英語を前から理解する方法7選!日本語に訳さず英語の語順で読むコツ

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更新日:2026年9月24日 英語コラム

英語を前から理解する方法7選!日本語に訳さず英語の語順で読むコツ

英語を読んだり聞いたりするとき、頭の中で一文ずつ日本語へ訳していると、理解に時間がかかることがあります。

特に、英文を最後まで読んでから日本語の語順に並べ替える「返り読み」が習慣になっていると、長文を読むスピードが上がりにくく、英会話やリスニングでも英語の速さについていけなくなる場合があります。

英語をスムーズに理解するポイントは、主語→動詞→目的語・補足情報という英語の語順のまま、前から意味を積み上げることです。

この記事では、英語を前から理解できない原因や、英語の語順に慣れる7つの方法、Reading・Listeningで実践できるトレーニングを紹介します。

英語を「前から理解する」とは?

英語を前から理解するとは、英文を最後まで読んでから日本語の語順に並べ替えるのではなく、英語が出てくる順番に意味を理解することです。

例えば、次の英文を見てみましょう。

I bought a book at the bookstore yesterday.

日本語として自然に訳すなら、

「私は昨日、本屋で本を買いました」

となります。

しかし、英語では情報が、

I
↓
私は

bought
↓
買った

a book
↓
本を

at the bookstore
↓
本屋で

yesterday
↓
昨日

という順番で出てきます。

英文を理解するだけなら、最後に「私は昨日、本屋で本を買いました」というきれいな日本語へ並べ替える必要はありません。

「私は→買った→本を→本屋で→昨日」

という順番でも、内容は理解できます。

これが「英語を前から理解する」基本的なイメージです。

ただし、日本語を一切使ってはいけないという意味ではありません。分からない単語や文法を日本語で確認することは問題ありません。

目標は日本語を禁止することではなく、「英文を理解するたびに日本語として完成させる作業」を少しずつ減らすことです。

なぜ英語を日本語に訳すと理解が遅くなる?

日本語訳をすること自体が悪いわけではありません。文法や英文の意味を正確に確認するときには、日本語訳が役立つこともあります。

問題になるのは、読む・聞くたびに日本語へ並べ替えなければ理解できない状態です。

英語と日本語では語順が違う

英語と日本語では、基本的な語順が異なります。

例えば、

I play tennis.

という英文では、

I
↓
play
↓
tennis

と、主語の後に動詞が続きます。

一方、日本語では、

私は
↓
テニスを
↓
します

となり、動詞が最後に置かれます。

英語を毎回自然な日本語へ訳そうとすると、一度受け取った情報を頭の中で並べ替える作業が必要になります。

長文になるほど保持する情報が増える

短い英文であれば、頭の中で日本語に並べ替えても大きな負担にならないことがあります。しかし、英文が長くなると状況は変わります。

一文が長い
↓
情報を覚えておく

最後まで読む
↓
日本語の語順へ並べ替える

次の文
↓
また同じ処理

となるため、読むスピードが落ちやすくなります。

Listeningでは音声が先へ進む

Readingなら前の英文へ戻れますが、Listeningでは音声が待ってくれません。

聞いた英語
↓
日本語に翻訳

翻訳中
↓
次の英語が流れる

次の英文
↓
聞き逃す

という状態になる可能性があります。英語を前から理解する力は、ReadingだけでなくListeningでも重要です。

英語を前から理解できない5つの原因

英語を前から理解できない場合は、「英語のセンスがない」と考える必要はありません。

多くの場合、英文を処理するときの習慣に原因があります。

1. 一文を全部日本語に訳している

英文を読むたびに自然な日本語訳を作る習慣があると、英語の語順のまま理解しにくくなります。

学習中に正確な和訳を確認することは大切ですが、すべての英文で行う必要はありません。

意味が分かった英文は、日本語として完成させずに次へ進む練習も取り入れましょう。

2. 主語と動詞をすぐ見つけられない

英文の基本的な骨格は主語と動詞です。

誰が
↓
何をする

何が
↓
どうなる

という関係が分からなければ、後ろに情報が追加されたときに文章全体を整理しにくくなります。

長い英文ほど、まず主語と動詞を確認することが重要です。

3. 単語を一語ずつ処理している

英文は、すべての単語を一語ずつ独立して理解する必要はありません。

例えば、

in front of

を、

in
↓
〜の中?

front
↓
前?

of
↓
〜の?

と処理するより、「〜の前に」という一つのかたまりとして理解した方が効率的です。

4. 修飾語が出るたびに前へ戻る

関係詞や前置詞句などが出てくるたびに文頭へ戻っていると、長文を読むのに時間がかかります。

後ろから出てきた情報は、前の内容へ追加するイメージで処理しましょう。

5. 英文を読む量・聞く量が不足している

英語の語順は、ルールを一度覚えただけで自然に処理できるようになるわけではありません。

簡単な英文を何度も読み、聞き、音読することで少しずつ慣れていきます。

知識だけでなく、英語を処理する経験も必要です。

英語を前から理解するために知っておきたい語順

英語を前から理解する第一歩は、主語と動詞をつかむことです。

例えば、

She studies English every morning.

なら、

She
↓
彼女は

studies
↓
勉強する

English
↓
英語を

every morning
↓
毎朝

と情報が追加されます。

最初の、

She studies

まで聞けば、「彼女が勉強する」という文の中心が分かります。

その後、

English
↓
何を?

every morning
↓
いつ?

と情報が付け加えられます。

別の例も見てみましょう。

My brother works at a hospital in Tokyo.

My brother
↓
私の兄は

works
↓
働いている

at a hospital
↓
病院で

in Tokyo
↓
東京の

という順番です。

自然な日本語では「私の兄は東京の病院で働いています」となりますが、英文を理解する段階では並べ替えなくても構いません。

英語では「誰が→どうする」を早い段階で示し、その後に詳しい情報が追加されることが多くあります。

この流れを意識することが、前から理解するための基本です。

英語を前から理解する方法7選

ここからは、英語を語順のまま理解するための具体的な練習方法を紹介します。

1. 最初に主語と動詞をつかむ

英文を読んだら、最初に主語と動詞を確認しましょう。

例えば、

The students in this class study English every day.

という文なら、まず、

The students
↓
study

をつかみます。

in this classはstudentsを詳しく説明している情報です。

英文が長くなっても、最初に骨格を見つけられると、その後の情報を整理しやすくなります。

2. 英文を意味のかたまりで区切る

一語ずつ読むのではなく、意味のまとまりで処理します。

例えば、

I went to the library / to study English / after school.

なら、

I went to the library
↓
私は図書館へ行った

to study English
↓
英語を勉強するために

after school
↓
放課後

というように理解します。

一つのかたまりを理解したら、前へ戻らず次のかたまりへ進みましょう。

3. 日本語として完成させようとしない

「英語を正しく理解すること」と「自然な日本語訳を作ること」は別の作業です。

内容を理解するだけなら、多少不自然な日本語が頭に浮かんでも問題ありません。

英語
↓
意味を理解

日本語
↓
きれいに整える

という2段階のうち、後半を省くイメージです。

4. 返り読みを減らす

英文の後半まで読んでから文頭へ戻る癖がある人は、短い英文から前だけに進む練習をしてみましょう。

最初は紙や画面上で英文を指で追いながら、左から右へ読む方法でも構いません。

重要なのは「絶対に戻ってはいけない」ことではなく、意味を理解できる英文で不要な返り読みを減らすことです。

5. 音読で英語の語順を身につける

音読では、英文を左から右へ読み進めます。

後ろから前へ読むことはできないため、英語の語順に慣れる練習として活用できます。

ただ声を出すだけではなく、

英文を見る
↓
意味を理解

声に出す
↓
前から意味を追う

という流れを意識しましょう。

6. Listeningでも同じ順番で理解する

Readingで前から理解できるようになったら、Listeningでも同じ処理を行います。

例えば、

I went to the station to meet my friend.

なら、

I went
↓
私は行った

to the station
↓
駅へ

to meet my friend
↓
友達に会うために

と、聞こえた順番で内容を追加します。

全文を聞き終えてから日本語へ翻訳しないことがポイントです。

7. 簡単な英文から処理速度を上げる

前から理解する練習では、教材の難易度が重要です。

知らない単語や文法ばかりの英文では、語順以前に意味を理解できません。

最初は、

読めばほぼ意味が分かる
↓
短い英文

から始めましょう。

簡単な英文を前から素早く理解できるようになってから、徐々に長い文章へ進みます。

英語は「意味のかたまり」で理解する

英語を前から理解するうえで重要なのが、チャンクと呼ばれる意味のかたまりです。

例えば、

I want to visit New York next year.

を一語ずつ処理すると、

I
want
to
visit
New York
next
year

と7回近く意味を判断することになります。

一方、

I want to visit New York
↓
私はニューヨークを訪れたい

next year
↓
来年

と処理すれば、情報をまとめて理解できます。

前置詞を使った表現も同じです。

in the morning
↓
朝に

at the station
↓
駅で

with my friends
↓
友達と

for three years
↓
3年間

というように、頻繁に使われる組み合わせを一つの意味として認識しましょう。

to不定詞や接続詞を含む部分も、かたまりで考えられます。

I decided / to study English / because I want to work abroad.

なら、

I decided
↓
私は決めた

to study English
↓
英語を勉強することを

because I want to work abroad
↓
海外で働きたいので

と前から情報を積み上げられます。

一語ずつ訳すのではなく、「ここまでで一つの意味」と認識できる範囲を少しずつ広げていきましょう。

「返り読み」をやめるための練習方法

返り読みとは、英文を後ろまで読んだ後、意味を理解するために前へ戻る読み方です。

例えば、

I saw the man who was talking with my teacher.

を、

I saw the man
↓
男性を見た

who was talking with my teacher
↓
私の先生と話していた

と理解すれば、前から処理できます。

しかし、

最後まで読む
↓
who以下を確認

文頭へ戻る
↓
「私は先生と話していた男性を見た」

と毎回日本語の語順に並べ替えると、読む量が増えるほど時間がかかります。

返り読みを減らす練習として使えるのがスラッシュリーディングです。

I saw the man / who was talking / with my teacher.

のように意味の区切りへスラッシュを入れます。

一つのかたまりを理解したら、

左
↓
右

へ進みます。

慣れてきたらスラッシュを入れず、頭の中で意味のかたまりを判断しましょう。

ただし、最初から返り読みを完全になくす必要はありません。

意味を正確に確認するために戻ることと、日本語へ並べ替えるために毎回戻ることは別です。

必要な確認は行いつつ、不要な読み戻しを減らしていきましょう。

Readingで英語を前から理解する練習

Readingでは、次の5ステップで練習できます。

STEP1|短い英文を選ぶ

最初は、知らない単語がほとんどない英文を選びます。

難しい長文ではなく、短い会話文や学習者向けの文章でも構いません。

STEP2|主語と動詞を確認する

最初は時間を気にせず、文の中心となる主語と動詞を探します。

誰が何をするのか分かれば、英文の骨格をつかみやすくなります。

STEP3|意味のかたまりに分ける

前置詞句・to不定詞・接続詞などを目印に、意味のかたまりを確認します。

必要であればスラッシュを書き入れましょう。

STEP4|前から意味を取る

かたまりごとに意味を理解し、そのまま次へ進みます。

自然な日本語訳を作ろうとせず、内容が分かれば十分です。

STEP5|最後に英文全体を確認する

読み終わったら、「何について書かれていたか」を確認します。

英文を前から読めても内容を理解できていなければ、処理速度だけを上げても効果的とはいえません。

正確さを保ちながら少しずつ読む速度を上げましょう。

Listeningで英語を前から理解する練習

Listeningでは、流れた音声を後ろから前へ並べ替えることはできません。

そのため、前から理解する力がより重要になります。

おすすめは、一度内容を理解した英文をListening教材として使う方法です。

STEP1|スクリプトを読む

まず英文を読み、単語・文法・内容を確認します。

文字で理解できない英文を、音だけで正確に理解するのは難しいためです。

STEP2|チャンクを確認する

英文を意味のかたまりに分けます。

どこまでを一つの情報として聞けばよいか確認しましょう。

STEP3|意味を理解しながら音読する

英語の語順のまま意味を思い浮かべながら音読します。

日本語訳を暗唱する必要はありません。

STEP4|スクリプトなしで聞く

英文を見ずに音声を聞きます。

聞こえた単語を追うだけでなく、情報が追加されるたびに内容を更新していきます。

STEP5|聞いた順に内容を理解する

音声終了後に全文を日本語へ翻訳するのではなく、聞いている途中で内容を理解できたか確認します。

この練習を繰り返すことで、Readingで身につけた語順処理をListeningにもつなげられます。

初心者は日本語に訳してはいけない?

英語初心者が、日本語を一切使わずに勉強する必要はありません。むしろ、分からない単語や文法を日本語で確認した方が効率的な場合もあります。

例えば、

英文
↓
意味が分からない

日本語禁止
↓
推測し続ける

という方法では、誤った理解のまま覚えてしまう可能性があります。

初心者の場合は、

単語・文法
↓
日本語で確認

英文
↓
正しく理解

もう一度読む
↓
前から理解

という流れがおすすめです。

一度内容を理解した英文まで、毎回日本語訳する必要はありません。

「学ぶときには日本語を使い、実際に英語を処理するときには日本語への変換を減らす」と考えるとよいでしょう。

英語を前から理解できるようになる1日20分メニュー

英語の語順に慣れるには、短時間でも継続して英文を処理することが大切です。

例えば1日20分なら、次のように学習できます。

5分|単語・文法を確認する

その日に使う英文を読み、知らない単語や文法を確認します。

5分|チャンクリーディング

英文を意味のかたまりに分け、前から内容を理解します。

不要な返り読みをしていないか確認しましょう。

5分|音読

意味を理解しながら同じ英文を繰り返し読みます。

日本語訳ではなく、英文の内容をイメージします。

5分|Listening

最後に同じ英文を音声だけで聞きます。

聞いた順番に意味を理解できるか確認してください。

同じ教材を使えば、

Reading
↓
語順を確認

音読
↓
処理を反復

Listening
↓
リアルタイムで理解

という一連のトレーニングができます。

英語を前から理解できているかチェック

次の項目を確認してみましょう。

  • 主語と動詞をすぐに見つけられる
  • 英文を最後まで読んでから毎回訳していない
  • 関係詞が出ても文頭まで戻らず理解できる
  • 前置詞句を意味のかたまりとして理解できる
  • 一語ずつ日本語へ変換する回数が減った
  • 英文を前から意味を理解しながら音読できる
  • Listeningで聞いた順に内容を理解できる
  • 簡単な英文なら日本語訳を作らなくても意味が分かる

最初からすべてできる必要はありません。

以前より返り読みが減った、日本語訳を作らなくても理解できる英文が増えたなど、小さな変化を確認しましょう。

英語を前から理解する方法についてよくある質問

英語を前から理解するとはどういう意味ですか?

英文を最後まで読んで日本語の語順へ並べ替えるのではなく、英語が出てくる順番に意味を理解することです。

主語→動詞→目的語・補足情報というように、情報を前から積み上げます。

英語を日本語に訳してはいけませんか?

日本語に訳すこと自体は問題ありません。

単語や文法、複雑な英文を正確に理解するときには日本語訳が役立ちます。

ただし、一度理解した英文まで毎回日本語へ並べ替える必要はありません。

英文を読むときに頭の中で日本語に訳してしまいます

最初は簡単な英文を使い、自然な日本語として完成させない練習をしましょう。

「私は→行った→駅へ」のように多少不自然でも、前から内容を理解できれば問題ありません。

英語の返り読みとは何ですか?

英文の後ろまで読んでから、意味を理解するために前へ戻る読み方です。

特に日本語の語順へ並べ替えるための返り読みが多いと、長文を読む速度が落ちやすくなります。

返り読みをやめるにはどうすればいいですか?

短い英文を意味のかたまりに区切り、左から右へ理解する練習をします。

最初はスラッシュリーディングを使うのもおすすめです。

慣れてきたらスラッシュなしで意味の区切りを判断します。

英語を語順通りに理解するにはどうすればいいですか?

まず主語と動詞をつかみ、その後に出てくる目的語や修飾情報を順番に追加します。

一文全体を日本語として完成させるのではなく、情報が増えるたびに意味を更新するイメージです。

英語は主語と動詞だけ先に見ればいいですか?

主語と動詞だけで英文全体を理解できるわけではありません。

ただし、最初に「誰が・どうする」という骨格をつかむと、後ろの情報を整理しやすくなります。

チャンクリーディングとは何ですか?

英文を一語ずつではなく、意味のまとまりで読む方法です。

前置詞句やto不定詞などをかたまりとして理解すると、一度に処理できる情報量を増やしやすくなります。

スラッシュリーディングは効果がありますか?

意味の区切りを意識する練習として活用できます。

ただし、スラッシュを入れること自体が目的ではありません。

最終的にはスラッシュがなくても意味のかたまりを判断できる状態を目指しましょう。

音読で英語の語順は身につきますか?

意味を理解しながら音読すれば、英語の語順を繰り返し処理する練習になります。

発音だけに集中せず、読んでいる英文の内容を前から理解することがポイントです。

Listeningでも英語の語順は重要ですか?

重要です。

Listeningでは音声が流れ続けるため、英文を最後まで聞いてから前へ戻ることができません。

聞こえた情報を順番に理解する力を身につけましょう。

英語を聞き取れるのに意味が分からないのはなぜですか?

英語の音を認識できても、意味の処理が追いついていない可能性があります。

スクリプトを前から理解できるか確認し、Reading→音読→Listeningの順番で練習すると原因を見つけやすくなります。

英語を前から理解できるまでどのくらいかかりますか?

必要な期間は、現在の語彙・文法力や学習時間によって異なります。

「○週間で完成」と考えるより、簡単な英文から始め、日本語へ並べ替えずに理解できる英文を少しずつ増やしていきましょう。

まとめ

英語をスムーズに理解するには、英文を日本語の語順へ並べ替えるのではなく、前から意味を積み上げる練習が重要です。

英語
↓
日本語として完成させない

主語+動詞
↓
最初につかむ

単語
↓
意味のかたまりで処理

返り読み
↓
少しずつ減らす

Reading
↓
前から理解

音読
↓
語順を繰り返す

Listening
↓
聞いた順番で理解

という流れを意識しましょう。

最初から日本語を完全に排除する必要はありません。

分からない語彙や文法は日本語で確認し、一度理解した英文を前から処理する練習へつなげることが大切です。

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