冠詞「a/an」と「the」の使い方
こんにちは! QQEスタッフのReiです。
今日紹介したいのは冠詞の「a/an」と「the」の使い方です! 冠詞は日本語にない概念でもあり、この場合は「どっちを使えばいいんだっけ……?」と混乱しやすいかと思います。 そんなややこしい冠詞の使い方を今日はご紹介いたします!
まず、二つの使い方としてよく説明されるのが「a/an」が不定冠詞で、「the」が定冠詞と言われています。 具体的な例文を含めて「a/an」と「the」の冠詞の違いを見ていきましょう!
不定冠詞「a/an」の使い方
「a/an」の不定冠詞は数えられる単数の名詞と共に使われ、「ある、1つの」という基本的な意味があります。 「a/an」は、新しい話題を話す時に用いられ、また不定冠詞という名の通り、まだ具体的になってないことを話す時にも用いられます。
- I bought a book yesterday. 「私はリンゴを1個持っています(具体的にどんなリンゴかわからない)」
- I have an apple. 「私はリンゴを1個持っています(具体的にどんなリンゴかわからない)」
また基本的に子音の前は「a」、母音の前は「an」を用います。 しかし「hour」や「honest」のように子音の前に「an」がつくものや、「university」のように母音の前に「a」がつくこともあります。 これはスペルではなく、発音によって判断しているためです。
- He is an honest man. 彼は正直者です。
- She is a university professor. 彼女は大学教授です。
ちなみに「a/an」には「a/an + 期間や数量を表す可算名詞」にて「~につき」という表現の際にも用いられます。
- I play basketball once a week. 「私は一週間に一回バスケットボールをします」
定冠詞「the」の使い方
「the」の定冠詞は「a/an」とは異なり、単数形のみならず複数形にも使用でき、不可算名詞の前にも使用することができます。 「the」は同じ話題を話す時に用いられ、また定冠詞という名の通り、具体的になっていることを話す時にも用いられます。
- I bought a book yesterday. The cookbook is easy to understand. 「私は昨日、本を1冊買いました。その料理の本はわかりやすい(買った本が料理の本だと文脈から推測できるためcookbookに「the」がついている)」
- I have an apple. The apple was produced in Aomori, Japan. 「私はリンゴを1個持っています。そのリンゴは青森で生産されました(既に話題に挙がったリンゴの話をしているので、続く話題のリンゴに「the」がついている)」
この世に1つしかないものの前には「the」がつき、楽器にもも同じように「the」を用います(the pianoなど)。
- The earth is the third planet from the sun. 「地球は太陽から3番目の惑星である(地球や太陽のように1つしかないと考えられるものには「the」がつく)」
注意すべき点
固有名詞には基本的に不定冠詞「a/an」や定冠詞「the」がつくことはありません。仮に冠詞がつく場合は特殊な意味が生じることがありますので注意しましょう!
まとめ
ややこしいようですがルールを理解すれば、簡単に「a/an」と「the」の区別ができるようになるかと思います。
また冠詞の使い方は、文や言葉から推測する必要があり慣れるまで時間がかかるかと思いますが、教師とレッスン前の簡単なフリートークの中で話すときに意識をしながら練習してみましょう!