英語での西暦の読み方ガイド:2000年以降や基本ルールを紹介

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更新日:2025年6月6日 英語コラム

英語での西暦の読み方ガイド:2000年以降や基本ルールを紹介

「西暦2000年は英語でどう読むの?」
「西暦476年は?」

と疑問に思ったことはありませんか?

英語で西暦を読むには、4桁・3桁・2桁・1桁ごとに特徴的なルールがあります。

特に2000年以降は、読み方に複数のパターンが登場するため、押さえておきたいポイントです。

この記事では、

  • 英語での西暦の読み方:基本ルール
  • 2000年以降の西暦:読み方にバリエーションがある
  • 英語での西暦の読み方:応用編「00」で終わる年や1〜3桁の西暦など
  • 西暦の前後を表すBC/AD、BCE/CEの違い

と、英語での西暦の読み方について網羅的に解説します。

読み終えたら、英語での西暦の読み方をしっかり身につけることができます。

英語での西暦の読み方:基本ルール

まずは、英語で4桁の西暦を読む基本ルールから見ていきましょう。

4桁の西暦は、基本的に「前2桁」と「後2桁」に分けて発音します。

たとえば、

1889年 → eighteen eighty-nine(エイティーン エイティーナイン)

このように「18」と「89」に区切り、それぞれ通常の数字のように読みます。

日本語のように一気に「せんはっぴゃくはちじゅうきゅう」と言うのではなく、2つに分けるのがポイントです。

この読み方は、1000年代以降のほとんどの西暦に共通しています。

例文:
1891年 → eighteen ninety-one(エイティーン ナインティーワン)
1926年 → nineteen twenty-six(ナインティーン トゥエンティーシックス)
1940年 → nineteen forty(ナインティーン フォーティー)

この「2桁ずつ区切る」ルールを覚えておくと、ほとんどの西暦をスムーズに読めるようになります。

2000年以降の西暦:読み方にバリエーションがある

2000年以降の西暦には、明確な統一ルールがありません。

ここでは、よく使われる読み方を中心に紹介し、読み方が混在している理由についても解説します。

2000年〜2009年:基本は「two thousand ~」

2000年から2009年までは、基本的に「two thousand ~」と読みます。

例文:
2000年 → two thousand(トゥー サウザンド)
2001年 → two thousand one(トゥー サウザンド ワン)
2009年 → two thousand nine(トゥー サウザンド ナイン)

この時期は、基本である「前2桁+後2桁」に分けて読むスタイルは使いません。

たとえば、2001年を「twenty one」と読むと、0021年(21年)と誤解されるおそれがあるからです。

2010年以降:「前2桁+後2桁」スタイルが主流に

2010年以降は、再び「twenty-ten」のように「前2桁+後2桁」で読むスタイルが主流となっています。

ただし、「two thousand ten」のように読むパターンも依然として使われています。

西暦

読み方(前2桁+後2桁)

読み方(2000年型)

2025年

twenty twenty-five
(トゥエンティー トゥエンティーファイブ)

two thousand twenty-five
(トゥー サウザンド トゥエンティーファイブ)

2030年

twenty thirty
(トゥエンティー サーティー)

two thousand thirty
(トゥー サウザンド サーティー)

 

なぜ2000年代は読み方が混在しているのか?

「2000年前まではきちんとしたルールがあったのに、なぜ2000年代は違うの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

もともと西暦の表現は、2000年代に入ることを想定して設計されていませんでした。

1990年代末、2000年が近づくと、英語圏では「2000年代をどう読むか」が議論されるようになります。

当時の論調を見ると、2000年を「前2桁+後2桁」にして「twenty zero zero」とすると不自然だと感じる人が多く、「two thousand ~」と読む方がわかりやすいという意見が自然と主流になってきました。

一方、2010年になると「twenty-ten」と読むか「two thousand ten」と読むか、再び議論が起きますが、最終的にはどちらの読み方も正しいとされ、状況や話し手の好みによって使い分けられるようになっています。

ビジネス英語でもどちらも見られるため、柔軟に対応できると安心です。

英語での西暦の読み方:応用編「00」で終わる年や1〜3桁の西暦など

英語で西暦を読む際、「1700年」や「1900年」など下2桁が00で終わる年には、特別な読み方ルールがあります。

さらに、1桁〜3桁の年号や、歴史的な文脈で使われる「the year」付きの表現など、知っておきたいパターンがいくつか存在します。

この章では、これらの少し特殊な西暦の読み方について、具体例を交えながらわかりやすく解説します。

「1700年」や「1900年」など、00で終わる西暦の読み方

「1700年」や「1900年」など、下2桁が00で終わる年は「hundred(ハンドレッド)」を使って表現します。

例文:
1700年 → seventeen hundred(セブンティーン ハンドレッド)
1800年 → eighteen hundred(エイティーン ハンドレッド)
1900年 → nineteen hundred(ナインティーン ハンドレッド)

なお、2000年だけは「two thousand」と「thousand(1000)」を使うので注意しましょう。

1桁・2桁の西暦(1年~99年)

1桁(例:1年)や2桁(例:55年)の西暦は、そのまま普通に数字を読むだけでOKです。

例文:
1年 → one(ワン)
55年 → fifty-five(フィフティー ファイブ)

3桁の西暦(100年~999年)

3桁の西暦は、「最初の1桁+後ろ2桁」に分けて読むのが基本です。

例文:
476年 → four seventy-six(フォー セブンティーシックス)
753年 → seven fifty-three(セブン フィフティースリー)

このように、「4」と「76」、「7」と「53」というふうに2つに区切り、それぞれを通常の数字のように読みます。

ポイントは、基本的に 「hundred(ハンドレッド)」 を使わず、数字だけで表現することです。

歴史的な文脈で使う「the year」

英語での西暦を読むときには数字のみで伝わりますが、歴史的な文脈では「the year」を添えて読むこともあります。

例文:
The year one
(ザ イヤー ワン)

The year 1 marked the beginning of the Common Era.
(西暦1年は、共通時代の始まりを示しています。)

The year fifty-five
(ザ イヤー フィフティーファイブ)
In the year 55, the Roman Empire was expanding its territory.
(西暦55年には、ローマ帝国が領土を拡大していました。)

西暦の前後を表すBC/AD、BCE/CEの違い

英語では、西暦の前後を区別するために次のような表現を使います。

略語

意味

説明

BC

Before Christ

キリスト誕生より前(=紀元前)

AD

Anno Domini(ラテン語で「主の年に」)

キリスト誕生以後(=紀元後)

例文:
紀元前300年:300 BC(スリーハンドレッド ビーシー)
西暦1492年:AD 1492(エーディー フォーティーン ナインティートゥー)

また、近年では宗教色を抑えた表現として、CE / BCEも広く使用されています。

略語

意味

説明

BCE

Before Common Era

共通時代より前(=紀元前)

CE

Common Era

共通時代(=紀元後)

例文:
紀元前300年:300 BCE(スリーハンドレッド ビーシーイー)
西暦1492年:1492 CE (フォーティーン ナインティートゥー シーイー)

BCE/CE表記は、キリスト教圏以外の文化にも配慮した表現なので、国際的なビジネス文書、学術論文、博物館の説明文などでは、こちらが推奨されることが増えています。 

まとめ:英語で西暦をスラスラ読めるようになろう

英語で西暦を読むときは、基本ルールを知っておくだけでぐっと自然に話せるようになります。
特に重要なのは、

  • 4桁の西暦は「前2桁+後2桁」に分けて読むこと
  • 2000年~2009年は「two thousand ~」が基本
  • 2010年以降は「twenty-ten」型と「two thousand ten」型が混在していること

これらを押さえておけば、学校の授業やビジネスの場面、映画や歴史の話題でも自信を持って年号を英語で伝えることができます。

この記事を参考に、ぜひ実際に声に出して練習してみてください。

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