バイリンガルとはそもそも何か?英語でなんて言う?今から目指せるかを含めて解説します!
日本でバイリンガルというと、大抵の場合は「日本語と英語を両方しゃべれる人」というイメージかと思います。
では、そもそもバイリンガルとはどういう状態を指すのでしょうか?
今から目指すことは可能なのでしょうか?
今回は、バイリンガルについて、その定義から、今からバイリンガルを目指す上での意識すべき点について解説します。
多くの英語学習者にとって重要なテーマかと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
バイリンガルの定義
そもそもバイリンガルはどういう事なのでしょうか?
イギリス英語の「Cambridge Dictionary」には以下のように記載されています。
引用:https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/bilingual
二つの言語を同程度に扱えること、というわけです。
ただ、これは少しざっくりした定義で、「同程度に扱える」といっても幅があるわけです。
また、感覚的に理解できるかもしれませんが、幼少期から現地の英語に触れてきた人と、後天的に学習して習得した方の英語では、例えば発音であったり言い回しに若干の差異がある、というのはよくある事です。
では、このバイリンガルの定義について、少し掘り下げてみます。
色々な定義がありますが、大まかには「いつバイリンガルになったか」「どの程度習熟してるか」の観点から論じられる事が多いです。
同時性バイリンガル (Simultaneous Bilingual)
こちらは、時期は諸説ありますが、幼少期から2つの言語を習得している状態を指します。
例えば日本人とアメリカ人の間の子供のような方が該当する場合がほとんどで、いわゆる「耳から覚えた」状態と言えるでしょう。
子供をこの状態に持っていきたい場合は、いかに早期から英語環境を整えるかが重要になります。
継続的バイリンガル (Sequential Bilingual)
こちらは、1つの母国語を習得した後に、2つ目の言語を習得した状態を指します。
大半の方が、「Sequential Bilingualism」を目指すことになります。
均衡性バイリンガル (Balanced Bilingual)
両方の言語を同じレベルで使えるで使える状態を指しています。
実際に2つの言語のレベルが完全に一致するのは稀なので、ある程度どちらも流暢に扱えればこの状態であると認識されます。
偏重バイリンガル(Dominant Bilingual)
2つの言語の間に顕著なレベル差がある場合にこのような状態であると言われます。
英語学習者はこのレベルにある方が多いと考えられます。
多言語話者は英語で何ていう?
さて、「Bilingual」が、2カ国語を使いこなせる方を指す言葉であることはわかりました。
では、逆に一つの言葉しか話せない人や、3カ国語以上話せる人は何と呼ぶのでしょうか?
答えは、「Bi」の部分を、対応するラテン語に置き換える事。
一言語の方なら「Monolingual」、3カ国語であれば「Trilingual」、4カ国語であれば「Multilingual」という表現が使われる事が多いです。
合わせて覚えておくと良いでしょう。
また、変わった言い方で、5言語以上使いこなせる方に対しては「Polyglot」という言い方をします。
意味は「Multilingual」と同じですが、語源がギリシャ語である事が違いです。
有名どころでは、俳優のディーン・フジオカ氏やタレントのLiLiCo氏が「Polyglot」と言われています。
バイリンガルを目指す方法は?
さて、ここからはバイリンガルを目指すための方法について書いていきます。
バイリンガルは幼少期の環境による特権なのでしょうか?
もし本当にそうなら、「Sequential Bilingual」という言葉は存在しないはずですよね。
実際に後天的に英語を習得した方は多数います。
また、バイリンガルを目指すということは必然的に他国文化を学ぶことにもなりますので、考え方や価値観のアップデートもできるというメリットもあります。
以下のステップを参考にぜひ取り組んでみてください。
自分が非ネイティブであることを認める
ネイティブスピーカーやバイリンガルとの差異を目の当たりにして気後れしている方がいらっしゃいます。
その気持ちは誰にでも起こりうるものです。
ですが、先ほどバイリンガルの定義について書きましたが、大半の方は「Simultaneous Bilingual」になることはできません。
そこを羨むよりは、今の自分のスキルを如何に伸ばすかを考える事が重要です。
また、バイリンガルの中には、案外文法を知らなかったりする方もいます。
そういう方に比べると、むしろ綺麗な英語を読み書きする事ができるチャンスもあると考えればよいかもしれません。
英語を使う環境を作り出す
細かいテクニックを述べた書籍やメディアが溢れていますが、それらのテクニックを活かすためには英語を使える環境に身を置く事が大変重要になります。
ちょっとした手順の抜け漏れは、英語を使う環境を整えてアウトプットをする事である程度カバーできてしまいます。
海外の方のコミュニティなどに所属できるのであればそれでもいいですが、大半の方には難しいですよね。
そんな方にはオンライン英会話がオススメです。
ただ、週に何回受講できるかはスケジュール次第となりますが、週3回以上受講している方と、それ以下の方では明確な差がついている点は、指摘しておこうと思います。
こちらのページではその点についての調査結果をまとめています。
>>3日目:英語力が伸びた人は週◯回オンライン英会話を受講していた!
QQEnglishはこの英語取得までの時間を短縮できると言われるカランメソッドの認定を日本で初めて受けたスクールですので、ぜひ英語環境を作り出す際の選択肢として検討してみてはいかがでしょうか?
また、発話量を最大化することに重きを置いた「Boost Coaching」も、ビジネスパーソンの場合は検討してみたいところ。
一人一人に専任のコーチがつき、最短で最大の成果が出るように設計されています。
条件を満たせば最大98,560円がハローワークから支給される可能性もありますよ。
また、ちょっとした取り組みとして、独り言を英語で言ってみるのもオススメします。
簡単なフレーズであっても、最初は全く出てこないと思いますが、日々取り組んでいけば、自然と英語は口から出てくるようになります。
時間を作れるのであれば、短期留学も選択肢の一つになります。
リアルで出来ることと出来ないことを明確にしつつ、異文化の刺激も受けるのは必ずプラスになりますよ。
まとめ
今回は、バイリンガルの定義からバイリンガルを目指す方法、いくつかのオススメのカリキュラムについての紹介をしてきました。
今後日本にいながらでも英語を使う機会は増えてくる事が予測されますので、バイリンガルを目指すことはメリットが非常に大きいと思います。
ぜひ、取り組んでみてください。