知らないと損をする!?「不動産」にまつわる英語フレーズ集!
人生のなかの一大イベントと言えば「住まい探し」や「引っ越し」。
この記事を読んでいる方のなかには、将来的に一軒家を建てたいと考えている方もいるはず…!
リモートワークの普及により、最近は地方に住みたいという方も増えてきました。
そして私たち英語学習者にとっては、海外で生活することが共通の夢みたいなところがありますよね!
しかし住まいについて、とりわけ不動産にまつわる英語表現は「real estate」を覚えるだけでは不十分です。
実際には、日常生活で話題にのぼるカジュアルな表現から契約書に登場する専門用語まで、幅広い知識が求められます。
また、敷金や礼金といった日本独特の概念を英語で説明するのは、思っている以上に難しいものです。
そこで本記事では、不動産にまつわる英語フレーズをご紹介していきます。
シーンを問わず便利な表現をマスターして、英語スキルに磨きをかけていきましょう!
「不動産」にまつわる基本の英単語
1. real estate(名詞:不動産、不動産業)※アメリカ英語
「不動産」とは字の如く、簡単には所在を変えることができない土地や建物などの財産のことです。
一般的に英語では「real estate(リアルエステート)」と表現されます。
土地や建物を総合した「不動産」という意味で使われます。
言葉の成り立ちを見ておきましょう!
「real(実在の)」+「estate(財産)」=「real estate(不動産)」 ※「estate」はラテン語「status(立った場所)」に由来しています。 昔は貴族や戦士が生活していた場所そのものが価値のある場所だったのです。 |
よく使われるフレーズ
- real estate investment(不動産投資)
例文:
In fact, Trump is a world renowned real estate tycoon.
(実は、トランプ氏は世界的に有名な不動産王です。)
She works in real estate, helping people find their dream homes.
(彼女は不動産業界で働いており、人々が夢の家を見つける手助けをしています。)
According to a realtor, home prices in Tokyo have been steadily increasing.
(とある不動産業者によると、東京の家の価格は着実に上昇しているとのことです。)
2. property(名詞:不動産、財産)※イギリス英語
不動産と言い表したいとき、アメリカでは「real estate」が一般的ですが、イギリスでは「property」がごく自然です。
ニュースの見出しや企業の決算書などでよく見かけます。
アメリカで「property」と言うときは、より個人の「財産」という意味合いが強いです。
よく使われるフレーズ
- rental property(賃貸物件)
- property prices(不動産価格)
例文:
Property values have skyrocketed in this area recently.
(この地域の不動産価値は最近、急上昇しています。)
She inherited a large property from her grandparents.
(彼女は祖父母から大規模な不動産を相続しました。)
住宅の種類を表す英単語
1. apartment / flat(アパート、マンション)
アメリカにおいて「apartment(アパートメント)」は、一般的なアパートを指します。
高級な建物もシンプルな建物も含みます。
対してイギリスで「flat(フラット)」と言うとき、アパートを指しますが基本的には一階建てでシンプルな建物だというニュアンスがあります。
日本でいう「マンション」は英語では「condominium」と表現します。
「mansion」と言ってしまうと豪邸を意味してしまうので気をつけましょう!
よく使われるフレーズ
- apartment complex(団地)
- two-bedroom apartment(2LDK)
- furnished apartment(家具付きアパート)
例文:
I’m looking for an apartment near the station.
(駅の近くでアパートを探しています。)
I’m going back to my flat.
(家に帰ります。)
2. house(一戸建て住宅)
「house(ハウス)」は一戸建ての住宅を指し、日本語でいう一軒家と同じイメージです。
よく使われるフレーズ
- single-family home(一戸建て住宅)※アメリカでよく使われる
- detached house(独立した一戸建て)※イギリスでよく使われる
- house rules(内規)
- open house(住宅全体を一定期間公開すること・一斉内覧会)
- pent house(屋上のテラス付き高級住宅)
They decided to buy a house in the suburbs.
(彼らは郊外に一戸建てを購入することにしました。)
3. condominium 【condo】(分譲マンション)
「condominium」は分譲タイプの集合住宅のこと。
リゾート用の豪邸を指すこともあります。
略して「condo(コンド)」と呼ばれることもありますが、イギリスではほとんど使われない単語です。
よく使われるフレーズ
- luxury condo(高級分譲マンション)
- condo association(管理組合)
She bought a condo downtown.
(彼女は都心部に分譲マンションを購入しました。)
契約・費用に関する英単語
1. rent(家賃)
「rent(レント)」は「家賃」を表す基本的な英単語です。
動詞として「借りる」という意味でも使われます。
よく使われるフレーズ
- rent arrears(家賃滞納)
- rent control(家賃値上げ制限)
※アメリカやイギリスでは経済成長によって賃料が上がることが多いですが、地域によっては値上げが制限されています。
例文:
I forgot to pay the rent fee.
(家賃を払い忘れてしまいました。)
The monthly rent is ¥150,000.
(月額家賃は15万円です。)
Rent prices have gone up by 3% this year.
(家賃は今年3%上昇しました。)
2. security deposit(敷金、保証金)
賃貸契約が結ばれたあと、借主の契約不履行によりオーナーが損失を被ってしまった場合、その損失を補填するための保証金です。
また居住者の退去後、共益費にあてられることも多いです。
居住者は、部屋のメンテナンスにかかった金額を差し引かれたものが退去後に戻ってきます。
家賃1ヶ月分が相場。
また「deposit(デポジット)」には頭金の意味もあります。
よく使われるフレーズ
- refundable deposit(返金可能な保証金)
You need to pay a security deposit equivalent to two months’ rent.
(家賃2ヶ月分相当の保証金を支払う必要があります。)
3. key money(礼金)
日本独特の「礼金」制度を説明するときは「key money(キーマネー)」と表現されることが多いです。
ただし、これは日本特有の概念なので、以下のように詳しい説明が必要です。
In Japan, we often give a landlord an amount of money called key money as “thank you” for being allowed to rent an apartment, house, etc.
(日本では、アパートや戸建ての賃貸物件を貸してもらったことに対する感謝を込めて、礼金と呼ばれるまとまったお金をよく支払います。)
知っておくと役立つ英単語集
以下、覚えておくと役立つ英単語をピックアップしました!
landlord |
家主 |
tenant |
借主 |
contract |
契約書 |
area size |
面積 |
layout |
間取り |
studio |
ワンルーム |
a/c = air conditioner |
エアコン |
agency |
仲介業者 |
assignment |
譲渡 |
auto pay |
自動引き落とし |
basement |
地下 |
bedbug |
南京錠 |
breach |
契約違反 |
common charge |
管理費 |
consent form |
同意書 |
convert |
改装する |
furnished |
家具付き |
insulation |
防音 |
kickback |
手数料 |
1BR= 1 Bedroom |
1LDK |
おわりに
本記事では、不動産にまつわる実践的な英語表現をご紹介しました。
「real estate」や「property」といった基本的な単語から「key money」をはじめとするニッチな単語まで幅広く覚えて、円滑なコミュニケーションへと繋げていただければ幸いです。
人生は良いことばかりの連続ではありません。
行き詰まってしまったときは、引っ越しをして環境をガラリと変えてみることもいいでしょう!
あなたの英語ライフがより有意義なものになるよう、陰ながら応援しています。