「as far as」と「as long as」の違いと使い分け|意味・「if」との違いを初心者向けに解説

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更新日:2026年4月16日 英文法

「as far as」と「as long as」の違いと使い分け|意味・「if」との違いを初心者向けに解説

「as long as」と「as far as」は、どちらも日本語では「〜する限り」と訳されるため、英語初心者が特に混乱しやすい表現です。

「意味は同じでは?」「if とどう違うの?」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし、この2つは英語では見ているポイントがまったく異なります。

「as long as」は「条件」、「as far as」は「範囲」。

この違いを理解するだけで、例文の意味がはっきり分かり、使い分けにも迷わなくなります。

この記事では、日本語の「限り」との違いを整理しながら、「as long as」と「as far as」 の意味・使い方・「if」との違いを、英語初心者にも分かるように丁寧に解説します。

読み終わるころには、「どっちも限りという意味だから分からない…」という状態から抜け出し、見分け方のコツを使って自力で選べるようになります。

結論|「as long as」は「条件」、「as far as」は「範囲」

まず結論から押さえましょう。

表現

英語で見ているポイント

as long as

行動・結果が成り立つための条件

as far as

知識・判断・話題が及ぶ範囲

日本語ではどちらも「〜する限り」と訳せますが、英語では「何を制限しているか」がまったく違います。

なぜ「as long as」と「as far as」は混乱しやすいのか?

混乱の最大の原因は、日本語の「限り」という言葉にあります。

日本語の「限り」は、とても守備範囲が広く、状況に応じて意味が変わります。

日本語の「限り」は、次の3つの意味をすべてカバーしています。

種類

意味のポイント

例文

条件

これが守られているならOK

静かにしている限り、ここにいていい

範囲

ここまでの情報・知識で言えば

私の知る限りでは、問題ない

制限

期限や回数など、それ以上は含まない上限

今日まで限り有効

これらをすべて「限り」という一語で表せてしまうため、英語表現に置き換えるときに混乱が生じるのです。

日本語の「限り」と英語表現の違い

英語では、「条件」と「範囲」をはっきり区別して表現します。

条件の「限り」= as long as

その条件が満たされているかどうかで、結果が決まる表現です。

範囲の「限り」= as far as

どこまで言えるか・分かっているか、という範囲を示すという表現です。

制限の「限り」は「as long as / as far as」ではない

「今日まで限り」「一人一回限り」などの制限は、「as long as / as far as」では表せません。

代わりに「until / only / limited to」などを使います。

例文:
Valid until today.
(本日まで限り有効)

One per person only.
(一人1回限り)

次のセクションから混乱しやすい表現である「as long as」と「as far as」をそれぞれ詳しく解説します。

「as long as」は「if」に近い|ただし「条件が続くかどうか」が違う

「as long as」は、「この条件が満たされているなら、結果はOK」という意味を表します。

「許可できるか」「うまくいくか」「問題ないか」を条件で線引きし、行動や結果が成り立つための前提条件を示す表現です。

また、「as long as」のポイントは、「条件」だけでなく、その状態が続いているかどうかを見ている点も重要です。

例文:
As long as you follow the rules, there’s no problem.
(ルールを守る限り、問題ありません。)

  • ルールを守る → OK
  • 守らない → OKではない
例文:
As long as it doesn’t rain, we’ll go out.

(雨が降らない限り、出かけます。)
  • 雨が降らない → 出かける
  • 雨が降る → 出かけない

「as long as」と「if」の違い|一度の条件か、続く条件か

「as long as」は「if」と似ていますが、見ている視点が違います。

「if」は、「今この瞬間に条件を満たしているかどうか」を一度だけ確認する表現です。

一方、「as long as」は、「条件が守られている状態が、どれくらいの間続いているか」に注目する表現です。

例えば、次の2つの文を比べてみましょう。

例文:
If you finish your homework, you can play.
(もし宿題を終えたら、遊んでいいです。)

この文では、「宿題を終えたかどうか」を一度だけ確認しています。

宿題を終えた → OK
終えていない → NG

と、条件を満たしたかどうかが分かれば、判断はそこで完了します。

一方、次の文です。

例文:
As long as you finish your homework, you can play.

(宿題を終えている限り、遊んでいいです。)

こちらは、「宿題を終えている状態」が続いているかどうかを見ています。

宿題を終えている間 → 遊んでいい
その状態が崩れた → 遊べない

このように、「if」は条件を一度だけ確認する表現、「as long as」は条件が守られている状態の継続を見る表現だと考えると、違いがはっきりします。

「as far as」の意味と使い方|判断・知識の範囲を示す表現

「as far as」は、「この範囲までなら、そう言える/判断できる」という意味を表す表現です。

「as long as」が条件によって結果を決めるのに対し、「as far as」は「自分の知識や判断がどこまで及んでいるか」という範囲を示します。

つまり、行動や結果を左右する条件の話ではありません。

例文を見てみましょう。

例文:
As far as I know, there’s no problem.

(私の知る限りでは、問題ありません。)

この文は「知っている範囲では問題なさそうだが、すべてを把握しているわけではない」という意味です。

このように、「as far as」には「判断を保留しつつ、自分の責任が及ぶ範囲を限定する」というニュアンスがあります。

「as far as」と「as long as」の違い|「条件」か「判断の範囲」か

「as far as」と「as long as」の違いで最も重要なのは、条件の話かどうかという点です。

どちらも日本語では「〜する限り」と訳されますが、英語では役割がはっきり分かれています。

「as long as」は、「その条件を満たしているかどうか」で結果や許可、行動が決まる表現です。

何かをしてよいか、うまくいくか、問題がないかといった判断を、条件で線引きします。

そのため、if 文に置き換えて考えることができます。

一方、「as far as」は条件を示す表現ではありません。

「どこまで言えるか」「どこまで分かっているか」という、判断や知識の範囲を示す表現です。

結果を決めたり、許可を与えたりする役割はなく、発言や判断を限定します。

そのため、if 文に書き換えることはできません。

つまり、

  • 「as long as」は条件文
  • 「as far as」は条件文ではない

という点が、両者の決定的な違いです。

表現

話の種類

何を基準にしているか

結果への影響

if文にできる?

自然な日本語

as long as

条件の話

条件を満たしているか

結果・許可・行動が決まる

できる

〜である限り/〜さえすれば

as far as

判断・知識の話

判断・知識が及ぶ範囲

結果は決めない

できない

〜の範囲では/私の知る限り

「as far as」が「if」に置き換えられない理由

「as far as」が if 文に置き換えられない理由は、とてもシンプルです。

「as far as」は、結果を決める文ではないからです。

if 文は、「この条件が成り立つなら、結果はこうなる」という形で、条件から結果を導きます。

一方、「as far as」は「ここまでの情報や判断の範囲で言えば、こう言える」と、判断の範囲を限定しているだけで、結果を導く構造を持っていません。

そのため、「YESならOK/NOならNG」といった判断構造がなく、if 文に書き換えることができないのです。

迷ったときの判断基準

「as long as」と「as far as」で迷ったら、次の2つを自分に問いかけてみてください。

  • 条件を満たせば、結果が変わる話か?
    → YES:as long as(if 文にできる)
  • どこまで言えるか・分かっているかの話か?
    → YES:as far as(if 文にできない)

この切り分けができれば、「どちらも限りという意味だから混乱する」という状態から自然に抜け出せます。

まとめ|「as long as」は「条件」、「as far as」は「範囲」

「as long as」と「as far as」は、どちらも日本語では「〜する限り」と訳されますが、英語では見ているポイントがまったく異なります。

「as long as」は「条件が満たされているかどうか」で結果や許可を決める表現であり、「if」に置き換えて考えることができます。

一方、「as far as」は「自分の知識や判断がどこまで及んでいるか」という範囲を示す表現で、結果を決める条件の話ではありません。

迷ったときは、「条件を満たせば結果が変わる話か?」「判断や発言の範囲を限定しているだけか?」と考えてみてください。

この視点が身につけば、「as long as」と「as far as」は訳で覚える表現ではなく、英語の感覚として自然に使い分けられるようになります。

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