意外と知らない「服にまつわる英語」を解説!トレンドライクな単語を覚えてオシャレに使いこなそう!
私たちが日常的に身につけている「衣服」。
どんなシーンでも必要不可欠な存在でありながら、英語で表現するとなると意外と迷ってしまうことが多くないですか?
「clothes」という単語は知っているものの、実際にファッションについて外国人と話そうとすると、どんな表現を使えばいいのか戸惑ってしまうことが多々あると思います。
そこで本記事では「服」に関する英語表現をご紹介していきます。
基本的な英単語から、流行を踏まえた実用的な表現まで幅広くお伝えするので、ぜひ一読していただけると幸いです!
「服」を意味する基本英単語「5選」
1. clothes(名詞:一般的な服)
「服」を意味する一般的な英単語といえば「clothes」です。
これはシーンを選ばず「着るもの・服」全般を表す便利な表現です。ただし、注意すべきポイントがあります。
単数形「cloth」にしてしまうと「布」という意味になってしまうため、服として表現したいときは複数形「clothes」を使用してください。
続いて発音にもご注意を!
「clothes」は「クロージーズ」ではなく「クロウズ(klóuz)」と発音します。
また「clothes」は一見すると複数形に見えますが、実際には数えられない名詞(不可算名詞)です。
「a clothes」や「two clothes」のような使い方はできません。
例文:
I need to buy new clothes for the job interview.
(就職面接用の新しい服を買う必要があります。)
Alex always wears fashionable clothes.
(アレックスはいつもおしゃれな服を着ています。)
Where do you usually buy your clothes?
(普段どこで服を買いますか?)
※「clothing」と「clothes」の違いは?
「clothing」は、「clothes」よりも広範囲の意味を持つ「衣料品・服飾品」を指す表現です。
衣類だけでなく靴やマフラー、アクセサリーなども含みます。
またフォーマルな響きで事務的な印象があることを覚えておきましょう!
ファッション関連のサイトで「衣類全般」のカテゴリーとしてよく使われています。
2. wear(名詞:特定の目的に合わせた衣服)
「wear(ウェア)」は特定の目的や用途に合わせた衣服を表す英単語です。
例えばアディダスは、日常生活でも使えるカジュアルなスポーツ着を「activewear」と表記しています。
日本語でも「スポーツウェア」や「ランニングウェア」という言葉をよく見かけますよね!
「sportswear(運動着)」「underwear(下着)」「nightwear(寝間着)」など、wearの前にどの用途で使われるかを表して使われることが多いのが特徴です。
例文:
I prefer comfortable sportswear for my workout.
(運動のためには快適なスポーツウェアを好んでいます。)
UNIQLO is famous for its high-quality underwear.
(ユニクロは高品質な下着で有名です。)
She designs sleepwear for women.
(彼女は女性向けの寝間着をデザインしています。)
3. outfit(名詞:服装一式、コーディネート)
「outfit(アウトフィット)」は、頭からつま先までの「服装」を指します。
英語圏で「coordinate(コーディネート)」と言ってしまうと「調和する、まとめる」という意味になるのでご注意を!
着ている服装について言及したいときは「outfit」を使ってください。
この単語は特にファッションの文脈でよく使われる表現で、よくInstagramのハッシュタグに設定されています。
例文:
That outfit looks great on you.
(その服装とってもお似合いですね!)
I need to choose an outfit for tonight’s party.
(今夜のパーティーのための服装を選ばないといけません。)
Could you tell me a process for putting stylish outfits together?
(オシャレな服装を組むための方法を教えていただけませんか?)
4. suit(名詞:上下同じ素材で作られた衣装)
「suit(スーツ)」は、カタカナの「スーツ」と同じように上下セットの服を指します。
用途によっては「business suit(ビジネススーツ)」や「swimsuit(水着)」と表現することができます。
例文:
He always wears a dark suit to work.
(彼は仕事にいつも暗い色のスーツを着ています。)
I need to buy a new swimsuit for summer.
(夏に向けて新しい水着を買う必要があります。)
I’m going to buy a job interview suit tomorrow.
(明日は就職活動用のスーツを買う予定です。)
5. dress(名詞:ワンピース、正装)
「dress(ドレス)」は、女性もののドレスを指しますが、ワンピースを意味することもあるので文脈に応じて使い分けてください。
また「dress code(ドレスコード)」と言うように、「正装」の意味もあり男性の服装を指すこともあります。
例文:
She chose a beautiful red dress for the wedding.
(彼女は結婚式のために美しい赤いドレスを選びました。)
What’s the dress code for the restaurant?
(そのレストランのドレスコードは何ですか?)
I love your casual dress style.
(あなたのカジュアルなファッションスタイルが好きです。)
服にまつわる「動作」を表す英語表現
1. 「着る」を表す2つの動詞
wear(服を身につけている【状態】)
「wear」は「服を着ている状態」を表す動詞です。
基本的にすでに身につけている状態を指すので、「衣類を着用する」という動作を表すことができないことを覚えておきましょう!
例文:
He wears a suit to work every day.
(彼は毎日仕事にスーツを着ています。)
Students have to wear uniforms at this school.
(この学校では学生は制服を着用しなければなりません。)
What are you wearing to the party?
(パーティーには何を着ていく予定ですか?)
put on(服を着る【動作】)
「put on」は「服を着る動作」を表す動詞句です。
スウェットに袖を通したり、パンツに脚を通したりといった具体的な動作を意味します。
例文:
He is putting on his shoes.
(彼は靴を履いているところです。)
Don’t forget to put on your jacket.
(上着を着るのを忘れないでください。)
She put on her favorite dress for the date.
(彼女はデートのためにお気に入りのドレスを着ました。)
2. 「脱ぐ」を表す動詞
take off(【服を】脱ぐ)
服を「脱ぐ」動作を表すには「take off」を使います。
飛行機の離陸を表す「テイクオフ」と同じ表現ですが、日常生活の脱ぐ動作でもよく使われます。
例文:
In Japan, people take off their shoes when they enter the house.
(日本では家に入るときに靴を脱ぎます。)
He took off his tie after work.
(彼は仕事の後にネクタイを外しました。)
※注意:「put off」は「延期する」という意味で「脱ぐ」の意味では使えません。
3. 「似合う」を表す動詞
suit(【服が】似合う)
「その服似合うね!」と言いたいときには動詞の「suit」が使えます。
例文:
Your new hat suits you.
(新しい帽子がよく似合っています。)
That hairstyle really suits her.
(その髪型は彼女によく似合っています。)
look good on(【服が】似合う)
「look good on」も「似合う」を表す表現で、「suit」よりもカジュアルなニュアンスがあります。
That color looks good on you.
(その色があなたによく似合います。)
fit(【サイズ・形が】合う)
見た目が似合っているのではなく、体にフィットしていることを表します。
This shirt fits me perfectly.
(このシャツは私にピッタリです。)
おわりに
この記事では「服」にまつわる英語表現を幅広くご紹介しました。
シーンに合わせて「clothes」「outfit」「wear」「suit」などの様々な単語を使いわけながら、オシャレに関するトークに花を咲かせましょう!
また服装は日常生活に欠かせないものなので、海外旅行での買い物にも役立つはずです。
あなたの英語力がさらに向上し、ファッションについても自信を持って話せるようになることを願っています!