「the number of」と「a number of」の違いは?徹底解説します!

「the number of」と「a number of」、この2つの表現は冠詞が違うだけですが、意味は全く違います。
間違えて使うとネイティブスピーカーたちに大きな誤解を与えかねないため、この意味の差を知っておくことは重要です。
今回は「the number of」と「a number of」の意味の違いについて徹底解説します。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
「the number of」と「a number of」の違いとは
まずは先に結論からお伝えします。
the number of + 複数名詞
「〜の数」を表します。
a number of + 複数名詞
「たくさんの〜」という意味です。
一つずつ、見ていきましょう。
「the number of」の具体的な使い方
「the number of」と書くことで、続く名詞の数自体に焦点を当てる表現ができます。
あくまで主題は数なので、文法上この塊は単数形として扱われる点についても押さえておきましょう。
例文:
The number of students is increasing for now.
(今のところ生徒の数は増えています。)
The number of accidents has decreased.
(事故の件数は減少しています。)
いずれの例文も、続く名詞は「s」がついているため複数形ですが、その後の動詞はいずれも単数形になっていることに注意してください。
「a number of」の具体的な使い方
それでは、「a number of」の使い方はどう変わるのでしょうか。
こちらは、続く名詞そのものに焦点が当たっています。
そのため、訳も「たくさんの〜」のようになりますし、続く動詞の形も「the number of」とは異なります。
例文:
A number of students are absent today.
(たくさんの生徒が今日は欠席しています。)
A number of problems have been reported.
(多数の問題が報告された。)
感覚的には「many / several / a lot of」に近いニュアンスの表現になります。
「the number of」と「a number of」でありがちな間違い
これら2つの表現は意味するところは全く違いますが、その紛らわしさから以下のような用法の間違いが多い点も押さえておきましょう。
× The number of students are increasing.
◯ The number of students is increasing.
(学生数が増加しています。)
「the number of」は数そのものに焦点が当たっているため、単数扱いと先ほども書きました。
複数形が出てくるため、続く動詞は複数形にしたくなりがちですが、気をつけたいところです。
× A number of students is absent.
◯ A number of students are absent.
(何人かの生徒が欠席しています。)
名詞の数に焦点が当たっている「a number of」であれば、感覚通り動詞は複数形で問題ありません。
ただ「the number of」との混同で、ここを単数形にしてしまうというミスは起こりがちです。
焦点を当てている名詞の数はどう扱われているのかについて、常に注意を払っておきたいところです。
以下のような問題は、TOEICで頻繁に出題されます。
問題
The number of overseas tourists ( ) increasing every year.
A: are
B: is
C: were
D: have been
「the number of」の後に続く名詞が複数形なので引っ張られがちですが、「the number of」となっている段階で、論じているのは旅行客の数そのもののため、正解は単数形であるBの「is」です。
「a number of / the number of」の類似表現
ここから「a number of」 「the number of」それぞれの類似表現を見ていきます。
a large / small number of
「a large」や「a small」が付いた場合も文法上の扱いは「a number of」と同様、続く複数名詞に焦点が当たっているため、動詞は複数形になります。
「a large」がつけばたくさんの数について、「a small」がつけば少数のことについて話していることになります。
例文:
A large number of users are accessing the website.
(たくさんの数のユーザーがWebサイトにアクセスしています。)
A small number of errors were found.
(少数のエラーが発見された。)
これらは若干フォーマルなニュアンスを含んでいるため、口語などでは「many」や「few」で置き換えてしまうこともあるので、併せて覚えておきましょう。
the amount / quantity of
こちらは「the number of」の類似表現となります。
数自体に焦点が当たっているため、動詞は単数形です。
「the amount of」は、例えば「water」のような数えられない名詞に対して使われる特徴があります。
そのため名詞の形に惑わされて、複数形の「s」をつけてしまう間違いが起こりますので、細かい点ですが覚えておきたいところです。
一部のネイティブスピーカーでも、例えば「the amount of apples」というケースがあるとも言われていますが文法上は誤りなのは押さえておきましょう。
ニュアンスは日常会話からビジネスまで幅広く使えます。
The amount of water is limited.
(水の量は限られています。)
「the quantity of」とした場合は、名詞は可算名詞、不可算名詞どちらでも対応できます。
数量を測っているようなニュアンスがある表現のため、研究・レポート・仕様書のような堅めの文章でよく使われる印象です。
The quantity of data required is increasing.
(要求されているデータの量は増えています。)
いずれの表現も「amounts / quantities」と、複数形を取ることができます。
ここが複数形になった時は、動詞も連動して複数形になると覚えておきましょう。
話し言葉ではスルーされる場面もあるかもしれませんが、テストやTOEICで狙われるポイントです。
テストを受ける予定の方は、典型的な引っ掛け問題といえますので覚えておきましょう。
「the number of」と「a number of」の使い分けの練習について
文法上の習熟度は反復学習で達成できますが、これを実際に会話で使うとなった場合は、いかにアウトプットができているのかが重要です。
実際に「the number of」と「a number of」を瞬時に使い分けようと思ったら、数を指折り数えていたのでは相手の会話のペースに間に合いません。
こうならないためにも、普段から隙間時間でアウトプットの練習をしておくことが理想的で、そのためにもオンライン英会話はぜひ検討いただきたいと思っています。
QQEnglishでは目的別、レベル別の独自カリキュラムを多数揃えていますので、ぜひ検討してみてください。
まとめ
今回は「the number of」と「a number of」の違いについて解説し、類似表現についても見てきました。
冠詞が一つ変わるだけで意味がガラッと変わってしまうのは中々難しいと感じるかもしれませんが、英会話の幅を広げるためにも、ぜひ取り組んでみてください。















