インフラ関連の英語フレーズ集!知らないと損する基本表現をマスターしましょう!
「インフラ(infrastructure)」とは社会を支える基盤のことで、私たちが不自由なく生活するためには欠かせないものです。
道路や電気、水道といった基本的なものから、IT技術を活用したデジタルなものまで、今やインフラなしには私たちの生活は成り立ちません。
このような現代社会において、インフラを的確に説明できる英語スキルは、海外における日常生活だけでなくビジネスシーンで大きなアドバンテージとなります。
特に最近は国際的にIT技術職の需要が増えているので、インフラに関する知識があると重宝される人材になることができるでしょう!
そこで本記事では、インフラにまつわる英語表現をご紹介していきます。
実は、英単語のなかには日本語のカタカナ表記とニュアンスが異なるものや、事前に知っておかなければ意味が伝わらない専門的な単語がたくさんあります。
この機会に、インフラにまつわる英語表現を体系的に学んでいきましょう!
インフラ関連で覚えておきたい基本英単語
1. infrastructure(名詞:インフラストラクチャー、社会基盤)
「インフラ」は資本主義社会に必要不可欠な設備や施設全般を指します。
そしてその「インフラ」の元となっている英語が「infrastructure」。
この単語は「infra(下の)」と「structure(構造)」を組み合わせた単語で、具体的には電気やガス、水道、道路、公共交通機関などが挙げられます。
近年、特に重要視されているインフラは通信網です。
今挙げたものがひとつでも欠けると、生活に支障が出てしまいますよね…。
英語で伝える場合は「インフラ」だけでなく「インフラストラクチャー」まで言い切ってください!
よく使われるフレーズ
- critical infrastructure sectors(重要インフラ)
- aging infrastructure(老朽化インフラ)
- an infrastructure engineer(インフラエンジニア)
例文:
The government announced a massive infrastructure investment plan.
(政府は大規模なインフラ投資計画を発表しました。)
The country’s infrastructure was seriously damaged by the natural disaster.
(その国のインフラは自然災害によって深刻な被害を受けました。)
Digital infrastructure has become increasingly important in modern society.
(デジタルインフラは現代社会でますます重要になっています。)
2. facility(名詞:施設、設備)
インフラをより具体的に言及するときに用いられる英単語が「facility(ファシリティ)」です。
施設や設備を意味し、全般を表す際は「facilities」と複数形になります。
インフラのなかで特定の分野を示す際に重宝する単語です。
よく使われるフレーズ
- public facilities(公共施設)
- medical facilities(医療施設)
例文:
The new sports facility will be completed next year.
(新しいスポーツ施設は来年、完成予定です。)
Educational facilities in rural areas need to be repaired.
(地方の教育施設は修繕が必要です。)
3. utility(名詞:公共事業、ユーティリティ)
インフラのなかでも電気、ガス、水道など基本的な生活にまつわる設備を指す際によく使われるのが「utility(ユーティリティ)」です。
特に複数形の「utilities」として使われることが多く、生活に欠かせない公共サービス全般を表現します。
「public utilities(公共事業)」という形でも頻繁に使用され、TOEICでも頻出する単語です。
よく使われるフレーズ
- an electric utility(電気公益事業)
- utility bills(公共料金)
More than 50% of residents hope to increase the number of public facilities.
(50%以上の住民たちが公共施設の数を増やすことを望んでいます。)
4. network「名詞:ネットワーク、網」
インフラは独立せず、違いが上手く連結していることが大切です。
例えばA街とB街で交通標識が違えば戸惑うと思います。
このような繋がりについて言及したいときは「network(ネットワーク)」が便利です。
交通網や、通信網など、相互の結びつきに焦点を当てているときに用いられます。
よく使われるフレーズ
- transportation network(交通・通信網)
例文:
The railway network connects many major cities.
(鉄道網は多くの主要都市を結んでいます。)
It’s important for the country to build a reliable network infrastructure.
(その国にとって信頼性のあるネットワークインフラを構築することが重要です。)
種類別インフラの専門用語をご紹介
続いてインフラにはどういったものがあるのか、種類ごとにご紹介します。
1. 生活インフラ(Basic Infrastructure)
私たちの基本的なニーズを満たす公共及び民間のサービスのことです。
生活インフラの具体例
- drinking water(飲料水)
- sanitation(公衆衛生)
- energy(エネルギー)
- mobility(移動)
- waste collection(ごみ収集)
- health care(医療)
- education(教育)
- information(情報)
- communication(通信)
2. 交通インフラ(Traffic Infrastructure, Public Transportation Networks)
交通インフラは社会的活動をするうえで重要な分野です。
主に物流を支える様々な交通手段とその関連設備を指します。
交通インフラの具体例
- highway(高速道路)
- railway(鉄道)
- subway/metro(地下鉄)
- airplanes(飛行機)
- seaport(海港)
- bridge(橋)
- tunnel(トンネル)
3. エネルギーインフラ(Energy Infrastructure)
現代社会の動力源となるエネルギーインフラは、電力供給から再生可能エネルギーまで幅広い分野を含んでいます。
エネルギーインフラの具体例
- generation(発電)
- transmission(送電)
- distribution of electricity(配電)
- natural gas pipelines(天然ガスパイプライン)
- oil refineries(製油所)
- solar panel(太陽光パネル)
- wind turbine(風力タービン)
- nuclear reactor(原子炉)
- hydroelectric dam(水力発電ダム)
4. デジタルインフラ(Digital Infrastructure)
インフラのなかでも、私たちの生活のなかで重要になってきているデジタルインフラ。
デジタルサービスを可能にする物理的なハードウェアとソフトウェアベースのテクノロジーのことを指します。
簡単に言うと、インターネットで通信を行うためのシステム環境のことです。
デジタルインフラの具体例
- hardware(ハードウェア)
- software(ソフトウェア)
- Networks(ネットワーク)
- Data centers(データセンター)
- Cloud computing(クラウドコンピューティング)
- Cybersecurity systems(サイバーセキュリティシステム)
これらインフラの内容を知っておくことで、より具体的な内容について自身の考えを発信することができます!
おわりに
本記事では「インフラ」に焦点を当て、ぜひ覚えて欲しい英単語と英語フレーズをご紹介しました。
基本的な「infrastructure」をはじめ「utility bills」や「cloud computing」など専門的なインフラも知っておくことでより有意義なコミュニケーションを取ることができるでしょう!
特にビジネスでインフラに携わる方は「デジタルインフラ」の知識を身につけておくと大きなアドバンテージになると思います。
あなたの英語ライフがより実りあるものとなるよう、陰ながら応援しています。