まさかの手作り | らいこう奮闘記 | オンライン英会話ならQQ English

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らいこう奮闘記

第1章 オンライン英会話編

第14話 まさかの手作り

べニア板を切ってカナヅチで打つ

「もう、自分で作るしかない」

材木問屋に資材の購入に行くことにしたのです。ベニヤ板を切ってパーテーションならぬ間仕切りをつくり、事務机を手作りする。オンライン英会話のブースは全部で74必要だったのです。

新しいオフィスの準備をするのに、まさかベニヤ板で机を作るところからスタートするとは思ってもいませんでした。

アルが大工の知り合いがいるとの事なので大工を呼び、電気屋に配線をさせすべて手作りで作っていったのです。

できたての何もないビルなので400平米でも広く感じます。初めからあったのはトイレだけでした。一から天井も壁も作っていかなくてはならなかったのです。

工期が心配でしたがやるしかありません。

アルに聞くと何でも大丈夫、大丈夫なのですが大工を呼んでびっくりしました。

「大工を呼ぶ」と言うのは大工さんだけが来るのです。要するに大工さんは道具を何も持っていませんでした。ノコギリも、カナヅチもカンナも全てこちらで揃えてあげなくてはならなかったのです。

アルは色んな知り合いがいるので便利でしたが、総じてフィリピン人は身内で仕事を回しているようでした。フィリピン式の人情でチャンスを得たものが身内を助けていたのです。

たぶん、ですが、大工が必要と言われれば大工で、左官屋と言われれば左官屋、塗装と言われたら塗装屋になって言われた職種に応募してきたのです。

それでも少し経験がある大工モドキをリーダーにして工事を進めていくのですが、シビレました。真直ぐ木を伐れないどころか、「せめて釘位真直ぐ打ってよ」なのです。苦労しましたがそれでもいいと思っていました。新たな「絆」ができる事を期待していたのです。

事務所作りの苦労話は後で詳しく話しますね。

この時は400平米でしたが、今ある4400平米のオンライン英会話とフィリピン留学の学校も手作りで、300人の大工を率いて6か月間陣頭指揮とった武勇伝があります!

経験が経験でない

今までも経験が役に立つと思っていたら実際は別物だったと言う事はたくさんありました。私がバイク便をしていてバイク屋を立ち上げた時も苦労したのです。バイク便では自社のライダーの為に整備士が常駐しています。バイクメーカーさんとも直接大きな取引をしているのです。そして毎年100台以上のバイクを自社のライダーが購入しているので簡単にできると思っていました。優秀な整備士がいてお客がいて仕入れルートがあるのですから迷いはありませんでした。もう12年も前の事ですがやってみると全てが上手くいかなかったのです。社内の整備士は一般のお客に上手く営業できませんでしたし、自社のバイク便に売っても利益が出ませんでした。挙句にショップを作った瞬間に近所のバイク屋のライバルになると言う事で仕入れも止められてしまったのです。

今回の英会話でも同じことが起こりました。

オンライン英会話のトレーニングも少しずつ進んでいきました。

狭いスペースに7つの机が並んでいます。ウェブカメラを使うので人が後ろを通らないように壁を背にしての授業です。自信満々で始めたオンライン英会話のデモクラスなのですが直ぐにクレームが上ってきました。

知り合いにお願いして授業を受けて頂いていたのですが「面白くない」「退屈」「続けて勉強しようと思えない」などのコメントがたくさん寄せられて来たのです。

7人のスーパーティーチャーはフィリピン留学では授業が上手くて超人気の先生達です。はっきり言ってびっくりしました。セブで一番だと思っていた先生がことごとく打ち破れてくるとは。

私も自分の知り合いに直接聞いてみると「がんばっているのはわかるのだけど何かが足りない、面白くない」と散々でした。

300人講師がいるマンモス校で一騎当千のベテランです。正直「なぜなんだ」と思いました。

彼女たちも、さすがにショックだったようですが一歩も引く気配はありません。

ゼットが

「今までも一対一の授業をやっていたのだから一対一には慣れているわ」

デザリーも

「スカイプを使っているけど同じ一対一じゃない」

なぜなのか分析がはじまりました。

ゲイルも納得いかないようで

「フリートークだけなら楽しくやれているのよ。それがオンライン英会話で授業をしようとすると生徒の集中力を保てないの」

ノリーンも

「おかしいわどうしても上手く授業ができない。顔も見えているし表情も確認しながらやっているのに」

ゼットは前のフィリピン留学の学校では絶対に予約が取れない伝説の先生です。

「デザリー、少し、私の授業を見ていてくれない。後で気になるところを教えてよ」

「一対一の授業はグループレッスンをやるより絶対簡単なんだからできない訳けがないわ」

「私が終わったらデザリーのも見せてもらうわね」

8月のオープンまでにどうしても原因を見つけなくてはならないのです。

ゼットが

「まだ時間はある。みんなで考えるしかないわ。らいこう、もっとオンライン英会話のデモ生徒を準備して」

7人のスーパーティーチャーの試行錯誤は8月の開校まで続いたのです。

経験があると思っていた事が違ったり、外から見ていると簡単だと思っていたことが難しかったりする事は多々あります。とにかくやってみて失敗してから少しずつ良くしていくしかないのです。