英語の読み方がわからない人必見!フォニックスのルールで読み方のコツをつかもう

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更新日:2025年6月20日 英語コラム

英語の読み方がわからない人必見!フォニックスのルールで読み方のコツをつかもう

英語は「a」の音を「cat(ネコ)」のように「ア」と読むこともあれば、「cake(ケーキ)」のように「エイ」と読むこともあります。

このように英語には1つの文字に対して複数の読み方があるため、スペルを見ても正しい読み方を予測しにくいでしょう。

では、英語圏の子供たちはどうやって英語の読み方を習っているのでしょうか。

この記事では、英語の読み方がわからないと悩む方に向けて、英語を読めるようになるための方法、「フォニックス」と「サイトワーズ」について解説します。

フォニックス(Phonics)を学ぼう

多くの英語圏の子供たちが英語の読み方を習う際に活用しているのが「フォニックス」です。

フォニックスとは、スペルと発音の間に規則性を見つけて、英語の読み方を学んでいく方法のことです。

1つ例を挙げると、フォニックスのルールの中に「ai」というスペルは[ei エイ]と発音するという法則があります。

この法則を知っていれば、「aim(目標)」という単語は「アイム」ではなく「エイム[eim]」と読むことがわかります。

フォニックスのルールをある程度頭に入れておけば、読み方のわからない英単語に出会っても、多くは発音記号なしで読めるようになるでしょう。

次項から具体的に母音と子音の代表的なフォニックスのルールをご紹介します。

なお本記事のフォニックスのルールは「ニューヴィクトリーアンカー英和辞典」を参照しています。

短母音と長母音の違い

英語の母音のパターンは、大きく「短母音」と「長母音」の2つに分けられます。

「短母音」は短くはっきり発音される母音のことで、「長母音」は長く伸ばされて発音される母音のことです。

短母音の特徴は、aをア、iをイ、と読むように「ローマ字読み」に近い発音です。

長母音の特徴は、aをエイ、iをイー、と読むように「アルファベット読み」に近い発音です。

この短母音と長母音の発音の特徴をおさえたうえで、フォニックスのルールを見ていきましょう。

短母音の法則

母音が「短母音」になる時は次のルールがあります。

ルール:語末が「母音字+子音字」の場合、母音字は「短母音」

つづり

発音

単語例

a

[æ ア]

bat, mat

e

[e エ]

net, pen

i

[i イ]

kit, bin

o

[ɑ ア][ɔ オ]

hot, frog

u

[ʌ ア]

bus, nut

y

[i イ]

gym, myth

ルール:「母音字+重子音字」の場合、母音字は「短母音」

「重子音字」とは、同じ子音字が繰り返されることを指します。

つづり

発音

単語例

a

[æ ア]

pass, happy

e

[e エ]

bell, letter

i

[i イ]

dinner, miss

o

[ɑ ア][ɔ オ]

boss, cotton

u

[ʌ ア]

sunny, supper

「dinner(ディナー)」と「diner(ダイナー)」を例にとってみましょう。

「dinner」の「n」を1つ取って「diner」に変えると、「母音字+重子音字=短母音」のルールに当てはまらず、「i」の読み方は長母音の「ai」になります。

また、「pull(プル)」「full(フル)」など、このルールには当てはまらない単語もあることに留意しておきましょう。

長母音の法則

長母音は「ABCの歌」のようにアルファベット読みに近い発音だということを解説しました。

どんな場合に、母音が「長母音」になるのか法則を確認しておきましょう。

ルール:語末が「母音字+子音字1つ+e」の場合、母音字は「長母音」

つづり

発音

単語例

a

[ei エイ]

cake, lake

e

[iː イー]

theme, these

i

[ai アイ]

time, line

o

[ou オウ]

joke, note

u

[juː ユー]

cube, rude

y

[ai アイ]

type, style

語末の「e」は、発音されないため「サイレントe」または「マジックe」と呼ばれます。

短母音読みをする「not(ノット)」と長母音読みをする「note(ノート)」で発音の違いを比較してみましょう。

また、この法則にも例外があり、「love(ラヴ)」や「come(カム)」など一部の単語は、短母音で読まれます。

子音字の法則

母音以外の音、子音にも読み方の法則があります。

基本的には1つのスペルに対して音は1つですが、例外のあるものもあります。

ルール:「c」「g」以外の子音字は規則的な音を発音する

つづり

発音

単語例

b

[b ブ]

ball, big

d

[d ド]

dog, day

f

[f フ]

fish, fan

h

[h ハ]

hat, hand

j

[dʒ ヂ]

jump, jacket

k

[k ク]

key, keep

l

[l ル]

lamp, lemon

m

[m ム]

map, man

n

[n ン]

not, nail

p

[p プ]

post, pig

q

[kw クウ]

queen, quiz

r

[r ル]

run, rice

s

[s ス]

sun, sad

t

[t トゥ]

ten, tree

v

[v ヴ]

van, vest

w

[w ウ]

water, winter

x

[ks クス][gz グズ]

box, fox / exam, exact

y

[j イ]

yes, year

z

[z ズ]

zebra, zoo

ルール:「c」と「g」は次にくる文字によって、2通りの発音に分かれる

つづり

発音

単語例

c+e 

[s ス]

cell, police

c+i 

[s ス]

city, science

c+y

[s ス]

agency, cycle

c+a

[k ク]

cacao, cat

c+o

[k ク]

coin, collect

c+u

[k ク]

cute, curtain

c+子音字

[k ク]

clock, crop

語末のc

[k ク]

music, comic

g+e 

[dʒ ヂ]

page, age

g+i 

[dʒ ヂ]

giant, giraffe

g+y

[dʒ ヂ]

energy, strategy

g+a

[g グ]

game, garden

g+o

[g グ]

gorilla, golf

g+u

[g グ]

guide, gum

g+子音字

[g グ]

glad, grow

語末のg

[g グ]

king, spring

「gift(ギフト)」のように、法則に当てはまらない単語もあります。

次のルールは、2つの子音の組み合わせと読み方の法則を示したものです。

ルール:次の子音字の組み合わせは規則的に発音される

つづり

発音

単語例

ch

[tʃ チ]

chair, chat

ck

[k ク]

black, luck

dg

[dʒ ヂ]

judge, edge

gh

[f フ]

laugh, rough

ng

[ŋ ング]

long, ring

ph

[f フ]

phone, elephant

sh

[ʃ シ]

ship, shine

tch

[tʃ チ]

match, catch

th

[θ ス][ð ズ]

three, path / brother, this

ルール:次の子音字は発音しない

つづり

単語例

語頭「kn」のk

know, knee

語頭「wr」のw

write, wrap

語末「gh(t)」のgh

high, light

語末「gn」のg

design, sign

語末「mb」のb

comb, thumb

語末「mn」のn

autumn, column

 

サイトワーズ(Sight Words)も活用しよう

フォニックスのルールに該当しない例外の単語をいくつかご紹介したとおり、すべての単語がフォニックスのルールに当てはまるとは限りません。

そこでフォニックスで補えない単語をカバーしてくれる学習法が、「サイトワーズ」です。

サイトワーズとは、ぱっと見ただけですぐに読めるように教えられる重要単語のことで、フォニックスと同様にほぼ同時並行でネイティブの子供たちが学習します。

具体的にどんな単語が含まれているかというと、「a, the, you, all, come, apple …」など、英語学習者がはじめに覚えるべき重要単語ばかりです。

サイトワーズは、4歳児向け、5歳児向け、6歳児向けとレベルごとにワードリストがまとめられているため、学年やレベルに合わせて順に単語を学ぶことができます。

サイトワーズの覚え方

サイトワーズの学習法は、単語帳を使う時のように反復学習による暗記が基本です。

ただ、丸暗記するよりもフォニックスのルールに当てはまらない単語をピックアップして暗記する方法が効率的でしょう。

サイトワーズの中で、フォニックスが通用しない単語のことを「トリッキーワード(tricky words)」と言います。

日本語では「ひっかけ単語」と呼ばれることもあります。

フォニックスとトリッキーワードを並行して学習すれば、発音のルールと例外の単語を網羅できるので効率的な学習が期待できるでしょう。

サイトワーズのリストやトリッキーワードは無料で公開しているサイトや動画があるので、ぜひ検索してみてください。

サイトワーズの種類

サイトワーズには大きく次の2種類のリストがあります。

  • ドルチ・サイト・ワード・リスト(Dolch Sight Word List)
  • フライ・サイト・ワード・リスト(Fry Sight Word List)

「ドルチ・サイト・ワード・リスト」は、主に幼児〜低学年向けのリストで、220の必須単語と95の名詞が含まれています。

「フライ・サイト・ワード・リスト」は、「ドルチ・サイト・ワード・リスト」を発展させたものです。

低学年〜中学生向けのリストで、1000語程度の単語が含まれています。

対象年齢や英語のレベルに合わせてリストを使い分けましょう。

まとめ

「英語の読み方がわからない」とお悩みの方も、ネイティブの子供たちが英語の読み方を習う方法と同じアプローチを取り入れることで、効率よく英語を読めるようになるでしょう。

そのためには、フォニックスでしっかり発音のルールを学びつつ、サイトワーズで単語を補強することが大切です。

最初は時間がかかるかもしれませんが、一度覚えてしまえば、今後知らない単語に出会っても難なく読めるようになるでしょう。

フォニックスとサイトワーズで読み方のコツをつかんで、発音に自信をつけましょう。

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