「バックレる」は英語で何と言う?自然な英語表現を例文付きで解説

「バイトをバックレる」「仕事をバックレる」など、「バックレる」は日常会話やSNSでよく使われるくだけた表現です。
では、この「バックレる」は英語でどのように表現すればよいのでしょうか。
実は、どのような意味で使うのか、また、アメリカ英語かイギリス英語かによって、適切な英語フレーズは異なります。
この記事では、「バックレる」を英語でどう表現するのかをテーマに、英会話で使える自然な英語フレーズを例文とともに詳しく解説します。
記事を読み進めながら、場面に応じた英語表現を身につけましょう。
「バックレる」の意味
はじめに、日本語の「バックレる」の意味を確認しておきましょう。
「バックレる」は「しらばくれる」が語源になっている言葉で、大きく二つの意味があります。
一つは、「とぼける」という意味です。
例えば、「都合が悪くなると、あの人はすぐにバックレてごまかした」のように、知らないふりをしたり話をそらしたりする場面で使われます。
もう一つは、「とぼける」の意味が転じて、「サボる、逃げる」の意味で使われるようになった用法です。
例えば、「バイトをバックレた」のように、無断で姿を消したり、責任を放棄したりするニュアンスで使われます。
日常会話では後者の意味で使われることが多いため、本記事では両方の意味をおさえつつ、特に「サボる」の意味で使う場合の英語表現を中心に解説していきます。
「(サボるの意味で)バックレる」の英語表現10選
まずは、サボったり、すっぽかしたり、逃げたりする意味で使う「バックレる」の英語表現をご紹介します。
1. skip(サボる)
学校や仕事をサボる際によく使われる動詞が「skip」です。
「skip」は「飛ばす、跳ぶ、抜かす」などの意味として覚えている方も多いでしょう。
しかし日常会話では、「1回分を意図的にサボる、休む」というニュアンスで使われます。
印象としては軽めで、「ちょっとサボる」「今回はパス」という程度の気軽なサボりを表します。
例文:
Why don’t we skip school today?
(今日の学校、一緒にバックレない?)
He skipped a tedious meeting and grabbed some coffee instead.
(彼は退屈な会議をサボって、コーヒーを飲みに行った。)
より口語的な表現には、「cut」を使った「cut class/school/work(授業・学校・仕事をサボる)」があります。
I used to cut class and go to the movies.
(昔は授業をバックレて映画館に行っていた。)
2. AWOL(無断で姿を消す)
「AWOL」は「Absent Without Leave」を略した表現で、「エイウォール /ˈeɪ.wɑːl/」と読みます。
もともとは軍隊用語で、許可なく勝手に離隊する行為や持ち場を離れる行為のことを指していました。
現在は、無断で姿を消したり、連絡なしでいなくなったりする状況を表す際に、日常会話でも比喩的に使われます。
例文:
The new employee went AWOL on his second day.
(新入社員が二日目にしてバックレた。)
The intern went AWOL after lunch.
(インターンは昼休みの後に無断でいなくなった。)
3. no-show(予約・約束に対して姿を現さない人や行為)
「no-show」は予約や約束があったのにもかかわらず、その場に現れない人や行為のことを指す名詞です。
特に、ホテルやレストランの予約、仕事のアポイントメントなど、ビジネスやサービス業の場面で使われます。
She was a no-show at her hair appointment.
(彼女は美容院の予約をバックレた。)
4. ditch(すっぽかす)
「ditch」には「水路」や「溝を掘る」といった意味があります。
しかし日常会話では「仕事・学校などをサボる」「友だちや恋人との関係を断つ」という意味でスラング的に使われることがあります。
不要な人や物を溝に投げ込んで捨てるイメージを持つと意味の広がりを理解しやすいでしょう。
I ditched work without telling anyone.
(私は誰にも告げずに仕事をバックレた。)
5. ghost(突然連絡を絶つ)
「ghost」は「幽霊」という意味でお馴染みの単語ですが、近年では「突然連絡を絶つ」という意味のスラングとして使われます。
連絡を絶つ側が主語になり、「ghost」の後ろには、一方的に連絡を絶たれた側(相手やチーム、組織など)が伴います。
例文:
The company ghosted me after the final interview.
(最終面接の後、企業から連絡が途絶えた。)
He ghosted us right before the deadline.
(彼は締め切り直前にバックレて音信不通になった。)
6. duck out(こっそり抜ける)
「duck out」は、「人に気づかれないように途中でこっそりと抜け出す」という意味の口語表現です。
参加している会議やイベントが退屈な時や、責任や面倒ごとを避けたい時など、静かにその場を離れる状況でよく使われます。
I’m gonna duck out of this party.
(このパーティ、バックレるわ。)
7. play hooky(学校をサボる)
アメリカ英語で学校をサボる時の定番表現が「play hooky」です。
仕事に対しても使えますが、主に学生が学校をサボる時に使われます。
スポーツの「ホッケー(hockey)」と綴りが似ているので間違えないように気をつけましょう。
The boys often play hooky and go to the arcade.
(少年たちはよく学校をサボって、ゲームセンターに行く。)
8. play truant(学校をずる休みする)※イギリス英語
「play hooky」はアメリカ英語でしたが、イギリス英語にあたる表現として「play truant」があります。
主に学校をサボる時に使われる表現で、教師・保護者側の視点で使われることが多いため、ややフォーマルな印象があります。
少し古風で堅苦しい響きがあるので、イギリス英語の日常会話では次に紹介する「bunk off」や「skive off」のほうがより自然でしょう。
The school is trying to reduce the number of students who play truant.
(学校は無断欠席する生徒を減らそうとしている。)
9. bunk off(ずる休みする)※イギリス英語
「bunk off」は、無断で学校や仕事をサボる時や早退する時に使うカジュアルなイギリス英語です。
特に、学生が授業をずる休みする場面でよく使われ、やや反抗的なニュアンスが含まれます。
「bunk」には、「寝台」や「ごろ寝する」といった基本的な意味のほかに、「ずらかる、逃げる」といった意味もあります。
He bunked off school to play online games.
(彼はオンラインゲームで遊ぶため学校をバックレた。)
10. skive off(サボる)※イギリス英語
「skive off」もカジュアルなイギリス英語で、「bunk off」と似ていますが、ニュアンスが微妙に異なります。
「skive」には「義務を怠る」という意味があるので、義務や仕事を怠けてサボるニュアンスがあります。
I skived off work today by pretending to have a high fever.
(今日は高熱があるふりをして仕事をサボった。)
「(とぼけるの意味で)バックレる」の英語表現3選
ここからは、「しらばくれる、とぼける」の意味で使う場合の「バックレる」の英語表現を見ていきましょう。
1. play dumb(とぼける)
「play dumb」の直訳は「バカなふりをする」で、そこから「とぼける、ごまかす」といった意味を指します。
本当は知っているのにわざととぼけて、責任を逃れたり、その場を取り繕ったりする場面で使われる表現です。
She played dumb when I asked about the missing file.
(行方不明のファイルについて尋ねたら、彼女はしらばっくれた。)
2. play innocent(無実のふりをする)
「play innocent」は「play dumb」に似ていますが、ニュアンスが違います。
「innocent(無実の)」という語が示すとおり、「play innocent」は実際には非があるのに、しらを切って悪くないふりをする状況で使います。
The kid played innocent to avoid being scolded by his mother.
(母親に叱られないように、その子供はしらばっくれた。)
3. pretend not to know(知らないふりをする)
シンプルに「pretend(ふりをする)」と「not to know(知らない)」を組み合わせて、知っているのに知らないふりをすることを言い表すこともできます。
He pretended not to know who broke the window.
(彼は誰が窓を割ったのか知らないふりをした。)
まとめ
「バックレる」の英語表現は、「とぼける」の意味で使うか、「サボる」の意味で使うかによって、大きく分かれます。
また、それぞれの意味の中でも、状況やニュアンスによって最適な英語フレーズは異なり、使い分けが大切です。
本記事で解説したフレーズと例文を参考に、ぜひシーンに合った英語フレーズを使ってみてください。


















