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更新日:2026年4月16日 英文法

「the」をつけるとき・つけないときの基本パターンを例文付きで徹底解説!

英語の「the」は、どんなときにつけたらいいのか悩んだことはありませんか?

冠詞は日本語にはない文法事項のため、「the」「a/an」「無冠詞」の使い分けは多くの英語学習者がつまずきやすいポイントです。

そこでこの記事では、「the」をつけるときのタイミングを次の5パターンに大別して、わかりやすく解説します。

  1. 共通認識の「the」
  2. 唯一のものを指す「the」
  3. 限定される「the」
  4. 対比の「the」
  5. 固有名詞につける「the」

記事を読んで、「the」をつけるとき・つけないときの感覚をつかみましょう。

冠詞とは?定冠詞・不定冠詞・無冠詞の違い

英語の冠詞とは、名詞の前につけて、名詞がどのように扱われているかを示す語のことです。

冠詞には次の3つのタイプがあります。

  • 定冠詞(the)…当事者同士がどれのことか特定できるものにつける
  • 不定冠詞(a/an)…いくつかある中の不特定の一つを指すときにつける
  • 無冠詞…不可算名詞・一般的な概念などを表すときは冠詞をつけない

これらの考え方は、「the」をつけるとき・つけないときを判断するうえで非常に重要です。

まずは、3つの違いをおさえておきましょう。

 共通認識の「the」

「the」をつけるパターンとして多いのが、話し手と聞き手の間でどれのことかわかっている特定の名詞につける場合です。

具体的なケースを見ていきましょう。

前に出た名詞を指す

一度登場した名詞を再度使う場合、当事者間で同じものだとわかっていれば「the」を使います。

例文:
Ken bought a car yesterday. The car is comfortable.

(ケンは昨日車を買いました。その車は乗り心地がいい。)

例文の「the car」は、「ケンが昨日買った車」という特定のものを指しています。

初登場の名詞だから「a」、2回目以降の登場だから「the」、と機械的に判断するのは正しくありません。

例文:
I bought a pen yesterday. Today, I bought a pen again.

(昨日ペンを買いました。今日またペンを買いました。)

上記例文では、昨日買ったペンと今日買ったペンは別物であり、同一のペンとして特定できないため、「a」が用いられています。

「the」を使うかどうかは、名詞の登場回数ではなく、話し手と聞き手が同じものを思い浮かべているかで決まります。

既出の名詞に関連する名詞を指す

既出の名詞そのものではなく、それに関連する別の名詞を特定して指す場合にも「the」を使います。

例文:
I took a trip to Canada last month, and the experience was invaluable.

(先月カナダへ旅行しましたが、その経験はかけがえのないものでした。)

例文では、「the experience」が「a trip」に関連する経験だとわかるため「the」が使われています。

その場の状況からわかる名詞を指す

既出の名詞が出ていなくても、その場の状況から自然に同じものを思い浮かべられる場合は、初登場でも「the」を使います。

例文:
Could you close the door?

(ドアを閉めてもらえますか?)

上記例文では、その場の状況から話し手と聞き手が同じドアを思い浮かべているため、「the」が使われています。

唯一のものを指す「the」

唯一の存在として認識される普通名詞にも「the」をつけます。

このタイプの「the」には、自然・環境に関するものや、社会的に唯一と認識される人・ものがあります。

自然・環境

以下の名詞は世界全体で一つのものとして考えられるため「the」をつけます。

  • the sun(太陽)
  • the earth(地球)
  • the moon(月)
  • the sky(空)
  • the world(世界)
  • the sea(海)

…など

ただし、形容詞がつくことで唯一のものでなく、ある様相の一つとして表す場合は、「a/an」が用いられます。

例文:
A full moon rises about once a month.

(満月はおよそ月に一度現れます。)

また、同じ太陽系の惑星でも「Mars(火星)」や「Mercury(水星)」などは神々の名前を由来とした固有名詞であるため「the」をつけません。

唯一の人・もの

次のように社会的に唯一と認識される人物やものにも「the」をつけます。

  • the President(大統領)
  • the Prime Minister(首相)
  • the Queen(女王)
  • the Pope(ローマ教皇)
  • the Internet(インターネット)
  • the Bible(聖書)

…など

大統領などの役職は世界全体で見ると複数人存在しますが、特定の国や文脈において一人に特定できるため、基本的に「the」をつけて表されます。

一方で、役職名を補語として使う場合は無冠詞になります。

例文:
The President visited Korea.
(その大統領は韓国を訪れました。)

He was President of the U.S.
(彼はアメリカ大統領を務めていました。)

一つ目の例文はその役職に就いている人物を特定しています。

二つ目の例文では無冠詞の「President」が役職・肩書きを説明しています。

 前後の表現で限定される「the」

語・句・節によって名詞が特定のものに限定される場合、「the」が必要になります。

句・節

名詞が前置詞句や関係詞節などで限定されて、それが一つに特定できる場合は「the」をつけます。

例文:
Who is the man in the blue jacket?

(青いジャケットを着た男性は誰ですか?)

ただし、句や節で修飾されている名詞は必ずしも「the」がつくとは限りません。

例文:
She is a teacher who is popular with students.

(彼女は生徒に人気のある先生の一人です。)

上記例文では、生徒に人気のある先生が複数人存在し、人物が一人に特定されていないため、「a」が使われています。

形容詞

「only(ただ一つの)」「same(同じ)」「last(最後の)」など、名詞を特定する働きをもつ形容詞がつく名詞には、通常「the」がつきます。

例文:
We have the same idea about childcare.
(私たちは子育てについて同じ考えを持っています。)

She is the only child in her family.
(彼女はその家族で唯一の子供です。)

ただし「only」は「限定」ではなく、「属性や性質」を表す場合に「a/an」を取ることがあります。

例文:
She is an only child.

(彼女は一人っ子です。)

序数詞

「first(1番目の)」「second(2番目の)」などの序数詞は順番によって対象が一つに特定されるため、通常は「the」をつけます。

例文:
This is the second book in the series.

(これはそのシリーズの2巻目です。)

比較級

2つを比べて「より〜なほう」と表現する場合、「the+比較級+ of the two」の形を取ります

これは、2つのうちどちらか1つに特定されるため「the」が使われます。

例文:
This is the cheaper of the two hats.

(これは2つある帽子のうち、より安いほうです。)

最上級

最上級では、比較によって名詞が一つに特定される場合に「the」が伴います。

例文:
This room is the brightest in the house.

(この部屋は家の中で一番明るい。)

ただし、同じ人や物の「状態」を、時や場所で比較する場合は the をつけないのが一般的です。

例文:
The lake is deepest here.
(この湖は、ここが一番深い。)

※他の湖と比べているのではなく、同じ湖の中でここが一番深いという意味です。

 対比の「the」

「the right(右)」や「the left(左)」のように、対になって使われる名詞には「the」がつくことが多いです。

東西南北

  • the east(東)
  • the west(西)
  • the south(南)
  • the north(北)

時間帯

  • in the morning(午前中)
  • in the afternoon(午後)
  • in the evening(夜)
  • the beginning(始まり)
  • the middle(中間)
  • the end(終わり)

 固有名詞につく「the」

基本的に固有名詞には「the」をつけませんが、以下の場合には「the」をつけます。

川・海・半島・砂漠・山脈・群島などの自然地形

  • the Amazon(アマゾン川)
  • the Nile(ナイル川)
  • the Pacific Ocean(太平洋)
  • the Malay Peninsula(マレー半島)
  • the Sahara(サハラ砂漠)
  • the Alps(アルプス山脈)

…など

ただし「山・湖・湾」は例外で、基本的に無冠詞になります。

  • Mt. Fuji(富士山)
  • Lake Biwa(琵琶湖)
  • Tokyo Bay(東京湾)

…など

公共建築物・ホテル・劇場など

  • the Capitol(米国国会議事堂)
  • the Hilton Hotel(ヒルトンホテル)
  • the Imperial Theater(帝国劇場)

ただし「駅・公園・空港」は例外で、通常は無冠詞です。

  • Tokyo Station(東京駅)
  • Haneda Airport(羽田空港)
  • Central Park(セントラルパーク)

…など

複数形の国名

  • the United States(アメリカ合衆国)
  • the Philippines(フィリピン)
  • the Netherlands(オランダ)

まとめ

英語の「the」をつけるタイミングを5つのパターン別に解説しましたが、まとめると「当事者間で同じものを特定できるかどうか」が判断の軸になります。

この記事で解説したポイントをおさえて、英作文や英会話でも「the」を正しく使いましょう。

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