「about」の品詞は何?前置詞・副詞・形容詞の意味と使い方をわかりやすく解説

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更新日:2026年7月13日 英文法

「about」の品詞は何?前置詞・副詞・形容詞の意味と使い方をわかりやすく解説

「about って前置詞じゃないの?」
「about ten minutes の about は副詞?」
「how about の about って何なの?」

このように、「about」の品詞で迷ったことはありませんか。

「about」はとても基本的な単語ですが、前置詞・副詞・形容詞として使われるため、意外と理解があいまいになりやすい単語です。

その結果、「なんとなく使っているけれど説明できない」という状態になりがちです。

しかし実は、「about」はバラバラに覚える必要はありません。

ある共通のイメージから、すべての意味がつながっています。

この記事では、英語初心者の方でも理解できるように、

  • 「about」の3つの品詞(前置詞・副詞・形容詞)
  • それぞれの意味と使い方
  • 「about ten minutes はなぜ副詞?」などのよくある疑問

を例文とともにわかりやすく解説します。

読み終えるころには、「about」の品詞で迷うことなく、自然に使い分けられるようになります。

「about」の品詞は3つ|前置詞・副詞・形容詞

「about」の品詞は、主に次の3つに分けられます。

  • 前置詞:〜について、〜の周り
  • 副詞:だいたい、約
  • 形容詞:今にも〜しそう

よく「単語1つ=1つの品詞のみ」と思いがちですが、「about」のように複数の品詞で使われるケースは非常に多いです。

そのため、「about=前置詞」とだけ覚えてしまうと、「about ten minutes(約10分)」や「 be about to(今にも〜)」で混乱しやすくなります。

まずは、「about には3つの品詞がある」という全体像を押さえましょう。

「about」の意味とコアイメージ|境界がはっきりしない

「about」の本質は、「ある対象のまわりにある」「境界がはっきりしない」という感覚です。

つまり、何かを一点でとらえるのではなく、中心の周囲をゆるく囲むように広く捉えるイメージです。

このイメージから、次のような意味が生まれます。

  • 話題に使う →「〜について」
  • 数値に使う →「約・だいたい」
  • 場所に使う →「周辺・近く」

英語は、1つのコアイメージから意味が広がる言語です。

「about」も同じで、このイメージを理解しておくと、すべての使い方が自然につながります。

「about」の品詞1. 前置詞|意味と使い方(〜について)

「about」は前置詞として使われるとき、後ろに名詞をとり、その対象に関する話題や内容を示す働きを持ちます。

例文:
We talked about the problem.
(その問題について話しました。)

Tell me about your job.
(あなたの仕事について教えてください。)

このときの「about」は、対象を一点で限定するのではなく、関連する情報や背景も含めて広く扱うニュアンスになります。

そのため、「〜について」「〜に関して」といった意味で使われます。

その他の意味(場所・周辺)

「about」は「話題」だけでなく、「場所」に対しても使われます。

この場合は、ある地点をピンポイントで示すのではなく、その周囲や近辺を含めた範囲を表します。

例文:
There are flowers about the house.
(家の周りに花があります。)

ここでも、「中心+その周り」というイメージが働いています。

特定の一点ではなく、周囲に広がる範囲をやわらかく示すのが特徴です。

「on」との違い

「about」と「on」はどちらも「〜について」と訳されますが、ニュアンスに違いがあります。

  • about:広く一般的に扱う
  • on:特定のテーマに焦点を当てて深く扱う

例文:
a book about history
(歴史についての本) → 広く扱う

a lecture on history
(歴史に関する講義) → 専門的に扱う

このように、「about」は「周辺を含めて広く」、「on」は「テーマを深く扱う」という違いがあります。

「about」の品詞2. 副詞|意味と使い方(約・だいたい)

「about」は副詞として使われるとき、数値や時間、量などの程度をあいまいにし、「おおよそ」を表します。

例文:
It takes about ten minutes.
(約10分かかります。)

There were about 100 people.
(約100人いました。)

このときの「about」は、数値を厳密に示すのではなく、「だいたいこのくらい」という目安を示しています。

正確さよりも、おおよその感覚を伝える副詞です。

状態や程度をぼかす「about」

「about」は数値だけでなく、状態や程度をやわらかく表現するためにも使われます。

この場合は、「完全ではないが、それにかなり近い状態」を示します。

例文:
That’s about right.
(だいたい合っています。)

I’m about ready.
(ほぼ準備できています。)

ここでは、完全一致ではなく「ほぼその状態」であることを表しています。

「about ten minutes」はなぜ副詞?

「about ten minutes」の「about」は副詞です。

この「about」は、数(ten minutes)の程度や範囲を説明しています。

例文:
It will take about five minutes.

(約5分かかります。)

英語では、副詞は動詞や形容詞だけでなく、数詞や数量表現も修飾します。

この場合の「about」は「約」という意味で数量の程度を調整しているので、副詞と考えます。

「about」は文の中で「どのくらいか」という情報を補足し、数量に対してあいまいな範囲を与える働きをしているからです。

「about」の品詞3. 形容詞|「be about to」の使い方

「about」は形容詞として使われるとき、be動詞とともに「これから起こる直前の状態」を表す働きを持ちます。

この用法は「be about to do」という決まった形で使われるのが特徴です。

例文:
I am about to leave.

(今まさに出発するところです。)

この表現では、まだ実際の動作(leave)は起きていませんが、すぐに起こることがほぼ確実な段階を示しています。

なぜ形容詞なのか

「be about to do」の「about」は、文の中で主語の状態を説明する補語として働いています。

つまり、「どんな状態なのか」を表しているため、形容詞に分類されます。

例文:
She is about to speak.

(彼女は今話し始めようとしています。)

この文では、「about」は「話す」という動作を修飾しているのではなく、主語(She)の状態を説明しているのがポイントです。

「how about / what about」の品詞と違い

「how about」は「how+about」が組み合わさった表現で、提案や勧誘を表すフレーズとして使われます。

このときの「about」は前置詞として働き、後ろに来る内容を導く役割を持っています。

例文:
How about going out?

(出かけるのはどうですか?)

「about」は前置詞なので、後ろには基本的に名詞が来ます。

そのため、動詞を使いたい場合は、動名詞(-ing形)に変える必要があります。

「what about」の意味と違い

「what about」も同様に、「about」は前置詞として使われています。

ただし、「how about」が「提案」を表すのに対し、「what about」は話題の提示や確認のニュアンスが強くなります。

例文:
What about this plan?

(この案はどうしますか?)

この表現は、「この案についてはどう考える?」というように、ある対象を取り上げて意見や対応を求めるときに使われます。

「how about / what about」の違いまとめ

表現

主な意味

ニュアンス

使い方のポイント

how about

提案・勧誘(〜してはどう?)

相手にアイデアを出す・すすめる

行動や案を提案する場面で使う

what about

話題提示・確認(〜はどうする?)

既にある話題に対して意見や対応を求める

状況や対象について確認するときに使う

 

「about」の後ろ・前に来る品詞|文の作り方

「about」は前置詞なので、前後にどんな品詞が来るかには一定のルールがあります。

ここでは、文を正しく作るための基本パターンを整理して確認していきましょう。

「about」の後ろは名詞

「about」は前置詞なので、後ろには名詞が来るのが基本ルールです。

例文:
We talked about the movie.

(その映画について話しました。)

動詞は動名詞にする

「about」の後ろに動詞を置く場合は、そのままでは使えません。

前置詞の後ろには動詞の原形は置けないため、動名詞(-ing形)に変える必要があります。

例文:
She is thinking about changing jobs.

(彼女は転職について考えています。)

「about」の前は動詞が多い

「about」は単独で使われるよりも、動詞とセットで使われることが多いのが特徴です。

これらは「動詞+about」でひとまとまりの表現として覚えると便利です。

例文:
I am worried about my future.

(将来を心配しています。)

まとめ|「about」は「周り」のイメージで理解する

「about」は、次の3つの品詞で使われる単語です。

  • 前置詞:〜について(対象の周りを広く扱う)
  • 副詞:約・だいたい(数や程度をぼかす)
  • 形容詞:今にも〜しそう(行動の直前の状態)

一見するとバラバラの意味に見えますが、すべてに共通しているのは「中心のまわりをゆるく捉える」というイメージです。

そのため、意味を個別に暗記するのではなく、「周り・ぼんやり」という感覚を軸に理解することが重要です。

このイメージをつかめば、「about」の品詞や使い方で迷うことはなくなり、自然に使い分けられるようになります。

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