英語は英語で考えるとは?和訳しない勉強法と英語脳の作り方を解説

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更新日:2026年7月31日 英語コラム

英語は英語で考えるとは?和訳しない勉強法と英語脳の作り方を解説

英語を読んだり聞いたりするたびに、一度日本語へ訳してから理解していませんか。

このような学習方法では、リスニングや英会話で反応が遅くなり、「英語が口から出てこない」と感じる原因になることがあります。

英語力をさらに伸ばしたいなら、「英語を英語のまま理解する」意識を持つことが大切です。

いわゆる「英語脳」を身に付けることで、英語を聞く・話す・読むスピードが向上し、より自然なコミュニケーションができるようになります。

この記事では、「英語を英語で考える」とはどういうことなのかを分かりやすく解説します。また、和訳しない勉強法や英語脳を育てる具体的なトレーニング方法も紹介するので、英語学習を効率よく進めたい方はぜひ参考にしてください。

「英語を英語で考える」とは?

「英語を英語で考える」と聞くと、「日本語を一切使わずに英語だけで生活すること」とイメージする方もいるかもしれません。

しかし、実際にはそうではありません。

ここでいう「英語を英語で考える」とは、英語を読むときや聞くときに、日本語へ一語一句訳さず、そのまま意味を理解することを指します。

例えば、

I have a dog.

という英文を見たとき、

「私は」「持っています」「犬を」

と日本語へ変換するのではなく、

「犬を飼っている人のイメージ」

を頭の中で思い浮かべられる状態が理想です。

英語を日本語へ変換する工程が減ることで、理解や返答のスピードが大きく向上します。

英語脳とは?

「英語脳」とは、英語を日本語へ訳さずに理解し、そのまま英語で考えられる思考パターンのことです。

英語を聞くたびに日本語へ変換していると、頭の中では次のような流れになります。

英語

日本語へ翻訳

意味を理解

日本語で考える

英語へ翻訳

英語を話す

この工程では、理解にも発話にも時間がかかります。

一方で英語脳が身に付くと、

英語

意味を理解

英語で返答

という流れになるため、会話がスムーズになります。

もちろん、最初から完璧に英語だけで考えられる人はいません。

多くの学習者は、少しずつ日本語への依存を減らしながら英語脳を育てています。

和訳しないとはどういうこと?

「和訳しない」とは、日本語を完全に排除することではありません。

英語を勉強し始めたばかりの頃は、日本語で意味を理解することも必要です。

例えば、新しい単語を覚えるときには、日本語訳を確認した方が効率よく学習できる場面もあります。

しかし、いつまでも日本語へ訳す癖が残っていると、英会話やリスニングでは処理速度が追いつかなくなります。

そのため、英語力が上がってきたら、

「英語を見たらイメージで理解する」

という練習へ切り替えていくことが大切です。

例えば、

apple

を見たとき、

「りんご」

という日本語を思い浮かべるのではなく、赤いりんごのイメージを頭に浮かべるようにします。

同じように、

run

なら、

「走る」

ではなく、人が走っている様子をイメージします。

このような積み重ねが、英語脳を育てる第一歩になります。

日本語を完全に使わないわけではない

英語学習では、「日本語を使うのは悪いこと」と思われることがあります。

しかし、それは誤解です。

文法を理解したり、新しい単語を覚えたりするときには、日本語を活用した方が効率的な場合もあります。

大切なのは、

理解のための日本語

癖になっている日本語訳

を区別することです。

学習初期には日本語を使いながら基礎を固め、英語に慣れてきたら徐々に英語で理解する割合を増やしていきましょう。

無理に日本語を排除する必要はありません。

英語を英語の語順で理解することが重要

英語を英語で考えられるようになるためには、「語順」の理解が欠かせません。

例えば、

I went to the station after work.

という文を読んだとき、

「私は仕事のあと駅へ行った」

と後ろから訳すのではなく、

「私は」

「行った」

「駅へ」

「仕事のあとに」

というように、英語の語順のまま意味を理解する練習が重要です。

リスニングでは、音声は前から順番に流れてきます。

そのため、日本語の語順へ並び替えながら聞いていると、理解が追いつかなくなってしまいます。

英語を前から理解する習慣を付けることで、リーディングだけでなくリスニング力も大きく向上します。

比較すると、次のような違いがあります。

和訳中心の学習 英語で理解する学習
日本語へ変換して理解する 英語をそのまま理解する
理解まで時間がかかる 理解が速くなる
英会話で言葉が出にくい 自然に返答しやすい
リスニングが遅れやすい 音声についていきやすい
英文を後ろから訳しがち 英語の語順で理解できる

英語を英語のまま理解できるようになると、読むスピードや聞くスピードが上がるだけでなく、話すときにも日本語を介さずに言葉が出やすくなります。

その結果、英語でのコミュニケーションがより自然でスムーズになるでしょう。

英語を英語で考えるメリット

英語を英語で考える習慣が身に付くと、単に「英語が速く読めるようになる」だけではありません。

リスニングやスピーキング、さらには英語学習全体にも良い影響があります。

ここでは、英語脳を育てることで得られる主なメリットを紹介します。

リスニングが速くなる

英語を聞いたあとに日本語へ訳していると、音声はどんどん先へ進んでしまいます。

その結果、「途中から内容が分からなくなった」という経験をしたことがある方も多いでしょう。

英語を英語のまま理解できるようになると、聞こえた内容をその場で処理できるため、リスニングのスピードが大きく向上します。

海外ドラマやニュース、オンライン英会話でも、相手の話についていきやすくなるでしょう。

スピーキングがスムーズになる

英会話で「言いたいことはあるのに英語が出てこない」と感じる方は少なくありません。

その大きな原因の一つが、日本語で文章を考えてから英語へ翻訳しようとしていることです。

例えば、「今日は忙しかったです」と伝えたいときに、

「今日は」

「忙しかった」

「英語ではどう言うんだろう」

という流れになってしまうと、返答までに時間がかかります。

一方、英語で考える習慣が身に付くと、「I was busy today.」というフレーズが自然に頭に浮かぶようになります。

英語を組み立てるスピードが速くなるため、会話のテンポを崩さずに話せるようになるでしょう。

英語の語順に慣れる

日本語と英語では語順が大きく異なります。

日本語は最後まで聞かないと意味が分からないこともありますが、英語は前から順番に意味を理解していく言語です。

例えば、

She bought a new laptop yesterday.

という文であれば、

  • She(彼女は)
  • bought(買った)
  • a new laptop(新しいノートパソコンを)
  • yesterday(昨日)

という順番で意味を受け取ります。

英語を読むたびに日本語の語順へ並べ替えていると、読むスピードも聞くスピードも上がりません。

英語を英語の語順のまま理解する習慣を付けることで、長文読解やリスニングでも内容を把握しやすくなります。

ネイティブに近い感覚が身に付く

英語を英語のまま理解する練習を続けると、単語やフレーズのニュアンスも自然に身に付きます。

例えば、「run」という単語は「走る」と覚えるだけではありません。

実際には、

  • 人が走る
  • 機械が動く
  • 会社を経営する

など、さまざまな意味があります。

日本語訳だけで覚えていると、このような使い分けが難しくなります。

一方で、英語をイメージで理解するようになると、「run」が持つ本来の意味の広がりを自然と理解できるようになります。

その結果、ネイティブが使う表現にも対応しやすくなるでしょう。

英語学習の効率が上がる

英語を英語で理解できるようになると、学習全体の効率も向上します。

例えば、

  • リーディングでは読むスピードが速くなる
  • リスニングでは音声についていきやすくなる
  • スピーキングでは言葉が出やすくなる
  • ライティングでは英語で文章を組み立てやすくなる

このように、4技能すべてに良い影響があります。

また、英語学習そのものが楽しく感じられるようになり、継続しやすくなる点も大きなメリットです。

英語を英語で考えるのが難しい理由

「英語を英語で考えた方が良い」と分かっていても、すぐに実践できる人はほとんどいません。

ここでは、多くの英語学習者がつまずく理由を紹介します。

日本語へ訳す癖が身に付いている

日本の英語教育では、英文を日本語へ訳す学習が中心になることが少なくありません。

そのため、

英文を見る

日本語へ訳す

意味を理解する

という流れが習慣になっています。

この方法は英文法を学ぶ上では役立ちますが、英会話やリスニングでは処理速度が遅くなる原因になります。

英語脳を育てるには、日本語へ訳す回数を少しずつ減らしていくことが大切です。

単語を日本語だけで覚えている

単語帳で、

  • apple=りんご
  • run=走る
  • difficult=難しい

というように、日本語だけで覚えている方も多いでしょう。

もちろん、学習の初期段階では問題ありません。

しかし、そのままでは英語を見るたびに日本語を思い浮かべる癖が残ってしまいます。

おすすめなのは、単語をイメージや例文と一緒に覚える方法です。

例えば、「apple」であれば実際のりんごの写真を見たり、「run」であれば走っている人をイメージしたりすると、英語をそのまま理解しやすくなります。

英語を読む量が少ない

英語を英語で理解するには、多くの英文に触れることが欠かせません。

読む量が少ないと、毎回英文を分析しながら理解することになり、処理速度がなかなか上がりません。

まずは、自分のレベルより少しやさしい英文を大量に読むことがおすすめです。

知らない単語ばかりの文章よりも、内容をスムーズに理解できる教材を選ぶ方が効果的です。

毎日少しずつ英文を読む習慣を付けることで、英語を前から理解する感覚が身に付いていきます。

アウトプットが不足している

英語は、読む・聞くだけでは「英語で考える力」は育ちにくいものです。

インプットだけでは、頭の中で英語を組み立てる練習が不足してしまいます。

例えば、

  • 英語で独り言を言う
  • 英語日記を書く
  • オンライン英会話を受ける

など、実際に英語を使う機会を増やすことが重要です。

アウトプットを繰り返すことで、「英語で考える」時間が自然と増えていきます。

完璧を求め過ぎている

英語学習者の中には、「文法が完璧でなければ話してはいけない」と考える方もいます。

しかし、ネイティブ同士の会話でも、必ずしも完璧な文章ばかりが使われているわけではありません。

英語を英語で考えるためには、「まず伝えてみる」という姿勢が大切です。

多少の文法ミスを恐れず、知っている単語やフレーズを使って表現することを意識しましょう。

会話の経験を重ねるうちに、英語を英語のまま組み立てる力が少しずつ身に付いていきます。

英語を英語で考えるために意識したいポイント

英語脳を身に付けるには、特別な才能は必要ありません。

毎日の学習で次のようなポイントを意識するだけでも、大きな変化が期待できます。

  • 英語を前から順番に理解する。
  • 単語を日本語ではなくイメージで覚える。
  • 簡単な英文をたくさん読む。
  • 英語を口に出す機会を増やす。
  • 完璧な英語を目指し過ぎない。

こうした小さな積み重ねが、日本語を介さずに英語を理解する力につながります。

次の章では、英語脳を育てるために今日から始められる具体的なトレーニング方法を紹介します。

英語脳を作るトレーニング方法

英語を英語で考えられるようになるためには、特別な勉強法よりも「毎日継続できるトレーニング」を取り入れることが重要です。

ここでは、今日から始められるおすすめの学習方法を紹介します。

イメージで単語を覚える

単語を覚えるときは、日本語訳だけに頼らないようにしましょう。

例えば、

  • apple → 赤いりんごを思い浮かべる
  • smile → 笑顔の様子をイメージする
  • jump → 人がジャンプしている場面を想像する

このように、英単語とイメージを直接結び付けることで、日本語を介さずに意味を理解しやすくなります。

抽象的な単語でも、イラストや写真、実際の例文と一緒に覚えると記憶に残りやすくなります。

英語を語順のまま読む

リーディングでは、一文を最後まで読んでから日本語へ訳すのではなく、英語の語順どおりに理解する練習をしましょう。

例えば、

The children are playing in the park.

という文なら、

「子どもたちが」

「遊んでいる」

「公園で」

というように、前から順番に意味をつかみます。

この読み方に慣れると、長文でも内容をスムーズに理解できるようになります。

音読を習慣にする

音読は、英語を英語のまま理解する力を鍛える代表的な学習法です。

文章を声に出して読むことで、語順やフレーズをそのまま覚えられます。

最初は短い英文から始め、意味を理解しながらゆっくり読みましょう。

慣れてきたらスピードを少しずつ上げることで、英語を処理する力が高まります。

毎日10分程度でも継続すると効果を実感しやすくなります。

シャドーイングを行う

シャドーイングとは、英語音声を聞きながら少し遅れて真似して発音するトレーニングです。

聞こえた英語をすぐに口に出すため、日本語へ訳す時間がありません。

その結果、英語を英語のまま理解する力が鍛えられます。

最初は短い音声を使い、慣れてきたらニュースや英会話教材などにも挑戦してみましょう。

多読を取り入れる

英語を読む量を増やすことも、英語脳を育てる上で欠かせません。

ただし、難しい長文ばかり読む必要はありません。

おすすめなのは、自分が8〜9割理解できるレベルの英文をたくさん読むことです。

知らない単語を毎回調べるよりも、内容を楽しみながら読み進めることを意識しましょう。

英語に触れる量が増えるほど、自然と英語の語順や表現に慣れていきます。

英語で独り言を言う

英会話の練習相手がいなくても、独り言なら今日から始められます。

例えば、

  • I’m hungry.
    (お腹が空いた。)

  • It’s hot today.
    (今日は暑い。)

  • I need to buy milk.
    (牛乳を買わないと。)

など、日常生活で思ったことを英語で口にしてみましょう。

短い文でも構いません。

英語で考える時間を増やすことが大切です。

英語日記を書く

英語日記も、英語脳を鍛える効果的な方法です。

最初は1〜3文程度で十分です。

例えば、

I got up at seven today.

I worked from home.

I watched a movie at night.

といった簡単な内容から始めましょう。

難しい単語を使う必要はありません。

知っている表現だけで文章を作ることが、英語で考える練習になります。

オンライン英会話を活用する

英語脳を身に付けるには、実際に英語を使う機会を作ることも重要です。

オンライン英会話では、日本語へ訳す時間がほとんどありません。

教師とのやり取りを繰り返すことで、英語を聞いて英語で返す力が自然と身に付きます。

最初は言葉に詰まっても問題ありません。

レッスンを続けるうちに、英語で考える時間が少しずつ長くなっていきます。

やってはいけない勉強法

英語脳を育てるためには、避けたい学習方法もあります。

一語ずつ和訳する

英語を読むたびに一語ずつ日本語へ訳していると、読むスピードがなかなか上がりません。

英語は前から理解することを意識しましょう。

単語帳だけで勉強する

単語だけを暗記しても、実際の会話では使えるようになりません。

例文やフレーズと一緒に覚えることが重要です。

インプットだけ続ける

参考書を読むだけ、動画を見るだけでは、英語で考える力は身に付きにくくなります。

音読や英会話など、アウトプットを取り入れましょう。

完璧を目指し過ぎる

「間違えたら恥ずかしい」と考えて話さないのは、とてももったいないことです。

英語は使いながら身に付けるものです。

まずは簡単な英語でも積極的に使うことを意識しましょう。

英語を英語で考える練習例

日常生活でも、英語脳を鍛える練習はできます。

例えば、朝起きたら、

I’m sleepy.

朝食を食べながら、

This coffee is hot.

駅へ向かう途中で、

There are many people here.

このように、身の回りの出来事を英語で表現するだけでも立派なトレーニングです。

毎日少しずつ続けることで、英語で考えることが自然な習慣になっていきます。

英語脳チェックリスト

次の項目にいくつ当てはまるか確認してみましょう。

  • □ 英語を語順どおりに読める。
  • □ 単語をイメージで理解できる。
  • □ 英語を聞いてすぐ内容を理解できることが増えてきた。
  • □ 簡単な独り言なら英語で言える。
  • □ 日本語へ訳す回数が以前より減っている。
  • □ 英語で考える時間が少しずつ増えている。

チェックが多いほど、英語脳が育ってきているといえるでしょう。

よくある質問

英語を英語で考えるとはどういう意味ですか?

英語を日本語へ訳さず、そのまま意味を理解したり、英語で考えたりすることです。

初心者でも英語脳は作れますか?

はい。最初は日本語を使いながらでも構いません。

音読やイメージ学習などを続けることで、少しずつ英語で理解する力が身に付きます。

和訳はしない方がいいですか?

学習初期は、日本語で意味を理解することも大切です。

ただし、英会話やリスニングでは、日本語へ訳す癖を少しずつ減らしていくことをおすすめします。

英語脳になるまでどれくらいかかりますか?

学習時間や頻度によって異なりますが、毎日継続して英語に触れることで、数か月ほどで「英語をそのまま理解できる場面が増えた」と感じる方もいます。

焦らず続けることが大切です。

一番おすすめの勉強法は何ですか?

音読・シャドーイング・多読・オンライン英会話を組み合わせる方法がおすすめです。

インプットとアウトプットをバランスよく行うことで、英語脳を効率よく育てられます。

まとめ

英語を英語で考えるとは、日本語へ一語一句訳すのではなく、英語をそのまま理解することです。

この力が身に付くと、リスニングやスピーキングのスピードが向上し、英語でのコミュニケーションがより自然になります。

英語脳は、一度に身に付くものではありません。

単語をイメージで覚えたり、英語を語順どおりに読んだり、音読やシャドーイングを続けたりすることで、少しずつ育てていくことが大切です。

毎日の学習に今回紹介したトレーニングを取り入れ、英語を英語のまま理解できる力を伸ばしていきましょう。

QQEnglish教師からのワンポイントアドバイス

英語を英語で考える力は、実際に英語を使う機会を増やすことで大きく伸ばせます。

QQEnglishでは、教師とのマンツーマンレッスンを通して、日本語を介さずに英語で聞き、英語で答える練習を繰り返し行えます。

レッスンの中で自然と英語脳を鍛えられるため、「英語を訳さずに理解したい」「もっとスムーズに英会話を楽しみたい」という方は、ぜひ積極的にアウトプットの機会を作ってみてください。

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