世の中に存在しない。朝5時に起きて2年 | らいこう奮闘記 | オンライン英会話ならQQ English

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らいこう奮闘記

第1章 オンライン英会話編

第17話 世の中に存在しない。朝5時に起きて2年

世の中に一対一で教えられる教科書がない


「らいこう、どうしても上手に使えないわ」

デザリーが教科書について相談してきました。

「今使っている教材はグループレッスンを想定して作ってあるの。前のフィリピン留学では向かい合って教えていたから何とかごまかして使えたけどオンライン英会話だと上手くいかないのよ」

韓国の学校では「サイドバイサイド」や「インターチェンジ」と言った教科書を使っていたのです。世界的に評価の高い教材なので私達も迷わず使ったのですがダメでした。

ゼットが

「らいこうごめんなさい。この教科書は一人の先生が複数の生徒を想定したセンテンスが多すぎてオンライン英会話の一対一の授業で使いにくいの」

ミアが

「韓国の生徒は英語の勉強というより自分の英語力が落ちないように英語に触れている感じなの。初めてオンライン英会話で勉強する生徒には向いていないわ」

オンライン英会話は一人の先生が一人の生徒に教えるのでグループレッスンを想定した教科書は使いにくいだけでなく英語を伸ばすのに効率が良くない教科書だったのです。

世の中に一対一を想定した教科書は存在していませんでした。

もっとも、教師と生徒が一対一で会話を中心に学ぶ教育自身が初めてなのですから仕方ありません。むしろ教科書がないと言う事が分かったことが嬉しかったです。自分たちが作っている学校が世界中どこにも無いと言う事が分かったからです。

オンライン英会話で教えるのがなぜ難しいのか少しヒントが見えてきました。直ぐに一対一に対応した教科書を作り始めたのです。

簡単に作れると思ったら大間違いでした。

フィリピンの大学にも相談に行き言語学の教授と試行錯誤をしたのですが難しいのです。

会話の中でだけで、文法、単語、イディオムなどを学べ、進捗に合わせて少しずつ高度の内容になっていく、いわゆる教科書を作ることができないのです。

ただ単にレベルに合わせた日常会話を並べただけの会話集はできたのですが系統立てて学ぶ教科書と呼べる代物ではありませんでした。

二人の会話で三人称は?

実はオンライン英会話の教科書作成にはそれから2年かかりました。

結局フィリピンの先生では作れず、大手予備校でカリスマ先生とうたわれた三代澤先生が朝五時に起き、2年の歳月をかけて作り上げることになったのです。

困難を極めました。全てが会話だけで成り立つ新しい発想の教科書です。

生徒と先生の二人の会話だと一人称、二人称は使います。では単純に三人称はどうするのか?複数形は? と言った感じです。

三代澤先生の教科書はその他、過去形、未来形、関係代名詞など全ての文法を会話の中で教えていけるのです。

30年以上英語に携わってきた先生のアイディアの塊です。

三代澤先生が仰っていた印象的な会話があります。

「藤岡さん、予備校で働いていた時は個人事業者なので私のノウハウは門外不出で誰にも教えた事はないのです。しかしセブ島にリタイアして私も世話になっています。これを機に私の全てのノウハウはフィリピンに置いておこうと思っています。」

先生の作ったティーチャーズマニュアルは教科書の三倍の量があります。先生のノウハウがずっしりと詰まった私達の宝物です。

三代澤先生が作ったベーシックの教科書は中学一年生から大学までの、初めて英語を勉強する生徒さんからTOEIC500点位までの生徒さんを対象にしています。

その後先生には一対一の会話でTOEICの学習ができる教材も開発して頂きました。TOEIC500点以上の生徒さんを対象としています。一対一の授業でTOEICコース教えている学校もありますが先生と一緒に過去問を解くだけになりがちです。三代澤先生の教科書はただテクニックを教えるだけなく、ただ一緒に問題を解くだけでもありません。会話が上達しながら点数も伸びる教科書なのです。

自らもTOEIC満点でTOEIC教育の第一人者でもある三代澤先生の渾身の力作です。

今ではオンライン英会話だけでなくフィリピン留学でもQQEベーシック、QQE TOEICの教科書は使われています。

子供の英語は泣かれていなくなる

正直、子供用のオンライン英会話が一番苦労しました。

ゼットが

「子供は簡単よ。8年間も子供に教えて来たので任せてちょうだい」

確かにデモでやっているフィリピンの孤児との授業は神がかっています。子供たちがいつも楽しそうに英語を学んでいる姿を見ると疑う余地はありません。

しかしまったくダメだったのです。

フィリピンではいくら英語が話せないと言ってもハローなどの挨拶や自分の名前ぐらい英語で言えるのです。しかし日本人の子供はそうはいきません。ハローと言ってもきょとんとしていますし、名前を聞いても無反応です。そうなるとゼットはますます一生懸命になって英語で話しかけてしまうのです。

見に行ったら悲惨でした。子供は泣きだし、ゼットは茫然として、最後は画面から子供は逃げてしまったのです。

「らいこう、日本の子供はフィリピンの子供と違って上手く教えられない。誰か話を聞ける人はいないの?」

三代澤先生は専門外です。困って教科書を見ていたら発行元は新宿だったのです。

松香フォニックス研究所で「We Can」という教科書です。直ぐに東京に帰ってバイクで見に行きました。学力はあまりないですが行動力と強運には自信があります。

なんと著者の松香洋子先生がオフィスにいらっしゃったのです。普段は講演で不在の時が多いのですが偶然お会いできたのです。

バイク便がフィリピンでオンライン英会話をやっていて子供英語で困っていると話したら大うけで

「らいこうさん私、セブ島に行くわ。フィリピンに行ったことがなかったけどフィリピン人の英語に興味ある」と快諾して頂けたのです。

セブ島でトレーニングがはじまりました。

「日本の子供の特徴は、、、」松香洋子先生の弟子がフィリピンに誕生したのです。

実は先日新しい校舎のオープニングに6年ぶりにセブ島にいらして頂きました。

「らいこうさん。びっくりしたわ。私の教えた7名の先生が700人になっているんですもの」

7人の元祖スーパーティーチャー達も嬉しそうでした。