英検®︎2級リーディング完全攻略|問題形式・時間配分・大問別の解き方と勉強法

英検®︎2級のリーディングは、英語力そのものよりも、試験の仕組みを理解しているかどうかで差がつきやすいパートです。
「どんな問題が何問出るのか」「どこに時間をかけるべきか」を知らないまま解くと、実力があっても時間切れや取りこぼしが起きやすくなります。
この記事では、英検®︎2級のリーディングについて
- 問題数・出題形式・試験時間の全体像
- 大問ごとの特徴と時間配分の考え方
- 合格の目安となる得点範囲
- 大問別の具体的な解き方と、得点につながる勉強法
を、初めて英検®︎2級のリーディングを勉強する人でも分かるように順番に解説します。
この記事を読めば、ムダな勉強を減らし、合格に必要な得点を効率よく積み上げることができます。
英検®︎2級リーディングはどんな試験?【問題数・形式・試験時間】
英検®︎2級のリーディングは、英語を正確に読む力だけでなく、限られた時間の中で必要な情報を見つけ出す力が求められる試験です。
出題形式は毎回ほぼ決まっており、内容を知っていれば対策しやすいのが特徴です。
リーディング問題は、合計で31問、大きく次の3種類に分かれています。
- 大問1:短文の語句空所補充(17問)
- 大問2:長文の語句空所補充(6問)
- 大問3:長文の内容一致選択(8問)
一次試験では、リーディングとライティングを合わせて85分が与えられます。
そのため、リーディングに時間をかけすぎると、後半のライティングに影響が出る点にも注意が必要です。
英検®︎2級リーディングの時間配分【基本戦略】
英検®︎2級のリーディングでは、時間配分が得点に直結します。
全問を同じペースで解こうとすると、後半で時間切れになるケースが多く見られます。
目安となる時間配分は、次の通りです。
|
パート |
目安時間 |
|
大問1(17問) |
10分 |
|
大問2(6問) |
15分 |
|
大問3(8問) |
25分 |
|
見直し |
5分 |
あくまで目安ですが、重要なのは1問に時間をかけすぎないことです。
英検®︎2級リーディングは何割で合格?【合格点の考え方】
英検®︎では、「何問正解すれば必ず合格」という明確な基準は公表されていません。
合否はCSEスコアという指標によって判定されます。
そのため「英検®︎2級リーディングは何割取れば合格か」という質問に対して、正確な数字を断言することはできません。
ただし、学習の目安としては次のように考えるのが一般的です。
- リーディングは6~7割前後を安定して取れる状態を目指す
- 苦手な大問があっても、他でカバーできる設計になっている
英検®︎2級は、難問をすべて解く必要はありません。
取りやすい問題を確実に取り、ミスを減らすことが合格への近道です。
まずは「完璧を目指す」のではなく、合格ラインに届く力を段階的に積み上げることを意識しましょう。
【大問別】英検®︎2級リーディングの解き方
英検®︎2級のリーディングは、大問ごとに問われる力が異なります。
それぞれの特徴と攻略ポイントを理解しておくことで、安定して得点できるようになります。
【大問1】短文の語句空所補充の解き方
大問1は、短い英文の空所に最も適切な語句を入れる問題です。
語彙力や文法知識が問われますが、長文のように深い読解力は必要ありません。
また、ここは時間をかけずに正解しやすいパートです。
以下の2つの方法で、得点を取りこぼさないことが、リーディング全体の勝敗を大きく左右します。
コツ1:空所の前後を見て「品詞」を決める
空所の前後を見て、以下のように必要な品詞や形を判断できるようにしておくと、正解を選びやすいです。
- 冠詞(a / the)+( )→ 名詞が来やすい
- to +( )→ 動詞原形が来やすい
- be動詞(is/are)+( )→ 形容詞/過去分詞が来やすい
- 前置詞(in/on/for)+( )→ 名詞・動名詞が来やすい
コツ2:単語の意味だけでなく「熟語・連語」を重視する
英検®︎2級は動詞+名詞のセット(コロケーション)が頻出です。
単語の意味だけでなく、以下のようなよく使われる組み合わせは、意識して覚えていきましょう。
- make a decision(決断する)
- pay attention to(〜に注意を払う)
- take a risk(危険を冒す)
- provide A with B(AにBを提供する)
【大問2】長文の語句空所補充の解き方
大問2では、長めの文章の中にある空所に適切な語句を入れます。
全文を丁寧に読む必要はなく、空所の前後の文脈を正確に捉えることが重要です。
コツ1:空所の前後2文を「精読」する
空所補充は、正解の根拠が空所の前後にあることが多いです。
特に次の語に注目して読むようにしましょう。
- 逆接(しかし):however / but / on the other hand
- 理由(だから/なぜなら):therefore / so / because
- 具体例(たとえば):for example / for instance
- 追加(さらに):also / in addition
コツ2:指示語が何を指すか確認する
空所の近くに指示語(this / these / it /theyなど)があれば、指している内容を探します。
対象が分かると、選択肢が一気に絞れます。
コツ3:全文を読まないほうが正確に解けることも多い
大問2は文の流れの理解が正解に直結する問題です。
文章全体より、空所周辺の論理のつながりを重視しましょう。
【大問3】長文の内容一致選択の解き方
大問3は、本文の内容と一致する選択肢を選ぶ問題です。
文章量が多いため、読み方を工夫しないと時間が足りなくなりがちです。
コツ1:本文を読む前に「設問」を先に読む
先に設問を見ると、本文のどこを探せばいいか分かります。
設問でチェックするのはこの3つです。
- 固有名詞(人名・地名・会社名)
- 数字(年・割合・金額)
- キーワード(理由・目的・結論)
コツ2:段落の役割をつかむ
英検®︎2級の長文は、英文エッセイと同じ構造で書かれています。
構造を意識することで、本文のどこに答えがあるかが予測しやすくなります。
- 最初:話題提示
- 中盤:理由・具体例
- 最後:結論・まとめ
コツ3:内容一致問題は「本文に書いてあることだけ」を選ぶ
英検®︎2級では本文にない推測を正解にしません。
「それっぽい選択肢」に飛びついて得点を失うことがないようにしましょう。
選択肢が怪しいときは、こう判断します。
- 本文に同じ意味(言い換え)がある → 正解候補
- 本文に書いてない推測 → 不正解候補
- 強すぎる言い方(always / never / must) → 不正解になりやすい
英検®︎2級リーディングの勉強法【最短で点が上がる順】
英検®︎2級のリーディングは、点につながりやすい部分から順番に対策することが重要です。
ここでは得点に直結しやすい順に、効果的な勉強法を紹介します。
ステップ1:大問1対策(単語+熟語)を毎日やる
大問1は、単語力・熟語力がそのまま点数になるパートです。
逆に言えば、「単語を知らない」「熟語の組み合わせを知らない」状態では、考えても正解にたどり着けません。
そのため、大問1は才能やセンスよりも、毎日の積み重ねがものを言うパートです。
勉強の目安
- 平日:20分(単語:10分+熟語:10分)
- 週末:間違えた単語・熟語のみを復習
ここで重要なのは「長時間やること」ではなく、毎日触れることです。
短時間でも継続できれば、大問1は自然と安定した得点源になります。
ステップ2:大問2は「接続語・指示語」だけ意識して解く
大問2は「全文を正確に読む」必要はありません。
むしろ、文章の流れを示すサインだけを拾うほうが、正確に解けることが多いパートです。
特に意識したいのは、次のような言葉です。
接続語
-
- however(しかし)
- therefore(したがって)
- for example(たとえば)
指示語
-
- this / it / they など
これらの語は、「前の内容を受けているのか」「話題が逆に転じているのか」を示す重要なヒントになります。
最初から満点を狙う必要はありません。
接続語・指示語だけを手がかりに文章の流れをつかむだけでも、正答率は大きく安定します。
ステップ3:大問3は「設問先読み」を意識する
大問3は、量が多く、時間切れになりやすいパートです。
ここで重要なのは、速く読むことではなく、「設問を先読みする」方法を固定化することです。
おすすめの手順は次の通りです。
- 設問を先に読む
- キーワード(人名・数字・理由など)に線を引く
- 本文の中から、該当しそうな段落だけを精読する
「そのまま読む」のではなく、型どおりに処理する意識を持ちましょう。
ステップ4:過去問は「時間を測って」解く
英検®︎2級リーディングで多い失敗が、家では解けるのに、本番では時間が足りないというパターンです。
これは、時間を意識せずに練習していることが原因です。
過去問を解くときは、必ずタイマーを使って解きましょう。
最初は間に合わなくても問題ありません。
時間を測る練習を重ねることで、自然とペース配分が身についていきます。
まとめ|英検®︎2級リーディングは「正しい型」と「時間意識」で攻略できる
英検®︎2級のリーディングは、英語を完璧に理解できるかどうかを試す試験ではありません。
出題形式を理解し、大問ごとの特徴に合った「解き方の型」を身につけ、限られた時間をどう使うかが合否を左右します。
大問1の単語・熟語で確実に得点し、大問2は接続語や指示語から文章の流れをつかみ、大問3は設問先読みで根拠を探す。
さらに、過去問演習では必ず時間を測り、本番のペースに慣れておくことが重要です。
最初から満点を目指す必要はありません。
取りやすい問題を確実に取り、6〜7割を安定して取れる力を積み上げることが、英検®︎2級合格への最短ルートです。
今日からは、まず大問1の単語・熟語対策から始めてみてください。
正しい順番で対策を続ければ、英検®︎2級リーディングは必ず「攻略できる試験」になります。
※英検®︎は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承認や推奨、その他検討を受けたものではありません。

















