英語で「疲れる」を伝えたい!5つの基本表現とスラングを使いこなす
「I’m tired…(疲れた…)」
英語で疲労状態を表現するとき、「tired」以外の言葉を知っていますか?
仕事後の疲れ、極度の疲労、精神的な疲れ。
「疲れた」と一言でも、程度や種類によって様々な言い方があります。
この記事では、「疲れる」を表す5つの基本表現から、ビジネスや日常会話で使えるフレーズ、ネイティブが使うスラングまで徹底解説します。
英語表現の幅を広げるために、ぜひ最後までお読みください。
「疲れる」を英語で表す5つの基本表現と使い分け
「疲れた」という感情を英語で表現する場合、状況や疲労の程度によって使い分けるべき表現がいくつかあります。
- tired:一般的な疲れ
- exhausted:極度の疲労
- weary:長期的な疲れ
- worn out:疲れ果てた状態
- fatigued:フォーマルな表現
それぞれの使い方の違いや、適切な場面について詳しく見ていきましょう。
「tired」: 一般的な疲れの表現
「tired」(タイアード)は最も一般的な疲れを表す英語表現です。
友人や家族との会話や、ビジネスシーンでも気軽に使いやすく、軽い疲労から中程度の疲れまで幅広く対応できます。
I’m tired after work today.
(今日は仕事で疲れました。)
「tired from」の形で、「〜によって疲れた」という意味になります。
一方、「tired of」は「〜にうんざりしている」という意味なので注意しましょう。
疲れの度合いを強調したい場合は「very tired」「really tired」「so tired」などの副詞を組み合わせることも可能です。
「exhausted」: 極度の疲労を表す言葉
「exhausted」(イグゾーステッド)は極度の疲労を表す強い表現です。
長時間の残業や徹夜作業の後だけでなく、マラソンの後や子育ての疲れなど、日常生活のあらゆる場面で使えます。
I’m completely exhausted after that long hike.
(長いハイキングの後、完全に疲れ果てました。)
友人や家族に「もうぐったり」という状態を伝えたい時にぴったりの表現です。
「weary」: 長期的な疲れの伝え方
「weary」(ウィアリー)は「うんざりするほど疲れた」「長期間の疲労がたまった」状態を表現する言葉です。
肉体的な疲労だけでなく、精神的な疲れも含んでいるのが特徴です。
I’m weary of cleaning the house every weekend.
(毎週末の家の掃除にうんざりしています。)
単調な家事や育児の繰り返し、長引く不調など、日常生活の様々な場面での疲労感を表現できます。
少し文学的ですが、親しい間柄でも使える表現です。
「worn out」: 疲れ果てた状態の表現
「worn out」は「すり減って」「使い果たされた」という意味から、体力や気力が使い果たされた状態を表します。
ハードな仕事だけでなく、遊びや運動、家事などの後、エネルギーが完全に枯渇した状態を表現する時に使います。
I’m worn out from playing with the kids all day.
(一日中子供と遊んですっかり疲れ果てました。)
友人との会話や家族内での会話など、カジュアルな場面でも自然に使える表現です。
「fatigued」: フォーマルな疲れの表現
「fatigued」(ファティーグド)は「疲労している」というやや医学的・専門的なニュアンスを持つフォーマルな表現です。
医療や専門的な文脈で使われることが多いですが、日常会話でも体調不良を正確に伝えたい時に役立ちます。
I’ve been feeling fatigued lately, I might need more rest.
(最近疲労を感じています、もっと休息が必要かもしれません。)
病院での診察や体調について詳しく説明したい時などに便利です。
「fatigue」という名詞形も、日常会話で「mental fatigue(精神的疲労)」のように使うことができます。
場面別!疲れを英語で伝えるフレーズ集
実際の場面で疲れを伝えるためのフレーズを紹介します。
先ほど紹介した5つの基本表現(tired、exhausted、weary、worn out、fatigued)を状況に応じて活用するコツを見ていきましょう。
仕事の疲れを表すフレーズ
仕事の疲れを英語で表現する場合、状況に応じた言い方を選びましょう。
基本表現を使って自分の状態を正確に伝えることができます。
例文:
I’m really tired after that long meeting.
(あの長い会議でとても疲れました。)
I’m completely exhausted from the overtime work.
(残業ですっかり疲れ果てています。)
I feel worn out after presenting to the management team.
(経営陣へのプレゼン後、疲れ果てています。)
I’m quite fatigued due to the tight deadlines this week.
(今週の厳しい締め切りでかなり疲労しています。)
I’m feeling weary after working on this project for months.
(何ヶ月もこのプロジェクトに取り組んで疲れています。)
心の疲れを表す英語フレーズ
精神的な疲労を表現する場合も、基本表現が役立ちます。
例文:
I’m mentally exhausted from all these problems.
(これらの問題で精神的に疲れ果てています。)
I’m weary of dealing with difficult clients every day.
(毎日難しい顧客に対応することにうんざりしています。)
I’m feeling fatigued both physically and mentally.
(身体的にも精神的にも疲労を感じています。)
日常で使える疲れの英語表現
日常会話の疲れを伝えたい場合は、以下のような表現が役立ちます。
例文:
I’m tired after shopping all day.
(一日中買い物をして疲れました。)
I’m completely worn out from cleaning the house.
(家の掃除ですっかり疲れ果てています。)
I’m exhausted after taking care of the kids all weekend.
(週末中子供の世話をして疲れ果てています。)
外国人に伝わる「疲れる」の英語スラング
ネイティブスピーカーは日常会話で疲れを表現する際、よりカジュアルなスラング表現をよく使います。
これらを知っておくと、外国人との会話がより自然になります。
ここでは代表的なスラングを紹介します。
「beat」: ネイティブが使う疲労表現
「beat」は「打ちのめされた」という意味から、「とても疲れた」という状態を表すカジュアルな表現です。
I’m beat after that intense workout.
(あのきついトレーニングの後、へとへとです。)
友人との会話やカジュアルな場面で頻繁に使われます。
「completely beat」や「totally beat」のように、強調することも可能です。
若者を中心に広く使われている表現です。
「burned out」: 燃え尽き症候群の英語表現
「burned out」は「燃え尽きた」という意味で、長期的なストレスや過労による精神的・肉体的な疲労を表します。
I’m burned out from working 60-hour weeks.
(週60時間働いて燃え尽き症候群です。)
特に仕事やプロジェクトに関連して使われることが多く、休息が必要な深刻な疲労状態を示します。
現代社会ではよく耳にする表現になっています。
「bushed」: カジュアルな疲れの表現
「bushed」は特にアメリカで使われる、「非常に疲れた」を意味するくだけた表現です。
I’m bushed after hiking all day.
(一日中ハイキングをして疲れ切っています。)
比較的年配の人に好まれる表現で、日常会話やカジュアルな場面で使われます。
その他の役立つ「疲れる」のスラング表現
他にも日常会話でよく使われる「疲れた」を表すスラング表現があります。
例文:
I’m wiped out from the long drive.
(長時間の運転でくたくたです。)
I’m zonked after staying up all night.
(徹夜でぐったりです。)
I’m knackered after moving all that furniture.
(あの家具を全部動かした後、へとへとです。)
これらのスラング表現は友人との会話や非公式な場面で使うと、より自然な英語表現になります。
ただし、ビジネスシーンでは基本表現を使うようにしましょう。
まとめ:状況に合わせた「疲れる」の英語表現ガイド
この記事では、「疲れる」を英語で表現する多様な方法を紹介してきました。
基本的な表現から場面別のフレーズ、カジュアルなスラングまで幅広く解説しました。
英語での「疲れる」の表現は、状況や疲労の程度によって使い分けることが大切です。
ビジネスシーンでは「fatigued」や「exhausted」のような表現が適している一方、友人との会話では「beat」や「bushed」などのカジュアルな表現も活用できます。
これらの表現を状況に応じて使い分けることで、英語でも自分の疲労状態を正確に伝えることができます。
海外の同僚やクライアントとのコミュニケーション、オンライン英会話など、様々な場面で活用してみてください。
適切な表現を身につけて、自然な英会話を楽しみましょう。