TOEIC900点の勉強法は?必要なレベル・学習時間とPart別対策

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更新日:2026年8月14日 英語コラム

TOEIC900点の勉強法は?必要なレベル・学習時間とPart別対策

TOEIC900点は、多くの受験者にとって大きな目標となるスコアです。

700〜800点台までは順調に伸びても、「800点台からなかなか抜け出せない」「勉強しているのに900点に届かない」と悩む方もいるでしょう。

TOEIC900点を目指す段階では、単純に問題演習の量を増やすだけでは十分ではありません。

自分の失点原因を分析し、語彙・文法・リスニング・読解速度などの弱点を一つずつ減らすことが重要です。

この記事では、TOEIC900点のレベルや勉強法、Part別対策、時間配分、学習スケジュールまで詳しく解説します。

TOEIC900点を取るためのポイント【結論】

TOEIC900点を目指すなら、次の5つを意識しましょう。

  1. 現在のスコアと苦手Partを把握する
  2. 語彙・文法の知識の穴を減らす
  3. リスニングの取りこぼしを減らす
  4. Part 7を時間内に解く読解力を身につける
  5. 本番形式の問題演習と復習を繰り返す

TOEIC900点を超えるためには、「できる問題を増やす」だけでなく「本来なら正解できる問題を落とさない」ことも大切です。

問題を間違えたら答えを確認して終わるのではなく、「なぜ間違えたのか」まで分析しましょう。

TOEIC900点はどのくらいのレベル?

TOEIC Listening & Reading Testは、リスニング495点、リーディング495点の合計990点満点です。

合格・不合格ではなく、10〜990点のスコアで英語力が示されます。

900点は満点の約91%にあたるため、高いリスニング力とリーディング力が必要になります。

IIBCのScore Descriptor Tableでは、リスニング375〜495点の受験者は、幅広い語彙が使われる会話や長い聴解文でも主旨・目的・基本的な文脈などを推測できるとされています。

リーディング425〜495点では、文章の主旨や目的、言い換えられた情報、文章間のつながり、幅広い語彙や複雑な文法構造などを理解できるレベルとされています。

そのため、900点を取るには基本的な英語が分かるだけではなく、英文を正確かつ素早く処理する力が求められるでしょう。

ただし、TOEIC900点を取得したからといって、英語を自由自在に話せるとは限りません。

TOEIC L&Rは「聞く・読む」能力を測定する試験なので、スピーキング力とは分けて考える必要があります。

TOEIC900点を取るには何点ずつ必要?

TOEIC900点を取るために、リスニングとリーディングで必ず450点ずつ取る必要はありません。

例えば、次のような組み合わせでも900点になります。

リスニング リーディング 合計
470点 430点 900点
460点 440点 900点
450点 450点 900点
440点 460点 900点

リスニングが得意なら、そこで高得点を確保してリーディングを補う戦略も考えられます。

一方で、どちらか一方に大きな苦手分野が残っていると900点突破は難しくなるでしょう。

まずは自分のスコアを確認し、「どこで点数を落としているのか」を把握することから始めてください。

TOEIC900点に届かない人の5つの原因

800点台までは取れるものの900点に届かない場合、勉強時間だけが問題とは限りません。

ここでは代表的な原因を5つ紹介します。

語彙力に穴がある

900点を目指す段階では、基本単語だけでなく、ビジネス・契約・人事・広告・交通などTOEICで登場する幅広い語彙への対応が必要です。

単語の意味が分からなければ、Part 5の語彙問題だけでなく、Part 7の長文読解にも影響します。

「見たことはあるけれど意味がすぐ出てこない単語」も減らしていきましょう。

Part 5の文法問題で迷う

Part 5で毎回時間を使い過ぎていると、Part 7の時間が不足しやすくなります。

品詞、時制、接続詞、前置詞、関係詞などの基本問題は、素早く判断できる状態を目指してください。

間違えた問題について「なぜ正解なのか」を説明できるところまで復習すると効果的です。

リスニングをなんとなく聞いている

英語音声を長時間聞いていても、聞き取れない部分をそのままにしていては改善につながりにくくなります。

聞き取れなかった原因が「知らない単語」なのか「発音変化」なのか「英文の意味処理が追いつかない」のかを確認しましょう。

Part 7で時間切れになる

英文の内容は理解できても、読むスピードが遅ければ最後まで解答できません。

TOEIC900点を狙うなら、正確に読む力に加えて、必要な情報を素早く処理する力も求められます。

問題を解くだけで復習していない

問題演習の目的は、正答数を確認することではありません。

間違えた原因を見つけ、次に同じタイプの問題が出たときに正解できるようにすることが重要です。

問題数だけを増やすのではなく、復習までを一つの学習として考えましょう。

TOEIC900点を取るための勉強法7選

ここからは、900点突破を目指すための具体的な勉強法を紹介します。

1.公式問題集で現在の実力を把握する

最初に本番と同じ時間を設定し、模試形式で問題を解いてみましょう。

大切なのはスコアだけではなく、間違えた理由を分析することです。

例えば、

・単語を知らなかった
・文法知識が不足していた
・英語を聞き取れなかった
・英文を読むのに時間がかかった
・設問を読み間違えた
・ケアレスミスをした

などに分類します。

苦手分野が分かれば、限られた勉強時間を必要な対策へ集中させられます。

2.900点レベルの語彙を増やす

単語帳を何冊も使うより、まず1冊を繰り返して覚えていない単語を減らしましょう。

単語だけではなく、例文やフレーズと一緒に覚える方法もおすすめです。

例えば、applyを「申し込む」とだけ覚えるのではなく、apply for a positionのような形で覚えると、Part 5やPart 7にも対応しやすくなります。

すでに覚えた単語より、曖昧な単語へ時間を使うことが900点突破につながります。

3.Part 5で文法・語法の穴をなくす

900点を目指すなら、基本的な文法問題で迷う時間を減らしたいところです。

問題を解いた後は正解だけでなく、不正解の選択肢も確認してください。

「Aが正解だった」で終わらせず、「Bは品詞が違う」「Cは意味が文脈に合わない」のように説明できれば、知識が定着しているか確認できます。

4.精聴とシャドーイングでリスニングを鍛える

リスニングでは、聞き流しだけで終わらせずスクリプトを活用しましょう。

現行記事でも、スクリプト付き音源を使い、意味が分からない箇所を確認しながら学習する重要性が紹介されています。

おすすめの流れは次の通りです。

音声を聞く

問題を解く

スクリプトを確認する

聞き取れなかった箇所を分析する

音読する

シャドーイングする

「聞けば分かる」だけではなく、英文を聞いた瞬間に意味を理解できる状態を目指しましょう。

5.精読から速読につなげる

リーディングでは、いきなり速く読む練習をするのではなく、正確に英文を理解することから始めます。

現行記事でも、Part 7では速さだけでなく正確さが必要であり、精読を基礎として読むスピードを高めていく方法が紹介されています。

英文を前から理解し、返り読みを減らすことを意識してください。

正確に読める英文が増えたら、徐々に時間制限を設けて速読へ移行します。

6.Part 7を時間内に解く練習をする

Part 7は「読めるか」だけでなく、「時間内に読めるか」が重要です。

普段から時間を測り、

「何分で解いたか」
「どの問題で時間を使ったか」
「時間をかけたのに間違えた問題は何か」

を記録してみましょう。

特に複数文書問題では、文章全体から必要な情報を探し、複数の情報を関連付ける力が求められます。

7.模試と復習を繰り返す

ある程度Part別対策ができたら、本番形式の問題演習を増やします。

TOEIC L&Rはリスニング約45分、リーディング75分の約2時間で200問に解答する試験です。

そのため、2時間集中して解くこと自体にも慣れておく必要があります。

模試を解いたら、必ず復習まで行いましょう。

「模試→弱点分析→復習→苦手Part対策→再び模試」というサイクルを作ることが大切です。

TOEIC900点を取るPart別勉強法

TOEIC900点を目指すなら、特定のPartだけではなく全体の取りこぼしを減らす必要があります。

Part 1|細かな表現まで確認する

Part 1では、人物の動作、物の状態、位置関係などの表現を覚えましょう。

問題数が少ないからこそ、できるだけ失点を防ぎたいPartです。

Part 2|間接的な応答に慣れる

Part 2では、質問に対して直接Yes/Noで答えない応答も登場します。

疑問詞だけを聞いて判断するのではなく、発言全体の意図を理解する練習をしてください。

Part 3|設問を先読みする

Part 3では、音声が始まる前に設問へ目を通し、「何を聞けばよいか」を把握しておくと情報を拾いやすくなります。

会話の目的、話者の職業・場所、次にすることなどを意識しましょう。

Part 4|話の展開を予測する

Part 4では、アナウンス、広告、留守番電話などさまざまな形式の音声が流れます。

「誰が誰に話しているのか」「何のための話なのか」を意識すると内容を整理しやすくなります。

Part 5|素早く正確に解く

Part 5では、品詞・文法・語彙など、問題のタイプを素早く判断する力を身につけましょう。

文法知識で解ける問題に時間をかけ過ぎないことも重要です。

Part 6|文章全体の流れを見る

Part 6では、空欄の前後だけで判断できない問題もあります。

代名詞や接続表現、文挿入問題などでは、文章全体の流れを理解して答えを選びましょう。

Part 7|速読と情報検索力を鍛える

900点を目指すうえで、大きなポイントになるのがPart 7です。

英文をすべて日本語へ訳しながら読むのではなく、英語の語順で意味を理解する練習を行います。

また、設問で何を聞かれているのかを把握し、必要な情報を文章から探す力も身につけてください。

TOEIC900点を目指すリーディングの時間配分

リーディングは75分間なので、Part 5・6に時間を使い過ぎるとPart 7を最後まで解けなくなります。

一例として、次のような時間配分を目安にできます。

Part 時間の目安
Part 5 約10分
Part 6 約8〜10分
Part 7 約55分前後

これは絶対的な正解ではありません。

Part 5が得意なら短縮し、その分をPart 7へ回すなど、自分に合った時間配分を模試で見つけましょう。

IIBCもリーディングでは時間配分に注意し、最後の問題まで解答するよう案内しています。

現在のスコア別|TOEIC900点までの勉強戦略

900点までの勉強方法は、現在のスコアによって変わります。

700点台から900点を目指す場合

700点台なら、まず語彙・文法・リスニング・読解の基礎力を総合的に高めましょう。

特定のテクニックだけで900点を狙うより、正答率が低いPartを中心に基礎を固める方が近道です。

800〜849点から900点を目指す場合

800点台に入っているなら、苦手Partを明確にしましょう。

例えばリスニングが450点、リーディングが370点なら、リーディングを優先して対策するなど、スコアから学習時間を配分します。

850〜895点から900点を目指す場合

900点まであと少しなら、「新しいことを大量に覚える」より、残っている失点を減らすことが重要になります。

難しい語彙、Part 7の時間切れ、聞き逃し、ケアレスミスなど、自分が繰り返している失点パターンを洗い出しましょう。

TOEIC900点までの勉強時間はどのくらい?

TOEIC900点までに必要な勉強時間を一律に決めることはできません。

現在700点の人と850点の人では、900点までの距離が異なります。

また、普段から英語を使っている人と、TOEIC受験を機に英語学習を再開した人でも必要な時間は変わるでしょう。

そのため、「○時間勉強すれば900点」と考えるより、

現在のスコアを測る

苦手分野を特定する

必要な勉強を決める

定期的に模試で確認する

という流れがおすすめです。

勉強時間そのものではなく、スコアにつながる学習ができているかを確認してください。

3ヶ月でTOEIC900点を目指す学習スケジュール例

すでに800点台など一定の基礎力がある人なら、3ヶ月を一区切りとして学習計画を立てる方法があります。

1ヶ月目|弱点分析と基礎の穴を埋める

最初に模試を解いて、苦手分野を特定します。

単語・文法の復習に加え、精聴と精読を中心に基礎の穴を減らしましょう。

2ヶ月目|Part別対策を強化する

1ヶ月目に見つけた苦手Partへ学習時間を多く配分します。

リスニングが弱ければPart 2〜4、時間切れが多ければPart 7というように優先順位を決めてください。

3ヶ月目|本番形式の演習を増やす

試験が近づいたら、本番と同じ約2時間で模試を解く機会を増やします。

解いた後は必ず復習し、残っている弱点を修正しましょう。

ただし、3ヶ月で必ず900点を取れるという意味ではありません。
現在の英語力に合わせて期間を調整してください。

TOEIC900点を目指すときにやってはいけない勉強法

900点を目指して勉強量を増やしても、方法が合っていなければ効率が下がります。

特に注意したいのは、

・教材を次々と変える
・問題を解きっぱなしにする
・単語帳を眺めるだけで終わる
・リスニングを聞き流すだけにする
・Part 7を時間無制限でしか解かない
・得意なPartばかり勉強する

といった方法です。

900点を目指す段階では、自分の弱点を明確にして、そこへ学習時間を集中させることがポイントになります。

TOEIC900点を目指す1日の勉強例

1日1時間30分程度を確保できる場合は、次のような学習方法があります。

時間 学習内容
15分 単語
15分 Part 5
30分 リスニング・シャドーイング
20分 Part 7
10分 間違えた問題の復習

毎日すべて行う必要はありません。

忙しい日は単語と苦手Partだけにするなど、継続しやすい形に調整しましょう。

休日にまとまった時間が取れるなら、約2時間の模試を解く日を作るのもおすすめです。

TOEIC900点の勉強法に関するよくある質問

TOEIC900点はどのくらいすごい?

TOEIC L&Rは990点満点なので、900点は満点に近い高得点です。

IIBCが公開するScore Descriptorでも、高得点帯では幅広い語彙や複雑な文章、言い換えられた情報などを理解する力が示されています。

TOEIC900点を取るには何ヶ月必要?

必要な期間は現在のスコアや学習時間によって異なります。

すでに800点台後半なら短期間で到達する可能性がありますが、700点台などから目指す場合は基礎力の強化も必要になるでしょう。

800点から900点を目指すには何をすればいい?

まずリスニングとリーディングのどちらで失点しているか確認しましょう。

そのうえでPart別の正答率や間違えた原因を分析し、苦手分野へ学習時間を集中させます。

TOEIC900点は独学でも取れる?

独学でも900点を目指すことは可能です。

ただし、自分の弱点を客観的に分析し、教材・学習方法・時間配分を適切に管理する必要があります。

TOEIC900点には単語力がどのくらい必要?

「○語覚えれば900点」という明確な基準はありません。

単語数だけを追うのではなく、TOEICで頻出する語彙を見た瞬間に意味を理解できる状態を増やすことが重要です。

TOEIC900点なら何問まで間違えられる?

「○問までなら900点」と一律には決められません。

TOEICのスコアは正答数そのものではなく、Equatingと呼ばれる統計処理を経た換算点で表示されるためです。

何問ミスしたかよりも、模試で安定して高い正答率を取れる状態を目指しましょう。

リスニングとリーディングは何点を目指せばいい?

450点+450点は分かりやすい目安ですが、必ず同じ点数を取る必要はありません。

得意なリスニングで470点を取り、リーディング430点で900点を狙うなど、自分の得意分野に合わせて目標を設定しましょう。

TOEIC900点を取るには公式問題集だけで十分?

公式問題集は本番形式の演習や弱点分析に役立ちますが、語彙や文法など特定分野が弱い場合は、専用教材を組み合わせると効率的です。

教材の数を増やすより、「何を改善するために使うのか」を明確にしましょう。

まとめ

TOEIC900点を目指すなら、ただ問題をたくさん解くのではなく、失点の原因を分析することが重要です。

基本的な学習サイクルは、

問題を解く

失点原因を特定する

苦手分野を集中的に対策する

本番形式で時間内に解く

復習して取りこぼしを減らす

という流れになります。

特に800点台から900点を目指す場合は、語彙や文法の知識を増やすだけでなく、「知っていたのに間違えた問題」「時間があれば解けた問題」を減らしていく視点も大切です。

リスニングなら聞き取れない原因を分析し、リーディングなら語彙・文法・読解速度・時間配分のどこに問題があるのかを確認しましょう。

900点という数字だけを見るのではなく、一つひとつの弱点を改善していくことがスコアアップへの近道です。

QQEnglish教師からのワンポイントアドバイス

TOEIC900点を目指す段階では、「何時間勉強したか」より「何ができるようになったか」を意識してみましょう。

例えばリスニングで間違えた場合も、「聞き取れなかった」で終わらせず、知らない単語があったのか、音の変化についていけなかったのか、意味を処理するスピードが足りなかったのかまで確認します。

リーディングでも同様に、語彙不足・文法知識・読解速度・時間配分などに失点原因を分類すると、必要な対策が明確になります。

QQEnglishのレッスンも活用しながら、TOEIC対策だけでなく実際に使える英語力も並行して伸ばしていきましょう。

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