IELTSスコアの目安は?留学・移住・大学入試で必要なレベルを徹底解説

「IELTS(アイエルツ)のスコアは何点からすごい?」
「留学に必要な点数の目安はどれくらい?」と疑問に思っていませんか。
この記事では、基本的な試験概要から、TOEICなど他の英語試験とのスコア換算、目的別のスコアの目安、スコアアップのポイントまで、初心者にも分かりやすく解説します。
初めてIELTSを受験する人も、具体的な目標スコアを設定したい人も、この記事を読んで必要なスコアを明確化させましょう。
IELTSとは?知っておきたい基本知識
IELTSとは「International English Language Testing System」の略称で、英語を母語としない人の英語力を測るための国際的な試験です。
このテストスコアは、海外の大学に留学する際の入学基準や、永住・就労ビザの申請要件として世界各国で広く採用されています。
イギリス発祥の試験であることから、イギリス英語が中心となっている点が特徴のひとつです。
アメリカ英語が中心のTOEFLに並ぶ国際的な英語試験として位置づけられています。
試験概要
IELTSは、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能の英語力を測ります。
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セクション |
内容と問題数 |
時間 |
|
Listening(リスニング) |
4パート・40問 |
30分 |
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Reading(リーディング) |
3パッセージ・40問 |
60分 |
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Writing(ライティング) |
2問(タスク1、タスク2) |
60分 |
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Speaking(スピーキング) |
3パート |
11~14分 |
リスニング・リーディング・ライティングの3技能は、各セクションに休憩がなく、続けて実施されます。
スピーキングについては、同日の午後、または別日に行われます。
2種類の受験形式:ペーパー版とコンピュータ版の違い
IELTSには、ペーパー版とコンピュータ版の2種類の受験形式があります。
主な違いは、次の表のとおりです。
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ペーパー版 |
コンピュータ版 |
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解答方法 |
手書き |
タイピング |
|
結果開示 |
試験から13日後 |
試験から1~5日後 |
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試験日程 |
月3~4回程度 |
実施日が多め |
また、指定会場での受験とは別に、自宅で受験ができる「IELTS Online」という選択肢もあります。
ただし、オンライン版のスコアを認めている機関は限定的であるため、受け入れ先に確認しておくことが大切です。
2種類の試験タイプ:アカデミックとジェネラルの違い
IELTSには、「アカデミック(Academic)」と「ジェネラル・トレーニング(General)」の2種類があり、いずれかを選択します。
「アカデミック」は、英語圏の大学や大学院へ留学することを目的とする人向けのテストです。
一方で「ジェネラル」は、英語圏の国に移住・就職することを目的とする人向けのテストです。
リスニング・スピーキングは両形式で共通ですが、リーディング・ライティングは出題内容がそれぞれ異なります。
スコアの見方:バンドスコアとオーバーオールスコアの違い
IELTSのスコアは、1.0(最低)から9.0(最高)の数字で評価され、0.5刻みでレベルが細かく分かれています。
4技能それぞれにつく「個別スコア」のことは、「バンドスコア」と呼ばれています。
4技能の各バンドスコアを合計し、4で割った平均値をもとに算出される「総合スコア」のことは、「オーバーオールスコア」と呼ばれます。
一般的に、英語圏の大学出願やビザ申請ではオーバーオールスコアが基準として参照されます。
ただし、各技能のバンドスコアにも最低基準が設けられている場合があります。
IELTS・CEFR・英検®︎ ・TOEFL・TOEICのスコア換算表
IELTSのスコア指標は、他の英語試験の指標と相対的に比べてどうなのか気になる方も多いでしょう。
文部科学省の資料によると、各試験のスコア換算は以下のとおりです。
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IELTS |
CEFR |
英検®︎ |
TOEFL iBT |
TOEIC L&R |
|
8.5 – 9.0 |
C2 |
|||
|
7.0 – 8.0 |
C1 |
1級 |
95 – 120 |
945~ |
|
5.5 – 6.5 |
B2 |
準1級 |
72 – 94 |
785~ |
|
4.0 – 5.0 |
B1 |
2級 |
42 – 71 |
550~ |
|
3.0 |
A2 |
準2級 |
225~ |
|
|
2.0 |
A1 |
3級 – 5級 |
120~ |
(引用元:文部科学省 各試験団体のデータによるCEFRとの対照表)
この資料から分かるとおり、「IELTS 5.5〜6.5」が中上級レベル、7.0以上が高い英語力を証明できる上級レベルといえるでしょう。
目的別・IELTSスコアの目安
IELTSのスコアの目安は、受け入れ先の基準によって大きく異なります。
詳しくは留学先の大学やビザの申請をする政府機関で定めるスコアを確認する必要がありますが、ここでは一般的にいわれているスコアの目安を目的別に解説します。
海外の大学・大学院の進学に必要なIELTSスコアの目安:6.0~6.5
海外の大学(学部)に進学する場合、「IELTS 6.0〜6.5」がひとつの目安とされています。
ただし、名門大学では「7.0以上」のスコアを求められることもあります。
英語圏の大学院では、一般的に「6.5以上」が基準とされ、学校によっては「7.5」を求められる場合もあります。
海外移住・就労に必要なIELTSスコアの目安:5.0~6.5
海外移住や就労ビザの申請に必要なIELTSのスコアは、国・職業・ビザの種類によって異なりますが、一般的には「5.0〜6.5」程度がひとつの目安とされています。
ただし、管理職や専門職は、より高いスコアを求められるケースもあります。
国内の大学入試に必要なIELTSスコアの目安:4.0~6.0
日本の大学の中でも、IELTSのスコアを優遇制度として活用するケースが増えてきています。
活用方法は、出願資格として認められる場合や、入試に加点される場合、英語試験が免除される場合などさまざまです。
必要なスコアは大学や学部によって異なりますが、一般的に「4.0〜6.0」を基準とするケースが多く見られます。
ただし、難関大学や英語系の学部であれば、6.0〜6.5以上のスコアを求められることが多く、場合によっては7.0を基準に設定している学校もあります。
IELTSのスコアをアップさせるには?
自分に必要なスコアの目安が分かったら、目標スコアに到達するために具体的な戦略を立てましょう。
ここでは各セクションの解き方のポイントや勉強法をご紹介します。
リスニングのポイント:設問の先読み
リスニング時の重要なポイントは、設問の先読みです。
あらかじめ何が問われるのかを把握しておくことで、集中して聞くべきポイントを絞ることができます。
勉強法のひとつとして、イギリス英語を聞き慣れていない人はアクセントに慣れておくことが大切です。
IELTSのリスニング問題は、アメリカ英語、オーストラリア英語、ニュージーランド英語、カナダ英語も使われますが、イギリス英語が中心です。
そのため、BBCのコンテンツやポッドキャスト、動画などを活用して日頃から耳を慣らしておきましょう。
リーディングのポイント:時間配分
3つのパッセージに対して40問を60分で解答する必要があるので、時間切れになりやすいセクションです。
そのため、問題によっては設問を先読みし、主旨をつかむためにざっくりと読むスキミングや、解答に繋がる情報をピンポイントで読むスキャニングを使い分けることが重要です。
知らない単語に時間を取られて読解スピードが落ちないように、IELTS用の単語帳や公式問題集を使って語彙力を強化しておきましょう。
ライティングのポイント:構成力
ライティングのポイントは、構成力です。
タスクは2つありますが、何をどんな順番で書けば論理的な流れになるか、ライティングの型はある程度決まっています。
そのため、ライティングの勉強をする際は構成パターンに応じた使える表現を覚えておき、どんなテーマの問題でも型に沿って文章を組み立てられるようにしておくことが大切です。
スピーキングのポイント:沈黙しない
スピーキングは、試験官と1対1の対話形式で行います。
評価基準の1つに「流暢さ」があるため、できる限り沈黙せずに会話を続けることが大切です。
勉強法としては、質問を聞き返す時や会話に詰まった時、自分の意見を述べる時などに使えるフレーズをいつでも引き出せるように覚えておきましょう。
また、日頃から英語を声に出してアウトプットする環境を作っておくこともスピーキング力を伸ばすうえで欠かせません。
独学では頭打ちしやすい部分なので、オンライン英会話を活用して実際のテスト環境に近い形で試験対策を行うと効果的です。
まとめ:QQEnglishでIELTS対策をしよう!
IELTSのスコアの目安は、目的によって次のように整理できます。
- 海外の大学:6.0~6.5
- 海外移住や就労:5.0~6.5
- 国内の大学入試:4.0~6.0
目標スコアが明確になったら、4技能の英語力を上げるために学習プランを立てることが重要です。
リスニングやリーディングは、独学でも問題集を解いて本番形式に慣れておくことで一定のスコア向上が期待できます。
しかし、ライティングとスピーキングは、自己採点が難しく自分で弱点を見つけにくいため、独学では限界を感じやすいセクションです。
効率的にスコアアップを目指す方は、専門講師によるフィードバックを受けながら学習する方法がオススメです。
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自分に合ったサポートを取り入れながら、早めに対策を始めて、確実にスコアアップを目指しましょう。


















