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更新日:2025年10月30日 英語コラム

「チューター」って何?英語の「Tutor」との違いは?徹底解説します!

チューターと聞くと、何となくのイメージを持つ方はいらっしゃるかもしれませんが、具体的にそれは何を指すのでしょうか?

英語でも「Tutor」や「Tutorial」など、実際目にする機会は多いですが、日本語と英語の間のニュアンス差も気になるところ。

今回は、「チューター」と「Tutor」の違いから、英語での類似表現や例文を交えて紹介していきます。

特にビジネスの場や海外での子供の学校関係では重要な表現になるため、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

日本語での「チューター」の意味

日本語で「チューター」と言う場合は「生活・進路含めて身近で助けてくれる人」という意味で使われます。

先生よりは生徒側に近く、進路や勉強だけでなくなんでも相談に乗ってもらえる人、と考えればイメージが湧くのではないでしょうか。

予備校などでも、チューターを生徒ごとに割り振るところもあるので、何となく聞いたことがある、という方も多いのではないでしょうか。

また、大学でチューター制度を取っている所もあるようです。

英語の「Tutor」の意味

英語で「Tutor」と言う場合はどう言う意味で使うのでしょうか。

日本語の「チューター」と違い、英語の「Tutor」は意味が少し狭く、一対一で学習のサポートや補習をする要員の事を指します。

英語圏では大学でチューター制度を取っている所が多く、その場合は上級生や教員が生徒に割り振られ、学生の学習をサポートしています。

あるいは、家庭教師のような方も「Tutor」で表現することができます。

例文:
My tutor always gives me advice on how to study. I can’t believe he’s not here today.
(私のチューターはいつも学習法についてアドバイスしてくれるんだ。今日はいないなんて信じられないよ。)

また、フォーマル寄りのニュアンスもあり、教育業界の専門用語や、公的な説明文で使用する言葉としても使われることがあります。

例文:
Each student is assigned a tutor who provides guidance on both academic and personal matters.
(各生徒はそれぞれ学習および生活面の指導を行うチューターが割り振られます。)

日本語の「チューター」は英語で何て言う?

それでは、英語で「Tutor」という時も同じニュアンスで直訳してもいいのでしょうか?

意味合いから、英語の「Tutor」の意味は日本語のチューターの一部に含まれるため、英語から日本語の場合は問題がない場合もあります。

ですが、日本語から英語にする際は、意味合いによってはニュアンスのズレが生じることがあります。

そのため、日本語から英語に訳す場合は、より役割を限定した表現で英訳した方が無難なケースが多いです。

以下、見ていきましょう。

Academic Advisor / Student Advisor

学習面や授業の履修のアドバイスをする先生やスタッフのことを表したい場合はこちらの表現を使うことができます。

「Tutor」でもいいですが、学習面を境地したい時や、対象とする人が学習面に特化している方の場合に使えます。

生活面まで指導範囲が及んでいる場合は、「Student Advisor」を使って、生徒そのものへのアドバイスを送る方、としてもいいでしょう。

例文:
The Student Advising System in our University is a bit tricky. They offer useful advice on both  studying and campus life, but their guidance often seems focused on steering us toward big companies.
(うちの大学のチューター制度ってちょっと変わってるんだよね。学習面も生活面も役立つアドバイスをくれるんだけど、彼らのアドバイスはなんか、大企業への紹介を前提にしてるように感じるんだよね。)

Mentor

「メンター」という言葉は最近は日本語でもよく聞くのではないでしょうか。

新入社員に対してつく、仕事や生活の相談に乗る人、かつ仕事の直接の指導者を指す言葉として認識されており、年代の割と近い人が担当するケースが多いです。

学生においても、似たようなニュアンスで使われる事が多いです。

例文:
Each international student is assigned a mentor to help them adjust to campus life.
(各留学生には、大学生活に適応する手助けのためにメンターがつきます。)

Peer tutor

学生同士で勉強を教え合うようなケースであれば、この表現がしっくり来ます。

大学院生や上級生が下級生をサポートするような場面で使います。

例文:
I’m working as a peer tutor for freshmen.
(私は新入生のチューターをしています。)

「Tutor」から派生した類似表現

最後に、「Tutor」から派生した言葉について見ていきましょう。

見知った表現から珍しいものまでありますよ。

まずは、一覧表をご覧ください。

派生語

品詞

意味

例文

tutoring

名詞 / 動名詞

個別指導、教える行為

She makes money by tutoring high school students in math.
(彼女は高校生に数学を教えてお金を稼いでいます。)

tutorial

名詞

個別指導、教材、説明書、ガイダンス

I watched a tutorial on video editing.
(ビデオ編集に関する解説動画を見ました。)

tutorial system

名詞

個別指導制度(大学の仕組み)

Oxford is well known for its tutorial system.
(オックスフォード大学はそのチュートリアル制度でよく知られています。)

tutelage

名詞

保護、監督、指導(フォーマル)

He learned under the tutelage of a great scientist.
(彼は偉大な科学者の指導のもとで学びました。)

tutelary

形容詞

守護する、保護する(文学的・宗教的)

Zeus was considered the tutelary god of the city.
(ゼウスはその都市の守護神と見なされていました。)

「Tutorial」や「Tutorial System」は、ゲームをする方であれば、お馴染みの表現ですよね。

特に珍しい表現である「Tutelage」と「Tutelary」は、「Tutor」と同じ、ラテン語の「Tutela (保護、監督)」からきています。

「Tutelage」であれば、少し位の高い方からの指導を表せるのに対し、「Tutelar」であれば守護神のような宗教的ニュアンスを持たせることができるのも、同じ語源からここまで使い方が変わってくると思うと、とても面白いのではないでしょうか。

まとめ

今回は日本語の「チューター」と英語「Tutor」の違いから始まり、意味や例文の解説、派生表現の紹介をしてきました。

学問や新入社員などを迎える職場の方で、そこに海外の方が加わるようなケースではよく使う表現になるのと、この表現をサッと出すことによって、会話の幅を広げることもできますよ。

ぜひ、学習の際の参考にしてみてくださいね。

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