかり。
3.短くてわかりやすい
動画はだいたい3〜7分ほど。
集中力が続きやすく、英語が苦手な子でも気軽に挑戦できる長さです。
さらに、字幕(英語・日本語)を自由に切り替えられるのも大きなメリット。
英語に不安がある保護者様でも、無理なく一緒に見ることができます。
子供に見せる際の注意ポイント
いくら教育的とはいえ、動画を子供に見せるときには、ちょっとした配慮が必要です。
事前に内容を確認する
TEDやTED-Edには中高生〜大人向けのテーマもあるため、必ず動画のタイトル・内容・字幕の有無をチェックしてから見せましょう。
親子で一緒に見るとより効果的
保護者様が隣で「今の単語、なんて言ってたかな?」「面白かったね!」と声をかけるだけで、お子様が内容を記憶に残しやすくなります。
字幕の使い方を工夫する
最初は「日本語字幕 → 英語字幕 → 字幕なし」と段階的に切り替えると、リスニング力が自然に伸びます。
時間を決めて視聴する
動画学習はあくまで補助ツール。
長時間見せすぎないよう、1日1本、週2〜3本などルールを決めるのもおすすめです。
TEDやTED-Edは、「英語にふれるきっかけ」としてとても優れたツールです。
英語に苦手意識のある親子でも、まずは「楽しく見ること」から始めてみるだけでOK。
英語が苦手な子にもおすすめ!やさしいTED動画5選
ここでは、小学生でも楽しめて、英語が苦手なお子様でも安心して見られるやさしいTED動画を5つご紹介します。
いずれも短くてわかりやすく、好奇心をくすぐるテーマばかりです。
英語のリスニング力はもちろん、「知ることの楽しさ」も一緒に学べる内容です。
親子で一緒に見ながら、ぜひ英語との距離をぐっと縮めてみてください。
「Why do we sleep?(なぜ眠るの?)」
「人はなぜ寝るの?」という、子供がよく持つ疑問に答えてくれるTED-Edの人気動画。
かわいいアニメーションとシンプルな英語で、睡眠のしくみや脳の働きについてやさしく学べます。
おすすめポイント
- 使われている英単語が日常的で、英語が苦手なお子様でも聞き取りやすい
- 親子で「寝ることの大切さ」を話し合えるきっかけになる
動画時間:約5分、字幕あり(英語・日本語)
「The Science of Laughter(笑いの科学)」
「なんで笑っちゃうの?」という疑問に科学的な視点で答える、とても面白い動画です。
笑いのしくみを通して、人とのつながりや感情表現の大切さを学べます。
おすすめポイント
- 英語のリズムやイントネーションの練習にピッタリ
- 内容が楽しく、子供でも最後まで集中して見やすい
動画時間:約5分半、字幕あり
「How do germs spread?(ばい菌はどうやって広がる?)」
手洗いや感染症の話題に興味があるお子様におすすめ。
ウイルスや細菌がどうやって体に入るのかを、アニメーションでわかりやすく解説しています。
おすすめポイント
- 衛生教育にもつながる内容で、保護者様としても安心
- 「germ」「spread」など、実生活で使える単語が多い
動画時間:約4分、字幕あり
「What causes a tsunami?(津波の仕組み)」
自然災害の中でも特に関心が高い「津波」について、海底の動きや地震の影響をやさしく説明する動画。
社会科や理科の復習にもなります。
おすすめポイント
- 地震大国・日本の子供にとって大切な知識
- 専門的すぎず、英語の構文も比較的シンプル
動画時間:約5分半、字幕あり
「Why is exercise so important?(運動ってなぜ大事?)」
毎日の体育や遊びの中で感じる「運動ってどうして必要なの?」という疑問に答えてくれる動画。
運動と脳・体のつながりがテーマで、生活に身近な話題なので理解しやすい内容です。
おすすめポイント
- 動きに関する単語が学べる(run, jump, brain, energy など)
- 「健康」と「学び」の両方にふれる優秀な教材
動画時間:約5分、字幕あり
どの動画も、お子様が興味を持ちやすく、保護者様も一緒に楽しめる内容になっています。
字幕の切り替えや再生スピードの調整をしながら、少しずつ「英語の音」に親しむ時間をつくってみてください。
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その他のTED Kids動画はこちら
TED動画を活用した効果的な学習法
TEDやTED-Edは、ただ「見るだけ」で終わらせるのではなく、少しの工夫でしっかりと英語学習につなげることができます。
ここでは、英語が苦手なお子様でも安心して取り組める、TED動画を使った効果的な学習法を3つご紹介します。
家での英語の時間をもっと充実させたい保護者様に、ぜひ活用してほしい内容です。
英語字幕・日本語字幕の使い分け方
TED動画は、多くが英語字幕・日本語字幕の両方に対応しています。
字幕の使い方を工夫するだけで、リスニングや語彙の理解が大きく深まります。
おすすめの字幕切り替えステップ
1.まずは日本語字幕で内容を理解する
内容をざっくり理解することで、英語に対する不安が減ります。
2.次に英語字幕で同じ動画を見る
英語の音とスペルのつながりを意識できます。
読めない単語は一時停止して調べてOK!
3.慣れてきたら字幕なしでチャレンジ
最後は耳だけで理解する練習に。
聞き取れる単語が増える喜びを親子で実感できます。
ポイント
字幕は「見る」だけでなく「活用する」ことで、英語力アップに直結します。
親子で一緒に見るときのポイント
TEDは、親子で一緒に見ることで、学びの効果が2倍になります。
お子様一人に任せるのではなく、保護者様が少しだけ関わってあげるだけで、英語への意欲や理解が大きく変わります。
親子での視聴時に意識したいこと
- 「どんな話だった?」と感想を話し合う(日本語でOK)
- 聞こえた単語を言ってみる(「catって聞こえたね」など)
- 英語のリズムやイントネーションを保護者様も一緒にまねてみる
「一緒に楽しむ」「正解を求めすぎない」ことが、長く続けるコツです。
英語を「勉強」としてではなく、「会話のきっかけ」として使っていきましょう。
復習に使える!TEDを使ったミニ英語ノートの作り方
TED動画を観たあとに、ミニ英語ノートを作ってみると、復習や語彙定着に効果的です。
小学生でも簡単にできる方法をご紹介します。
ミニ英語ノートの作り方
1.動画のタイトルと見た日付を書く
→ 「2024年4月2日:Why do we sleep?」
2.動画で出てきた英単語を3〜5個メモ
→ 例:「sleep(眠る)」「dream(夢)」「brain(脳)」
3.その単語の日本語の意味やイラストを描く
→ 絵を描くと記憶に残りやすく、お子様も楽しめます!
4.ひとこと感想を書く(日本語でOK)
→ 「へぇ〜、ねてるときに頭が動いてるんだって!」
このノートは「英語の成長記録」にもなり、あとで見返すことで自信にもつながります。
自由帳や小さなノート1冊あればOK。
親子で一緒に作るのもおすすめです!
TEDは、「聞く→まねる→書く」という英語の基本3ステップを楽しく実践できるツールです。
毎日でなくても、週に1〜2本のペースで、ゆっくり・じっくり楽しむことが長続きのコツ。
まとめ:TEDは英語だけじゃない、「世界を知る力」も育てられる
TEDやTED-Edは、単なる英語のリスニング教材ではありません。
世界中の科学・文化・歴史・人間のしくみなど、「なぜ?」「どうして?」を育てるきっかけになる学びの宝庫です。
英語が苦手でも、難しく考えすぎなくて大丈夫。
大切なのは、子供の「知りたい!」という気持ちをそっと後押しすることです。
学びのきっかけは「ちょっとした好奇心」から
「なぜ人は笑うの?」
「ばい菌ってどう広がるの?」
TEDには、そんな日常の中の疑問をわかりやすく解説してくれる動画がたくさんあります。
英語を「勉強」としてではなく、世界の面白さを知るツールとして使うことで、自然と英語力もついてきます。
「英語=外国語」ではなく、「英語=世界とつながる方法」だと気づけたとき、学びの意味がぐんと深まります。
まずは1本、一緒に観てみよう!
難しく考えず、まずは親子で1本、一緒にTED動画を観てみることから始めてみましょう!
その1本が、英語の第一歩になるだけでなく、お子様の好奇心や思考力をぐっと広げてくれるかもしれません。
動画を見たあとに「どう思った?」「面白かった?」と話す時間が、親子のコミュニケーションにもつながります。
英語と世界への興味は、「知る楽しさ」から始まります。
ぜひ、TEDをおうち英語に取り入れて、親子で楽しく学ぶ時間を育ててみてください。