TOEIC Part3・Part4の勉強法を徹底解説|リスニング力が向上する解き方とスコアアップのコツ

TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)のリスニングセクションで、「Part1・Part2は解けるのに、Part3・Part4になると急に点数が取れなくなる」と感じたことはありませんか。
Part3・Part4は会話や説明文を聞いて設問に答える形式であり、リスニングセクション全100問のうち69問を占めています。
そのため、この2つのPartを攻略できるかどうかが、TOEIC全体のスコアを大きく左右します。
一方で、「英語が速くて途中から聞き取れない」「設問の先読みがうまくできない」「勉強しても点数が伸びない」と悩む方も少なくありません。
しかし、Part3・Part4には出題パターンがあり、正しい解き方と勉強法を身に付ければ、リスニングが苦手な方でも着実にスコアアップを目指せます。
この記事では、TOEIC Part3・Part4の特徴や苦手になる原因を解説するとともに、Part別の攻略法やおすすめの勉強法を詳しく紹介します。
リスニングスコアを伸ばしたい方は、ぜひ参考にしてください。
TOEIC Part3・Part4とは?
TOEICリスニングセクションはPart1からPart4までで構成されていますが、その中でもPart3・Part4は問題数が多く、高得点を目指すうえで特に重要なパートです。
まずは、それぞれの特徴を確認していきましょう。
Part3の特徴
Part3は「会話問題」です。
2〜3人による会話を聞き、その内容に関する設問に答えます。
現在のTOEICでは13セット・39問が出題され、リスニングセクションで最も問題数が多いPartとなっています。
会話の内容は、
- オフィスでの打ち合わせ
- 電話対応
- 接客
- 商品の注文
- 出張や旅行
- イベント案内
など、ビジネスや日常生活をテーマにしたものが中心です。
また、新形式TOEICでは、
- 3人による会話
- 図表問題
- 話し手の意図を問う問題
などが追加され、以前より実践的な内容になっています。
Part3では、単語を聞き取るだけではなく、「誰が何を話しているのか」「話の流れはどうなっているのか」を理解することが重要です。
Part4の特徴
Part4は「説明文問題」です。
1人の話を聞いて設問に答える形式で、全部で10セット・30問が出題されます。
音声の内容は、
- アナウンス
- 留守番電話
- ラジオ放送
- 会議での説明
- 商品紹介
- ガイドツアー
などです。
Part3と異なり会話ではありませんが、一度しか音声が流れないため、重要な情報を聞き逃さない集中力が求められます。
また、新形式では図表問題や話し手の意図を問う問題も追加され、長めの説明文を理解する力が必要になっています。
Part3・Part4がスコアに与える影響
Part3・Part4は合計69問あり、リスニング全100問の約7割を占めています。
そのため、この2つのPartの正答率が上がれば、リスニングスコアを大きく伸ばすことができます。
例えば、
- Part1・Part2は得意だがPart3・Part4が苦手
- 会話が長くなると途中で内容が分からなくなる
- 図表問題になると正答率が下がる
という方は、Part3・Part4を重点的に対策することで効率よくスコアアップを目指せます。
TOEICで600点以上や730点以上を目標にしている方は、Part3・Part4対策を学習の中心に据えることをおすすめします。
TOEIC Part3・Part4が苦手な人の特徴
Part3・Part4で点数が伸びない人には、いくつかの共通点があります。
自分がどのタイプに当てはまるのかを把握することで、効果的な対策を選びやすくなります。
設問の先読みができていない
Part3・Part4では、音声が流れる前に設問を読む時間があります。
この時間を有効活用できるかどうかで、正答率は大きく変わります。
設問を先読みしていないと、
「何について聞けばよいのか」
が分からないまま音声が始まり、重要な情報を聞き逃してしまいます。
一方で、設問を先に読んでおけば、
- 誰について聞かれるのか
- 何を探せばよいのか
- どの情報が重要なのか
を意識しながら聞けるため、内容を理解しやすくなります。
英語を日本語に訳しながら聞いている
リスニングが苦手な人は、英語を聞くたびに日本語へ訳そうとする傾向があります。
しかし、Part3・Part4の音声は一度しか流れません。
一文ずつ日本語に訳している間にも次の英文が流れてしまうため、途中から内容についていけなくなります。
高得点を取る人ほど、英語を前から順番に理解する「英語脳」で聞いています。
話全体の流れを理解できていない
Part3・Part4では、細かい単語よりも「話全体の流れ」を理解することが重要です。
例えば、
- 問題が発生する
- 原因を説明する
- 解決策を提案する
- 今後の予定を話す
というように、多くの音声には一定の流れがあります。
単語だけを追いかけていると、この流れを見失い、意図を問う問題や推測問題で正答できなくなります。
音声変化に慣れていない
英語では、
- want to → wanna
- going to → gonna
- did you → didja
のように、実際の会話では音がつながったり変化したりします。
こうした音声変化に慣れていないと、知っている単語でも聞き取れないことがあります。
Part3・Part4は自然なスピードで会話が進むため、音声変化への理解は欠かせません。
復習方法が間違っている
問題を解くだけで終わってしまう人も少なくありません。
しかし、TOEICでは復習こそが最も重要です。
解き終わった後は、
- スクリプトを読む
- 分からなかった単語を調べる
- 音読する
- シャドーイングを行う
という流れで学習することで、同じミスを繰り返しにくくなります。
TOEIC Part3の解き方・攻略法
Part3は39問と問題数が最も多く、リスニングスコアを大きく左右するパートです。
一方で、「途中から会話についていけなくなる」「最後の問題になると何を聞いていたのか分からない」という人も少なくありません。
しかし、Part3には毎回共通する解き方があります。
ここで紹介するポイントを意識するだけでも、正答率の向上が期待できます。
設問を必ず先読みする
Part3で最も重要なのが、設問と選択肢の先読みです。
TOEICでは、前の問題を解き終えた後から次の音声が流れるまでの短い時間があります。
この時間を利用して、
- 設問
- 選択肢
を確認しておきましょう。
例えば、設問が
What is the purpose of the call?
であれば、
「電話の目的」
を聞けばよいことが分かります。
また、
What will the man do next?
であれば、
「男性の次の行動」
に注意して聞けばよいと判断できます。
このように、事前に設問を確認することで、音声を聞く際のポイントが明確になります。
先読みで確認したいポイント
設問を見る際は、次の点を意識すると効率的です。
- 誰について質問されるのか
- 何を聞かれるのか
- 次の予定や目的を問う問題か
- 図表を見る問題か
すべてを細かく読む必要はありません。
キーワードだけを把握するだけでも十分効果があります。
話者を区別して聞く
Part3では、2人だけでなく3人による会話も出題されます。
そのため、
「誰が話している内容なのか」
を意識しながら聞くことが重要です。
例えば、
男性A
↓
女性
↓
男性B
というように話者が変わるケースもあります。
話者を区別できないと、
- 誰の予定なのか
- 誰が提案したのか
- 誰が行動するのか
を混同しやすくなります。
話者ごとの役割を意識すると、内容を整理しながら聞けるようになります。
会話全体の流れを把握する
Part3では、一つひとつの単語に集中しすぎると、会話全体の流れを見失ってしまいます。
TOEICの会話は、次のような流れになることが多くあります。
- 問題が起こる
- 原因を説明する
- 解決策を提案する
- 今後の予定を決める
あるいは、
- 商品を注文する
- 在庫を確認する
- 配送日を決める
というパターンもよく出題されます。
「今どの段階の話をしているのか」
を意識すると、設問にも答えやすくなります。
図表問題は先に資料を確認する
新形式TOEICでは、図や表を見ながら答える問題が出題されます。
例えば、
- スケジュール表
- 地図
- 商品一覧
- イベント案内
- 座席表
などです。
音声が始まる前に、
- タイトル
- 日付
- 時間
- 商品名
- 人名
を確認しておきましょう。
資料の内容を把握しておけば、
音声で
「午後3時に変更します。」
と言われた際にも、
どこを見ればよいかすぐ判断できます。
全ての単語を聞き取ろうとしない
Part3では、
「一語一句聞き取らなければ」
と考える必要はありません。
例えば、
という英文でも、
- meeting
- afternoon
- conference room
など重要な単語を聞き取れれば、内容を大まかに理解できます。
すべてを聞き取ろうとすると、かえって次の英文についていけなくなります。
重要な情報を拾う意識を持ちましょう。
分からない問題を引きずらない
Part3では、音声は一度しか流れません。
一つの問題を考え続けてしまうと、その後の設問まで聞き逃してしまいます。
本番では、
「分からなかったら切り替える」
ことも重要なテクニックです。
迷った場合は最も可能性が高い選択肢を選び、次の問題に集中しましょう。
Part3を攻略するポイント
Part3で得点を伸ばすためには、次のポイントを意識しましょう。
- 設問と選択肢を先読みする
- 話者を区別して聞く
- 会話全体の流れを理解する
- 図表問題では資料を先に確認する
- 一語一句ではなく要点を聞く
- 分からない問題を引きずらない
これらを意識するだけでも、Part3の正答率は大きく向上します。
また、公式問題集を使って本番と同じ時間配分で練習することで、先読みのタイミングやリズムも身に付きます。
TOEIC Part4の解き方・攻略法
Part4は、1人の話を聞いて設問に答える説明文問題です。
問題数は30問あり、アナウンスや留守番電話、会議での説明、ラジオ放送など、実際のビジネスシーンを想定した内容が多く出題されます。
Part3との違いは、会話ではなく一人の話が続く点です。
そのため、話の構成や流れを理解しながら聞くことが重要になります。
冒頭を集中して聞く
Part4では、最初の一文に重要な情報が含まれていることがよくあります。
例えば、
Thank you for attending today’s seminar.
であれば、「セミナーの案内」だと予測できます。
また、
This is an announcement for passengers traveling to Osaka.
であれば、「空港や駅でのアナウンス」だと分かります。
最初にテーマを把握できると、その後の内容も理解しやすくなります。
話の構成を予測する
Part4の説明文は、ある程度決まった流れで話が進みます。
例えば、
- あいさつ
- 本題
- 詳細説明
- 今後の予定
- まとめ
という構成が多く見られます。
話が今どの段階なのかを意識すると、重要な情報を聞き逃しにくくなります。
図表問題は事前確認が重要
Part4でも、図や表を見ながら答える問題が出題されます。
例えば、
- 時刻表
- イベントスケジュール
- 商品一覧
- フロアマップ
などです。
音声が始まる前に、
- タイトル
- 日付
- 時刻
- 商品名
- 地名
などを確認しておきましょう。
音声を聞きながら資料を初めて見ると、情報量が多くなり、重要な内容を聞き逃しやすくなります。
意図問題では話全体を理解する
新形式TOEICでは、
- 話し手の目的
- 次の行動
- 発言の意図
を問う問題が増えています。
例えば、
Please remember to bring your employee ID tomorrow.
という内容であれば、
単に社員証という単語を聞き取るだけでなく、
「明日社員証を持参してほしい」
という目的まで理解する必要があります。
そのため、一文だけではなく説明全体を聞くことが大切です。
メモは基本的に不要
TOEICでは、メモを書く時間はほとんどありません。
メモを取ることに集中すると、その間に重要な情報を聞き逃してしまいます。
そのため、
- 設問を先読みする
- 話全体の流れを意識する
- 要点だけを聞く
という方法の方が効率的です。
Part4を攻略するポイント
Part4では次のポイントを意識しましょう。
- 最初の一文を集中して聞く
- 話の構成を予測する
- 図表を先に確認する
- 意図問題では話全体を理解する
- 一語一句ではなく要点を聞く
これらを実践することで、Part4の正答率を安定させやすくなります。
TOEIC Part3・Part4におすすめの勉強法
Part3・Part4でスコアを伸ばすには、問題演習だけでは不十分です。
英語を聞き取る力と内容を理解する力の両方を鍛えることが重要になります。
ここでは、特に効果的な勉強法を紹介します。
シャドーイング
シャドーイングは、流れてくる音声を少し遅れてそのまま発音する学習法です。
Part3・Part4の音声で行うと、
- 英語のリズム
- 音声変化
- 聞き取る力
- 英語を前から理解する力
を効率よく鍛えられます。
最初は難しく感じますが、短い会話から始めて徐々に長い音声へ挑戦すると続けやすくなります。
ディクテーション
ディクテーションは、聞こえた英語を書き取る学習法です。
聞き取れなかった部分を書き出すことで、
- 知らない単語
- 発音が分からない単語
- 音声変化
など、自分の弱点を把握できます。
すべての問題で行う必要はありません。
苦手だったセットだけでも十分効果があります。
音読
スクリプトを理解した後は、音読も行いましょう。
音読を繰り返すことで、
- 英語の語順に慣れる
- 読解スピードが上がる
- リスニング力も向上する
という効果が期待できます。
おすすめは、一つのスクリプトを5〜10回程度音読することです。
TOEIC公式問題集を繰り返し使う
Part3・Part4対策では、公式問題集が最も効果的です。
おすすめの復習方法は次のとおりです。
- 問題を解く。
- 答え合わせをする。
- スクリプトを読む。
- 分からない単語を調べる。
- 音読する。
- シャドーイングを行う。
- 数日後にもう一度解く。
この流れを繰り返すことで、本番でも自然に内容を理解できるようになります。
オンライン英会話を活用する
Part3・Part4は、実際の会話や説明に近い内容が多く出題されます。
そのため、オンライン英会話で英語を聞く機会を増やすことも効果的です。
TOEIC対策コースでは、
- Part3・Part4の攻略法
- シャドーイング指導
- リスニング練習
などを受けられるため、独学では改善しにくい弱点も効率よく克服できます。
QQEnglishのTOEIC対策レッスンも、Part3・Part4を重点的に強化したい方におすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q1. Part3・Part4は毎日勉強した方がいいですか?
はい。毎日20〜30分でも継続して英語を聞くことで、リスニング力は着実に向上します。
長時間まとめて勉強するよりも、毎日英語に触れることが大切です。
Q2. 設問の先読みはどこまで読むべきですか?
設問と選択肢をすべて細かく読む必要はありません。
「誰について聞かれるのか」「何を問われているのか」といったキーワードを把握するだけでも十分です。
Q3. 図表問題が苦手です。どう対策すればいいですか?
図表問題では、音声が流れる前にタイトルや日付、時間、人名などを確認しておきましょう。
資料の内容を把握しておくことで、音声との対応が取りやすくなります。
Q4. シャドーイングだけでPart3・Part4の点数は上がりますか?
シャドーイングは非常に効果的ですが、それだけでは十分ではありません。
単語学習やディクテーション、公式問題集での演習も組み合わせることで、より効率よくスコアアップできます。
Q5. Part3・Part4だけ勉強すればTOEICの点数は伸びますか?
Part3・Part4は問題数が多いため、重点的に対策する価値があります。
ただし、高得点を目指す場合はPart1・Part2も含め、リスニング全体をバランスよく学習することが大切です。
Q6. Part3・Part4対策におすすめの教材はありますか?
まずはTOEIC公式問題集がおすすめです。
本番と同じ形式・難易度・音声スピードで学習できるため、最も実践的な教材と言えます。
また、TOEIC対応のオンライン英会話や学習アプリを併用すると、さらに効果的です。
まとめ
TOEIC Part3・Part4は、リスニングセクションの約7割を占める重要なパートです。
そのため、この2つのPartを攻略できれば、TOEIC全体のスコアアップにも大きくつながります。
今回紹介した内容を振り返ると、特に重要なポイントは次のとおりです。
- Part3・Part4では設問の先読みを徹底する
- 一語一句ではなく話全体の流れを理解する
- 図表問題は音声が流れる前に資料を確認する
- シャドーイング・ディクテーション・音読を組み合わせる
- 問題を解くだけで終わらせず、必ず復習する
- 公式問題集を繰り返し活用する
Part3・Part4は難しく感じるかもしれませんが、出題パターンを理解し、正しい勉強法を継続すれば着実に得点力を伸ばせます。
まずは設問の先読みや復習方法を見直し、毎日の学習にシャドーイングや音読を取り入れてみましょう。
継続的に取り組むことで、リスニングへの苦手意識が減り、目標スコアの達成に近づけるはずです。















