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更新日:2025年8月14日 英語コラム

【時制「〜している」】進行形と現在形の違いを説明できますか?

初心者さんがつまずきがちな「~している」の英語表現。

日本語では同じ「~している」でも、英語で話すときは現在進行形と現在形を使い分けなければなりません。

例えば「今、勉強している」と「毎日勉強している」について、これらはどちらも日本語で「勉強している」ですが、英語では動詞を適切な形に変える必要があるのです。

両者の違いを正しく理解することで、あなたの英語がより自然でネイティブらしいものになるでしょう!

そこで本記事では、英文法のなかでも「時制」に焦点を当て、進行形と現在形の使い分けについて解説していきます。

具体例を交えながら徹底的に説明するので、これから英語を学ぼうと考えている方も、英語スキルをブラッシュアップしたい方もぜひ一読していただけると幸いです!

現在進行形とはどのようなもの?

1. 現在進行形「be + -ing」

現在進行形は「今まさに行っている動作や状況」を表現することができます。

つまり、話している最中に「あなたがしていること」を表現したいときにピッタリです!

ポイントは「今この瞬間」という時間の限定性。

話者の視点が「現在のある一点」に集中しており、ほとんどの場合その行動・状況はずっと継続しません。

例文:
I am studying English now.
(今、英語を勉強しています。)

She is cooking dinner just now.
(彼女はたった今、晩ご飯を作っているところです。)

They are running along the river.
(彼らはこの瞬間、川沿いを走っています。)

What are you doing?
(あなたは今、何をしているのですか?)

2. 動作動詞と状態動詞の見分け方について

実は、進行形にすることができる動詞は決まっており、基本的に「動作動詞」のみです。

動詞には大きく分けて「動作動詞」と「一般動詞」の2種類があり、その違いは以下の通り。

動作動詞

目に見える動きや、行為そのものを表す動詞(〜する)

  • play(〜する)
  • eat(食べる)
  • go(行く)
  • study(勉強する)
  • watch(観る)
  • swim(泳ぐ)

状態動詞

ある状態が続いていることを表す動詞(〜である、〜している)

  • be動詞 belong(所属している)
  • have(持っている)
  • know(知っている)
  • like(好きである)

続いて、次のようなミスに注意しましょう!

意識していないとうっかり言ってしまう方も多いのではないでしょうか。

「状態動詞」は基本的に進行形にならないのです。

正しい例◯

I am watching YouTube.
(私はユーチューブを観ています。)

→「watch」は動作動詞なので進行形にすることができる。

誤った例×

I am knowing this YouTube channel.
(私はこのユーチューブチャンネルを知っています。)

→「know」は状態動詞なので進行形にすることができない。

最初は動作動詞と状態動詞を見分けることが難しいと思います。

そのため動詞を「~している最中です」と日本語に訳してみてください。

例えば「食べている最中です(eat)」と言うことはできますが「持っている最中です(have)」とは言えませんよね。

進行形は「今この瞬間」というイメージがあるので「最中」という言葉と相性が良いのです。

上手く訳せない場合はたいていが状態動詞なので、進行形にしないように気を付けましょう!

3. 現在進行形とセットで使われやすい英語表現

「今この瞬間」を表す進行形を使うとき、一緒に使われやすい表現があります。

合わせて覚えておきましょう!

now

just now

今まさに

at the moment

今この瞬間

right now

今まさに

 

現在形とはどのようなもの?

現在進行形が「今まさに行っている動作や状況」を表すことに対し、現在形は「過去・今・未来に行っている動作や状況」です。

つまり昨日も今日も、明日も習慣的にやっていることを表現したいときは現在形がピッタリ!

進行形がある瞬間を指しているとすれば、現在形は、ある程度まとまった時間を指しているのです。

1.現在の反復的・習慣的な動作

キーワードは継続性・習慣性です。

いつも行っていることを表現する際に使われます。

例文:
I study English every day.
(私は毎日英語を勉強します。)

She cooks dinner for her family.
(彼女は家族のために夕食を作ります。)

They have a meeting every Tuesday.
(彼らは毎週火曜日に会議があります。)

What do you do?
(あなたは日常的に何をしていますか?→仕事はなんですか?)

2.現在の状態

自分がどのような状態にあるのかを表現したいときは現在形を使います。

そもそも状態動詞を進行形にすることはできないので、必然的に現在形になります。

例文:
I love you.
(私はあなたを愛しています。)

She belongs to a popular K-pop group.
(彼女は人気の韓国アイドルグループに所属しています。)

My mother doesn’t know Osaka Expo.
(母は大阪万博のことを知りません。)

3.変わることのない真実や真理

不変の事実や、広く一般に当てはまることわざや格言などの真理は現在形が使われます。

また科学的な事実や計算式にも現在形が使われます。

簡単にいえば、真実や真理は昨日も今日も明日も変わりませんよね!

例文:
The sun rises in the east.
(太陽は東から昇ります。)

A picture is worth a thousand words.
(百聞は一見に如かず。)

Water freezes at zero degrees Celsius.
(水はセ氏0度で凍ります。)  

4. 現在形とセットで使われやすい英語表現

現在形は「頻度を表す副詞」と一緒に使われることが多いです。

always

いつも

almost always

ほとんどいつも

usually

たいてい

often

よく

sometimes

時々

seldom / rarely

めったに~ない

never

一度も~ない

every day

毎日

every week

毎週

twice a week

週に2回

 

レベルアップのための応用知識

1. 短期間に繰り返されている動作は進行形にできる

現在進行形は「今この瞬間」だけでなくても、ある期間に繰り返されている反復的な動作を表すことができます。

以下の例文は、限られた期間に行われている一時的な継続を指しており、今まで習慣的にはしていなかったけれど、最近始めたというニュアンスを含んでいます。

例文:
He is posting videos on social media these days.
(彼は最近、SNSに動画を投稿しています。)

この用法は「all day(一日中)」や「this week(今週)」などの短期間を表す副詞とよく一緒に使われます。

2. 変化の途中は進行形にできる

「たった今」ではなく何かが変化している最中を表現したいときは、進行形を使うことができます。

使われる動詞は「get(〜に変化する)」や「become(〜になる)」「grow(〜になる)」など。

限定的な使い方ではありますが、意外と良く使われる表現です。

例文:
It is getting dark.
(空が暗くなってきています。)

Our business is growing rapidly.
(私たちのビジネスは急速に成長しています。)

3.近い未来は進行形にできる

 既に決定している近い未来の予定は、現在進行形で表現することができます。

例えば英語圏では「準備できた?」や「どこにいるの?」と聞かれたときに、よく

I’m coming.
(すぐ行くよ!)

と言います。

実際にはまだ行動をしていないのですが、直近の未来を指しているので進行形にすることができるのです。

行動に向かって具体的な準備が進んでいる場合に用いられることが多いです。

例文:
I’m meeting my client tomorrow.
(明日クライアントと会います。)

We are having lunch with our teacher today.
(私たちは今日、先生とランチを食べます。)

4. 決まった未来は現在形にできる

現時点で確定している未来については「will」や「be going to」を使わずに現在形で表現することができます。

例えば電車や飛行機の時刻表について言いたいときにピッタリ!

そもそもタイムテーブルは頻繁に変わるものではないため、現在形と相性が良いのです。

例文:
The train leaves at 9:30.
(電車は9時30分に出発します。)

The presentation starts at 2 PM.
(プレゼンは午後2時に始まります。)

おわりに

進行形と現在形の違いを理解することは、英語でのコミュニケーション能力を大幅に向上させる重要なステップです。

どうしても母語である日本語の影響を受けてしまいますが、「~している」という表現に惑わされることなく英語話者における時間感覚を身につけることが大切。

しかし間違いを恐れすぎるのも良くありません。

まずは完璧に話すことよりも、どんどん英語をアウトプットしていきましょう。

最初は難しくてもだんだんと慣れてきますよ!

あなたの英語ライフがより有意義なものになるよう、陰ながら応援しています。

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