英語で「有料」はどう言い表す?実際に使えるフレーズをご紹介!
買い物や契約をする際に、サービスが有料か無料かを確認することは大切ですよね。
しかし、料金を表す英単語はいくつもあり、いざ言葉にしようとしてみると、何と言うのが適切なのか迷ってしまうかもしれません。
そこで、今回は「有料」を意味する英単語を一つ一つ解説していきます。使い方とフレーズもご紹介しますから、実際に使ってみてくださいね。
「有料」を意味する5つの英単語
英語では「有料」を意味する単語がいくつもあります。そして、その単語によって使う場面や対象が異なることがあるので、ニュアンスの違いを覚えておきましょう。
① paid/pay/paying
支払うという意味の単語 payは、「有料」を言い表す際に様々な活用形で用いられます。サービスや商品、労働など、幅広い対象に使うことが可能です。
例文:
The parking at the supermarket is paid.
(そのスーパーマーケットの駐車場は有料です。)
In the hospital room, you can only watch pay TV.
(病室では、有料テレビしか観ることができません。)
Seats for paying visitors are over there.
(有料観覧者のための席はあちらです。)
②charge/chargeable
費用が発生することを強調する際によく使われる単語です。追加料金が発生する際にも、chargeableを用います。
例文:
To protect the environment, we decided to charge for plastic bags.
(環境を守るために、レジ袋を有料化することを決めました。)
Pay attention that additional contents are chargeable.
(追加コンテンツは有料であることにご注意ください。)
③for a fee
feeは報酬や手数料、入場料を表す単語であり、サービスに別途料金が必要であることを強調したい時に使われます。
Using the training room is available for a fee.
(トレーニングルームは有料でお使いいただけます。)
④toll
tollは道路や橋などの通行料金、長距離電話などの使用料を表します。
例えば、toll roadと記されていたら有料の道路ということなので、注意してください。
It’s the shortest way to take the toll road from here.
(ここから有料道路を使うのが最短の行き方です。)
⑤not free
「無料ではない」という分かりやすい表現です。サービスや商品など、対象を問わずに使うことができます。
Refilling rice is not free.
(ご飯のおかわりは有料です。)
「無料」を表す3つの英単語
では、逆に「無料」を意味する単語は何と言うのでしょうか?セットで覚えておき、お得にサービスを受けられるようにしておいてくださいね。
①free/for free
フリーWi-Fiやフリードリンクなど、日本語の中にも浸透している馴染みの深い単語ではないでしょうか。
forをつけると「無料で」という副詞的な表現にも使えます。
例文:
You can access free Wi-Fi in this cafeteria.
(このカフェテリアでは、無料のWi-Fiが使用できます。)
Can I download this application for free?
(このアプリは無料でダウンロードできますか?)
② gratis
gratisはサービスや商品が無料で提供される際に使われます。特にホテルのアメニティやイベントでの配布物など、おもてなしや特典に用いられることが一般的です。
Some museums and zoos offer gratis admission on Tokyo Citizen’s Day.
(都民の日には、いくつかの美術館や動物園で無料入場を提供しています。)
③ complimentary
gratisやfreeよりもかしこまった言い方です。何かのサービスにおまけでつける時に用いられることが多い単語です。
I got a complimentary stockholder’s discount ticket.
(私は株主優待券を手に入れた。)
有料か無料かを尋ねる時の表現
有料か無料かを確認する表現には、以下のようなものがあります。
例文:
Does this cost anything?
(有料ですか?)
Is this free?
( 無料ですか?)
しかし、実際には値段を聞くことで有料なのかどうかを確認するのが一般的なようです。
How much is it?
(いくらですか?)
charge、fee、price、costという「料金」を意味する単語を使って金額を尋ねることもできます。使い分け方は以下のとおりです。
①charge ホテルの宿泊費や電気代などサービスにかかる料金
How much is the charge?
(料金はいくらですか?)
②fee 医者などの専門家に支払う料金や授業料、入場料
How much is the fee for this?
(手数料はいくらですか?)
③price 食べ物や服など商品の値段
What is the price for this?
(これはいくらですか?)
④cost 商品やサービスなど、さまざまなものの値段
Can you tell me the cost of this?
(これの費用を教えてもらえますか?)
同じように値段を尋ねるだけなのに、さまざまな言い方が可能だと分かりますね。ぜひ覚えて表現の幅を広げていってください。
今回のキーワードを使用した会話例
今回ご紹介した有料や無料という意味の単語を使うと、実際にどんな会話ができるのか例をあげてご紹介します。
例文:
Look!
(見て!)
There’s a beautiful shrine.
(綺麗な神社があるよ。)
Right!
(本当だ!)
I want to visit there.
(見学してみたい!)
Hmm… the admission fee may be expensive.
(うーん、でも入場料が高いかもよ。)
We have a reservation for a Kaiseki meal tonight, don’t we?
(今夜は会席料理を予約しているよね?)
So we should keep some money on hand.
(お金を残しておかないと。)
Let’s ask the staff at the entrance how much it costs to enter.(
入場にいくらかかるか、入口にいる係の人に聞いてみようよ。)
If the admission fee is free, can we visit there?
(無料だったら入ってもいい?)
Sure.
(もちろんいいよ。)
We still have a lot of time.
(まだ時間はたっぷりあるし。)
Excuse me, is admission free or does it cost?
(すみません、入場は無料ですか?有料ですか?)
It’s free.
(無料ですよ。)
Please take your time.
(ゆっくりしていってくださいね。)
Thank you so much.
(ありがとうございます。)
まとめ
今回は、英語で「有料」を表す英単語を例文とともに5つご紹介しました。
どんな場面でそのワードを使えばよいか、イメージできたでしょうか?観光や買い物の時など、実際の生活の中でぜひ使ってみてください。