「could」と「could have done」の違いを簡単に覚えられる3ステップ
使えば使うほど違いが見えてくる!
似たような英語の違いを覚える場合、例文を読んだり、解説文をなんども読んで違いを照らし合わせる事が多くあります。
頭の中には「なぜ?」がありながらも、通じたり通じなかったりする英会話を続けるうちに、気づいたら自然と違いが分かるようになることは、実は英語ではよくあります。
日本語でも微妙なニュアンスは、外国人に説明しづらいことと同じですね。
英語の勉強で大切なのは、ある程度例文を作ったり解説を読んだ後は、自分でその英語を使う事なのです。
今回は言葉では説明しづらい「could」と「could have done」の違いを例文と共に説明していきます。
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「could」を使った例文
「can」の過去形の場合
「can」の過去形は、とてもシンプルで、自分で作った「can」の例文などを「could」に変えるだけで文章が成り立ちます。
様々な文章を過去形に変えてみると日常会話にもつながっていくので試してみてください。
(私は昨晩の英語のレッスンを楽しめました。)
この文章は昨日の事についての感想を話しています。
日常で、昨日の事や一昨日の出来事を思い出して「could」を使った文章を作ってみてください。
(私達はセレブ達にコンサートの後会う事ができました!)
この文章で、~の後に~する事ができたというシチュエーションです。
例えば、「I could drink with my friend after work.」で仕事の帰りに友達と飲みに行けたという文章を作る事もできます。
より自分の生活に合った例文を作る事ができると覚えやすくなります。
可能性の場合
近い未来で何かをする可能性や、何かが起こる可能性のシチュエーションで使われます。
「can」でも通じますが、「could」は「can」のシチュエーションよりはそれが起こる可能性が低い時に使われます。
簡単に考えると、「~できるけどもしかしたらできないかもしれない」と100%では無い時の事を頭に入れておいて頂ければ覚えやすくなります。
(あなたが東京に来る時、もし私の両親が居なかったら私のところに泊まって良いよ。)
この文章は、もし居なかったら~できるけど居たらできないよ、という100%では無いシチュエーションで使われます。
「~できるけどもしかしたら」と言うシチュエーションがあれば、それを例文に使ってみてください。
(私達の次の旅行を考えよう!私達はお金を貯めれば来年ハワイにいけるよ!)
この文章は、「もし~したら~できる」というシチュエーションです。
「お金があれば~できる」「仕事がもらえたら~できる」などと条件が付いた場合の可能性について話している文章です。
現実的では無い場合
現実的では無い場合は、本当はこうしたいけど実現することはほとんどない時に使われます。何かが良すぎてそれに対してずっと~できるというシチュエーションで使われます。
例文を見て、自分の日常生活と合わせてみてください。
(このホテルはとても居心地が良い!私はここに永遠に居れるよ。)
この文章は、居る場所が良すぎてそこから離れたく無いというシチュエーションで使われます。旅行先、デート、娯楽などの楽しい場所でこの場から離れたく無い時があったらぜひ使って見てください。
(お寿司が美味しすぎて私は毎日お寿司を食べられます。)
この文章は美味しい食べ物を食べた事によって毎日その食べ物を食べても良いくらいというシチュエーションで使われます。
大好きで毎日続けられるなら続けたいと思う時に例文を作ってみてください。
自分の大好きな事に対して文章を作り、それを会話に入れることができると英会話も楽しくなっていきます。
「Could have done」を使った例文
現実的で無い場合
現実的で無い場合は、本当ならこうしていたいと頭の中では考えるけれど、実際には実行しない時に使われます。
日常会話でよく、「自分なら~する」と言いながら実際には行わない時がありますが、そのような時を想像して頂ければ覚えやすくなります。
(私の生徒達は凄く失礼で、もし彼らがまた話したら怒鳴っていたわ。)
この文章は、「また話していたら」と一言添えていますが、実際には怒鳴っていないというシチュエーションです。
この場合は、心の中では怒鳴りたい気持ちの方が大きいため、言葉に出して「また」と言っていますが、現実的には怒鳴る事が実現できない環境にいます。
日常会話で他人ができなかった事に対して実際にやるわけでは無いけど「私だったら~している」というようなシチュエーションで使う事ができます。
(もしお金持ちだったら私はこの家を買えたよ!)
この文章は「もしお金持ちだったら」と、今はお金が無いので現実的では無いというシチュエーションです。
夢のようで現実的で無い場合や、未来では現実的になりそうだけど今はそうで無い場合で使うことができます。
可能性はあっても現実で起こらなかった場合
可能性があっても実際に現実で起こらなかった場合は、過去の出来事に対して「もしかしたら~だったかもしれない」などと、実際には起きていないけどその可能性があったというシチュエーションで使われます。
例文を見て、どのようなシチュエーションで使われるか参考にしてみてください。
(どうしてあなたはヘルメットを被らなかったの?あなたは車に轢かれていたかもしれないのよ!)
この文章は、ヘルメットが無かった事により、事故に遭っていたら危険な目にあったと注意しているシチュエーションです。
日常会話では「もし~していなかったら~になっていた」という「もし」のシチュエーションで使う事ができます。
(私は転ばなければ勝っていたと思う。)
この文章は「~していなければ~していた」というシチュエーションです。
実際に起きてしまったのでどうにもならない時も、何かをやらなかった事に対して後悔したというシチュエーションでも使われます。
否定形で不可能である場合
不可能である場合は、「could not/couldn’t」とその過去形の「could not have done/couldn’t have done」で「~することはできない」または過去形で「~することはできなかった」と使われます。
何か日常の出来事に対して「私は〜できない・できなかった」や、「〜以上は無い・無かった」というようなシチュエーションで使われます。
少し難しいかもしれませんが、例文で紹介していきます。
(私は自然が好き。私は汚い街に住む事はできない。)
この文章は自然が好きなために、汚い街に住む事が不可能であるという事を表しています。
何か嫌いな物に対して、それをする事が不可能な時に使えるので嫌いな事やある事が好きすぎて他の事はできないシチュエーションを考えてみてください。
(あなたの結婚式はとても素晴らしかったわ!あなたはとても美しかった!)
この文章で使われる「couldn’t have been better」は「これ以上良い事はありえない」と、この結婚式を超えられるすばらしさは無い程素晴らしかったという表現をしています。
日本語で「〜以上は不可能」と直訳してしまうと文章がおかしくなるので、それぞれに合わせて訳していますが、この様なシチュエーションがあったら例文を思い出してみてください。
回数を重ねて自分の言葉にする
今回は「could」と「could have been」の違いを例文と共に説明しました。
シチュエーションごとに使い方が少しずつ違うので、少し混乱する場面はありますが、回数を重ね、自分の実際に起こっているシチュエーションを使って例文を作る事によって違いや使い方を覚える事ができます。
最初は難しいと感じても、何度も繰り返し日常でも使ってみてください。
インプットした後は、アウトプットが大切です。
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