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更新日:2025年6月6日 英語コラム

「耳」を使った言葉は英語でどう言う?耳に関する英語表現を徹底解説!

「耳」を英語で表現する場合、多くの方が「ear」を思い浮かべるでしょう。

しかし「耳を澄ます」「空耳」など、「耳」を使った表現豊かな日本語は英語でどう表現したらよいでしょうか。

この記事では、「耳」を表す英語や発音といった基本的な内容から、「耳」がつく慣用句や熟語の英語表現といった発展的な内容まで解説します。

英語のおもしろいフレーズに触れて、英会話や英作文に活かしましょう。

「耳」を表す英語「ear」

冒頭でも触れましたが、「耳」を英語で表す場合、「片耳」は単数形の「an ear」、「両耳」は複数形の「ears」を使います。

耳そのもののことではなく、「音を聴き取る能力=聴力」のことを表す英単語は「hearing」です。

「ear」と「year」の発音の違い

「ear」と発音の紛らわしい単語に「年」を意味する「year」があります。

「ear」の発音記号は、イギリス英語が/ɪər/、アメリカ英語が/ɪr/です。
「year」の発音記号は、イギリス英語が/jɪər/、アメリカ英語が/jɪr/です。

どちらもカタカナでは「イヤー」と表記されてしまうため、両者の発音の違いをおさえておきましょう。

「ear」の/ɪ/の発音は、厳密には「イ」と「エ」の中間の音ですが、ア行の「イ」に近い発音です。

「イヤー」とカタカナのまま発音した場合、「ear」と認識されることがほとんどです。

一方で「year」の/jɪ/の発音は、ヤ行の「yi」に近い発音です。

現代仮名遣いのや行は「やゆよ」のみですが、や行を意識して「jɪ」を発音するのがコツです。

「耳」に関する英語表現

ここからは「耳たぶ」や「耳鳴り」など、日常でよく使う「耳」関連の英単語を見ていきましょう。

「耳」の一部

  • earlobe(s)(耳たぶ)
  • inner ear(内耳)
  • outer ear(外耳)
  • eardrum(鼓膜)

「耳」に付けるもの

  • earplugs(耳栓)
  • earmuffs(耳あて)
  • earrings(イヤリング/ピアス)
  • earphones(イヤホン)
  • headphones(ヘッドフォン)

「耳」のトラブル

  • hearing loss(難聴)
  • deaf(耳が聞こえない)
  • earwax(耳垢)
  • ringing / buzzing(耳鳴り)

補足説明として「耳鳴り」を表す「ringing」はキーンとするような高音の耳鳴り、「buzzing」はブーンとするような低温の耳鳴りのことを指します。

例文:
My ears are ringing a little bit.

(少しキーンとした耳鳴りがします。)

「耳」を使った慣用句の英語表現

日本語には「耳」を使った慣用句がたくさんあります。

英語にも似たイディオムがあるものと、対応する定型表現がないものがあります。

ここからは、各慣用句のニュアンスを捉えた英語表現を見ていきましょう。

耳を貸す

相手の話や相談を聞いてあげることを意味する「耳を貸す」の英語表現は、同じく「貸す」という単語「lend」を使って「lend an ear」で表現できます。

例文:
Our teacher always lends an ear to our voices.

(先生はいつも私たちの声に耳を貸してくれる。)

聞く耳を持たない/耳を貸さない

「聞く耳を持たない/耳を貸さない」は相手の発言を聞く気がないさまを表した慣用句で、英語にも同様の意味を持つイディオム「turn a deaf ear」があります。

例文:
He turned a deaf ear to my suggestion.

(彼は私の提案に耳を貸さなかった。)

耳を疑う

聞いたことが信じられない様子を表す「耳を疑う」の英語は、「not believe one’s ears」を使って表現できます。

例文:
I couldn’t believe my ears when my mother said she won the lottery.

(母が宝くじに当たったと言ったとき私は耳を疑った。)

耳を澄ます/耳をそばだてる/聞き耳をたてる

「耳を澄ます/耳をそばだてる/聞き耳をたてる」は集中して何かを聞こうとする行為を指すので、同じ意味を持つイディオム「strain one’s ears」で表現できます。

「strain」は「神経などを研ぎ澄ます」という意味の単語です。

例文:
I strained my ears to catch what he was saying in the noisy cafe.

(騒々しいカフェの中で彼が何を言っているのか私は耳を澄ませた。)

耳が痛い

慣用句の「耳が痛い」は、自分の弱点や欠点をつかれて聞くのがつらい状態を表しています。

英語での定型フレーズはありませんが、「話すと誰かを動揺させたり怒らせたりする可能性のあるもの」を意味する「sore spot」で表現できます。

「sore spot」は直訳すると「痛い所」ですが、比喩的に「弱点」という意味を表します。

例文:
His advice hits a sore spot with me.

(彼の助言は耳が痛い。)

耳が遠い

耳の聞こえが悪いことを意味する「耳が遠い」の英語は、「難聴」を意味する「hard of hearing」を使って表現できます。

例文:
My grandfather is hard of hearing, so he sometimes wears hearing aids.

(私の祖父は耳が遠いので、ときどき補聴器を付けています。)

耳が早い

「耳が早い」とは情報を聞きつけるのが早いことを指す表現ですが、英語のイディオムにも似た表現があります。

「have [keep] one’s ears to the ground」は直訳すると「地面に耳をくっつけている」ですが、比喩的に「周囲の情報に注意を払う」という意味を表します。

例文:
It’s essential for journalists to keep their ears to the ground.

(耳の早さはジャーナリストにとって重要だ。)

耳に残る

「耳に残る」とは、声や音が頭から離れなくなることを指すので、「stuck in one’s head」で表現できます。

「stuck」には「行き詰った」という意味があります。

例文:
The catchy song has been stuck in my head all day.

(そのキャッチーな曲が一日中頭から離れない。)

耳にする/耳に入る/小耳にはさむ

「耳にする/耳に入る/小耳にはさむ」は情報などを自然と聞くニュアンスなので、同様の意味の「overhear」を使って表現できます。

例文:
I accidentally overheard her talking about the surprise party.

(たまたま彼女がサプライズパーティーの話をしているのを耳にした。)

耳にたこができる

同じことを何度も聞かされてうんざりすることを慣用句で「耳にたこができる」と言いますが、英語には同じ定型表現がありません。

そのため、「~するのにうんざりしている」を意味する「be tired [sick] of」や「be fed up with」で言い表すことができます。

例文:
I’m tired of hearing the same complaints from him over and over again.

(彼から同じ愚痴を何度も聞かされて耳にたこができる。)

寝耳に水

「寝耳に水」は、思いがけない出来事や知らせに驚くことをたとえた慣用句です。

類義語に「青天のへきれき」がありますが、その英語表現が「a bolt from the blue」です。

直訳は「青空に稲妻が走る」で、予測不能の出来事に驚くさまを表しています。

例文:
The sudden resignation of my colleague was a bolt from the blue.

(同僚の突然の辞職は寝耳に水だった。)

「〇〇耳」の英語表現

「耳」の前に言葉を置いて熟語をつくると、さまざまな表現が生まれます。

ここからは日常的に使われる熟語の英語表現を見ていきましょう。

空耳

何か聞こえたような気がすることを指す「空耳」の英語は、幻聴のことを言い表した「hearing things」がぴったりでしょう。

例文:
I thought I heard a noise, but I was just hearing things.

(物音が聞こえたと思ったけど、ただの空耳だった。)

地獄耳

「地獄耳」の英語には、「have big ears」という定型表現があります。

「have big ears」は文字どおり「大きな耳がある」という意味もありますが、「自分が参加していない会話を盗み聞きする」という意味もあります。

例文:
Don’t say that so loud. She has big ears.

(そんな大きな声で言わないで。彼女は地獄耳だから。)

初耳

「初耳」の英語表現は、「That’s news to me.(それは初耳です。)」という決まり文句を応用して使えます。

例文:
The announcement was news to us.

(その発表は私たちにとって初耳でした。)

福耳

「福耳」は「plump ears(ふくよかな耳)」や「fleshy earlobes(肉づきのいい耳たぶ)」を使って表現することができます。

しかし、縁起がいいとされる「福耳」のニュアンスは含まれていないため、必要に応じて例文のように補足説明する必要があります。

例文:
In Japanese culture, plump ears are believed to bring good fortune.

(日本の文化では、ふっくらとした耳は幸運をもたらすと信じられています。)

まとめ

耳に関する英語表現は、日常英会話で使いこなせると便利なものばかりです。

この記事で解説したフレーズを英会話や英作文に取り入れて表現の幅を広げてみましょう。

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