英語学習の目標設定7ステップ!具体例と達成するための計画の立て方

「英語を話せるようになりたい」と思って勉強を始めても、途中で何をすればよいのかわからなくなった経験はありませんか。
英語学習を続けて成果につなげるためには、目標を決めるだけでなく、ゴールまでの学習計画を立てることが大切です。
いつまでに、何を、どのくらい勉強するのかを具体的にすると、毎日の行動が明確になります。
この記事では、英語学習計画の立て方を7つのステップで解説します。
初心者向けの具体的なスケジュール例や計画を続けるコツも紹介するので、「英語を勉強したいけれど何から始めればよいかわからない」という方はぜひ参考にしてください。
英語学習は「目標」だけでなく「計画」が重要
英語学習を始めるとき、「TOEICで800点を取る」「海外旅行で英語を話す」などの目標を決める方は多いでしょう。
しかし、目標を設定しただけでは、今日から何を勉強すればよいのかまでは決まりません。
目標が「目的地」だとすれば、学習計画は目的地までの「道筋」です。
たとえば「半年後までに簡単な日常英会話ができるようになる」という目標を設定したとします。
この場合、半年間ただ英会話を勉強するのではなく、現在の英語力を確認したうえで、単語・文法・リスニング・スピーキングなど、必要な学習を組み合わせることが重要です。
さらに「最初の1か月は中学英文法を復習する」「平日は単語を20分勉強する」など、具体的な行動まで決めれば実行しやすくなります。
英語学習では、目標を立てて終わりにするのではなく、「目標から逆算して今日やることを決める」ことがポイントです。
英語学習計画を立てる3つのメリット
英語学習計画を立てると、その日の気分に左右されにくくなり、必要な勉強に集中できます。
ここでは、学習計画を作る主なメリットを3つ紹介します。
何を勉強すればよいか迷わなくなる
英語には、単語・文法・リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングなど、さまざまな学習分野があります。
そのため、計画を立てずに勉強していると、「今日は何をしよう」と毎回迷ってしまうことがあります。
学習計画があれば、やるべきことがあらかじめ決まっているため、勉強を始めるまでの迷いを減らせます。
たとえば「平日は単語20分+リスニング20分、土曜日はオンライン英会話、日曜日は1週間の復習」と決めておけば、机に向かってから教材を選ぶ必要がありません。
限られた学習時間を有効に使うためにも、「何をするか」を先に決めておきましょう。
英語学習を継続しやすくなる
「英語を話せるようになる」という大きな目標だけを見ていると、成果が出るまでの距離が遠く感じられることがあります。
一方で、「今日は英単語を20個覚える」「今週はオンライン英会話を2回受講する」のように細かく分ければ、一つひとつ達成できます。
学習計画を立てると、大きな目標を毎日の小さな行動に変えられることがメリットです。
英語学習は一度に大量に勉強するのではなく、継続して英語に触れることが大切です。
無理のない計画を作り、少しずつ学習を積み重ねましょう。
自分の成長を確認しやすくなる
英語を勉強していると、「本当に上達しているのかな」と不安になることがあります。
学習計画を作って記録を残しておけば、自分が取り組んできた内容を振り返ることが可能です。
たとえば、1か月前には聞き取れなかった英文が聞き取れるようになったり、オンライン英会話で話せる時間が増えたりすれば、成長を実感できます。
TOEICなどの資格試験であれば、定期的に模擬試験を受けてスコアを記録するのもよいでしょう。
成果を確認しながら計画を修正することで、自分に合った学習方法も見つけやすくなります。
英語学習計画の立て方7ステップ
英語学習計画は、いきなり1日のスケジュールから考えるのではなく、目的や現在の英語力を整理してから作ることが重要です。
ここからは、学習計画の立て方を7つのステップに分けて紹介します。
1.英語を学ぶ目的を明確にする
最初に「なぜ英語を勉強するのか」を考えましょう。
目的によって必要な英語力や勉強方法が異なるからです。
たとえば、英語を学ぶ目的には次のようなものがあります。
- 海外旅行で現地の人と会話したい
- 外国人の友達を作りたい
- 仕事で英語を使えるようになりたい
- 海外留学をしたい
- TOEICで目標スコアを取りたい
- 英語の映画を字幕なしで楽しみたい
「英語が話せるようになりたい」だけでは、何を勉強するべきなのか判断しにくくなります。
自分が英語を使って何をしたいのかまで考えると、必要な学習内容が見えてきます。
2.現在の英語力を把握する
目的が決まったら、現在の英語力を確認します。
目的地だけではなく「現在地」を知ることで、自分に必要な勉強を判断できるためです。
英語力を確認する方法としては、次のようなものがあります。
- TOEICなどの資格試験を受ける
- 英語のレベルチェックテストを受ける
- 問題集を解いて正答率を確認する
- オンライン英会話でレベルチェックを受ける
- 自分の苦手分野を書き出す
特に初心者の場合、難しい教材へ進む前に中学レベルの単語や文法を理解できているか確認しましょう。
基礎に抜けがある場合は、まず基礎学習を計画に組み込むことで、その後の学習を進めやすくなります。
3.最終目標と期限を決める
次に、いつまでにどのような状態になりたいのかを決めます。
「英語を話せるようになる」のような曖昧な目標ではなく、達成したか判断できる内容にすることがポイントです。
たとえば、
「6か月後の海外旅行で、ホテルやレストランで簡単な会話ができるようになる」
「次回のTOEICで700点以上を取得する」
などです。
期限を設定すると、残された期間から必要な学習量を逆算できます。
ただし、短期間で大幅なレベルアップを目指すと、1日あたりの学習量が増えすぎる可能性があります。
現在の英語力や生活スタイルを考え、現実的な期限を設定しましょう。
4.目標から逆算して必要な学習を決める
目標と期限が決まったら、達成するために必要な能力を考えます。
ここが英語学習計画を作るうえで重要なポイントです。
たとえば、海外旅行で英語を話したい場合、英単語を覚えるだけでは十分とはいえません。
基本的な単語・文法を理解したうえで、英語を聞く練習や実際に話す練習も必要です。
初心者が英会話を身につける場合は、
基礎単語・中学英文法
↓
リスニング・発音
↓
英文を口に出す練習
↓
実際の英会話
というように、基礎から実践へ進む方法があります。
TOEICを受験する場合は、語彙や文法だけでなく、問題形式への理解や時間配分の練習も必要です。
目的から逆算し、「今の自分に足りない能力は何か」を考えて学習内容を選びましょう。
5.月・週・1日の計画に分解する
半年後や1年後の目標だけでは、毎日何をすればよいのかわかりません。
そこで、長期的な目標を月・週・1日の単位まで分解します。
たとえば「3か月で中学英語を復習する」という場合、次のように考えられます。
- 3か月:中学レベルの単語・文法を一通り復習する
- 1か月:英文法教材を3分の1まで進める
- 1週間:教材を2章進める
- 1日:英文法を30分勉強する
ポイントは、最終的に「今日何をするか」まで具体化することです。
教材を使う場合は、「英語を30分勉強する」より「問題集を5ページ進める」のように学習量を決めてもよいでしょう。
大きな目標を小さく分けることで、日々の行動に移しやすくなります。
6.無理なく続けられる学習時間を決める
計画を作るときは、理想ではなく実際に確保できる時間を基準にしましょう。
「毎日2時間勉強する」と決めても、仕事や学校で忙しく実行できなければ意味がありません。
まず、自分の1日の生活を振り返ってみてください。
朝、通勤・通学、昼休み、帰宅後、就寝前などを確認すると、英語学習に使える時間が見つかります。
たとえば、
- 朝:英単語15分
- 通勤・通学:リスニング20分
- 夜:英文法20分
- 休日:オンライン英会話25分
と分ければ、まとまった時間を確保できない方でも勉強できます。
毎日の生活に英語学習を組み込むことを意識しましょう。
7.定期的に振り返って計画を修正する
学習計画は、一度作ったら終わりではありません。
実際に勉強してみると、「予定より教材が難しかった」「平日は30分しか時間を確保できなかった」といったズレが出てきます。
週末や月末などに振り返る時間を作り、
- 計画どおり勉強できたか
- 学習量は適切だったか
- 苦手な部分はどこだったか
- 学習方法は自分に合っているか
- 次の期間に何を変更するか
を確認しましょう。
計画どおりに進まなかったからといって、失敗したわけではありません。
大切なのは計画を守ることではなく、最終目標へ近づくことです。
自分の生活や成長に合わせて柔軟に変更していきましょう。
【具体例】英語学習のスケジュールを作ってみよう
学習計画の立て方がわかっても、実際のスケジュールをイメージできない方もいるでしょう。
ここでは、目的別に3つの例を紹介します。
初心者が英会話を身につけたい場合
英語初心者の場合は、いきなり会話練習だけに集中せず、基礎と実践を組み合わせましょう。
3か月の計画を作るなら、1か月目は中学レベルの単語・文法の復習、2か月目はリスニングや音読、3か月目はオンライン英会話などの実践を増やす方法があります。
ただし、基礎がすべて完成するまで会話を始めてはいけないわけではありません。
基礎学習と並行して簡単な会話練習を取り入れると、「覚えた英語を使う」経験を増やせます。
TOEICのスコアアップを目指す場合
TOEIC対策では、まず現在のスコアや苦手なパートを確認しましょう。
たとえば現在600点で700点を目指す場合、模擬問題を解いて「リスニングは得意だがPart 5の文法問題が苦手」など、課題を明確にします。
そのうえで平日は単語と苦手分野、休日はまとまった問題演習に取り組むなど、学習時間を分けます。
試験が近づいてきたら、本番と同じ時間で問題を解き、時間配分も練習しましょう。
資格試験では「英語力を上げる学習」と「試験形式に慣れる練習」の両方を計画に入れることがポイントです。
仕事で英語を使えるようになりたい場合
仕事で英語が必要な場合は、実際の業務から逆算して勉強内容を決めましょう。
メールを読む機会が多いならリーディングやビジネス表現、海外との会議が多いならリスニングやスピーキングを優先します。
たとえば平日は通勤中にビジネス英語を聞き、夜に仕事でよく使う表現を復習します。
週に2回オンライン英会話を受講し、会議やプレゼンテーションなど実際の仕事を想定した会話練習を取り入れるのも方法の一つです。
「ビジネス英語を全部勉強する」のではなく、自分が実際に使う場面から優先順位を決めましょう。
英語学習を挫折させない計画のコツ5選
どれほど細かい学習計画を作っても、実行できなければ英語力の向上にはつながりません。
長く続けられる計画にするための5つのポイントを紹介します。
最初から完璧な計画を作らない
学習計画を立てる段階で、半年先まで細かく決める必要はありません。
実際に勉強すると、必要な学習内容や苦手分野が変わる可能性があるからです。
まずは大まかな長期計画を作り、直近の1週間や1か月だけ具体的に決めるとよいでしょう。
実行と修正を繰り返しながら、自分に合った計画へ調整します。
予定を詰め込みすぎない
「早く上達したい」と考えて予定を詰め込みすぎると、少し予定が崩れただけで計画全体が遅れてしまいます。
特に仕事や学校がある方は、急な予定や体調不良なども考えて学習量を設定しましょう。
「頑張ればできる量」ではなく「普段の生活でも続けられる量」を基準にすることが大切です。
予備日を作っておく
1週間すべてに学習予定を入れるのではなく、あえて何も決めない予備日を作る方法もあります。
月曜日に予定していた勉強ができなければ、予備日に回せます。
計画に余裕を持たせることで、1日勉強できなかっただけで予定全体が崩れるのを防げます。
予定どおり進んでいる場合は、予備日を復習や休息に使ってもよいでしょう。
できなかった日があっても翌日から再開する
英語学習を長く続けていれば、勉強できない日もあります。
そこで「計画を守れなかったからもうダメだ」と考える必要はありません。
1日休んだ場合は、翌日から通常の計画に戻します。
遅れを取り戻そうとして翌日に2日分を詰め込むと、負担が大きくなりやすいため注意してください。
続けることを優先し、必要であれば計画そのものを調整しましょう。
インプットだけでなくアウトプットも取り入れる
単語や文法を覚えたり、英語を聞いたりするインプットは重要です。
しかし、英語を実際に使えるようになりたい場合は、話す・書くといったアウトプットも学習計画に取り入れましょう。
覚えた単語で英文を作る、英語で日記を書く、オンライン英会話で教師と話すなど、学んだ知識を使う機会を作ります。
インプットとアウトプットを組み合わせることで、「知っている英語」を「使える英語」へつなげやすくなります。
英語学習計画に関するよくある質問
最後に、英語学習の計画を立てるときによくある疑問について回答します。
英語は毎日勉強したほうがいい?
可能であれば、短時間でも定期的に英語に触れる習慣を作るとよいでしょう。
ただし、「絶対に毎日勉強する」という厳しいルールを作る必要はありません。
忙しい日は英単語を10分だけ確認するなど、学習量を調整する方法もあります。
毎日続けること自体を目的にせず、自分が継続できる頻度を見つけることが重要です。
1日何時間くらい英語を勉強すればいい?
必要な学習時間は、現在の英語力や目標、期限によって異なるため、一律には決められません。
1日2時間を目標にして数日で挫折するより、30分を長く続けられるほうが学習量を積み重ねやすくなります。
まずは自分が無理なく確保できる時間から始め、慣れてきたら徐々に増やしましょう。
学習計画どおりに進まない場合はどうする?
計画が予定どおり進まない場合は、原因を確認して修正しましょう。
学習量が多すぎるなら減らし、教材が難しすぎるならレベルを下げます。
仕事が忙しく夜に勉強できないのであれば、朝や通勤時間へ移す方法もあります。
計画に自分を合わせるのではなく、自分が続けられる形に計画を調整することが大切です。
英語初心者は何から勉強すればいい?
初心者は、まず基本的な単語と中学レベルの英文法を確認するとよいでしょう。
基礎的な語彙や文法がわかると、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの学習も進めやすくなります。
ただし、基礎学習だけを長期間続ける必要はありません。
簡単なリスニングや音読、英会話なども少しずつ取り入れ、実際に英語を使う経験を増やしましょう。
独学でも英語学習計画は立てられる?
独学でも学習計画を立てることは可能です。
目的と現在の英語力を確認し、期限から逆算して必要な学習を決めれば、自分に合ったスケジュールを作れます。
一方、自分の英語力を客観的に判断するのが難しかったり、スピーキングを一人で練習するのが難しかったりする場合もあります。
その場合は、レベルチェックやオンライン英会話などを活用し、第三者からフィードバックを受けるのもよいでしょう。
オンライン英会話を学習計画に取り入れよう
英語を話せるようになることが目標なら、学習計画の中に実際に英語を話す時間を作ることが重要です。
単語や文法を勉強していても、実際の会話では「知っているのに言葉が出てこない」ということがあります。
オンライン英会話を利用すれば、自宅から英語を話す時間を確保できます。
たとえば、平日に単語・文法・リスニングを勉強し、週末にオンライン英会話を受講して、1週間で学んだ表現を使ってみる方法があります。
レッスン後には、うまく言えなかった表現や新しく覚えた単語を復習し、次のレッスンで再び使ってみましょう。
QQEnglishのオンライン英会話でも、レッスン前の準備と受講後の復習を組み合わせることで、学習を進められます。
「学ぶ→使う→振り返る」という流れを学習計画に組み込み、インプットだけで終わらない環境を作りましょう。
まとめ|英語学習は目標から逆算して計画を立てよう
英語学習計画を立てるときは、「何時間勉強するか」から考えるのではなく、最初に目的と目標を明確にすることが大切です。
そのうえで現在の英語力を把握し、目標から逆算して必要な学習を決めましょう。
基本的な流れは次のとおりです。
- 英語を学ぶ目的を明確にする
- 現在の英語力を把握する
- 最終目標と期限を決める
- 必要な学習を逆算する
- 月・週・1日の計画に分ける
- 続けられる学習時間を決める
- 定期的に振り返って修正する
大切なのは、最初から完璧な学習計画を作ることではありません。
実際に勉強しながら、自分の生活や英語力に合わせて計画を改善していくことがポイントです。
まずは最終目標から逆算して、「今日やること」を一つ決めるところから始めてみましょう。
















