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更新日:2025年7月10日 ビジネス英語

「社長」は英語でなんと言う?CEOとPresidentの違いや関連表現も解説!

「社長」を英語で表現する場合、多くの方が「CEO」を思い浮かべるかもしれません。

しかし、実際には「社長」を表す表現はそれだけではありません。

国や職務範囲が違えば、適切な英語表現も変わってきます。

そこでこの記事では「社長の英語表現」をテーマに、次のことを詳しく解説します。

  • 「社長」と「代表取締役」の違い
  • 「社長」の英語表現3選
  • 「President」と「CEO」の違い
  • 「社長」に関するそのほかの英語表現5選

「社長」にまつわる英語表現を知って、英語で自己紹介をする際や名刺を作成する際など、さまざまなビジネスシーンに役立てましょう。

「社長」と「代表取締役」の違い

英語の解説に入る前に、日本語の「社長」と混同しやすい単語について確認しておきましょう。

「社長」と混同しやすい言葉に、「代表取締役」があります。

両者の意味の違いを簡潔に説明すると、次のとおりです。

社長

会社のトップを指す呼び方。

組織ごとに職務が異なる。法律で規定されていないため定義はあいまい。

代表取締役

会社法という日本の法律用語で、取締役会の中から選任された株式会社の代表のこと。

「代表取締役」は日本の法律で定められた役職で、日本独自の表現です。

そのため、「代表取締役」に対応する英語表現として「Representative Director」が使われることがありますが、ネイティブには通じないこともあるため注意しましょう。

代表取締役は、企業に1人とは限らず、その数に制限がありません。

「代表取締役社長」だけでなく、「代表取締役会長」や「代表取締役副社長」など、代表取締役が複数人選任されるケースもあります。

「代表取締役」だからといって「社長」ということにはならない点をおさえておきましょう。

「社長」の英語表現3選

ここからは、「社長」の英語表現を3つご紹介します。

1. President(アメリカ英語で社長)

「社長」を英語で表現する場合、アメリカ英語では「President」が使われます。

省略して記載したい場合は「P.」「Pres.」と略すことも可能です。

「President」には、「社長」という意味のほかにも、「大統領」「学長」「議長」などさまざまな意味があります。

政治ニュースで「アメリカ大統領」のことを「President」と言っているのを聞いたことがある方も多いでしょう。

そのため、ほかの意味と間違えられやすい場面では「Company President」が使われることもあります。

例文:
He served as the company president from 1990 through 2000.
(彼は1990年から2000年まで社長を務めました。)

She returned to the position of company president last year.
(彼女は昨年社長に復帰しました。)

2. Managing Director(イギリス英語で社長)

「社長、CEO」の英語表現には「Managing Director」が使われることもあります。

省略形の表記は、「MD」です。

これは、イギリスやオーストラリア、シンガポールなどのアジア圏でよく使われる表現です。

しかし、アメリカでは「社長」という意味ではなく、「部長クラス以上の上級管理職」を指すことが多いため、国別による意味の違いに注意しましょう。

例文:
The company’s board of directors elected a new managing director yesterday.
(会社の取締役会は昨日、新社長を選出しました。)

Our managing director served as the keynote speaker at the international conference.
(その国際会議の基調講演には、当社の社長が登壇しました。)

3. CEO(最高経営責任者)

「CEO」とは「Chief Executive Officer」を省略した役職のことで、「最高経営責任者」という意味です。

会社の経営方針や戦略などの意思決定権を持つ最上位の役職のことを指します。

英語圏の多くの企業では、CEOが会社経営のトップとして指揮をとることが多いでしょう。

例文:
I’m the President and CEO of Company ABC.
(私はABC社の社長兼CEOです。)

The CEO held a meeting with stakeholders to strengthen partnerships.
(CEOはパートナーシップを強化するためステークホルダーと会合を開きました。)

「President」と「CEO」の違い

「President」と「CEO」はどう違うのか、疑問に思う方も多いでしょう。

両者の役割は企業によって異なることもありますが、一般的には担当する職務範囲に違いが見られます。

多くの場合、「CEO」が会社の方向性や経営戦略を決め、「President」がその経営戦略に基づいて業務執行を管理する役割を担います。

そのため、「CEO」と「President」の両方がいる企業では、「CEO」のほうが役職階級は上で、「President」のポジションはその次に位置づけられることが多いです。

企業によっては、同一人物が「President」と「CEO」を兼務している場合もあれば、別々の人を選任している場合もあります。

さらに企業の規模や組織構造によっては、どちらか片方の肩書が設けられていない場合もあります。

多くの日本企業の場合、「President」と「CEO」の両方の役割を兼務して「社長」と呼ばれることが多いのではないでしょうか。

その場合、日本の社長の自己紹介や名刺には「代表取締役社長兼CEO」という肩書で、「President and CEO」という英語表記がよく見られます。

「社長」に関するそのほかの英語表現5選

企業によっては、社長がさまざまな役職を兼務していることがあります。

ここからは「社長」と関係の深い立場の人や役職の英語表現を見ていきましょう。

1. Chairperson / Chair / Chairman(会長)

「取締役会長」のことは英語で「Chairperson」または「Chair」と言います。

かつては「Chairman」が使われていましたが、ジェンダーニュートラルの観点から「Chairperson」や「Chair」の使用が増えてきました。

「Chairperson」には「会長」のほかにも、会議や集まりなどの「司会者、議長」といった意味で使われることもあります。

会長がいる場合の組織構造では、「会長」が「CEO」を兼務するケースが多いです。

例文:
He stepped down as chairperson of Company XYZ in 2024.
(彼は2024年にXYZ社の会長職を退きました。)

The primary responsibility of the vice chair is to support the chair.
(副会長の主な責務は会長を補佐することです。)

2. COO(最高執行責任者)

「CEO」と似た表現に、「COO」があります。

「COO」は「Chief Operating Officer」の略語で、「最高執行責任者」のことを指します。

「CEO」が決定した経営方針に基づいて業務の執行を指揮するポジションです。

企業によっては、「会長」が「CEO」を兼務し、「社長」が「COO」を兼務していることがあります。

そのため、海外の企業では「President」と「COO」が同じような意味合いで使われることもあります。

例文:
Our president also holds the position of COO.

(我が社の社長はCOOも兼務しています。)

3. Vice President(副社長)

「副社長」を英語で表現する場合、「副〜」を表す接頭辞「vice」を用いて「Vice President」と言います。

省略する場合は、頭文字をとって「VP」です。

また、アメリカでは「営業部長」を「Vice President of Sales」と表すように、「部署のトップ」のことを指す際にも使われます。

例文:
The vice president launched a new project under the president’s direction.

(副社長は社長の指示のもと、新しいプロジェクトを開始しました。)

4. Founder(創業者)

会社を最初に作り上げた「創設者」は、英語で「founder」と言います。

会社だけでなく、新しいビジネスや団体などを立ち上げた人に対しても使われる表現です。

例文:
She was the founder and first president of Company OPQ.

(彼女はOPQ社の創設者であり初代社長でした。)

5. Owner(所有者)

日本語に「雇われ社長」という言葉があるように、社長が必ずしも会社の所有者とは限りません。

そのため、会社の所有者であることを主張したい場合は、「owner」を使いましょう。

「owner」は、自営業などの小さな会社の社長に対して使われることもあります。

例文:
He became the owner of Company DEF after acquiring the well-known social networking service.

(彼は有名なSNS会社であるDEF社を買収し、会社の所有者となりました。)

まとめ

日本語の「社長」は広い意味を持ち非常に便利な言葉であるため、これに対応する英語が1つに絞れないのが実情です。

どの国の人に対して使うのか、どういう組織構造であるかによって適切な表現は異なります。

この記事でご紹介した英語表現を参考に、職務内容に合った言葉を選びましょう。

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